《 眼福(101)“森の林床花!?!”❖21-121❖》

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サイハイラン(采配蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cremastra appendiculata var. variabilis
観察し始めて何年になろうか?? 毎年同じ場所に姿を見せる。
開花前の低い茎の花。
斜面に在り、周りの野草に埋もれてしまう。知る人ぞのみ拝める!?!
2021/04/04泉の森にて。芽生え~開花途中の宝鐸草
《“散歩路・泉の森⇔林床・・地味な花!!”❖2021/4/30❖》
サイハイラン(采配蘭);
山林内の林床で見られる地味な花。偽球は卵球形で高さ2〜3cm。
葉は、1〜2個、長さ30cm前後、幅6cm位で3脈が目立つ。基部は6cm前後の葉柄となる。
花茎は偽球に側生し直立して高さ4・50cm、太さ3〜5mm、数個の鞘状葉がある。
花は密にやや偏側性の花序を作り、淡緑褐色で紅紫色を帯び下垂して弁は余り開かない。
萼片および花弁は線状倒披針形、長さ3〜3.5cm、幅4〜5mm、鋭尖頭。
唇弁は長さ約3cm、幅1.8mm、細長くて髄柱を包み基部は少し膨らみ中に蜜を分泌する。
先は3裂して側片は紫色を帯び長さ約4mm、先は切形で少し外にそり返る。
髄柱は棒状で長さ2.6cm、花粉塊は4個。(原色日本植物図鑑より)

ホウチャクソウ(宝鐸草);
つぼみの時期は ナルコユリ や アマドコロに似て識別しづらい。
花が開くと寺院の軒先に下がる大型の風鈴“宝鐸(ホウチャク)”に似てるので名が付いた由。
日影の林床で見掛ける。地下茎および種子で繁殖。根茎は短く、やや太い根が多数出る。
茎は稜があり直立する。株が年数を経ると茎が二分岐を繰り返す形で枝分かれする。
葉は、互生し長楕円形、幅は色々と変化するが、3~5脈が見え3脈が目立つのが特徴。
葉縁には微細な透明の鈍突起が並ぶ。花は枝先に1~3個ずつ頂生し長い花柄先に垂れる。
花弁は6枚、長さ2~3㎝、緑白色、基部が膨らみ小さな距になる。花弁は合着しない。
が、殆ど開かず筒状。雄蕊は6個、花糸長約2㎝、基部に微細なパピラ(乳頭状突起)がある。
葯は、長さ5~6㎜の線状長楕円形で淡黄色。雌蕊1個。花柱は、上部で3裂する。

※ アマドコロ、 オオアマドコロ、 ナルコユリ、 マルバオウセイ、 ホウチャクソウの見分け方。

* アマドコロ:筒状花が1~2個ずつ垂れる、花弁は合着、茎は弓形で丸くて滑らか、

節間が長い、葉幅は2~5センチ、高さ30~50センチ。

* オオアマドコロ:筒状花が2~4個ずつ垂れる、花弁は合着、茎は弓形で丸くて滑らか、
節間が長い、葉幅は3~8センチ、高さ60~100センチ。

* ナルコユリ:筒状花が1~5個ずつ垂れる、花弁は合着、茎は弓形で縦筋がある、
節間が短い、葉幅は1~2.5センチ。

* マルバオウセイ:ナルコユリと似ているが、葉が幅広の長卵形で、葉裏で脈が盛り上がる。

* ホウチャクソウ:筒状花が1~3個ずつ垂れる、花弁は合着しない、
茎は分枝、葉幅は1.5~4センチ。

「令和参年(皇紀2681年)4月30日、記」








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