
インフルエンザワクチンの接種時期について、
現在妊娠待ちの方、ワクチン予約後に妊娠判明された方は、
接種すべきかどうか非常に迷われることと思います。
最近、この件に対するお問い合わせが多くあります。
私の見解としては、
その有益性と危険性から考えて、
よほど全身状態が悪くない限り、
接種したほうが良いと考えています。
その理由として、
1)現在、日本で使用されるインフルエンザワクチンは、
生ワクチンではないので重い副作用は起こらないと考えられます。
2)妊娠初期にインフルエンザワクチンを接種しても、
接種しない一般妊婦さんに比べて、
流産や先天異常児の発生率に差がなかったとする研究結果があります。
3)妊娠初期のインフルエンザワクチン接種により、
流産や先天異常の発生リスクが高くなったという研究報告は
現在のところありません。
4)仮に妊娠初期にインフルエンザウイルスに感染した場合、
妊婦さんは免疫力が低下しやすいので、
その症状が重症化する危険性があります。
5)アメリカの予防接種諮問委員会(ACIP)による勧告では、
インフルエンザシーズン中に妊婦である女性の
インフルエンザワクチン接種を妊娠週数に関わらず推奨しています
(MMWR 2009, Vol. 58 RR-8)。
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