上質な会話が人を動かす(Day3)「『知的会話のパートナー』でありたい!」

知的会話のパートナー
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

不定期で扱っているテーマ、

「上質な会話が人を動かす」

たまたま見かけたコラム(出展:HBR、ハーバードビジネスレビュー)に、興味深い論文があったので、ご紹介します。

それは

「会話の知能指数(CI、Conversational Intelligence)」

というもの。

ある米国企業営業部の有能な幹部たちと顧客との会話を分析したところ、次のようなことが判明した、とのこと。

その営業幹部たちの発言内容は、総時間の85%が「意見の述べる」ことに費やされ、「質問」はわずか15%。

そのうえ、殆どの質問は問い掛けを装った意見の表明だった。

生物学的には、我々は自己表現する時は、より多くの報酬ホルモンが体内で分泌され、気分が爽快になる。

話せば話すほどこの爽快感は増して行く。やがて体が高揚感を渇望し始め、話し手である私たちは会話の流れに気が回らなくなる。

では一方、聞き手はどうか?

自分は会話から締め出され、透明人間のようで、取るに足らない小さな存在であり、拒絶されている、と感じるようになる。

報酬ホルモンをや爽快感を求めるのは自然な衝動である。

しかし、いかなる仕事であれ成果を上げるためには、共感に基づく中立的な、完全に双方向のコミュニケーションが必須となる。

そこで我々が「止めるべきこと」、そして「心がけること」があると指摘している。
いくつか掻い摘んでご紹介しよう。

【止めるべきこと】

・相手があなたと同じものを見て、同じように感じ、同じことを考えていると思い込むことをやめる。そんなことはめったにない。

・自分は相手の発言を理解して記憶した、と思い込むのを止める。実際に記憶に残っているのは、相手の発言に対するあなた自身の考えのみかも知れない。

【心がけること】

・会話においてあながた「支配する」時間に注意を払い、これを最小限に抑えるようにする。

・イエスやノーではない「発見」のための質問をして、会話を共有する。あなたが答えを知らない領域に焦点を当てる。例えば「何の影響によって、その考えに至ったのですか?」


いかがでしたでしょうか?

職場でも、家庭でもどこでも、お互いがお互いの

「知的会話のパートナー」

でありたいですね!

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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