《時節・_・襍感⇔“やぶにらみ^^)5・・meadow!?!”》 自然保護、古都保存法、ナショナルトラスト、歴史的環境=昭和30年代~40年代。 緑濃い日本国土を活かす施策を国民レベルまで下げて考え始めた半世紀まえ。 戦後、日本の自然保護運動は、独逸(当時の西独)の郷土愛的自然保護思想が大きく影響した。 “古都鎌倉”と呼ばれ往古の首都である鎌倉は、半世紀前までは自然環境豊かな所であった。 そんな自然環境を壊して宅地化することに異論を持って始まった自然保護・保全思考。 同じ頃、“山間部のダム建設”有名な黒四ダム等、発電の検討・検証が成されていない。 そして、戦後の自然保護の象徴的出来事“尾瀬の保全運動”特筆すべき山小屋主人平野 長靖さんの尽力。 日本の自然保護、高度経済成長の中での疑問が原点と思える。 自然環境破壊が、街中にまで及び、伝統文化の破壊と相俟ったのが、鎌倉“御谷騒動”であった。 この騒動での影の功労者は、当時の神奈川県知事、内山岩太郎氏である(余り知られていないが)。 尾瀬を救った初代環境庁長官、大石武一氏の英断を引き出した、平野 長靖さんの凄絶な戦い。 日本の自然保護の原点的存在の鎌倉市域だが、今や観光優先で文化の継承が蔑ろにされている。 一方で、新たな公共的公園を目指していると思える公園に平塚市の花菜ガーデンがある。 西欧、特に英国で云われてるか!?!・・・“meadow”直訳すれば牧草地、草原。 一般的に旬を愛でる植物園だが、草原的風情・情感を見せる美しい庭、花菜ガーデン。 「花菜ガーデン」のパノラマ的大花壇は、斜面いっぱいに花咲く草原、丘陵を想像させる。 自然の生態系だけでは、美しく管理するのは難しい。景色を自生種と園芸種を調和させる。 《花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」》と標榜されてるように、 春から初夏にかけて次々と花が咲き誇るメドウがあり、移り変わりを楽しめる。 早めに咲き出したリナリア(和名はヒメキンギョソウ)、繊細な茎が風になびく風情は美しくも優しい色。 4月中旬にはヤグルマギク(セントーレア)が咲き誇っていた。芝生とのバランスが実に良い。 次に顔を見せるポピーの赤や黄色、斜面が様々な色に染まり一段と華やかになる。 輝くようなオレンジ色のポピーは、カリフォルニアポピー(和名ハナビシソウ)。 毎年、種をミックスして蒔いているそうだが、諸条件で自然な風景にできあがる!! 遠くに富士山が見え、園芸種が調和してる。管理している人々のセンスが見て取れる。 桜並木を堪能して奥のチューリップなどの球根と色々な春の花が見事に共演していた。 5月に訪れた「花菜ガーデン」薔薇園に1540品種、約2630株が植栽されている由。 オールドローズ、クライミングローズとシュラブローズ、モダンローズ、野生のバラ等、 種類ごとに纏められ、トレリス、アーチ、パーゴラ、ブッシュと様々な仕立てが観れる。 夏には、濃淡ピンクが入り混じるサルスベリの艶やかな花が、夏の暑さに負けずに花を咲かせ魅せる。 花菜ガーデンの夏の花、サルスベリ群の名所となるだろう。色々なサルスベリが観れる。