『植物観察録』
キツリフネ(黄釣船);
ツリフネソウの黄色種。同種の ハガクレツリフネ 、 ハナツリフネソウ は白が混じる。
花期が長く、夏から秋まで花が見られ、茎は水分が多く下部の節がこぶ状に膨れる。
葉は、互生で青緑色を帯びる事もある。長楕円形~卵形で長い柄がある。
葉縁は緩い鋸歯があり葉裏は白緑色。花序は葉腋から垂れ細い花柄の先に黄花をつける。
花弁は5個だが、両側の2個ずつある花弁が合着し上側の小さい1個と併せ3個の様に見える。萼片は3個。
後方の1個の萼片が船形になり、先が細くなって距になる。距は巻かない。
ツリフネソウは、距が巻イているが、キツリフネは巻かない。
ヒカゲイノコヅチ(日陰猪の子槌) ;
日のあまり当たらないところに生えることが多い。茎の断面は四角形。
葉は対生、卵形~長楕円形で先が短く尖り、わりと薄く、両面にまばらに毛がある。
茎の先や枝先に細長い花序を伸ばし緑色の花で花弁5枚で先が尖る。
ノボロギク(野襤褸菊);
明治期に渡来した帰化植物。 茎は紫褐色を帯び、茎や葉に白いくも毛がある。
葉は互生で柄がなく、不規則で羽状に分裂する。筒状頭花のみ。花冠は黄色。
総苞は長さ1cm位の筒状で基部に小さな小苞がある。冠毛は白色。
ヌスビトハギ(盗人萩);
茎はよく分枝し、葉が茎全体に分散してつく。葉は互生、3出複葉。
小葉は卵形で先が尖り、基部は広い楔形。葉脈は葉の縁まで届く。
花は淡紅色で細長い花序につく。旗弁は円く、竜骨弁は小さく、淡色、翼弁は前に突き出す。
節果(サヤ)には長さ1〜3mmの柄があり普通2個の小節果からなり、小節果は半月形。
節果の表面に密生したカギ状の毛で動物などにくっつく。
アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) ;
何処にでも見られる帰化植物。葉は3小葉で狭卵形、細長く尖り、葉脈が縁まで届かない。
花は、蝶形で旗弁の基部に黄色の点紋が2個つく。花は、萎んでくると青色に変わる。
豆果(さや)は、節果で小節果は6個位までになるものもあり小節果のくびれが浅い。
アレチヌスビトハギには、2型があるとされる。
アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum 茎が無毛、軟毛
ケブカアレチヌスビトハギ Desmodium dillenii(D. perplexum) 茎に開出毛
チカラシバ(力芝);
何処にでもよく見かける。和名は、根が強く張り、引っ張っても中々抜 けないことから。
茎は枝分かれしないで強靭、基部は紫色の葉鞘に包まれ偏平。
葉は長さ80㎝位にもなる。円柱形の穂状花序は長さ10~20㎝、直径約4㎝。
小穂の基部に長さ約2㎝の黒紫色の総苞毛(毛状)がある。小穂は長さ5~8㎜。
第1苞頴は長さ約1.5㎜、第2苞頴は長さ約4㎜、頴果は総苞毛とともに落ちる。
第1小花は護穎だけで、結実するのは第2小花。果実は灰褐色、無光沢で長さ3mm位。
総苞毛が淡緑色のものはアオチカラシバといわれる。
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『 時 節 感 慨 』
今年のノーベル平和賞が、発表された。平和賞だけがノルウェーの委員会が選考。
ノルウェー国会が任命するノーベル賞委員会が選んでいる。が、政治的部分も見える!!
環境活動家グレタ・トゥンベリさんも候補にあがっていた。何ゆえに平和賞候補か??
過去には、赤裸々に民主主義と社会主義の対峙があからさまに見えた事もあった。
中国の獄中にあった民主活動家、劉暁波氏(2017年死去)が平和賞を受賞した際、
中国はノルウェーに反発し、同国産サーモンの輸入を事実上制限した???
「非核三原則」の佐藤栄作元首相、「核兵器なき世界」のオバマ米大統領(当時)。
平和賞とは、何か・・・個人観では、哲理に乖離、時の世界権力の縮図と映る。
* * *
今の日本国内は、「思想信条の自由」・・・全きに保証されている。
隣接国ではどうか?? 民主主義、社会主義が同居し其々が独裁国家に映る。
新政権になって「北朝鮮拉致問題」を改めて思う日々だったが、動きが見えた。
反政権・現政権打倒だけに終始している面々には期待はしないが、お粗末この上ない。
新政権が、漸く動き出したとの報道に接した。以下産経新聞のウエブ版より転載。
《拉致問題対策本部がユーチューブチャンネル開設》
-----国際社会にも発信「理解と連携の広がり」期待-----
北朝鮮による拉致問題の実態や、解決に向けた国際的連携の重要性を国内外に発信しようと、
政府の拉致問題対策本部は16日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に、
拉致被害者家族のメッセージ動画などが閲覧できる公式チャンネルを開設した。
公式チャンネルでは、菅義偉首相や加藤勝信官房長官兼拉致問題担当相が
解決への決意などを述べた動画を初公開。
拉致被害者家族や、拉致の可能性が排除できない特定失踪者の家族、
タイなど外国籍の失踪者の家族による訴え、
各国の政府関係者からのメッセージなども盛り込まれている。
すでに同本部のホームページなどで配信されている家族のメッセージや、
横田めぐみさん(56)=拉致当時(13)=の事件を描いたアニメ「めぐみ」なども視聴できる。
今後、全国での集会や、映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の
上映会の様子も一部ライブ配信する予定だ。
同本部は媒体の幅を広げて国内外に拉致の事実を伝え、
解決への機運を高めたい考え。それぞれの動画で日本語と英語の字幕を付けるなどする。
政府は今後、大使館など外交ルートを通してチャンネルの開設を周知。
海外メディアにも発信を進めていく。チャンネルのトップページには「一人ひとりの思いが、力になる。」
と表題を付けており、同本部は「拉致問題の解決へ、発信手段を多様化させることで理解の層を広げ、
国際発信の強化と連携につなげたい」としている。
チャンネルのURLは、
https://www.youtube.com/c/rachitaichannel
マスメディアも含め国民一人一人が感心を以って、出来ることは、やろう!!
声を大にして発信しよう。
「拉致」って外交問題だが、犯罪であることを周知すべきで、
国内での捜査事実も公表すべきだ。そして・・・もっと怒るべきだ。