《眼福(227)“近隣の里山(6)!?!”❖21-279》

ナンテンハギ(南天萩)   マメ科 (Fabaceae)
学名:Vicia unijuga A. Braun
別名: フタバハギ、アズキナ 、アズキッパ


ニラ(韮)   ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Allium tuberosum Rottler ex Sprengel.


《”新治の森・・野草色々(2)!?!”❖’21/09/25❖ 》
ナンテンハギ(南天萩);
葉がナンテンの葉に似ていることからナンテンハギ(南天萩)だが、ハギは、樹木類。
ナンテンハギは、木ではなく草類に属し、どちらかと云えばクサフジ などに近い。
別名のフタバハギは、葉が2枚ずつ付く事から。山菜として食す若葉の頃はアズキナと呼ぶ。
茎高30〜60cm。根茎は、木質で太い。茎は、直立し稜があり、初め少し軟毛がある。
葉は2枚の小葉からなり偶数羽状複葉、3個が普通のマメ科植物の中では特異である。
それ故、別名をフタバハギという(小葉が2枚)。
小葉は長さ4〜7cm、幅1.5〜4cmで、ふつう卵形だが、変異が多い。
葉腋から長さ3-10cmの総状花序を出し、紅紫色で長さ1.5cm位の蝶形花を片側に多数つける。
苞は、開花前に脱落。萼は斜形で5-6mm(5個の萼裂片)。雄蕊は2体。雌蕊は1個。
春の芽出しは、ゆでると小豆の匂いがすることから小豆菜とよばれ、山菜として利用される。
天ぷらや油炒めのほか、クセがないのでお浸しや汁の実にする。花序は天ぷらにする。
薬用には開花期の全草を日干しして煎服するとめまいや疲労回復に効果がある由。
小葉が線形~狭披針形のものをフジガエソウといい、本州に分布する。
フジガエソウに似て、苞が脱落しないものをクマガワナンテンハギ(熊本県球磨川沿い)と云う。
ミヤマタニワタシは栃木県~愛知県の山地に生え、5-10個の花をつける。
苞は長さ3-8mmの狭卵形~卵形で花後にも残る。小葉はナンテンハギと同じく2個。

ニラ(韮);
在来種か外来種か諸説ある。古くから栽培されていて、道端でも普通に見られる。
全草が強く臭い(ニラ臭)、根茎がある。葉は幅3~6㎜の扁平、先が鈍く尖る。
花は散形花序につき、白色。花序の基部に2片に裂ける膜質の苞がある。
花被片は6個、基部がごく短く合着し、先がとがった広披針形。雄蕊6個。子房は3室。
ノビルは花被片の中央に淡紫色の筋があり、葯も淡紫色。花序に珠芽(むかご)がつく。
令和参年(皇紀2681年)10月06日、記」
#植物

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