《 “樹花(10)・_・春めいて!!⇔”朴訥・/・視感》 “Acidum silicicum”セピア色を意味するラテン語。日本では死語だが!?! 西欧では、文系学究者間では共通語だった。爺には懐かしい事の一つである。 植物等の学名も殆どがラテン語であり植物観察者としては、必須語である。 先日、古い白黒写真が茶褐色化“セピア色”しているものが出てきた。 “セピア色”視感的には、色が白黒単色の変化だがより渋いと言いえようか。 それを見て(懐古的)、モノクロームを意識して撮影をしてみようと出掛けた。 本来なら露出は、的確に目の前の色彩を忠実に撮る所であるが、遊んでみた。 セピア調とは、茶褐色もしくは暗褐色のモノトーン→モノクローム色調のこと。 茶褐色・暗褐色の色調を主体とした色合いだが、写真等の経年劣化で変化する。 モノクロ印画紙に見られる現像直後では青暗色の濃淡で表現されていた。 画像の経年劣化で劣化に従って白部分は黄変、暗部分は赤褐色へと変化する。 感光材や紙の化学変化によるのだが、古くなるほど変化は顕著化する。 意図的に映像を処理することにより似たような風合いを出すことも出来る。 以前は、薬品で印画紙を劣化させたり、感光材を工夫しセピア調を創りだしたりした。 銀塩写真とは、銀塩(ハロゲン化銀)を感光材料として使用する写真である。 今主流のデジカメでは、撮像素子によって様々な表現が出来る様になってきた。 銀塩写真時代には、プリントで色調を調整したが、 専用フィルム「セピア調400」というフィルムが製造販売されていた。 * * * * * 新しいデジカメが次々と発表されている。植物撮影に必要・厳密な色表現。 観た植物そのものを素直に表現(色)する撮像素子(好みだが)。 諸々を思い、機種を絞るのも大変だが、これまた楽しい。 オートフォーカス精度が上がり、手振れ防止も益々効く様になった。 そんな中で、手動でピント合わせ、手振れ防止もないデジカメで撮っている。 これは、集中力を如何に高められるか(老人ボケ防止^^)のこだわりだ。 自分のセンス・技量は度外視にして、ただただ楽しんで、自己満足。 感覚的に、“セピア色”を意識して撮ってみたが、??? 今年の課題にしようm(._.)m(^з^)。