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two o one two

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independent

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02/25/2022







昨日、仕事帰りにCostcoに寄ってマイ車にガソリンを入れた。
吹雪予報が出ていたせいか、いつもより混んでいた。

わたしの前の車はかなり高齢のご婦人だった。
ピンクと赤の混じったロングコートを着ていて、頭には薄いスカーフをかけ、首のところで巻いていた。スカーフは薄い紫色。白髪の巻き毛。サングラス。背が高く、腰の位置も高くて、足が長い。このとき、既に雪がちらちらと降っていて、風も強く、寒かった。彼女は、そろりそろりと歩き、セルフでガスを入れた。カードをタップして、モニターの指示に従い、タンクに差し込みハンドルを握る。自動で止まった後には、何度かハンドルを操作してガソリンを追加で入れていた。
かなり時間をかけてゆっくり行っていたのだが、一連の動作を見ていて感服してしまった。
何より、こんな天候に運転している。そして、セルフでガソリンを入れている。
誰にも頼らずに。ひとりで。
(助手席には誰も乗っていなかった。)
格好から見ると、80-82歳くらいじゃなかろうかと思う(以前、老人施設で仕事をしていたので、老女の年齢は結構よく分かるつもり)。

ガソリンを入れ終わると、彼女はタンクの蓋をきっちりと2-3度確かめるようにして閉め、運転席へゆっくりと戻った。車を発進させるまでにもちょっと間があったが、やがて、すーっと出て行った。
すげーーーーかっちょええええええ!と、感心してしまう。
自分で出来ることをする、ということ。
つい昨日、グランマのことを書いたばかりだったので、不思議な気持ちになった。




昨日の午後から降り出した雪は、朝には結構積もっていた。
いつものように犬たちを庭に出したとき、庭も木々も家々の屋根も真っ白な世界と、薄暗い空にキリッとした三日月、そして東の空の低いところは赤〜橙色の層になっていた。雪と月と朝焼けと。
冷たい外気を吸い込みながらしばし見とれる。平和で美しい朝だ。

どこかで戦争が起きているなんて、にわかに信じがたい。







#日記

ワオ!と言っているユーザー

ドーナツ物語

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02/24/2022







わたしはドーナツに目がない。
制限がなければいくらでも食べられるくらい、大好き(もちろん、そんなことはしないが)。

この国にはドーナツ屋さんが多い。
町に必ず1軒はある。と、思う。

今のところへ引っ越す前の小さな町にもドーナツ屋さんがあった。そこは、早朝(多分6時とか)から開いていた。午前9時を過ぎると、町の老人たちがそのドーナツ屋に集まり、1時間〜1時間半、そこでお喋りする。買うドーナツは1個、それにおかわり自由の珈琲を飲みながら。珈琲は昔ながらのアメリカンコーヒーで、今でこそスターバックスとか他にも沢山のカフェが出来、珈琲1杯にもそこそこの値段がついているが、老人たちが好むのは1杯(何杯飲んでも)1ドルもしないコーヒーだった。そういう時代。

わたしは一度だけ、そこで老人たちに混じって珈琲とドーナツをいただいた。今は亡き、夫のグランマが連れてってくれたのだ。その頃わたしたちは日本で暮らしていて、まだ幼かった娘(4歳になったばかり)とこの国に遊びに来たとき。夫は仕事のため同伴できず、母娘だけでやって来た。今思えばえらい大胆なことをしたモンだと感心する。

彼女は9時半にわたしたちを迎えに来て、「mはドーナツは好き?」と訊き、大好きだと答えると、にっこり笑って、「じゃぁドーナツを食べに行きましょう」と言った。(余談だが、彼女の運転がおぼつかなくて、恐怖だった。笑)

そこは町の中央広場(up townと呼ばれていた)に面したドーナツ屋さんで、ショウウィンドウにそのお店のロゴが描かれているだけの、普通の、おしゃれでもなんでもないお店だった。
中に入ると、既に何人か年寄りたちが屯していて、「ヤァ、T!」「あら、F!」とか声をかけ合っていた。

わたしが好きなのは、ごくごく普通の、glazed donutで、それを頼むと、彼女は「他には?もっと綺麗な色の、あれとか、どう?」とニコニコしながら勧めて来たが、この国独特の、フードカラー満載の色とりどりは今も尚、慣れずにいる。確かあのとき、彼女は中にラズベリーソースがめっちゃ詰まっているドーナツを選んだ。ひとくち頬張ったときにソースが垂れるほどの。うぎゃー。娘はチョコレートリングのようなドーナツを選んだが、甘過ぎたようで食べきれなかった。彼女は今でもこの国のドーナツは好まない(でもミスタードーナツは大好き)。

そのお店は、わたしたちがその町を去った数年後に、オーナーが事故のために身体が不自由になり、店を売ったと聞いた。新しいオーナーはお店のネームも、ドーナツのレシピも譲り受けたらしい。その後、ドーナツの味はどう?変わってない?と、前に義母に訊いてみたが、義母はオーナーが変わってから行ったことはないと言っていた。


わたしたちが今、住んでいる街にもドーナツ屋さんがある。日本にも昔あったDUNKIN'に、Hurts Donut,そしてうちの近所にあったDaylight Donutsの3店。この、Daylight Donutsはうちから3ブロックほど離れたガス・ステーションの一角にあったが、そこから撤退、一時閉店し、うちからは少し離れた新たなロケーションにオープンした。そして、これまでのeat inできるスタイルからテイク・アウトオンリーのスタイルに変更された。ドライブ・スルーも作られ、折しもパンデミックの時期と重なり、利便性が良くなった。わたしはいつもねじりドーナツを買った。ねじりドーナツを食べると、それだけでしあわせな気持ちになれる。


でも、このお店は2月27日にクローズする。同僚から教えてもらった。「m、あそこのドーナツ好きだったでしょう?」
慌ててInstagramを見てみたら(フォローしているのだ)、長文のアナウンスが載っていた。がびーーーーーーーーん。
かなりショック。そのポストをスクリーンショットして夫に送った。夫もまた、そのニュースを知らなかった。I'm so sorry to hear that.夫からの返信を見て、あれ?あなたはそんなにショックじゃなかったの?と、ちょっと驚いた。

閉店した後、新たにDonutlandというお店に変わります。というお知らせもされていた。しかも、3月1日オープンとな。
気になって色々と見てみたら、なかなか美味しそうだし、レビューも高い。だんだん、楽しみになって来た。夫曰く、彼の同僚はこのお店のドーナツの大ファンなのだそう。チェリーとブルーベリードーナツが有名らしい。わたしはケーキタイプのドーナツより、イーストタイプが好きなのだけれど、一度は試してみようかと思う。

これまでDaylight Donuts信望者だったのに(DUNKIN'もHurts Donutも好きだけど)、もう既に心は新しいお店に期待しまくっているこの薄情さ。😂
ねじりドーナツもあると良いなぁ。。。










#日記

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エンピツ日記

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02/22/2022








02222022 にんにんにゃくにゃく。


雪が降っている。ちらちら粉雪。
1時間くらい前はみぞれのような雪だった。窓から見えるever greenの葉先に無数の水滴が凍ってくっ付いている。
葉の中でcardinalがじっとしているのが見える。隠れているのだろうけれど、赤いからよく見える。

風がものすごく冷たい。




エンピツ日記でとっても懐かしい人に再会した。





#エンピツ #日記

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selective hearing

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02/21/2022









最近、びぃ坊は呼んでも来ないことがある。
特に、早朝。
びぃ坊は全身こげ茶色。まだ暗いので、まったく見えない。
わたしたち夫婦は、彼のことをinvisble dog→Ninja dog、さらにはShinobiと呼ぶようになった。
辺りが暗いと庭の何処にいるのか全然話からないし、家の中でも薄暗いところで寝てるのに不意に気付いてギョッとすることがある。
Where is Bevo? と探すことも多い。
呼んでも知らんふりをするからだ。


以前はそんなことはなくて、呼べばすぐにやって来た。ない尻尾=お尻をふってやって来た。
あらーびぃ坊、そんなところにいたのー!!よしよし!!と言って、撫でたものだ。

それがどうよ。
このところ(と言っても1年くらい)、呼んでも帰って来ないことが多い。
夜の明けない暗がりで、何やら小動物を見つけたのか匂いがあったのか、吠えるときは非常に困る。まだ5時とかなのだ。いくら犬は吠えるもの、と言ってもねぇ。

階下にはトリーツの入ったボトルがあって、そんなときわたしはそのボトルを振りながら音を立て、びぃ坊を呼ぶ。
この作戦は、最初の最初、3回目くらいまでは効果絶大だったが、もう効かなくなった。
なんたるちーや。

耳が遠くなったのか、と心配したこともあった。
Deweyはじくじく耳垢で、良く中耳炎を起こした。デューちゃんみたいなことになってないかと耳の中を調べたが、めちゃくちゃクリーン。臭いもない。

Obedience classに連れて行ったのは1年半以上前のことだ。
呼び戻しはその前から既に出来ていたし、コロナがいよいよ拡大してクラスは途中で休止、その後、中止となった。(classは卒業したものと認定します、という連絡だった。笑)
とても残念だったけれど、びぃ坊はフリーで前庭に出せるようになったし、突発的、衝動的なことがあっても呼び戻しは完全に出来るようになった。

なのに、どうしたっていうのさ。
やっぱり耳に何か問題があるのかもしれない。今度、獣医さんに調べてもらおう。

と、思っていたのだが。


びぃちゃん。
たまーに、こっそりとパス公にトリーツをあげようとトリーツ缶を開けると、何処からともなくやって来て、わたしの目の前にピシッと座って見上げる。「ぼくにも!」

ダディが仕事から帰って来て、ガレージの開けられる音がすると、真っ先にドアの前を陣取って、待つ。「ダディ、ダディ、ダディ、お帰りなさい、ダディ!」

いや、ダディだけじゃなかった。
わたしが帰ってくるときにも、ドアを開けると必ずそこにいる。「お帰り、お帰り、マミィお帰り!」


こいつまだ若いのにもうBruceみたいになったね。

と、夫が言った。

ああああああ、そうか。そういうことか。

ブルースもそうだった。聞こえてるくせに聞こえてないふり。聞きたいことはちゃんと聞こえます。ってやつ。
ブルースはレタスが大好きで、わたしがサラダの袋を開けると、その音を聞きつけてすぐにやって来た。
ぶるーしぃー、庭に行こう、外に出よう、と言っても知らん顔してたのに。
散歩のときには、行きたいところがあると、必ずそこへ向かう。そっちは行かないよ、と言っても、「いや、こっちに行きたいから」と言って動かなかった。ブルースは大きいオゥシーだったので、一苦労だった。ブルースと行く散歩はいつも時間がかかった。poopもなかなかしてくれなかった。夫曰く、先にpoopしちゃうと散歩を切り上げられるって思ってるんだよ。


びぃ坊はブルースを知らない。
会ったことがない。
でも、本当だ。まるでブルースだ。ブルースはBlackTriで一見真っ黒なオゥシーだった。
びぃ坊にはその面影がある。不思議なものだ。

もしかしたら、ぶるーしぃがびぃ坊のところにやって来て、わたしたちと一緒にいるのかもしれない。呼んでも来ない時とか、特に。
そう思うと、すごく嬉しくなって、びぃ坊を呼びながら、心の中でブルースも呼ぶ。
そしてびぃちゃんが戻ってくると、とてもとても、愛しく思う。









#日記 #犬日記

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パッチワーク

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02/19/2022










待ち合わせに遅れてしまうかもしれない。
時間を気にしながら乗り込んだ。目的地まで直行の乗り物。のっぺりとした外観の特急列車(だと思う)だ。音もなくやって来て、ドアが開き、時間きっかりに音もなく出発した。
外の風景は何も見えない。というか、窓がないのかもしれない。
車内は空いていて、わたしは適当なところに座った。とりあえず時間には間に合いそうだ。


指定されたお店は小洒落な居酒屋風。お店の中央付近に厨房があり、席から見えるようになっている。
中に入ると、友人が手を上げて知らせてくれた。
ごめーん、遅れるかと思ったーと言うと、
だいじょぶ!まだ、わたしたちだけ〜。と、彼女が言った。

先に始めちゃいましょう、と、わたしたちは飲み物とアペタイザーをオーダーした。
そのうち、みんな来るでしょう。
わたしはシャドネー、彼女はサングリアを。それから、fried cheese curdなどの入った、アペタイザープレート。

彼女と話し込んでいたら、元同僚のマンディー(仮名)がやって来た。Heyyyyyyy!わたしたちを見てそう言った後、彼女はイキキキキー!!と、猿のようないつもの笑い声を立てた。

わたしたちの席にやって来たマンディーは、オレンジや赤、黄色がベースの明るいパッチワークのフレアースカートを履いていて、それは思いがけず彼女らしくて、とっても素敵だったので、I LOVE YOUR OUTFIT!!!!と、称賛した。
彼女は、Shut up!!!と言って、ウキキキキーと、笑った。

わたしは、そうそう、わたしも似たような感じのsweaterを持って来たのよ、見てみて!!と、ショルダーバッグの中を探る。
のに、あれ?入ってない。。。
寒くなったときのためにって、入れて来たはずなんだけど・・・と、思う。

すると、友人が申し訳なさそうに言った。
ーm....少し前に脱いじゃったからね、、、、

は???脱いだって???どーゆーこと???

I was puzzled.

すると、レストランの給仕さん(とても品のある人だった)が、
ーお客さんの衣服はこちらにございます。
と言って、茶色い袋を持って来た。その中には、わたしの長袖のセーターが丁寧に畳まれた形で入っていた。それだけではない。なんと、肌着と、ブラジャーまでが。OMG!


その後に聞いた友人たちの話によると、わたしは非常に高揚した感じで、ニコニコと笑いながら、
I DON'T NEED THIS!!!
などと言いながら、脱いだのだそう。全てを。つまり、トップレスになったのだと。
そして、誰にどう促されてかわからないのだが(聞けなかった)、ジャケットを着たのだ、と。


えええええええええええええええええええええええええ

言葉を失う。
そんなワケがない。だって、ついさっき、友人とこのお店で会って、それから白ワインをオーダーして。
そうだ。白ワイン。わたし、まだグラス2杯しか飲んでない。
そうでしょ?

と口にするつもりだったが、周囲の友人たちの様子を見て、わたしの記憶が飛んでいることを知る。
いやいやいやいやいやいやーーーあり得ない。
酔っ払うことはある。あるけど、酔っ払ったからって、公衆の目前で、裸になるなんて、、、ないないないないない!!!!

頭の中ではぐるぐるぐるぐるそう叫んでいたが、無意識に胸元をばんばんと叩くと、確かにジャケットの下はノーブラ、、、なんてこと、、、、!そして、茶色い袋の中の衣服(&ランジェリー)を見ると、もう何も言えなくなった、、、、、


なのに友人たちも、お店の人も、わたし気持ちなど、まったく意に介せず、という感じ。
マンディーは、わたしのセーターを見て、Yeah, Kinda same!! と言って、ウキキーと笑い、good!と、親指を立てた。いやいや、それどころじゃないんですけど、、、。


シャドネー2杯と思っていた。なのに、どこかで記憶が飛んだ。
2杯じゃなかったのか。それとも、アルコールにすごーく弱くなっちゃったのか。
そう言えば、友人たちに混じって、何人か男性もいたような気がする。それは知り合いの男性と、初対面の人と。
誰だ?
思い出せない、、、えー???自分、大丈夫か????????

ぐるぐる考える。が、とにかく何も思い出せない。
ヤバイ、と焦る。
とにかく、もう何も飲まずにおとなしくしていよう、と思う。後でゆっくり考えよう。


そんな時、給仕さんがやって来て、お会計はどのようになさいますか、と恭しく言った。
友人たちは一斉にカードを出したが(6人はいたと思う)、それよりも少し先にわたしはカードを出して、言った。Altogether.


友人たちは、後で精算しようねーと言っていた。
わたしは、そんなことより早く家に帰って、今日のこのことを詳しく検証しなければならない、と思う。

ロケットみたいなのっぺりとした列車を待ちながら、急行とか特急とか、どうやって調べるんだっけか、、、、と、悩んでいる。




・・・


信じがたい、怖ろしい夢。

自慢にもならないが、わたしは酔って裸になったことはない。
夢だから心配ない、と言い聞かせながら、でも、これって何?何かの願望???と、かなり困惑したし、出来ることなら忘れよう、こんな夢。とも思った。



でも、こうして書いたのは、こんな夢を見たのは、青豆の行動のせいだと思い出したから。
それなら合点がいく。

夢で良かった。
夢だけど、夢じゃない。
と、ならなくて良かった(たぶん!)。


















#ユメモ #日記

ワオ!と言っているユーザー

英会話きちんと

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02/18/2022








今日は姉1の誕生日。

昨日、日本時間で朝の7時半頃に、「おめでとう」とLINEで送った。
ほどなくして、姉から、

いつも
忘れずに(LINE)
ありがとう〜❣️❣️
お陰で朝から
happy happy

幸せな気持ちになりました❣️

と、返信が来て、思わずホロリとしてしまった。
ありがとう、は、こっちです。

姉1には、何度お礼を言っても足りないくらい、色々と助けられた。うちの娘は今でも姉1のことをa mommyと呼んでいる。彼女にとってはいつもいつまでも第二の母。


先週、姉に誕生日のプレゼントをオーダーした。
amazon、仕事が早過ぎて、誕生日の5日前に届いたらしい。笑

贈ったのは、これと、これ。
前から、英語を習いたい、と言っていたので。

姉さん、4姉妹ヨーロッパ旅行では、サポート期待していますよ。うっきっき〜!










#日記

ワオ!と言っているユーザー

日本語ちがい

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アンさんからのクリスマスカード... アンさんからのクリスマスカード
とっても嬉しくてInstagramにアップしていた
アンさんはきっと今も絵を描いて... アンさんはきっと今も絵を描いていると思う。
02/17/2022








Johnny(仮名。大好きなJohnny Weirとどこか似ているので)から初めて声をかけられたのは、11月末頃だったと思う。
ランチの時間だ。
生徒は、バーコードの付いたIDををスキャンすることで、ランチの費用を支払う。
(ちなみに、うちの州はパンデミック以来BreakfastもLunchも無料となっている。有料になるのは追加分のアイテム。2皿目のメインディッシュとか、ドリンク、スナック類など。)

ランチはA, B, Cの3グループに分けられていて、時間になるとカフェテリアのシャッターが上げられるのだが、大勢の生徒が我れ先にと入ってくる。まさに大波が押し寄せてくるような、凄まじい光景だ。

わたしは大抵、Post 2と呼ばれるレジを担当していて、それぞれの生徒のIDをスキャンし、残金を確認しながら追加アイテムを渡す。全員がIDを持っていればスムーズなのだが、持って来ない(忘れたではなく、持って来ない、、)生徒も多く、その度に名前をタイプしなければならない。生徒たちの食事時間は30分程度で、ベルが鳴ると次のクラスに向かわなくてはならないので、みんないつも急いでいる。そんなに急ぐのであればIDを持って来れば良いのに、と思うけれど、若い人たちにはそれが分からないらしい。

そういうわけで、レジはいつも長蛇の列になる。IDを持っていない子の名前を間違えてタイプすると、余計に時間がかかり、並んで待っている生徒たちはもちろんのことだが、当の本人が、Not D, I said E!!とか言ってきて、はぁ?とか思う。こともある。
たま〜に、その態度はどうよ?という感じで、黙ってじーっと見つめると、I'm sorry..と返す生徒もいるが、ふてぶてしい態度のままの生徒もいる。やれやれ。

前置きが長くなった。
そんな長蛇の列の中にJohnnyはいて、いきなり、xxxx xxx xxxxxxxxと、マスク越しでも真っ赤な顔をしてるのがわかるほど、はにかみながら言った。
一瞬、ん?と、思う。良く聞き取れなかった。英語じゃなかったような、、、?

すると、彼は意を決したように身をただし、

アナタ ハ ニホンジン デスカ?

と言う。おおおおおおおおお、と思いながら、Yes, と口にしたあと、慌てて、はい、そうです。と、答えた。すると今度は、

アン ヲ シッテ イマスカ?ワタシ ノ トモダチ デス。

あらーそうなの。知ってる、知ってる。日本語、上手ね。

そう言うと、彼は頭をぶんぶん振って、でも嬉しそうにこう訊いてきた。

アナタノ オナマエヲ オシエテ クダサイ。

そこで名前を告げると、何度もわたしの名前を繰り返した後、

アノー、チップス ガ ホシイ。

と言って、買った。それが一番最初の会話で、たった二言三言ではあったのだが、後方に並んでいる生徒たちはなんだなんだ、と見ているし、彼自身もそれを感じたのだろう、その後、ジャ、サヨナラ!と言って、去っていった。


それ以来、Johnnyは毎日、わたしのレジに来る。
ほとんどの生徒は、トレイに載せたLunch mealを持って並んでいるのだが、彼は何も持たずに列の中にいる。そして、自分の番になると、

mサン、コンニチハー。

と言って、日本式に頭を下げて挨拶をする。わたしも、つられて、こんにちは。と頭を下げる。
彼はずっと同じチップスを買い、わたしと日本語で話すことを至福の時間と思ってくれているらしい。ものの20秒ほどの時間。

何度もわたしのレジに通ってくれるので、彼が日本語を学んでいるということ、日本が大好きだということ、さらには来年の夏から1年間、日本の高校に留学する、ということを知った。
彼はそれらを英語ではなく、拙い日本語でわたしに教えてくれた。(今では、後ろに並んでいる生徒たちは、「またかよ」という感じになっている。)そして、毎日、何か新しいフレーズを使おうと努力していることが伺える。

そんなある日。というか、昨日のこと。

いつものようにやって来た彼は、mサン、コンニチハ〜。と頭を下げながら挨拶したあとに、

ツマラナイ コトデ イジヲ ハッテ チャ アカンデー!

と言った。

は???わたしは目が点になる。でも彼はわたしが良く聞き取れなかったのだと思ったのだろう、さらに明瞭な声で繰り返した。

ツマラナイ コト デ イジ ヲ ハッテ チャ アカン デナー!!!

なんじゃそら!!と思ったが、張ってない、張ってない、と言うと、彼はパァッと明るい顔になって、

ワカリマシタ カ? カンサイ ベン デス!

と、誇らしげに言った。
あちゃー、、、と思ったが、何せ時間がない。その日本語の意味をわかっているのかどうか、英語で訊いてみようかとも思ったが、それもかわいそうだと思う。なぜって、こんなに嬉しそうな顔をしているではないか、、、。

そこでわたし、昨夜は、彼の言った日本語を英語でメモに書いた。今日、会ったときにそっと渡そうと思ったのだ。きっと、アニメか何かのセリフだろう。一生懸命、覚えたのだろう。それを笑い飛ばすことは出来ない。こういう意味なんだよ、ということだけ伝えよう。そう思った。

なのに、その小さなメモを紛失してしまったバカなわたし。せっかく良い作戦だと思ったのに。ランチサーブの直前に気付いたので、新たに書く時間もなかった。まぁいい。明日でもいっか。

と思っていたら。
なんと、今日Johnnyはわたしのところに来るなり(ちゃんといつも通りの挨拶の後だけど)、

ニホンゴ ヲ マチガエ マシタ。チガウ ニホンゴ デシタ。
コンナ トコロ デ ガンバッテ イマス ネー!

全然、違うフレーズ。笑
しかも、ちょっと変。でも、言いたいことはわかりました。
「頑張って」は、英語にしにくい。うちの夫も時々、使う。ガンバッテ、クダ サイ〜!
Keep up the good job! という感じかな。


しかしJohnny、どうやって昨日の日本語の間違い(?)を認識したのだろう?それが知りたいけど、そういう(日本語の)質問は彼には難し過ぎるだろうと思って、聞きにくい。せっかく一生懸命、日本語で話してくれているのだから、日本語で返してあげたい。


ちなみに、アン(仮名)は、以前わたしが補習校で受け持った生徒。彼女はいつもお弁当を持ってくるので、ランチを買うことはない。でも、たま〜に「m先生、元気〜?」と、顔見せに来てくれる。とても優しい子だ。小さなアーティストも素敵なお嬢さんになりました。









#日記

ワオ!と言っているユーザー

リサイタル

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02/16/2022








幼馴染のmはピアノを教えている。
mの亡くなったお母さんは教会のオルガン奏者で、mは小さな頃からピアノを習っていた。
わたしが一時期だけピアノを習っていたとき、我が家にはピアノなんて(オルガンすら)なかったので、時々mの家に行って、ピアノの練習をさせてもらった。
でも子供心に、なんとも場違いな感じがして、だんだん足が遠のいた。
先生からは毎日鍵盤に触れなさい、指を動かしなさい、どうしてもピアノに触れられないなら紙の鍵盤(バイエルの付録)で練習しなさい、と言われた。
mのお母さんからは「いつでも良いから来て練習しなさい」と言われたらしいが(母がそう言っていた)、これがどうして、なかなか行きづらかったのだ。大体に、mのお母さん(わたしの母の姪にあたる)はすごく厳しい感じがしたし、mの祖父(わたしたちは「ちゃん」と呼んでいた)は「金ハブ」と言われていたくらいで、わたしにとってはものすごく怖い存在だった。mの祖母(わたしの母の姉。わたしたちは「おっかん」と呼んでいた)は「ちゃん」よりは優しかったけど、やはりちょっと近寄り難かった。なので、彼らの家でピアノの練習なんて、とんでもなかった。

mは姉3と同じ歳で、ふたりは小さい頃から特に親しかった。mと姉3とが、大きなビーチボールを抱えて座っているまだ赤ん坊だった頃の写真もある。双子かと思うくらい、ふたりは良く似ていた。

わたしはある時ピアノ教室を辞め、同じような時期にmは本土の学校に行くために島を出た。後から聞いた話では、九州のどこかの進学高校から音大に入り、卒業したとのことだった。
そして、気づいた時にmは島に戻っていて、いつの間にか島の人と結婚していた。その間、あの、わたしが密かにおそれて(畏れて)いたmのお母さんは亡くなり、ちゃんもおっかんも他界した。


mが結婚して、子供たちが出来て、わたしにも娘が出来(mの最初の子と娘は同じ歳だった)島に連れ帰ることが多くなり、また付き合うようになった。もちろん、わたしよりも姉3のほうが親交が深かったと思う。しばらく疎遠だったのに、そんなことは気にもならないくらい自然に繋がっていった。
いつだったか、島に帰省した時に我が家に遊びに来たmは、わたしの顔を見るなり、歳とったね〜、と言うので、はぁ〜〜〜〜???と言いながら、大きく笑った。さすが、親戚だわ、と思う。そこにお世辞とかはまったく存在しないのだ。笑


ある時、mに某音楽会に招待された。
彼女は合唱団に入っていて、何かの合唱コンサートが開かれるとのことだった。mは「面白くもなんともないかもだけど」と言いながら、それでも出来ることなら大勢の人に来てもらいたいから、と言って誘ってくれた。
わたしたちは、喜んで出かけて行った。わたしと、姉2、姉3と。娘も一緒だったかもしれないが、よく覚えていない(娘よ、ごめん!)。

何曲かの合唱があり、そして、ある曲を、mがピアノ奏者として演奏した。
mは舞台中央にあるピアノに進み出て一礼し、座って、ひとつ深呼吸をして、指揮者を見上げ、コクっと頷いた。指揮者は対応するかのように指揮棒を上げ、振り下ろされると同時に、mのピアノが鳴った。

わたしも姉2も姉3も、うーわーーーーm!!!!と、心の中で拍手喝采しながら、見て(聴いて)いた。演奏しているmは、いつものmじゃなくて、でもやっぱりいつものmでもあって、魔法のように動く指や、揺れる体、指揮者を見上げる目、何もかもが素晴らしくて、曲が終わってから、わたしたちは手が痛くなるほどに拍手した。すごい、すごい、すごいーーー!m、かっこいいいいいいい!!!


帰り道、姉3が「発表会というのは良いね」と言った。「人前に出て、発表する、ということは、やっぱり、良いことだと思う。」と、言った。わたしたちは皆、気持ちが高揚していて、mがちょっとだけとちったような箇所があったことも、その時にmが、ちょっとだけ笑ったような気がしたことも、全てが最高のものだと言い合った。


あの時のことを、時々、思い出す。
どうして、人前で発表することが良いことなのか、ということを考える。
わたしはそういうのがとても苦手だ。試験とかも大嫌い。出来ることならそういったことから離れていたい。誰かに批評されるのは避けたい。その他多勢に埋もれて、人知れず、ひそかに、ひっそりと。

でも、時々、思い出す。
演奏を終えた時の、mの晴れやかな表情。何よりも、演奏している時の、mの、自由な動き、何者でもなかった、あの感じ。
そして、それを見た時の、そのときを共有したわたしたちの、あのしあわせなひととき。


発表会、というのは、そういうことのためにあるのかもしれない。
よくわからないけれど、わたしたちも、mも、そして多分そこに居合わせた全ての人たちが、何かを受け取り、味わった。


わたしは、島に帰って、mに会う度に、「リサイタルをしよう〜」と言っている。mは、そんなこと出来ん〜と、笑っているが、本気でそう思っていて、どんな風に行うかのも考えているし、mに演奏してもらいたい曲も考えている。(mは練習する期間が必要だから、と言っていたので、まんざらでもないのだと思う。笑)
計画としては、6〜8曲。休憩を入れて、その休憩時間には、手作りのケーキと美味しい珈琲または紅茶をお出しする。招待したい人もある程度、決まっている。少人数の予定。
そして、無事にリサイタルを終えた夜には、我が家に移動してお疲れさん会。姉3の手作りピザと美味しいワイン。そして、姉2のギターで歌おう。


と、ここまで具体的だと、実現しないわけがない。と、確信しているわけです。











#日記

ワオ!と言っているユーザー

自画像

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自画像
02/15/2022









Costco で買った水。
職場にいつも持っていく。
皆それぞれ水を持って来る。サーモボトルに入れて来る人もいる。
持参した飲み物は専用の場所に置く。なのでみんなそれぞれ名前を記入している。


随分前、誤って同僚の持って来た水を飲んでしまった。
ふた口くらい飲んだ後に気づいた。
L?Lって何?と、じーっと見ながら、やけにヒョロヒョロと細いレターだなぁ、なんて思うおバカさん。😰

そこにはmというわたしの名前ではなくLという同僚の名が書かれていた。
うぎゃーーーーー😱😱😱
I KISSED L!!!!
LもCostcoで同じ水を買ってたのねーーーー。


Lはその時ちょうどいなくて、彼女が戻って来てから平謝りに謝った。🙇🏻
みんな大笑いだった。
Lも笑って、いいよいいよ、と言ってくれたけれど、その後、新しくお水を買って返した。



それ以来、マイお水には名前だけでなく、目立つように絵を描いている。毎回、同じ顔にはならないし、髪型も変えている。

で、今日のわたしは最高に自分自身じゃないか?と思って、記念に撮影した。



だいぶ髪が伸びてきた。








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ワオ!と言っているユーザー

愛を祝う

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02/15/2022









Valentine's Dayの少し前に、娘から
Hey can I get your chocolate chip cookie recipe 🥰
というLINEが届いた。

へぇ。。。と、ちょっと驚く。
家を出てから料理をするようにはなったが、Bakingは聞いたことがない。
さてはオーブンを新調したか?と、思いながら、レシピを送った。
最近、お気に入りの彼のやつ。→Double Chocolate Chip Cookies

It was the BEST
Thank youuuuuuuuuuuu!!!❤️


ついでに、ダブルチョコチップじゃなくて普通のチョコチップもあるからね、と伝えておいた。


そんなことがあったので、日曜日にチョコチップクッキーを焼いた。前にダブルチョコチップのほうを焼いて最高に美味しかったので、こちらも試してみるかと思った次第。


個人的にはダブルチョコのほうが美味しい。というか、どちらかと言うと、好き。
でも、夫はIt's really good!と言って喜んで食べていたから、結果おーらいかな。

ちなみにValentine's Day用には、Lemon Icebox Cakeを作った(チョコチップクッキーはオマケです)。美味しいMeyer Lemon Cookieを買ったので、生クリームをホイップしてレモンも入れて、クッキーに挟んで挟んで一晩寝かして、と言う簡単なやつ。
これは美味かった。自画自賛。


で、昨夜、娘からHappy Valentine's Day! Are you making anything special?と来た。
が、父は仕事でいないこと、Lemon Icebox cakeとChocolate Chip Cookieを作ったことを伝え、そっちはチョコチップクッキーを焼いたのか?と訊いてみたら、ブースターショットを受けて体調崩して寝込んでた、とのことだった。
なんだ、残念。


そのうち焼くのかもしれないし、機会を逸してしまってもうその気にはならないかもしれない。どうかな。

てか、日本ではやっぱりまだ女性から男性へ、という流れなのかな。
こちらはどちらかというと男性から女性、という感じかも。

我が家の場合、お互いに。
なんつったって、愛を祝う日、ですから。










#日記

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変える

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02/14/2022









Happy Valentine's Day 💖


2月はいろいろ!
6日、9日、14日、その次は18日、姉1の誕生日が控えているー。


明日の朝になったら、Google classroomの画像を変える。
1月は雪遊びをしている子供たち、夜のかまくらに入ってお餅を食べる子供たちなど、いくつかをちょこちょこ変えて、1月最終週から節分の絵、2種、節分が終わってからすぐにバレンタインの絵に変更。生徒たちは気にもしていないと思うけど、classroomを開く度に同じ画像じゃつまらないので。
明日の朝には、少し早いけどひな祭りの画像にする予定。その後は、春の卒業の画像。


補習校の授業、残すところ後4回となった。2/19, 2/26, 3/5, そして3/12が最後の授業、午後から対面で卒業式が計画されている。このクラスを担当して2年だけど、実際に生徒たちに会うのは初めて&最後。不思議な気分だ。


補習校の講師は今年度限りで退職することにした。
新年度の4月からは対面授業再開ということだったが、遅過ぎた感。もう完全燃焼、燃え尽きました。
生徒たちはかわいいし、情もわく。だから後ろ髪を引かれる想いでもある。
けど、また4月から1年、、、、は、もう良いかな。

退職希望を出してから2度、なんとか継続していただけないか、との連絡をいただいた。
講師不足は毎年のことだ。昨年度も退職希望したのだけれど、何度か頼み込まれて翻意。結果的に受けたのだから、断れなかったとは言えない。自分で決めたのだ、続けます、と。

今回も、色々と考えた。
頑張ってもう1年、、、とも思った。が、最終的に退職希望を通した。
ただ、どうしてもどうしてもどうしても新しい講師が見つからない場合には連絡が来ることになっている。


わたしは娘を補習校に入れなかった。
現地校に通ってるのだから、せっかくの土曜日を潰すのはかわいそうだと思ったのと、わたし自身、そういう情熱がなかった。
だから、あっさり諦めた。

補習校の講師になってからは、あぁこんな感じだったら、娘を入れてみるのも良かったかもしれない、と思った。
短時間であれ、他の日本人らと日本語環境にどっぷりと身を置けるというのは、彼女にとって何かしらの力になっただろう。アイデンティティの面でも。


今は、補習校という環境を知って、良いこともそうでないことも色々経験して、そろそろ新しいことを始めても良いのではないかなと思っている。
補習校に費やした時間を、何か新たなことに。
それはきっと、良い変化だと思う。










#日記

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潜水フェリーのその向こう

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02/13/2022










某講習に申し込んだ。

講習前の課題提出は自由とされたが、ええいままよ!と、送った。
直後、えらいことをしちまった、、、、と、青ざめる。少なくとも2週間は放置していたものだ。それを送った。なぜに?自分でもよくわからない。
送っちまったモンは送っちまったモンだ、もう戻せない。わたしの手を離れ、あちら側へ渡った。とんでもないことをしてしまった、、と思う。勢いに任せたところはある。でも、同時に、よっしゃ、と思う。ちょっとした達成感もあった。「送る」と決断したこと、そしてそれを実行したこと。初めの一歩だ。ちょっとふわふわしている。けど、ちゃんと地に足はついている。踏みしめよう。それからだ。



滅多にお目にかかれる先生ではない。彼のお話を、どんな内容であれ直に聴けるのだ、そんな機会を逃すことはなかろう。
勢いにまかせて申し込んだ。その他大勢に紛れていれば良い。身分不相応だとか場違いだとか(同じ意味か?)咎められることはない筈だ。
違う。誰もわたしのことなど気にも留めない。相応しくない、と思っているのは自分自身。恥をかくかもしれない、と思っている。でも、どうよ。誰もわたしのことなど知らない。だから、気にすることはない。


そろそろ到着する時間だ。甲板に上がったら、陸地が見えるかもしれない。昔は、夕方出港、翌朝の明け方に到着というフェリーだったので、近づく陸地を目にしたことはない。でも、今なら見られるかもしれない、と思うと、胸が高鳴る。

甲板へのドアを探しながら通路を行くと、広いホールに出た。前面、天井まで全てが巨大な窓になっていて、その先には青く白い世界が広がっていた。遠く、小魚たちが群れをなして動いて行く。小魚たちの向かうところには柔らかな光の層が揺れている。
そうか、まだ海の中だったか、と思う。青い海、無数の泡。

「ご乗船の皆さま、まもなく、当フェリーは鹿児島港に到着いたします。下船されるお客さまは、ご準備をお願いいたします。この先フェリーは少しずつ上昇し、15分後には完全に海上運転に切り替わりますが、お客さまのご安全のために、甲板への扉は施錠されております。下船まで、船室にてそのままお待ち下さいますよう、お願い申し上げます。」


そうだった、甲板に出られるわけがなかった、と思い出す。
とりあえず、すぐ下船できるようにしておこう。今回は講習だけが目的なので、荷物は殆どない。weekender bagにノートパソコンも入れた。

バッグを抱えながら、前方に広がる海を見ていた。講習会場へ向かうまでのあれこれを頭の中で組み立てていたら、見る見るうちに泡がどんどん大きくなり、増えていって、とうとう、海上に出たようだった。しばらくして、モニターに切り替えられたのだろう、空の上から撮影されたフェリーが進む姿、そして薩摩半島、開聞岳が映し出された。
島からあっという間だった。何度も乗っているのに、あらためて驚く。すごい進化。時間も短い。船酔いもない。しかも飛行機より割安。

下船が近づいてくると、身がすくむ。いよいよだ。




会場は、思っていたよりも小さく、本当にここで良いのか、何か間違えちゃったのか、と思う。小さな町の公民館のような感じ。舞台があって、その前にはパイプ椅子が並べられていた。少々困惑、少々安堵。

中に入ったは良いが、シート番号も何もない。どうやらどこに座っても良いようだ。
聴講生はどれくらいなのだろう。少なくとも、会場したばかりで、選び放題だった。とりあえず、後方から数えたほうが早いくらいの席に座った。続々と人々が入ってきて、その様子を見ていたら、皆、最前列から座り出したので、自分もそうすれば良かったのかも、と、少し後悔した。でも、入ってくる人々の姿を後方から見ていると、なぜか安心して、この席で良かった、と思う。

前方に、とても懐かしい顔を見つけた。
幼馴染みの、k子だった。えええええ、かなり驚く。何十年ぶり???40年くらい???
k子はエレクトーン教室に通うお嬢さまだった。ほっそりと背が高く、気取りやなところがあって、わたしとは性格が全然ちがったが、仲が良かった。放課後や週末には一緒に遊ぶことが多かった。彼女の家には彼女専用の部屋があり(当時はそのことに驚いたものだ)、エレクトーンを弾いてくれた。両手の指が右、左、上、下の鍵盤へと動き、片足も動かしていた。楽譜を真剣に見ながら弾くk子は、時々、明後日のほうを見たり、目をつむったりして、それが最高にカッコよかった。

どうしよう、と思う。声をかけるのを躊躇う。わたしってバレるじゃん、と思う。でも何が困る?わたしの提出したものは彼女の目には触れない。わたしがここにいることも知り得ない。

と、後ろからいきなり声をかけられた。
m?mでしょう?

振り向くと・・・・・うーわーーーーー
同じく幼馴染みのt美。ええええええ、な、な、なんで???
t美はチェーリングの上手な子だった。手が大きい。わたしはいつも負かされた。いや、彼女に敵う子なんていなかった。無敵のt美。まさかこんなところで再会するとは。


mーーーーこの先生、良いよね。課題出した?わたし、出したけど、採用されなかった!!


うーーーーーーわーーーーーーーーー

なんて答えたら良いかわからない。いや、わたしのも採用されなかった。だから、何も心配することはない。いや、何を心配するのだ?


そんなとき、舞台下に講習を授ける先生が現れた。
まだ時間前なのに。気さく過ぎる、、、、、。皆に愛想よく笑顔で手を振っている。良いのか?まだ時間前だぞ。

彼は舞台にヒョイッと上がり、パイプ椅子を引き上げて、中央に座った。
足を組み、両手を上げて、「ようこそ!」と大声で言った。
え?始まる?もう?まだ時間前じゃないか?
サービス精神大き過ぎじゃないか?てか、やっぱりちょっと外れてる人なのか???
しかしこの人、やっぱりカッコつけだ。笑える。思った通りの人だった。カッコつけの、ロマンチスト。

申し込んでよかった。しっかり聴講しよう。k子がなんだ、t美がなんだ。要は自分なのだ。だんだん、ワウワクしてきた。


が。

いや、待て。
そんな筈はない。
講習は対面ではない筈だ。オンラインな筈。

だよ。これ、違うよ。

夢か?夢なのか?
そうだ、夢に決まってる。


時間。
今、何時?

講習、何時からだ?まだ間に合う???





・・・・

苦しい、目覚め。

夢でした。😑

しかしながら、あの潜水フェリー。前にも乗ったことがあるのです。何度も、ある。
夢の中で、、、、。










#ユメモ #日記

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2014

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02/12/2022








仕事関係の某書類、提出期限が月曜日午後4時となっていた。
とりあえず提出義務の有無に雇用年数が関係してくるらしいので、自分が雇用された年を調べる。しかしながら、毎年、年度始めに送られてくる契約書は翌年には破棄しており(不要だしね)、初年度のものなどどこにもない。

ちょうど夫が帰宅したので、訊いてみた。彼は数字に強い。色々なことを覚えている。
でも、妻の雇用年はその範疇にはなかったようだ。そら、そうか。
Think 2015?
ふと、じゃぁこの街に越して来たのはいつだったっけ?と訊いてみる。
2013.

と、いうことは。と、考える。
ここへ越して来て、その翌年の夏から今の仕事になった。だから2014だということになる。きっとそう。そうなる筈。。。

と、ここで、日記があるじゃないか!!と、思い出す(←やっと)。
で、過去に遡って見ていくと・・・
あったあった、ありました。2014年8月27日にオリエンテーションを受けに行った、となっている。こういうことで役立つのね、10年日記、ありがとう。
ちなみに、よって、書類の提出は不要であることが判明。やれやれ。


ところで、この探しもののおかげで、過去日記をいくつか読んだ。
まぁ〜〜〜色々あったんだなぁ〜と、今さらながら、思う。今の職場に変わるまでのすったもんだが懐かしい。それから、最初の年の、人生初の、bullying situationの日々。今だから笑って話せるけど、かなり辛かったんだわ、それが滲み出ている、文面に。懸命だったんだなぁ、と思う。でも、そのことだけを綴っているわけではなかったのが嬉しい。雨降り


今、もし彼女に会ったら、わたしはどんな風になるだろう。今でもやっぱりぶるぶる震えてしまうだろか。それとも、普通に話せるだろか。どうだろう。まったく予測がつかない。








#日記

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喜怒哀楽

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02/11/2022









mは感情表現が豊かでわかりやすい。
と、同僚に良く言われる。
ーいや、そんな筈はない。日本人は無表情で見分けが付かないと言われている。
ーじゃぁmは日本人じゃないね。と、同僚は笑う。
ーいや、わたしは典型的な日本人。ロボットとも言われている。

と、これは日本人のことを良く知る彼にだけ通じる人種差別を皮肉ったジョークです。


マスク着用になって久しいが、以前はもちろんマスクなど無用の世界だった頃。
当時のパートナー(彼女は昨年、退職した)からも、mの顔の変化が面白すぎる!と良く言われた。それも、普通にしゃべっているときに。
批判されているわけではないし、好感的に受け入れられてはいるのだが、当然ながら褒められているわけでもない。シンプルに面白過ぎる、という事実。
そっかぁ?と返す。(と、またその顔が良いと言って笑われた。)
時々、彼女は涙を流しながら笑っていた。
そんなに???と不思議に思ったものだ。笑わそうとしてやっているわけではないのです。コメディアンじゃないんだから。

1Q84の青豆は顔をしかめると、顔面の筋肉が活発に働いて(?)表情が激変するらしい。それは、その顔を見た人が恐怖で縮み上がるほど、ということだ。

わたしの場合、笑われるだけだから、日常生活に支障は来していない。よって、喜ばしいことだと思って良いだろう。多分?



でも表情筋を動かすことは良いことらしい。
美容的には、シワやたるみを防ぐ。と、言われている。
顔だけじゃなく、舌、首の筋肉を動かす嚥下体操というのもあって、これは年寄りの誤嚥防止でもある。


昨夜、スノーボードを見ていて、平野歩夢の2本目で大喜び。わたしの声にPascalが反応してガウガウ。ごめんごめん、はしゃぎ過ぎた、とパス公に謝った。
夫は「これで金を決めたな」と冷静に言っていたのが、点数を見て、WHAT !😮
アナウンサーもコメンテーターもあり得ない、と、大騒ぎだった。何かの間違いじゃないのか?

3本目。
人間じゃないみたいに、まるでアニメとかC Gとか見ているような高さで、これはもう絶対に大丈夫でしょう、と言いながら、点数を待つ。

He did it !!!

立ち上がって喜ぶわたしにパス公がガウガウ言いながら飛びついてきた。
やったやったやった〜!!ダンスダンスダンス!
パス公をさらに興奮させた。
夫は笑いながら見ている。そして、それ以上やると危険だよ、君は学習しないな。

でした、でした。


話が逸れてしまったけれど、感情豊かで良いでしょう、ということ。
笑われようが、犬に飛びつかれようが。
豊かに感じ、豊かに表現。








#日記 #犬日記

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02/10/2022








今朝、いつもの時間(4:50)に起床、まずは犬たちをbackyardに出す。
昨日より明るい。気のせいか?

昨夜は気になっていたフィギュアスケートを見ることなくベッドに行ったのに、眠気が残った。珈琲を飲みながら、ぼーっとしているうちに時間が過ぎてしまった。
(それで今頃になって、書いている。)



職場へ向かう途中、信号待ちをしていたら、左側からSchool Busがえらいスピードで左折して行った。6時35分頃。ものすごーく急いでいたっぽい。それなりの理由があるのだろうが、基本、School Busは乗客の有無に限らず超安全運転なので、かなり驚いたし、大丈夫かなと心配にもなった(この時間だからまだ生徒は乗っていない筈)。

でも、このおかげでシャキッと目が覚めた。
うわーーーーーーーなにごと???大丈夫??? なんて口にした自分に笑った。
自分こそ、大丈夫か?って感じ。







#日記

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不思議な一致

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不思議な一致
02/09/2022








昨日、母の命日が近づいてきて花を予約した、と書いたのだが、今日は、父の命日だった。
そして今日は、義父の命日でもある。

わたしの父が亡くなったのは、もう随分前のことで、わたしは6歳だった。
なので、父の記憶はあまりない。殆どない、と言っても良いだろう。おぼろげにある父の記憶は、母や兄、姉たちから聞かされたもので、自分自身のものではないような気がする。
それでも確実に自身の記憶として残っているのは、あの朝、長兄に起こされて病院に向かったこと。兄の車の後部座席の窓から、夜の明けぬ黒い海を見つめていた。
それから、病院の地下、広いホール、足音の響く冷たい床、大きな丸い柱たち、そこで弟と一緒にいたこと。
家のオモテ(と言われる居室)に父の亡骸が横たわっている。母は正座して、さめざめと泣いている。兄たちは少し離れたところで整列して正座していて、兄たちもまた涙していた。弟が声を出して泣いて、兄2が弟を膝の上に抱っこしたこと。それを見て羨ましくなって、自分も泣こうかな、と思った。
お葬式の記憶もある。でもそれは後に写真を見て焼き付いたものかもしれない。
父と、遊んだこととか、何か言われたこととか、そういう記憶は一切ない。
それでも淋しいと感じることはなかった。気がつくと父はもう他界していたので、それが普通だったからだろう。
学校の運動会とか何かの行事で父親が参加するのを見て、少し心が痛んだくらい。それでも父の代わりに長兄が参加してくれた(父親参観日)のは逆に誇らしく感じたりもした。

父は脳腫瘍だった。
良性だったらしいが、診断が遅れ、治療が出来なかったと聞いている。腫瘍が大きくなり、脳を圧迫し、最終的には生命を絶たれた。


義父は膵臓癌だった。
その診断を受けたと聞いた直後、わたしたち夫婦は義父の元を訪ねて行った。渋る夫をわたしが説得した。行けるときに行こう、無理してでも時間を作って行こう。


あ、時間になってしまいました。
続きはまた後で。


・・・

会いに行ったとき、義父はとても元気だった。
以前に比べると少し痩せてはいたが、身体の調子は良いと言っていて、大袈裟に聞こえちゃったかな、と笑っていた。ちょうど、化学療法の1クールを終えて、休止中だった。治療中はやはりちょっとキツかったけどね、と話していた。息子が来てくれたのが、とても嬉しかったのだと思う。夫と義父は、尽きることなく話していた。
わたしたちは、調子の良くなかった老犬Bruceを義両親に預けて、DeweyとCosmoを連れて行った。Deweyはわたしたちが迎え入れる前に色々とあって、人間不信が強く、あまり近付くと吠えたり唸ったりする。そのことは義父たち(義父と義継母)にはしっかりと伝えておいた。彼らもまた犬と一緒に暮らしていたので、良く理解してくれた。自然に、とにかくまったく構わなかったので、Deweyは最初こそ緊張していたが、少しずつ慣れてリラックスしていた。夫と義父が何かの試合を見ながらスポーツの話をずっとしていたときには、いつの間にかふたりの近くに行って、寝そべっていた。それを見て、「この犬はとても、とても、とても素晴らしい犬になる。既にそうだけど、これからもっともっと、素晴らしい犬になる。」と夫に言い、お前はなんて素晴らしい犬なんだろう、と、デューちゃんに言った。わたしは義継母とリビングで話していたのだけれど(Cosmoはわたしたちと一緒にいた)、それが聞こえてきて、心から感動したのを覚えている。デューイのことをそんな風に最初から認めてくれる人間はそうそういなかったので。今でもその時の光景を思い出すと、涙が出てくる。義父は、とても穏やかで、優しい人だった。

義父が亡くなったのは、癌が進行して、ということではなかった。
義継母が言うには、風邪をこじらせて肺炎を起こしたのだそうだ。
連絡を受けたのはわたしだった。夫は仕事で、しばらく連絡がつかなかった。夫と連絡が取れるまでの間、わたしは飛行機のスケジュールを調べ、どのフライトで行けばもっとも早く行けるか、検索していた。
結果的には、飛行機で行くよりも車で行った方が手っ取り早いことが判明し、車で向かった。
娘にもすぐに連絡し、彼女も一緒に行った。


同じ日に亡くなったなんて、、、
そう思ったけれど、そういう話をしたのは、だいぶ後になってからだ。



今日、仕事帰りに花を買った。
父と、義父を偲んで。




夫と娘は誕生日が同じで、わたしの父と夫の父親は命日が同じ。
ジブリの映画(確か「耳をすませば」?)の中で、「不思議な一致だね」というのがあって、それを思い出す。
本当に、不思議な一致だな、と、思う。



















#日記

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02/08/2022








母の命日が近づいてきた。
昨日、母のために贈る花を予約した。

うちの島には花屋は何軒かあるのだが、花キューピッドとかイーフローラというサービスをしてくれるところは1軒しかない。
以前、お気に入りの花屋さん@東京から島に送ろうとしたら、配達圏外と出た。送料かかっても良いから、と思ったのだが、生花を送るには島は遠過ぎた。品質を保証出来ないから、ということだった。誠意を感じる。けど、残念。

そういうわけで、毎回、同じ花屋さんを介して贈っている。
マイページを見ると、過去にどんなのを送ったかも写真付きでわかる。
去年はブルー系の花だったようだ。なので、今年は白系にしてみた。フラワーアレンジおまかせで。


姉3からはいつも「送らなくて良い」と言われる。
そんなことにお金を使ってくれるな、と。
こんなことしか出来ないから良いのだ、と思う。自分のために送っているようなものだ。

母の命日、母の誕生日&母の日、お盆、クリスマス

大抵、年に4回。
花束にしたりフラワーアレンジにしたり。


去年のクリスマスには赤系の花束にした。
「あのお店、センスないんだよねぇ、、、」
姉3はそう言って、花器に生け直してくれる。

今回もきっと、お金使わんでーーーと言われるだろうな、と、苦笑しながらオーダー。


墓参りに行きたいとか、ミサに授かりたいとか、そういうことは思わない。
(生前の)母の願いはそこにあったとは思うけど、今ではもう神さまみたいなものだから、そういうことは気にしないだろう。都合良すぎる、と母は怒るだろうか。いや、そんなことはないでしょう。天国でニコニコだ。








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アフロ

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02/07/2022









アメ人オタクフレンドから勧められて見始めた「王様ランキング」が最高過ぎる。
最初の頃はボッジ(メインキャラクター)以外のダークさが滲み出ていて面白い!と思ったものだが、今じゃ登場キャラほぼ全員の純粋さに涙。

それとね。今は第2期放送中で、OPが素晴らしい。
一体どんな人が歌っているんだろ?と思って検索したら、Vaundyというアーティストだった。どうやら日本では有名になりつつ(或いは既に?)ある人らしい。若い。21歳。現役大学生、と出ている。
他の歌も聴いてみようと、YouTubeで拾ったら、


ひゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー

何この人。天才?

ここ数年、自分にとってはアニメの主題歌で日本の新しいアーティストを知る、という流れではあったのだが、これほど衝撃を受けたことはなかった。


ところで、彼の髪型、すごく良いわ。
自分は過去に2度ほど、あんな髪型をしていた。否、あんな髪型になってしまった経験がある。
あの時は、こんな髪型になっちゃった、、、と言って泣いた。
周囲からの「おかしくないよ、大丈夫だよ」との声に慰められて、しばらくはその髪型で過ごしたが、結局はストレートパーマ液を使って強制的に髪型を変えた。2度とも。

先取りし過ぎだったな。
今だったら、誰からも笑われないかもしれない。

大島凪も棉来かごめもアフロだった。
うちの学校にも一人いる。彼は正真正銘のアフロ。すごく素敵。最高に似合っている。

だからと言って、今の自分には似合わないだろう。
(過去の自分の写真、今見ると、なんか斬新で素敵に思えなくもないんだ、マジに)










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誕生日

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誕生日 誕生日 誕生日
02/06/2022









Happy Birthday!!!
今日は夫と娘の誕生日。
あと、姪っ子H(弟の長女)の誕生日でもある。笑
それぞれ、56、30、24になりました。おめでとうおめでとう。

今夜は夫の好きな海老チリを作った。













#日記

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06/19/2011 - 紬 -

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02/05/2022








06/19/2011

振り袖選びの話の続き。


わたしには姉が3人いて、いちばん上の姉は唯一、着物の着付けが出来ます。若い頃に習ったのです。あのときは、着付け教室に通う姉を見ながら、なんで着付けなんてものを・・と滑稽に不思議に思ったものですが、今では、あぁ自分も習っておけば良かった・・と思っています。(そしたらこの国でとても面白がられただろうに!)

姉は、わたしたち姉妹の中で唯一、成人式に参加しました。もちろん振り袖を着て。母のたっての願いだったそうですが、姉もまたそうしたかったのでしょう。
わたしともうふたりの姉は成人式に出ていません。よって、振り袖も着てません。姉たちのことはよくわかりませんが、わたしは成人式というものに興味がなかったし、そのために振り袖を着る、というのにも特別な感情は抱きませんでした。ちょっとした反抗心があったとも言えます。半端なロック心。



上の姉の結婚式で、わたしたち姉妹はそれぞれ紬を着ました。どういうわけでそうなったのか、ちっとも覚えちゃいませんが、母がそうさせたのだと思います。これがわたしの(たぶんふたりの姉たちも)着物初体験でした。わたしは髪が長かったので、結婚式の前日に髪を結って貰い、大河ドラマの姫さんが使うよな、硬い四角い枕に首を乗せて眠りました。こんな格好じゃとても眠れない、、とうだうだ言っておりましたが、翌朝には髪がすっかりめちゃくちゃに乱れていたので(それはそれは酷かった!)、知らないうちにぐっすりと眠ったのでしょう。


紬を着た三姉妹の写真は、いつ見ても笑えます。何かが間違っているでしょう!というような格好。わたしたちは皆それぞれまだ若くて(わたしは15歳?)顔がぱつっぱつに腫れていて、誰かが施してくれたお化粧のせいで、なんだかチンドン屋みたい(言い過ぎか)。



その後、もう一度、着物を着ました。すぐ上の姉の結婚式。これも紬です。
こころが生まれて間もなくの頃で、最初の紬姿よりはサマになっていた・・・筈、、、

紬は上の姉と母で着付けてくれました。「紬ってお祝いの日に着るものじゃないんじゃない?」どこかからかじった情報です。「そういうのは関係ない!」母が強気で答えました。もっともらしい理由も話してくれましたが、詳しくは覚えていません。紬織り子であった母にしてみれば大島紬に誇りを持っていたし、確か大島紬をもっと普及させよう!などというキャンペーンが起こり始めた頃だったようにも思います。



こころの振り袖を選ぶにあたって、上の姉にもメールを送りました。彼女がいちばん着物に詳しいし、こころにとって姉は第二のママだし。
しかしながら、超多忙で超おっとり(すっとぼけ?)な姉から返事が来たのは、既に振り袖を決めた後のことでした。

そして、こんなことが書かれていました。

  ーこころには大島紬を着せようと考えていました。



じぃーっとその文章を眺めているうちに、思わず涙が出てきました。そうだよ、紬だよ!
本当のほんとうは、わたしもこころに紬を着せたかった。でもこころは振り袖が着たいと言った。やっぱりそうだよね・・・そう思って、すぐにあきらめたのです。でも、こうして姉の想いを知って、心が乱れました。着て欲しいなぁ・・・大島紬。紬には、わたしたち家族の、言い表せない歴史/感傷が含まれているのです。


この前、もうふたりの姉にこのことを話しました。すると2番目の姉が、「お正月に紬を着たらいいじゃない。そうしてみんなで写真を撮ろう」いともあっさりと答えるではありませんか。
おぉーーーー素晴らしい。もしもそう出来るなら、こんな素敵なことはない!
早速こころに話すと、彼女は、「えぇ〜嬉しい!2回もしていいの?」



お正月。あぁお正月にみんなでばーさんのところに集まれるといいなぁ。
その頃にはばーさんももっともっと元気な姿で、そして、一緒に、お祝いできますように。







・・・


娘は、お正月に大島紬を、成人の日(1月9日だった)に晴れ着を着せてもらった。
姉1は東京から大島紬を着物ケース(?)に入れて持ってきた。実現するとは思っていなかったので(そうなれば良いな〜と願ってはいたが)、それを見たときには涙が出るほど嬉しかった。「約束したからね。」と、姉は言っていた。


そうだった。笑い話になる、あの約束!
ーこの話はまたいつか。笑











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06/15/2011 - 振り袖 -

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02/05/2022










06/15/2011

成人式の振り袖を探しています。
とは言っても、レンタルです。
買ってあげたい気持ちもなくはない。けど、着付け出来ないし着付けしてくれるところもないし、ここでの保管に自信ないし、嫁入り道具、にしては、相手が日本人でない可能性のほうが(今は)高いので必要なさそうだし・・・と、これはすべて探して付けた言い訳みたいなものですが。


今、ネットでレンタル振り袖を物色中です。
色んなのがあって、迷います。古典柄がいいとか総絞りが素敵だとか最初は色々言っていましたが、好きなのと、似合いそうなのとは違うような気がするし、実際に手に取って見られないので、どうしても慎重になります。もっとよく探してから決めようと、あちこち検索して何百もの(ちょっと大袈裟)晴れ着を見て回って、なんだか母子ともに飽和状態。


こんな値段で貸してくれるの?と、品質を疑ってしまう気持ちもあります。いえ、こんな値段なのだから、品質云々の文句は言えないのかもしれません。値段はピンからキリまでありますが、予算は「ピン」のほうです。気持ちと現実には大きな隔たりがあるのです。娘よ、ごめんなさい、しかしながらこれが母の(物質的な)限界。かの番組の親のよに、"The budget for my daughter is unlimited!" とは言いません。



今夜は満月です。でもって皆既月食です(こちらでは見られませんが、、)。
そこで、決めるのであれば今日中に!と、朝からあれこれ探しては姉たちにも相談し・・・


で・・・決まりました決めました!
結局、最初のほうにピンと来たお気に入りになりました。これより良いのがあるんじゃない?という迷いであっちこっち探してくたびれ果てて、元の晴れ着に戻って来た、というワケ。

いや〜でもね、こうしてあらためて見ると、この着物がやっぱりいちばん素敵だわ!こころさんらしいし、他にはあんまり見ない柄だし、なんてったって、とってもよく似合いそうだし(親馬鹿大炸裂)。



ずっと雨だったり嵐だったりで天気がぐずついていましたが、今日は久しぶりー!に上天気。今夜の満月もよく見えそうです。うん、良い日に決めました。あとは何も心配することなく、気持ち良〜くその日を迎えるべく、すこやかにいきましょう。
そして今夜の満月が過ぎたら、後は新月に向け、すべてをまかせ手放しましょう。(だそうですよ^^)






・・・

この頃の日記はですます調だった。笑

明日は娘の誕生日。
成人のお祝いをした年から10年になる。






#日記

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10年日記

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02/04/2022







時々、清水ミッちゃんの日記を読んでいる。
読んだことのない人、心からオススメします。
日々の、多分多くの人にとってなんでもないことを、ああそうそう、そうなのよ、と思わせてくれる。そっかーそうだよね、と、思う。
もちろん、笑えます。

今日、早速、清水ミチコ氏の「私の10年日記」を、Bibliaというアプリの「読みたい本」に入れておきました。
早く読みたい!!!


今朝もネットに繋がらなかった。
何がどうなっているのかわからない。
とりあえず仕事へ行き、帰宅後に試すと、普通に繋がっていた。不安定だということもなかったので、今のうち、と思い、生徒たちから提出された課題を添削する。
プロバイダーを変えるのが面倒で、ここへ越して来て以来ずっと使ってきたが、いよいよ替え時かな、と思ったり。


いつの間にか冬季オリンピックが始まっていた。






#日記

ワオ!と言っているユーザー

そういうこと

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02/04/2022









今朝からネットの調子が悪い。
今は繋がっているようだが、少し前までコネクションが不安定でどうにもならなかった。
モデムをリブートしたりしたけど、変わらなかった。
携帯のWi-Fiをオフにして、プロバイダーのトラブル・シューティングもしてみたが、コネクションに問題はないという診断。
ルーターを新調する時期なのか?何が原因なのかよくわからない。



今日、意を決して、某課題を提出した。
コネクション不良で送信出来ないのを良いこととしようとしたのだけれど、ふと、繋がったときに、えいっやー!と。
送信できなかったら、そういうこと。
と、思ったら、送信、と、出て、ぽかーん。
うわー。送信出来ちゃった、と、焦る。
送信出来たら出来たで、そういうこと。

と、思おう。










#日記

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お決まり

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02/02/2022







02022022
にこにこ^^


小6、卒業前にお決まりの「作文」がある。
作文はランダムにあるが、これは中学に入る直前である生徒たちに「6年間をふり返ってどうだったか」「これからしたいこと」「将来の夢」などを書かせるもの。

将来の夢のある生徒は、いるかもしれない。いないような気もする。
それを無理に書け、と言われても困るよね。
なので、将来の夢まではいかなくても、これからしたいこと、挑戦したいこと、とかで良いかな、と思う。

わたしが小6の頃にもこの作文はあった。
将来の夢を書け、と言われた。そして、ああそうだ、タイムカプセルに入れよう、というものだった。(そのタイムカプセルは、確か20歳の同窓会で掘り起こされた筈。わたしは参加しなかった。)

書かなければならないので、書いた。
将来の夢、と言われて、こそばゆい想いをしたことを覚えている。
特になりたいものなどなかった。それでも、いろんな職業を思い描いた。その中から選ぶものだと思い込んでいたからだ。

作文は2枚とか決められていた。
なので、なりたい職業(ここでもう間違っているのだが)に理由を付けないと、文章がスカスカで字数が足りなくなる。
ない頭で考えた。そして、適当な理由を付けた。

選んだ職業は2つ。
自分の想像力のなさに笑える。

警察官か先生。

なんでこんなことを書いたのか?
まったく理解できない。それより何より、警察官って、あなた、、、、顔から火が出るほどに恥ずかしい。正義感あふれる理由を付けたような記憶がある。あまり思い出したくない。嘘っぱちも良いところだ。

偉い人間、の代表だと感じていたのだろう。
ー偉い人間、立派な人間になりたいです。
いやはや、、、でもこれは、わたしだけのせいではない筈だ。そうさせた教師にも責任がある。そういう時代だった。

いや、待て。今もあまり変わらんのかも。


わたしは学校が好きじゃなかった。
小2、小3の頃に1度ずつ、登校拒否もした。
結果的には母に引きづられる形で登校させられたので、失敗に終わった。その上、全生徒の前で母と一緒に大遅刻したのだから大目立ちだった。しかも泣きはらした顔だし。
おかげで、小4から登校拒否はしなくなった。賢くなったのだ。どうせ成功しない。
表面的には普通に登校した。休み時間には友達と遊ぶし、学習面での遅れもない。
でも、学校は好きじゃなかった。常に「お利口さん」でいなければならない、窮屈な場所だった。家のほうが良かった。良く思われよう、としなくてよい。

将来の夢の作文は、まさに、良く思われよう、としていた自分が書いた、偽の文章。
でもねー
考えようによっては、曲がりなりにもそれが自分だったわけだから、ニセモノでもないのかもしれない。
ただ、もし、あの頃の自分に会えるなら言ってあげたい。
自分がいちばん楽しいこと、嬉しいことって何?どんなとき?どうして?どんな気持ちになる?


生徒たちにもそう伝えているのだけれど、どうだろね。
ぽかんとした顔の子もいれば、神妙な面持ちの子もいる。こんなことに時間をかけるよりもっとしたいことがあるから、チャチャチャと済ませるだけです、って子もいる。笑
心の声を聞きたいのだけれど、それを文章にしてもらうのは、なかなかだ。

言葉にすることだけが表現することではないからね。










#日記

ワオ!と言っているユーザー

mediocre

スレッド
02/01/2022







1500字程度の文章って、どれくらいなのか。
原稿用紙1枚は400字詰だけど、原稿用紙に書いているわけじゃないし、そこに書き直すつもりもない。
何かある筈だ。簡単な方法が。

ふと、娘が翻訳関係の仕事で文字数がなんたらと言っていたのを思い出し、彼女に訊いてみた。
すると、Wordを使っている、と言う。
どうやって調節するの?と訊くと、調節ではなく設定すれば常時文字数が出てくる、と言って、画像が送られてきた。
早速、自分のWordも立ち上げてみる。が、左下にある筈のものが、ない。
でもきっとどこかにあるのだろう。お礼を言って、設定部分をあちこちいじった。
らば。
あった、あった。なんだよ、こんな機能があったんか〜。

ついでにこんな記事も後から見つけた。
Wordで文字数
最初からGoogle先生に訊けば良かった。笑


自分の原稿をWordで調べたら1589字だった。89字オーバー。編集する。文字数を調べる。また編集する。調べる。
を繰り返し、1499字になった。
おおおお。
でも、編集しているうちに、だんだん、書いたものがものすごくつまらないものに思えてきた。
勢いに任せて編集したけれど、ここで少し寝かすことにしよう、と、Wordを閉じた。


寝る前に1Q84を読む。
天吾は「空気さなぎ」に惹かれる。その物語の中の「何か」に強く惹かれる。
文体は滅茶苦茶。有能編集者である小松は「”てにをは”さえなっていない」と言っている。


滅茶苦茶なものが目に留まる。
それはどこか突出しているということ。
もっともつまらないのは、可も不可もないもの=mediocre




今日から2月、今日から仕事再開。
身体はかなり良い。昨日よりも良い。
完全復活も近いと思う。気持ちも上向きだ。
そう言えば昨夜は歌をうたった。歌うのも、久しぶりだった。









#日記

ワオ!と言っているユーザー

ねじりドーナツ

スレッド
01/31/2022









今朝目覚めたとき、気分が違った。
重いつっかえがすっとなくなった感。
もしかして、抜けた?
峠を越えた?のか???

油断はならぬ、と、おそるおそる起き上がったらば。
おおおおお、軽い。軽いぞ。身体が、頭が、心が軽くなっている。


昨夜はぐっすり眠れた。
咳き込むことがなかったのが大きい。
まだ、喉の奥がちょっとザラザラするけれど、胸の奥の奥にはない。

ゆっくり起きてきた夫に、「ドーナツ食べたい」と言って、買ってきてもらった。
そして、珈琲を淹れた。実に5日ぶり。

美味しい。
珈琲が美味しい〜〜〜〜😭


昨夜はまだ完全復活には程遠く、今日まで休みで良かった、、、と思った。そして早々にベッドに行った。
「昨夜の君はかなり酷かったから心配してたよ」
と、夫に言われた。
「でもまだゆっくりしたほうがいいよ」
夫は既に仕事に復帰しているが、彼自身、全快とは言い難いらしい。まだ時々、咳をしている。

コロナ、早く終息して欲しい。
日本にも帰りたいし、旅行にも行きたい。陰性証明とか隔離とか、なしで。


ねじりドーナツ、美味しかった。


















#日記

ワオ!と言っているユーザー

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