《時節・_・襍感⇔“知らなかった蜂の名!?!”》 ミソハギ(禊萩)、 ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)、ソビソウ(鼠尾草)。 別名の様にお盆頃によく見かける花。湿地などに自生する植物。 田圃で昔はよく観た記憶があるが、最近は見なくなった。 身近の里山では、普通に見られる花。この花の蜜を吸いに蜂がよく止まっていた。 昆虫に余り関心を持たない僕は、蜜を吸っている蜂の名を調べたことがなかった。 ごく普通の蜂(昆虫)程度にしか思っていなかったのだが!! 先日、座間市の谷戸山公園で希少な種類の蜂であることを教えて頂いた。 そんな蜂が、この周辺、2箇所で見られるとは、貴重な事、ラッキーである。 ブルービーと呼ばれていた蜂(ナミルリモンハナバチ・波瑠璃紋花蜂)。 蜂と云えば黄色やオレンジの縞模様のイメージが強いが、鮮やかな青色であった。 美しい青の体色と希少性で、童話になぞらえて「幸せを呼ぶ青い蜂」と呼ぶそうだ。 正式名の波瑠璃紋花蜂とは、波状で瑠璃色(鮮やかな青)紋様をもったハナバチの1種。 ハナバチであるブルービーは、花の蜜や花粉を主なエサとするミツバチの仲間。 赤系統の鮮やかな花に集まる青色のブルービー、このコントラストに魅入るらしい。 ブルービーは、全身が真っ青ではなく、黒い身体に羽毛のような青い毛が生えている。 ブルービーには、今ひとつ独特な生態があると資料にあった。 ブルービーは、自分の巣を作らず他の蜂の巣に卵を産み付け子育てを任せてしまう。 他種が行う子育て巣造りといった「労働」横取りする「労働寄生」と呼ばれる生態。 ブルービーは、最小限の労力で最大の効果を上げる野生の生存戦略に長けている。 しかしてブルービーが「幸せを運ぶ蜂」として伝えられる背景は悲惨だ。 ブルービーは他の蜂に労働寄生して子育てをする。裏を返せば??? ブルービーはほかの蜂がいない限り自力で子育てができないということである。 ミツバチの生育場所が限られ、人間の生活環境内では駆除される環境にある。 不幸にも人間に寄って減少してるのに「幸運を運ぶ蜂」と呼ばれる、皮肉である。 自然界での共存共栄を真摯に考えないといけないと感じた。 「2019/8/20泉の森」
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