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ゆうこ新聞制作日記

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ハロー、障害年金③

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講演の残り半分は、質疑応答の時間。
会場に来れない当事者の代わりにいらっしゃったご家族も
多く見られ、松山先生はひとりひとりの話に真剣に耳を傾け、
丁寧にアドバイスされていました。

◇難病のお子さんを持つお母さんへ◇

・20歳より前に初診日がある場合は全員、国民年金。
納付要件は問わない。
・今から、初診日の病院に証明書をもらって(将来のための)
お守りにしておくと良い とアドバイス。

◇老齢年金と障害年金は一緒にもらえるの?◇

「1人1年金の原則」があるとし、どちらか金額の高いほうを受給する
しかし、老齢年金は「課税」障害年金は「非課税」なので、
金額の差が大きくない時は安易に「こっちが高いわ」と
思わず、注意が必要な場合もある。

◇ゆうこ新聞からの質問~社労士ってどうやって見つけるの◇

「他府県(東京~神奈川以外)の当事者で、
障害年金に強く信頼出来る社労士さんと出会えない
と困っている人がいます。
そういう時は、どうやって見つければいいですか」
(エリア外のことを尋ねられても困らせちゃうかな~
と思いつつ(^^;)聞いてみました)

やっぱりていねいに答えて下さいました(*'▽')

4万人いる社労士のうち、1万人が東京にいるという
偏りっぷり(?)で、地域によっては社労士そのもの
が不在で困っている方がいると思う。

探す際のポイントは…
「親身になって話を聞いてくれるか」。
それを知るために、一度話してみて。

あとは「めんどくさがらないか」(笑)
「その社労士とのやりとりが、ストレスにならないか」
も大切。

尚(社労士がいない地域の場合)
直接会って話せるのが大前提だけれど、
地域によっては、自分(松山先生)とつながりのある
障害年金を一生懸命やってくれる社労士さんを紹介することも
可…とのことでした(全国すべて、ではない。
北海道・石川・京都・大阪・広島と九州の一部などなど)

****

最後に
松山先生ってすごいいい先生よ~♪いうことは
以前から(講演や友人からの話)で知っていましたが、
やっぱり良かった(笑)
※ゆうこ新聞との関係は無く、
事務所の宣伝目的などは一切ありません。

他にもいい話をたくさんして下さったのですが、
書ききれない、ギブアップ(@_@;)

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ハロー、障害年金②

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ハロー、障害年金②

◇初診日が分からない、困った!◇

カルテが(5年で廃棄していいルール)無いと言われたり、
何十か所もの病院に行き、どこが初診日なのか分からない。
(難病患者は特に)こういった理由で「初診日が分からない」
と、悩むひとが多い。

松山先生が提案して下さったのが、

(院内にはないカルテが)外部倉庫にはないか、また、
カルテそのものでなくとも、パソコンの記録に初診日が分かるような
記録が無いかを見てもらう。
自分でも、当時の診察券に初診日が書いてないか、
領収証やおくすり手帳は残っていないか探してみること。

それから
「障害年金なんて、誰も教えてくれなかった」という方も
過去5年さかのぼって請求することが出来るそうです。

◇なんの診断書で申請するかが大切◇

申請する際に必要な診断書は、

①目②聴覚・鼻腔機能・そしゃく・嚥下機能・言語機能③肢体
④精神⑤呼吸器⑥心疾患・高血圧⑦腎疾患・肝疾患・糖尿病⑧その他
の、8種類あり
「病名」ではなく「日常生活の困難さがどこにあるか」でどれを使うか決まる。

↑↑↑ どうやら、ココがとっても大事なポイントのようですよ!

難病の場合(全身的なもの)は「⑧その他」で、身体の辛さが日常生活に
どれくらい影響を及ぼしているか、自覚症状を(審査する方に)
正確に伝える必要があります。

◇「本当のこと」を伝えるための「病歴就労状況等申立書」◇

伝えたことを、主治医の先生が診断書にこまごまと書いてくれるのが
理想的ですが、実際はなかなかそうもいかない模様。
そこを補うのが本人(もしくは家族)か社労士が書いて提出する
「病歴就労状況等申立書」。

松山先生は資料として、ご自身の事務所で取り扱った
クローン病と好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の2疾患の申立書
(もちろん公開可能な部分のみ)のコピーを配布して下さいました。

記載されていた、病院にかかるまでの経緯や入院の時期、回数、
その時々の症状、日常生活の困難さは本当に詳しく、分かりやすかった。

「なぜここまでやるのか」それは、日本年金機構のフォーマットだけでは
伝えきれない部分を(膨大な申請書に目を通す担当者に)しっかり読んでもらう
ため、ワードで作った別紙を必ず添付しているとのことでした。

「ハロー、障害年金③」へ続く

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ハロー、障害年金①

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講師の松山純子先生(右上)。 講師の松山純子先生(右上)。

11/6(火) 神奈川県産業保健総合支援センタのー研修室で行われた
難病の就労支援講演会(主催:かながわ難病相談支援センター)
のリポート。長くなるので、3回に分けます。

「障害年金」のことを初めて知る人(わたしも、結構な最近?)
のために、このタイトルにしました。

講師は、社労士歴13年の松山純子先生
(YORISOU社会保険労務士法人・東京都中野区)。
障害年金に力を入れている理由は、社労士になる前に勤めていた
福祉施設で、SEとして働いていた20代の筋ジストロフィーの男性
(Aさんとします)との出会いと言葉にあると語りました。

病気の進行により車椅子の操作も難しくなり、母親におぶられて通勤するように
なったAさん。就労も困難になり退職の手続きを…という時、
彼は松山先生にこう伝えました。

「籍だけは置いてほしい。ここから自分の籍が無くなったら
どうやって生きていったらいいか分からない」。

この時、籍を置いておくことが(社会とつながっているという)希望だと
気付いたという、松山先生。
体調の問題でフルタイム勤務が出来なくても、短い時間働くことで
社会とのつながりや楽しみを感じ、(生きて行くための)不足分を障害年金で
まかなえたら…「13年間ここを目指し(走り続け)て来た」という言葉は、
わたしの胸に深く響きました。

ここから、お話は「難病の障害年金」へ。

◇(スゴイざっくりですみません)障害年金◇

・「障害の状態がどれくらいか」で決まるのが障害年金。
「どんな病名か」や「障害者手帳を持ってるか」などは問わない。
・大切なのはその病気のことで初めて病院にかかった日(初診日※)。
・初診日にどんな年金(厚生年金・国民年金)に入っていたかによって
金額が変わる。
・定められた期間ちゃんと保険料を払っている(もしくは免除手続き)が大前提。

※この「初診日」を見つけるのに苦労している方が、とても多いようなんです。

「ハロー、障害年金②」へ続く

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