《囈(23)“2021年6月!?!”❖21-182❖》

オリヅルラン(折鶴蘭) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Chlorophytum comosum(Thunb.) Jacques
別名: ナカフオリヅルラン(中斑折鶴蘭)
ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭)
学名:Chlorophytum comosum ' Variegatum'
《“東伊豆・北川にて!?!”❖2021/06/09❖》
オリヅルラン(折鶴蘭)=ナカフオリヅルラン(中斑折鶴蘭)、
ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭) ;
オリヅルランは、観賞用の園芸種。普通、白色の斑入り品種が栽培されている。
茎高1m以下。根茎は傾伏(初め、水平に広がり、その後上向きに育つ)。
根は肉質、両端が狭くなり(紡錘形)、直径10㎜以下。乾燥に強いが、寒さに弱い。
線形の葉が根出状に生え、緑色で柔らかく伸び先端は尖り艶はない。
細長い花径を数本のばし途中や先に白い小さい6弁花を1つずつつける。
雄蕊6本。花弁は長円形、長さ10㎜以下で反曲する。
品種の代表各は、 'Variegatum'(ソトフオリヅルラン) , 'Vittatum'(ナカフオリヅルラン) 。
*       *       *        *        *
今年の6月は、“コロナ”問題に振り回されたのだが、危険度の詳細は未発表???
感情的な危険を強調、煽動し、真摯な感染内容が伝わって来ない。。。!
行動は個々人の責任、と例年通り、野生紫陽花を見に伊豆半島へ出掛けた。
野生紫陽花は、大方は元気だったが環境整備で姿を消した株があったのは残念。
一方、日本固有種の紫陽花を栽培してる植物園に出会えたことは幸いであった。
又、観光地と言うより保養地と感じた宿の庭で見た折鶴蘭、素朴で気に入った花。
「令和参年(皇紀2681年)6月30日、記」



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《眼福(150)“天神原植物園(6)!?!”❖21-181❖》

特定できない花。葉の形が独特で面白い!!
《“不明の植物!?!”❖2021/06/09❖》
ササユリの里“天神原植物園”は、南伊豆天神原高原の中に位置する。
この植物園は、日本の固有植物を植栽していると紹介されている。
訪れて驚いたのは、春~初夏の植物、紫陽花とササユリのコラボが見られた事。
ササユリは、咲き始めで数も少なかったが、手鞠紫陽花の群落は、凄いの一言だった。
そんな中、散策を始め、夢中で寫眞を撮って居たのだが・・・!!
後で画像を整理していると、見慣れない葉を見つけた。
形からすると、「ハカマカズラ (袴葛)」バウヒニア(ハカマカズラ)属の植物か??
花は、蕾状態で花の形等は、分からない。
葉の形が羊のひづめに似ているので「ヨウテイボク(羊蹄木)」という名もある。
(Bauhinia japonica:バウヒニア・ジャポニカ) 日本では何所で自生しているのだろうか??
植物園管理者に聞けば良いのだが、来年再訪して確認してみたい。
心惹かれる、植物園。楽しみが一つ増えた。
「令和参年(皇紀2681年)6月29日、記」



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《眼福(149)“天神原植物園(5)!?!”❖21-180❖》

ヤマホタルブクロ(山螢袋)     キキョウ科(Campanulaceae )
学名:Campanula hondoensis Kitam
Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi
《“日本固有種植物(7)”❖2021/06/09❖》
ヤマホタルブクロ(山螢袋);
画像のヤマホタルブクロの花色は、濃い赤紫で鮮やか。遠目でもよく目立った。
ホタルブクロとのもう一つの違いは、萼片が上にちょっと突き出したように膨らむこと。
ホタルブクロ の高山種と言える。ホタルブクロの日本固有の変種。
茎には粗い毛が生え、根生葉は花期には枯れてなくなる。
根生葉は基部が円形~心形、葉柄は長く、毛があり、翼がない。
茎葉は互生し、長さ5~8㎝、幅1.5~4㎝、葉柄に翼がある。
花冠は長さ4~5㎝の鐘形。先が浅く5裂し濃赤紫色~白色で内面に斑点があり長毛がある。
萼筒の先は5裂し、波打ち、湾入部分が膨らみ、付属体は無い。雄蕊5個は花冠と離生し、
糸の基部は倒台形、有毛で、基部に蜜を溜める隙間がある。
蕾のうちに花粉が出て、花柱につく。花柱に付着した花粉が無くなった頃、
雌蕊の柱頭が3裂して開き、虫が運んできた花粉を受粉する。
「令和参年(皇紀2681年)6月28日、記」


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《眼福(148)“天神原植物園(3+1)!?!”❖21-179❖》

テイカカズラ(定家葛)    キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Trachelospermum asiaticum (Siebold et Zucc.) Nakai
別名: マサキノカズラ(柾葛)
《“日本固有種植物(5)”❖2021/06/09❖》
テイカカズラ(定家葛);
名前は藤原定家が慕っていた皇女が病のために亡くなった後、
蔦葛(つたかずら)となって、皇女の墓石にまつわりつく、という謡曲の「定家」に由来する。
茎の途中から気根を出し木や岩壁を這って広がり、枝に淡褐色~褐色の毛が密生する。
葉は、全縁、革質で光沢がある。葉裏は黄緑色、緑色の葉脈が細脈まで明瞭に見え、
無毛だが、時に短毛が見られる。枝葉は楕円形でやや大きい。
集散花序に白花が多数つく。花は高杯(たかつき)形。先は5裂し、風車のような形。
中心基部は、橙黄色。萼片は披針形。
チョウセンテイカカズラ は、無毛品種で変種分類だが、変化があり、区別が難しい。
チョウジカズラ は、海岸に生え、葉と花が大きい。花は直径3㎝以上になる。
ケテイカカズラ は、葉裏や萼などに毛が多く、萼片が長い。花冠が白色、基部が黄色。
サカキカズラは、葉裏の細脈が不明瞭、花が小さく花冠の裂片が捻じれて幅が狭く見える。
「令和参年(皇紀2681年)6月27日、記」







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《眼福(147)“天神原植物園(3)!?!”❖21-178❖》

シライトソウ(白糸草)    シュロソウ科(Melanthiaceae)
学名:Chionographis japonica Maxim.
咲き始めの茎・花
《“日本固有種植物(3+1)”❖2021/06/09❖》

名前は単純明快。花は下から順に咲いていき最盛期にはビン洗いのブラシのようになる。
根生葉は長さ3~14㎝の倒卵形、縁には細かい波状鋸歯があり、葉柄には翼がある。
ショウジョウバカマのようなロゼットを形成する。茎葉は線形。
茎の頂部に白いブラシ状(穂状)花序をつけ両性花と雄花とがある。
花には花被片が6枚あり、上の花被片4枚は長さ約1センチの線形で先が少し広がる。
下の花被片2枚と雄蕊6本、雌蕊1本はごく小さいので肉眼ではわかりづらい。
花序は白い線形の花被片が花茎にブラシ状についているように見える。
よい香りがする。花序の下には線形の苞が数枚ある。
「令和参年(皇紀2681年)6月26日、記」





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《眼福(146)“天神原植物園(2)!?!”❖21-177❖》

カザグルマ(風車)    キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis patens Morr. et Decne.
種子だけ見ると、ハンショウズルそっくりだ。
《“日本固有種植物(3)”❖2021/06/09❖》
カザグルマ(風車)    キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis patens Morr. et Decne.
テッセン (クレマチス) にそっくりなので西洋の園芸種に見えるが、日本に自生する野草。
シーボルトによって渡欧した風車が、品種改良されテッセン(クレマチス)として里帰り。
国の絶滅危惧種Ⅱ類。葦毛湿原など湿地の近辺などにわずかに自生している。
葉は羽状複葉、小葉は長さ3~7㎝、幅1.5~5㎝の卵形、3~5個つく。
花は直径7~12㎝。花弁はなく、花弁のように見えるのは萼片。萼片は6〜13枚。
花柄は長さ4.6~10㎝。雄蕊は多数、葯は長さ6~8㎜の線形。日本固有種。
「令和参年(皇紀2681年)6月25日、記」
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《眼福(146)“天神原植物園(1)!?!”❖21-176❖》

ルリトラノオ(瑠璃虎の尾) オオバコ科(Plantaginaceae)
学名:Pseudolysimachion subsessile (Miq.) Holub var. ibukiense T.Yamaz.
Veronica subsessilis (Miq.) Carriere var. ibukiensis (T.Yamaz.) Albach
別名:ヴェロニカ
《“日本固有種植物(2)”❖2021/06/09❖》
ルリトラノオ(瑠璃虎の尾);
伊吹山に自生する事で知られている。古くから観賞用に栽培されてきた。
自生種には白い短毛が見られる。
花冠の筒部があることなどからルリトラノオ属 Pseudolysimachion に分類される。
茎は直立、葉柄は無く葉身は長さ8㎝前後、幅2㎝前後で狭い卵形~三角状卵形。
葉先は尖り、基部は円形、縁には鋭い鋸歯がある。
茎頂に10~20㎝の長い穂状花序を伸ばし、青紫色の小さい花を多数つける。
花柄は長さ1.5~2㎜で屈毛がある。花は直径約7㎜、長さ約6㎜。
花冠は短い筒部があり先が4深裂、裂片は広卵形。雄蕊は2個、花冠から長く突き出る。
近似種にヤマトラノオ、エゾルリトラノオ 、ヤマルリトラノオと似通った花がある。
中でもヤマトラノオ(Veronica ovata subsp. miyabei var. japonica)は、識別がむずかしい。
特徴等で自生地に違いがあるが、栽培種では見た目で識別するのは困難。
「令和参年(皇紀2681年)6月24日、記」


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《眼福(145)“ササユリの里・天神原植物園!?!”❖21-175❖》

笹百合は、未だ少数の開花だったが、園入り口下のブルーの手鞠紫陽花は、圧巻だった!!
ササユリ(笹百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Lilium japonicum Thunb.
別名: サユリ(早百合)
《“日本固有種植物(1)”❖2021/06/09❖》
ササユリ(笹百合);
清楚なピンクの花、栽培を試みるも中々難しい。東斜面の明るい日陰林、酸性の土壌。
限られた条件でしか育たない“ササユリ”。名前は葉が笹に似ているからに由。
(日本固有在来種百合は、西日本ではササユリ、東日本ではヤマユリが代表する。
花の時期が他のユリより早いことから、ササユリを別名、早百合ともいわれる。
香りが強く、花の色が薄いピンク色で、愛らしい。静岡県~新潟県が自生地の北限か。
(近畿地方以北の山百合は、花が大きく中脈に沿って黄班が入り赤褐色の斑点が多い。)
茎高は、50~100cm。茎は細くて直立するが、上部が弓形になることもある。
葉は互生し、長さ8~15センチの披針形でやや厚く、 笹の葉に似ている。
茎先に長さ10~15センチのラッパ形で、 淡紅色の花を1個~数個横向きに咲かせる。
花冠は6裂して反り返り、葯は赤褐色で、花に強い芳香がある。 雄蕊6本、雌蕊は1本。
花は1個が多いが、数個咲くこともある。 倒卵形の蒴果、扁平で周の翼ある種子が風で飛ぶ。
種子は翌々年の春に発芽するが、その年は根生葉だけでまだ茎がない。
種子からだと、花が咲くまでに7年以上かかる。 何年かするとその場所の株は枯れる。
ササユリは、とても美しい花で盗掘をされることが多く、近年はめっきり自生地が減少してる。
ササユリ(笹百合)の鱗茎(地下部)は「百合(ひゃくごう)」と呼ばれ、生薬として使われてきた。
ササユリの花言葉「上品」、淡いピンク色で少し俯き加減に咲かせる姿は、當に上品。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花という言葉、美人の代名詞とも言える花言葉。
ササユリ(笹百合)の種類には、自生地の名前や、葉の特徴で名前が付けられた。
日向笹百合;宮崎県に分布。やや濃いピンクの花を咲かせ草丈が低め。
神領百合;徳島県神山町神領村に自生。濃いピンクの花を咲かせる。
花は同種の中で最も小さく、葉に白い縁取りが入る特徴がある。
伊島笹百合;徳島県伊島に自生。葉の幅が広いのが特徴。
フクリンササユリ;高知県と愛媛県で自生。葉が白く縁取られている。
ヒロハササユリ;長野県、新潟県、山口県に自生。葉が長くて厚みがある。
*        *        *
上記のような特徴等で真の自生地に出会ったことがない。関東人だから仕方ないか??
自生地ではないと思うが、見事に笹百合を栽培されておられる方がみえる、と聞いていた。
伊豆半島・・・紫陽花行脚にあけくれ・・全力注視でその植物園は、素通りだった。
今年は、植物観察ハンター??の師匠に案内・・導かれて訪れた。
先入観とは恐ろしい。訪問して園の素晴らしさに畏敬の念を持った。
対して、己の寫眞の酷さに落胆!!!
「令和参年(皇紀2681年)6月23日、記」

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《眼福(144)“地味な花!!”❖21-174❖》

クララ(眩草)    マメ科( Fabaceae/Leguminosae)
学名:Sophora flavescens Aiton
別名:マトリグサ、クサエンジュ
《 “つくば市内で見た花!?!”❖2018/06/22❖ 》
クララ(眩草);
日本国内では、昔から薬草として知られている。
漢方では根がニンジンに似、苦味が強いことからクジン(苦参)と呼ぶ由。
和名由来は、根をかむと目がくらむほどに苦く、眩草(くららぐさ)と言われてきた。
それを略してクララ。全草にアルカロイド(マトリン等)を含み有毒でもある。
茎は直立し1m以上にもなり分枝する。茎、葉裏、果実などに短い伏毛がある。
茎の基部は木質で葉は奇数羽状複葉、小葉が15~35個つく。小葉は長さ2~4㎝。
花は長さ20~25㎝の総状花序を出し、長さ約15㎜の淡黄色の蝶形花を多数付ける。
まれに赤みを帯びる花も見られる。雄蕊は10個、互いに離生する。
花が紫色の種があり、ムラサキクララ forma purpurascens (Makino) Sugimoto という。
「令和参年(皇紀2681年)6月22日、記」



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《眼福(143)“日本的風情!!”❖21-173❖》

《 “托鉢!?!” 》
この1年余り、新型コロナウイルス感染拡大に世界中が混迷している。
発症拡大の原点は、中国・武漢であることが明白になってきた。
日本の政治家の中には、中国に遠慮して多くを語らない人々が多い。
日中国交締結をした後にその感覚が増大してきた、と個人的には感じている。
“基本的人権”“民主主義”に乖離する事柄が、日本国内にも見られ憂える所だ。
“人権”“民主主義”この2点とは、なんぞや?? 長いこと思考哲理してきた。
物事にして“画一的貧化”は、論理を滅ぼす。”余地を残す事”が大切と確信。
この1年余りを思うと、中華思想(中国政府見解)の論理破綻が見えてきた。
我が国の周りには、儒教的感覚が蔓延している様に見える(私的にだが)。
世界中の場所場所でウイルス感染が拡大、ワクチン接種で予防措置を講じている。
我が国ではワクチン接種が遅れている。でも感染拡大は、比較的小さい??
*         *         *
我が国の政治世界(国会等)でよく耳にする表現に“国民は・・・”というのがある。
この表現には、誰かの印象操作を感じる。隠れた国民の意見が感じられない。
世論調査の手法は、調査者の意向が色濃くでてくる。
騒ぐだけ騒いで、その後の結果は、無視だ。つまりは、誘導尋問的と映る。
ごく一部からの情報に惑わされてはいけない、と思うようになった。
*         *         *
国民性って何だろう?? 潜在的感覚ってなんだろうと考えてきた。
的外れかも知れないが、禅宗等の修行の一つ“托鉢”を思うのだ。
仏教伝来経路の過程で今の中国の前身一部だった、宋から伝来した禅修行。
パーリ語のピンダパータ(piapāta・托鉢)、インドの修行者は托鉢によって食物を得た。
最初期仏教の比丘(びく)たちは、もっぱら托鉢によって食を得た。
が、のちに仏教信者からの「招待食(しょうたいじき)」も受けるようになった。
頭陀行者(ずだぎょうじゃ)たちは、あえて招待食を拒否し、托鉢食のみによった。
現在の日本でも托鉢は、雲水(うんすい・修行僧)たちにとって重要な修行の一つである。
托鉢(たくはつ)・・修行僧が街を無心に歩き布施(ふせ)喜捨(きしゃ)を受ける行為。
托鉢は、雲水の修行にとどまらず布施を呈する者に取っても修行とするものだ。
施を受けた時に唱える偈文に『施(せ)財(ざい)の偈』というものがある。
偈の中に「財法二施(ざいほうにせ)」がある。「財施(ざいせ)」と「法施(ほうせ)」とある。
財施者(檀信徒・一般人)にとって、自分の財産・金品・持ち物、所謂「浄財(じょうざい)」、
それらを手放す事、すなわち、執着(しゅうじゃく)を断つことも修行とされる。
「布施」の事を「喜捨」とも言う。見返りを求めず喜んで捨てる、功徳を積むことである。
法施をする僧侶にとっては「教え(法)を施す」布教の実践の場である。

托鉢は、衣食住に対する執着を捨て、生きて行くということを他人に委ねる修行でもある。
自分と相手、相乗効果を以っての行為、その思考の上に「和の精神」があるのか。。。!
道元禅師が示した坐禅、「無」の境地。更には、神仏混淆(神仏習合)なる宗教哲理。
現代社会にあって個人の家屋内に神仏混淆の様式が残っている。
「令和参年(皇紀2681年)6月21日、記」



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《眼福(142)“6月下旬の泉の森!?!”❖21-172❖》

タシロラン(田代蘭)      ラン科(Orchidaceae)
学名:Epipogium roseum (D.Don) Lindl.
別名:タカトリラン
《“霊幻的腐生植物!?!”❖2021/06/20❖》
タシロラン(田代蘭) ;
どことなく遠目には貧相だが不思議な花、枯葉などに育つ菌類から栄養をとる腐生植物。
この植物、明治39年長崎で田代善太郎が発見、牧野富太郎博士により命名された。
常緑樹林内に生える葉緑素を持たない腐生植物で地下茎は浅く横に伸ばす。
楕円形の根塊から白黄色をした花茎は、チョット霊幻的、花も乳白色で益々。。。!
近日、都市開発で里山も減り絶滅危惧種に指定されている所も多いと聞く。
根茎は長さ1~5㎝、太さ0.5~2㎝の円筒状の卵形~楕円形、多数の節がある。
茎は中空で直径5㎜前後、円筒形で直立する。茎頂に総状花序を出し数個の花をつける。
花は、下部から開花する。苞は、紅紫色の斑点がある。

この植物、昭和32年(1957年)に横須賀市の鷹取山で発見され、タカトリランとも呼ばれた。
研究分析でタシロランと同種と判明。その後、自生地は、関東地方南部にとどまらず、
関東地方北部を越えて福島県でも見つかる。広がっているのか、元々あったのか!?!
環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)だが、三浦半島では普通に見られるようになった。
平成29年(2017年)には、三浦半島の各所で林立する多数のタシロランが確認されている。
「令和参年(皇紀2681年)6月20日、記」



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《囈(22)“1964-Olympic~2021-Olympic!?!”❖21-171❖》

片瀬東浜からの江ノ島。前東京オリンピックと大きく変ったのは、江ノ島灯台。
2003年に灯台は建て替えられた。ヨットハ-バーも拡張整備された。
東海汽船の最新水中ジェット翼船(借り物画像)。
《時節感慨・・半世紀での進化。。。!》
前回の東京オリンピック・・今回の東京オリンピックで・・・
同じ場所での競技種目にヨット会場がある。藤沢市の江ノ島。
ヨット遊び・釣り・海水浴・・・僕の人生で密接に繋がっている。
前オリンピック後に数年間、江ノ島と伊豆大島間を水中翼船が航行していた。
水中翼船で思い出すのは、今鎌倉を中心によく顔をみせる”タイワンリス”の事。
伊豆大島の動植物園に居たタイワンリスが、水中翼船で江ノ島に渡った??
繁殖とリスの食べ物の関係、そして目撃場所や目撃日時等を勘案すると!!
大島から渡ってきたと推測できる。江ノ島~腰越~広町~鎌倉市内へ!?!
人家近くで見れたのは、鎌倉坂の下の権五郎樣(御霊神社裏山)辺だろう。
今や厄介物として嫌われているようだが。我が家の裏庭にもよく来ていた。
半世紀前、鎌倉の緑は、実に濃かった。
狸が遊々生活できる環境があった。今でも狸は鎌倉市内で生息しているが。。。!

愈々オリンピックが近づいた。そんな折、最新鋭の水中翼船が東京と伊豆諸島間を。
感慨深いものがある。是非にオリンピックを成功させていただきたい。

「令和参年(皇紀2681年)6月19日、記」







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《叛逆のろれつ“コロナ禍にあっても!?!”❖21-170❖》

東京の川や水路に見える観光船、結構楽しい!!
デッキでの都会の眺めは、趣あって中々のものである。
オリンピック時に、こうした観光はできないのか???
《時節感慨・・オリンピックに向けて。。。!》
関東地方の梅雨入、来月にはオリンピックが開催される。
世の中は、オリンピック開催に反対する空気があるが???
日本国中・・・コロナ禍で右往左往している。
だがしかし、どうしても分からないのが、コロナウイルスの悪性度??
正確な危険度が、科学的分析が、、示されていない。
マスクにしても科学的分析に基づいての使用法を示してほしい。
個人的には、マスクを着用するのが辛い。体躯的に。
そろそろマスクから開放してほしい。わがままか???

オリンピックをいかに成功させるか・・・この検討の方が先ではないか。

「令和参年(皇紀2681年)6月18日、記」



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《叛逆のろれつ“梅雨入り!?!”❖21-169❖》

雨に似合う“萼紫陽花”
《時節感慨・・今年の梅雨は。。。!》
関東地方の梅雨入り宣言があった。
梅雨ってうっとおしいのだが、今年は東海地方は早々梅雨入りした。
僕個人にとっての梅雨は、嫌いと言っては入られない。
植物観察を続けている者にとっては、梅雨期は歓迎でも在る。
この梅雨期の似合う植物と言うと、アジサイだろう。
花の開花で見ると、半世紀前ではアジサイは6月下旬から7月初めだった。
所が、今年あたりは、6月初めにはアジサイも開花していた。
気候と、植物開花。。。自然界は各所で連携している、と感慨在る。
「令和参年(皇紀2681年)6月17日、記」




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《叛逆のろれつ“人権を心しない政治家!?!”❖21-168❖》

建長寺・地蔵菩薩坐像。この仏様を拜しながら自分を考える時がよくある。


《時節感慨・・呟記・・憤怒❖2021/6/16❖》
今国会の閉幕に際して、落胆・・激怒した事柄がありました。
昨今、世界の主要国は、中国の新疆ウイグル自治区等での人権侵害行為を非難。
我が日本の議会・少々動きが遅いと思っていたが、漸く動いていると感じた。
「全会一致で賛同を得ましたので、党としては明確に国会決議に対しては
断固抗議するという賛同ですね。対応していきたい」(自民党 下村博文 政調会長)
自民党の外交部会などは、新疆ウイグル自治区やチベット、内モンゴル自治区、
香港などで深刻な人権侵害が発生しているとして非難決議案を取り纏め了承した。
所が、である???
*          *           *
(産経新聞より抜粋)
自民党は公明党と調整したうえで早い時期の採択を目指すとしていたが、
新疆ウイグル、内モンゴル両自治区などでの中国当局による
人権侵害行為の即時停止を求める国会決議案の採択は、見送った。
欧米諸国が中国の人権問題に厳しい視線を向ける中、
日本の足踏みは国際社会への誤ったメッセージとなりかねない。
全会一致を原則とする今回の決議をめぐっては、会期末が迫る中、
立憲民主党や日本維新の会、国民民主党は党内手続きを経て決議案を了承。
共産党も与党の対応を踏まえ、足並みをそろえる方向だった。
所が、所である??? 肝心の与党の調整が難航。
15日の自民、公明の会談を経ても結論には至らず、タイムリミットを迎えた。
自民党には、親中的な公明が採択に及び腰だったことが見送りの原因との声が?
一方、公明党は閉会間近まで自民から正式な交渉の呼びかけがなかったとして、
「根回し不足」(幹部)を指摘する。
13日に閉幕した先進7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳声明では、
ウイグル自治区での人権侵害に懸念が示された。
それだけに、抑制的な内容の決議案ですら採択に持ち込めなかったという事実は今後、
与党に重くのしかかる。 秋までに行われる衆院選への影響も軽視できない。
採択見送りが、中国の強硬な振る舞いを警戒する保守層の疑念を招く可能性があるからだ。
また、与党の人権問題に関する公約が説得力を失うとの見方もある。
*       *       *       *       *
一般的に、日本では中国政府の人権侵害問題を真摯に報道している主要メディアは??
世界のメディアや国連機関が新疆ウイグル、内モンゴル両自治区の実情を報道している。
その上で、先のG7でも中国政府に対して人権侵害を指摘していた!!
これは根拠の無い、中国批判か?? そうではあるまい。確たる裏付けの上での報道と思う。
隣国のことについて、曖昧なことしか言ってこなかった日本政府・・主要報道機関。
世界中がリベラル化していると言われてる中でも、
政治思想と人権をはっきりと区別している。
是々非々の発信している国家や報道機関。対して、日本の議会や報道機関は何だ??
拉致問題・天安門問題・慰安婦問題・徴用工問題、竹島問題・尖閣列島問題・・・。
これ等を真摯に、而して日本の立場を国内外に発信しているか、と申したい。
儒教思想に感化されていると思える隣国の人々と対峙するには、その思想を理解しないと!!
甘受したうえで、日本的 “和の文化・思想” をもっと強く主張スべきだ!?!
思想的信条よりも・・・真実に基づいた理路整然とした主張が大切であります。
ウソも1000回言い続けると真実らしく錯覚を持ってしまう。
異国に向けた我が国の態度が“憲法”である。その基本法が70年間も修正していない。
国としての“哲理”に悖ると断言しても良いと確信している。
かつて“仏教”という哲理を共有していた隣国だが、根本的にたもとを分けた現在。
我が国の態度・主張は、はっきりと主張スべきだ。
この度の“中国の新疆ウイグル自治区等での人権侵害行為”を懸念する表明!?!
国として鮮明に表明することに反対したのは、自民党の幹部であったことが報道されていない。
中国よりと言われた自民党幹事長でさえもが、批難声明に賛同していたらしい。
それを阻止したのが側近の議員であったと聞いた??
はっきりとマスコミ人たちがその点を追求しないのは、おかしくないかって疑問を持つ。
二階氏側近の林幹雄幹事長代理の行動に大いなる疑問を持つ。
而して公明党代表の 山口 那津男氏や執行部の態度に不明瞭さを持ち失望する。
こうした面々が画策する政治ありきの態度は、法治国家感覚に乖離している。
日本の伝統的精神に悖るものだ。マスメディアの報道姿勢にも不満を持つ。
人権人権って日頃より云っている人々が何も言わない・・・??不思議なことだ。
日本の伝統・・・神仏混淆的精神を今一度考えて見るべきだ(仔細は略)。

支離滅裂な文面になってしまったが、政治家不信は、大きくなるばかりだ。

「令和参年(皇紀2681年)6月16日、記」




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《眼福(141)“6月上旬~中旬・泉の森(3+1)!?!”❖21-167❖》

ハエドクソウ(蠅毒草)     ハエドクソウ科(Phrymaceae)
学名:Phryma leptostachya
別名: ハエトリソウ
《“面白い水辺の草!?!”❖2021/06/12❖》
ハエドクソウ(蠅毒草);
昔、褐色の粘着液を塗ったハエ取り紙というのが売られていたのを思い出す。
その粘着液が、ハエドクソウの根から取れたと聞いている。林床の暗い所で育つ野草。
和名の由来は、このような過去・歴史の上にある。今でも売っているかは???
日本のハエドクソウはアメリカハエトリソウ の亜種(又は変種)として2品種ある。
茎高50㎝前後。葉は対生、広卵形~楕円形で基部は切形~心形、縁に粗い鋸歯がある。
枝先(茎頂)に穂状花序を出し白色~淡紅色で約6㎜の唇形花を下から順に咲かせる。
上唇は短く先が2裂し、両側がやや広く肩状になり、下唇は長くて3裂する。
萼は筒状で5歯があり背側の3歯は紅色。萼の下部に苞1個と、小苞2個がある。
ナガバハエドクソウは葉が長卵形~長惰円形、基部が楔形、葉裏の細脈が不明瞭。
花冠は、上唇が狭く、両側が肩状にならないことが多い。花期が1カ月早い。
「令和参年(皇紀2681年)6月15日、記」

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《眼福(140)“6月上旬~中旬・・泉の森(3)!?!”❖21-166❖》

サンカクイ(三角藺) カヤツリグサ科 (Cyperaceae)
学名:Schoenoplectus triqueter (L.) Palla
Scirpus triqueter L.
《“面白い水辺の草!?!”❖2021/06/12❖》
サンカクイ(三角藺) ;
サンカクイは、池沼、河岸に生える草で茎を水中泥土を横に這い節から上に花茎を伸ばす。
茎は三角形で、茎の先に長さ2~5㎝の苞が1個直立し、その脇から2~3個ずつ枝を出す。
その先端に2~3個ずつ茶褐色で卵形の小穂を付ける。
「令和参年(皇紀2681年)6月14日、記」





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《眼福(139)“6月上旬~中旬・・泉の森(2)!?!”❖21-165❖》

ノブドウ(野葡萄)       ブドウ科(Vitaceae)
学名:Ampelopsis heterophylla (Thunb.) Siebold et Zucc.
Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.) Trautv. var. maximowiczii (Regel) Rehder
Ampelopsis glandulosa (Wall.) Momiy.
《“食べられない葡萄の実・・・!?!”❖2021/06/12❖》
ノブドウ(野葡萄);
ノブドウは、山野に映える蔓性木本。2分岐した巻きひげで他物にからみつく。
茎は、暗紫褐色、毎年枯れるが、節の部分が膨れ基部は木質化して直径4cm位になる。
枝ははじめ粗い毛が密生するが、のちに無毛。円形の皮目が多い。巻きひげは各節からでる。
葉は互生し、長さ10㎝前後で3~5裂し無毛、裏の脈にまばらに毛が生える程度。
裂片の先は尖り縁には粗く浅い鋸歯がある。基部はハート形で裏面脈腋に疎らに毛がある。
葉腋に集散花序をつけ、花は直径3~5㎜の淡黄緑色の小さな花を多数つける。
花弁は5枚。雄蕊5個で蜜腺があり、雌しべは1個。
果実はブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して虫えいを作ることが多い。
紫色や碧色などになる果実が多く正常な果実は少ない。種子(果実)は、長さ3〜5mm。
葉が深く切れ込むものをキレハノブドウとして区別されることもある。
又、海岸近くに生えるほとんど毛がないものはテリハノブドウと呼ばれている。
類似のエビヅルは葉の裏面がクモ毛に覆われ、実が黒く熟すと甘くなり、食べられる。
ヤマブドウ や エビズル と同じブドウ科のノブドウだが、とても食べられたものではない。
「令和参年(皇紀2681年)6月13日、記」








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《眼福(138)“6月上~中旬・・・泉の森(1)!?!”❖21-164❖》

ヤブレガサ(破れ傘)  キク科(Asteraceae)
学名:Syneilesis palmata (Thunb.) Maxim.
近寄って見ると“楽しい”に尽きる。
破れ傘と云う名前が、納得出来る葉姿!!
画像では表現できぬ(未熟な撮影技術)葉姿だが、デカイ!!
《“森の傘・・・!?!”❖2021/06/12❖》
ヤブレガサ(破れ傘);
葉の形の面白さに比べ、花は実に地味である。 モミジガサ似だが、葉がずうっと大きい。
和名は、若葉が地上に出た時に葉がすぼめた傘の様な形、破れている様に見える事から。
茎高は、1m前後。茎葉は柄があり2〜3枚が互生し、直径は、30~50㎝の円形と大きい。
葉身は掌状に7〜9裂、更に裂片は中裂している。葉柄の基部は茎を取り巻いて抱く。
茎頂に円錐花序で多数の頭花を付け、頭花は先が5裂の約10個の白色〜淡紅色の管状花。
総苞は、長さ9~10㎜で淡緑白色で筒状、総苞片は5枚。柱頭は、開花時に反曲する。
ちなみに、モミジガサは葉柄が楯状につかず、基部の裂片が小さい。
*     *     *     *     *
森(泉の森)の植物、色々みえるが地味でも魅せる植物の花は存在する。
小さな花だけではなく、地味で見向きもされない花も在る。そんな植物に出会えた!!
「令和参年(皇紀2681年)6月12日、記」







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《囈(21)“昨年・・今年と顔を見せた草花!?!”❖21-163❖》

ネジバナ(捩花)    ラン科(Orchidaceae)
学名:Spiranthes sinensis
Spiranthes sinensis (Pers.) Ames var. amoena (M.Bieb.) H.Hara
別名: ネジリバナ、モジズリ(捩摺)
茎を見てから5日目で満開!!
《“モジズリ(捩摺)”という草花(花暦・_・私心)》
ネジバナ(捩花)の異名“モジズリ(捩摺)”とは不思議な呼び方だ。
芝生を好む草と思っていたのだが、今年は芝地に現れずプランターに!?!
長いこと放置してきた地表から20cmも上に茎を見せた。
亡き母が園芸種を植え、楽しんでいた場所。
両親は、色々なところより植物を移植していた。おまけに土ごと移植。
それゆえ、時折、此処に咲こうはずがない植物が姿を見せる。
“モジズリ(捩摺)”と母は呼んでいた。ネジバナという表現は、植物検索で知った。
茎が、螺旋状に 左巻き、右巻き、途中でねじれ方が変わるもの等、色々ある由。
近くで見ると、ランの花姿だ。モズジリは捩れ模様をすり付けた布の事に由。
忍草の葉を布帛に摺りつけて、もじれ乱れたような模様を染め出したもの。
また、ねじれ乱れたような模様のある石に布をあてて摺りこんで染めたものともいう。
古来、陸奥国(福島県)信夫郡から産出する絹織物の模様として知られていた由。
しのぶもじずり、しのぶずり・・・言葉は、文化だ。大切に後世に伝わってほしく希す。
*       *        *        *        *
平成十六年六月二十日に天星した母は、捩花が好きで芝地を丁寧に手入れしていた。
その後、野放図にしていた猫額庭だが、去年・今年と捩花が姿を見せた!?!
母の祥月命日の10日前に・・・!! 何か・・頭を叩かれているような、少々後ろめたい。
「令和参年(皇紀2681年)6月11日、記」



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《眼福(137)“6月上旬・・・泉の森(3)!?!”❖21-162❖》

マテバシイ(全手葉椎・・馬刀葉椎) ブナ科(Fagaceae)
学名:Pasania edulis (Makino) Makino
(画像は、長く伸びる雄花序と未熟なドングリが同時にみられ楽しい。)
《“森の白花・・・!?!”❖2021/06/06❖》
マテバシイ(全手葉椎・・馬刀葉椎) ;
ドングリの仲間だが クリ に似た花。ドングリが出来るのはカシの仲間とブナ科の仲間。
日本には17種ある由。ブナ科は落葉するものが多いが、このマテバシイは常緑。
6月に開花して翌年の秋に実が熟す。なんとも面白い生育である。
実は渋みなく、炒って食べるとスダジイ、ツブラジイと同様に食べられる(味は淡白)。
又、葉が厚く防風防火に適しよく育ち剪定にも強く神社・工場の緑化にも使われている。
幹は15m、直径60cmほどになる。樹皮は灰黒色でなめらかで縦に白い筋が入る。
春の終わりに一斉に新しい芽を伸ばす。展葉と同時に新葉の葉腋に花序をつける。
全ての頂芽から新枝葉を伸ばし花を付けるので、樹冠が一瞬で膨張した様に見える。
葉は互生し、らせん状に並び、枝先に集まる傾向がある。葉は、光沢があり厚い革質。
葉身は15cm前後、幅5cm前後の卵状楕円形、先端は短くとがり基部はくさび形で全縁。
葉柄は長さ1〜2.5cm。托葉は長さ5mmの線形で、開葉後まもなく落ちる。
雌雄同株で中央の一本に雌花だけが付き、周りを雄花の花枝が取り囲む。
6月に樹全体が黄色く見える様に花をつけ、雄花序は穂状で新枝の葉腋から上向きにつく。
雌花序は雄花序より上部の葉腋につくか、上部の雄花序の基部に雌花が付くこともある。
実はドングリ(堅果)で、長さが2~3cm、殻斗(帽子)は総苞片が瓦状(ツブツブ状)に並ぶ。
マテバシイはコナラ属と異なり一つの花軸に多くの雌花を付けるので、ドングリも穂状。
「令和参年(皇紀2681年)6月10日、記」




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《眼福(136)“6月上旬・・・泉の森(2)!?!”❖21-161❖》

クマノミズキ(熊野水木)        ミズキ科(Cornaceae)
学名:Cornus macrophylla Wall.
Swida macrophylla (Wall.) Sojak
《“森の白花・・・!?!”❖2021/06/06❖》
クマノミズキ(熊野水木);
ミズキの花とそっくりなクマノミズキ。和名由来は、三重県熊野地方に因んだもの。
幹は灰白色~灰褐色で樹高10m直径30cmほどになり、樹皮に浅い裂け目が縦に入る。
ミズキ科特有の枝の張り方で、放射状に張り出し斜上するが、新枝には稜がある。
(ミズキは枝が水平に広がり、階段状になる。また、新枝には稜がない。)
葉は対生し、枝先に集まってつく。葉身は長さ6~15㎝、幅3~7㎝の卵状長楕円形。
先は尾状に尖り、基部は広い楔形で全縁。葉の両面にT字形の伏した毛状突起がある。
葉の両面に白く短い伏毛がある。葉柄は長さ1~3㎝。
枝先に葉より高く上向きに散房花序を出し、小さな黄白色の花を密につける。
花弁は黄白色、4個つき、長さ4~5㎜。雄蕊4個、花糸は太くほとんど曲がらず花柱1個。
萼筒には白色の伏毛が密生し黄白色。花期がミズキより1か月ほど早い。
「令和参年(皇紀2681年)6月09日、記」


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《眼福(135)“6月上旬・・・泉の森(1)!?!”❖21-160❖》

シロバナシモツケ(白花下野) バラ科(Rosaceae )
学名:Spiraea japonica f. albiflora
《“森の白花・・・!?!”❖2021/06/06❖》
シロバナシモツケ(白花下野);
バラ科のシモツケの白色種。シモツケは変異種が多々ありよくわからない。
鎌倉東慶寺境内にあるシモツケには、混雜種か、花弁半分が赤の花を見たことがある。
白花種仲間にマルバシモツケ、イワシモツケ がある。シモツケは、暫く前に記した。
「令和参年(皇紀2681年)6月08日、記」



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《囈(20)“温故知新!?!”❖21-159❖》

1926年(大正15年)、国画会に木版画作品「初夏の風」を出品、川上澄生版画を代表する作の一つ。
棟方志功に多大なる影響を与えた作品としても知られている。
《“初夏・・・!?!”》
“初夏みたいな暑さ“の今日このごろ。梅雨など???(゜゜*)ドコ(。。*)(*。。)ドコ(*゜゜)???(・_・)。
梅雨期って最近、早いが、今年は、梅雨を通り越して初夏って感じの今(関東地方)。
所要で横浜を訪れた。出掛けた場所は、海辺の山下公園に面したところ。
この辺りに行くと青春時代~青年期頃のことを思い出すのは不思議だ。
今の横浜球場脇には、横浜チャペルセンター(主に米国人用)があったり。。。!
山下公園に面した路沿いには洋館がいくつも並んで建っていた。
趣があった中のある洋館の2階にアメリカ文化センターが開設されていた。
異国情緒豊かな通りで、戦後のある時期までは今の山下公園は米軍属専用の公園だった。
そんな横浜の明治~昭和の横浜を魅せた版画家がおられた。
市井の版画家と自らを称した異彩の版画家・川上澄生、文明開化を思わせる画風。
異国情緒豊かに、心に迫る作品群、その中でも特に好きな版画がある。
面白い、日本語版と英語版がある「初夏の風」、詩・版画共に独特の世界に引き込む。
「令和参年(皇紀2681年)6月07日、記」
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《眼福(134)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(4)!?!”❖21-158❖》

北鎌倉・明月院山門
趣ある姫あじさい。
明月院ブルーと称される魅せる手鞠アジサイ。
《“姫紫陽花!?!”鎌倉明月院》
身近に見れる在来種自生アジサイ、といえば三浦半島海辺の萼紫陽花。
土地開発が興る前、昭和30年代の三浦半島~相模湾沿岸各地で普通に見られた。
が、首都圏の宅地開発ブームで萼紫陽花の生育場所は激減激狭した、とメモがある。
今でも観音崎~南下浦に掛けての海岸線の崖で自生萼紫陽花は、見られる。
そして萼紫陽花からの自然変種したテマリ咲き萼紫陽花も見れたらしいが???
今や確認できないので、幻。何所かでひっそりと咲いていまいか、探そうと思うのだが。
テマリ咲アジサイで日本固有種に“姫紫陽花”という種類がある。
手鞠紫陽花=園芸種(西洋紫陽花)と思っていた青春時代。だが、知識不足だった。
アジサイ(ホンアジサイ)と称している紫陽花。
ガクアジサイの両性花が装飾花に変化し、葉や茎が固く丈夫な性質を受け継ぐ。
ガクアジサイの自生地周辺で、現在も生育している。この目で確認している。
逆にアジサイ(ホンアジサイ)からガクアジサイに戻る変異も見つかっている由。
かつて(半世紀前)庭や公園に植えられていたのは、殆どが西洋紫陽花だったか!?!
淡い色の大型テマリ咲きで咲進むにつれ白から淡青、淡紫紅色へと変わっていく。
「アジサイ」、本来ガクアジサイのテマリ咲きになったものを指したが、
ガクアジサイ・ヤマアジサイ・エゾアジサイなどを含め広い意味でも使われている。
混乱を避けるためにガクアジサイのテマリ咲きを「ホンアジサイ」とも呼ぶ。
こうした中でヒメアジサイ(マキノヒメアジサイ)と呼ばれる紫陽花もある。
来歴不明のテマリ咲き、樹高はホンアジサイと同じくらい大きくなる。
葉は、光沢が少なく、質は薄くホンアジサイと明らかに違う。
山裾の多湿地を好み早咲き傾向である。
ホンアジサイとの違いに初めて気が付いたのが、故牧野富太郎博士。昭和4年に発表。
ヒメアジサイのヒメは、小型の意味ではなく、やさしい感じの意味でつけられた。
関東で紫陽花寺とすっかり有名になった鎌倉の名月院の紫陽花は、この種類。
以前の画像だがアジサイの一つとしてあげたい。以前ブログルでも記した。
「令和参年(皇紀2681年)6月06日、記」






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《眼福(133)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(3)!?!”❖21-157❖》

アジサイ(紫陽花)     アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe
(狭義)Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla 
《“里帰り・・おたくさ!?!”麻溝公園❖2020/06/29❖》
アジサイ(紫陽花);
アジサイの母種は、房総半島・三浦半島・伊豆半島・伊豆諸島等に自生するガクアジサイ。
それと同一種で日本各地に分布するヤマアジサイを併せて狭義の「野生アジサイ」と呼ぶ。
また、和歌山県の神島や四国の足摺岬にもガクアジサイが自生してると聞く。
狭義のアジサイ は、日本に自生するガクアジサイ を原種とする栽培品種。
古くから日本で栽培されている装飾花だけのテマリ咲きを指している。
面倒なのは、ヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイと通称している(栽培種)。
更には、広義にはアジサイ属の園芸品種の総称でもある、とややこしい。
アジサイ(ガクアジサイのテマリ咲き)が、里帰りをしている(麻溝公園で見れる)。
ガクアジサイの栽培品種、手鞠形(ホンアジサイ)装飾花だけの花が“アジサイ”。
テマリ咲き紫陽花が、西欧で品種改良されセイヨウアジサイと称され逆輸入された。
日本国内においてガクアジサイのテマリ型自生地は少ない様に思う。
アジサイについて・オタクサについては、以前ブログルで記した。
「令和参年(皇紀2681年)6月05日、記」


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《眼福(132)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(2)!?!”❖21-156❖》

《“June bride!?!”麻溝公園❖2020/06/29❖》
2021年6月、未だ’新型コロナ武漢ウイルスは、収束せず!?!
気分は、さえないが、時節的、僕の頭のなかでは“集真藍”でいっぱい。
西欧のこの季節、古くは農耕期が一段落して結婚シーズンとされていた。
地域・地方に寄っては、3・4・5月は、結婚禁止令を敷いていた所もあった。
西欧社会の歴史的変遷を垣間見るものだ。“June sponsa !!”
アジサイの園芸種に“June bride”という綺麗な紫陽花がある。
この種を花屋さんでは、西洋アジサイ園芸種と言って売っている??
偏屈に云う気はないが、系統的には、日本古来の手毬系の園芸種である。
表現を使い続けると、いつしかセイヨウから渡来した園芸種になってしまう。
種名も“June bride”と横文字だし・・・! やっぱり正確に記してほしい。

アジサイ Hydrangea macrophylla は日本の自生種ガクアジサイ、
Hydrangea macrophylla form. normalis を原種とする栽培品種であり、
狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花(テマリ咲き)を指し、
学名はHydrangea macrophylla form. macrophyllaである。
対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類する。
「令和参年(皇紀2681年)6月04日、記」





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《眼福(131)“梅雨期前の泉の森!?!”❖21-155❖》

2021/04/24, 今年初めて見た時。蕾の時は、天を仰いでいる。
2021/05/16 蕾初見から20日以上も経つって漸く蕾がうなだれてきた。
濃密な新陳代謝・・・メタボリズムが伺える。
イチヤクソウ(一薬草) ツツジ科(Ericaceae)
学名:Pyrola japonica Klenze ex Alefeld
2021/05/29 花は、満開をすぎ終焉間近な感じだった。
今年はどれほどの茎が立ったのだろう??
《“逃した花見・・一薬草!?!”❖2021/05/29❖》
イチヤクソウ(一薬草);
雑木林の中に育つイチヤクソウ。可愛く・・清楚に魅せる小さな花。
葉は、根際に集まり長い柄で広楕円形、細かい鋸歯がある。
葉の間から花茎を立て、上部に白花をつける。
花冠は、直径1cmにもみたなく深く5裂する。雄蕊10個、雌蕊は湾曲する。
よく似た花のマルバノイチヤクソウは、葉が円形で長さと幅がほぼ等しい。
萼片が短く先が鋭くとがらない。これ等をよくよく観察しようと思ってきた。
昨年、数百もの茎を見せた。その中にマルバらしきものもあった。
しかし、萼片を然と観察していなかった。今年は・・・っと思っていたのだが!
雑用がありすぎて、観に行った時は、花期はほぼ終わり。又来年!?!
「令和参年(皇紀2681年)6月03日、記」


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《眼福(130)“梅雨期前の自邸・植物!?!”❖21-154❖》

6月1日に気づいたサフランモドキの蕾。
サフランモドキ(サフラン擬き)     ヒガンバナ科(Amaryllidaceae) 
学名:Zephyranthes carinata Herb.
6月2日に開花した。
6月2日の夕方(上の画像と違うデジカメで撮る)。
2019・07・12
2017・06・24
《“2年振りに姿を見せた花!?!”》
水無月 (みなづき)、今年はここ東京首都圏では雨が無い月はじめ!?!
衣更え(更衣・衣替え)で夏服に、とは言え余り変化を持てない無精者。
だが今年は、ちょと浮き浮きしている。一昨年移植した萼紫陽花の姿。
毎日、楽しみに観察している。その足元近くに1茎、蕾が見えた。
サフランモドキ(サフラン擬き)だ!!2019年7月15日に咲いた同じ場所に。
そして同じ頃に萼アジサイの枝を地植えした。
2年を以って、同じ場所にサフランモドキ・萼紫陽花が花を見せた。
昨年は、どちらも花をみせなかったのに!?!不思議なサフランモドキだ。
サフランモドキのことは以前ここに記した。
「令和参年(皇紀2681年)6月02日、記」

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《 囈(19)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(1)!?!”❖21-153❖》

アジサイ(紫陽花)   アジサイ科(Hydrangeaceae)
英名; Hydrangea(ヒドランゲア)
学名; Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla 
別名;ホンアジサイ、手鞠紫陽花
《“あぢさゐ考・・Hydrangeaceae!?!”》
水無月 (みなづき)六月は梅雨の期。雨の六月が水無月とは、これいかに!?!
古くの水無月の無(な)は、現代の「の」に該当する。水無月とは、水の月を意味した。
更にこの節を、衣更え(更衣・衣替え)気候に合わせ、衣服を夏服に替える日。
平安時代から始った習慣と言われている。
当時は中国の風習にならって4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定めた。
これを「更衣」と言った。更には、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も更衣と言った。
後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御に次ぐ者を指すようになった、と伝わる。
それゆえ、民間では更衣とは言わず「衣替え」と言うようになった、とも言われている。
江戸時代ごろから、衣替えを6月1日と10月1日に行うようになった由。
*       *       *      *      *
そんな水無月の花、といえば“あぢさゐ(紫陽花)”だろう。
紫陽花・・日本固有種の植物でもある。野生種の原点が萼紫陽花か。
古く(時期不明)、栽培によって作られた装飾花だけのテマリ咲き)。
その手毬咲きアジサイも自生野趣として今にある。
アジサイは、自分の植物観察で最も惹きつけられる植物。
コロナ禍にあって夢描かれる植物。今月はアジサイでいっぱいにしたい。
「令和参年(皇紀2681年)6月01日、記」







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