中小企業にこそ導入して欲しい「パーパス経営」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日は、新聞やビジネス雑誌で最近、頻繁に目にするようになった

「パーパス経営」

と、中小企業について少し触れたいと思います。

なお、飽くまで私の個人的な見解なので、ご承知おきをお願い致します。


今日の章立て
1.「パーパス経営」とは
2.昨今の企業に足りていないこと
3.中小企業こそ、パーパス、「存在意義」の再確認を!


1.「パーパス経営」とは

(1)パーパス(purpose)とは、ロングマン現代英英辞典によると「what it is intended to achieve」、達成しようと意図していること、
つまり「目的」ということだと理解できます。もう少し経営学的に表現すれば「存在意義」でしょうか?

(2)それでは「パーパス経営」とは何か?一橋ビジネススクール客員教授 名和高司氏は「志本経営」とおっしゃっています。
志(こころざし)に根差した経営という定義です。経営者の「内発的動機」に基づく経営と言い換えても良いかと思います。

(3)個人的に私は「存在意義」に近いニュアンスで捉えています。つまり「我が社が、何を以って社会や市場に存在することが認められているか?」です。

提供する価値があるから、お客様から受け入れられ、その対価が頂戴できる。このように体感しています。


2.今の企業に足りていないこと

(1)パーパス経営を上記のように理解したとき、我々の身の回りの企業・会社・組織を見た時、皆さんはどう感じますか? 

利益追求だけを目的にしている、ノルマ主義の企業や、品質問題を社内隠蔽している組織は論外ですが、もう一歩引いて考えて、自社の「パーパス」に立ち返っていない会社が多いような気がします。

(2)「え、パーパス?またカタカナですか?もういいです!うちはそれどころじゃない、目先のことに追われてしまって、それどころでは無いんです!」

私が経営理念やビジョンについて少し水を向けると、こういう返答をする中小企業の社長さんが少なからずいます。

毎日の資金繰りに汲々しているところに、「理念」とか言われても!
お気持ちはよく分かります。

(3)一方、そういう姿勢や志向の経営者を、周りの社員はどう見ているでしょうか?

今どきの社員、特に若手の従業員は、この点に関しては非常にシビア、鑑識眼が高いと感じています。そして、そういう社員は心の中で

「自分は、どうしてこの会社で働いているのだろうか?」
「この職場に居続けることで、自分は何が得られるのだろうか?」

潜在能力が高く、やる気を持つ社員だからこそ、こういう想いに行き着いてしまうように思います。


3.中小企業こそ、パーパス、「存在意義」の再確認を!

(1)もちろん「パーパス経営」は、従業員のためだけにあるものではありません。むしろ経営者自身のために必要な考え方です。

(2)そして、自社の「存在意義」「ありたい姿」を明確にして、社会・市場に伝えることが、顧客を引き付けて行くように感じます。
そして同時に、そういう経営者の下で働く社員も、その自社の「存在意義」に共感し、自らの能力を発揮していく。

(3)「企業」「顧客」「従業員」、この三者に良好な関係性が構築されると、本来とは異なる意味ではありますが、「三方よし」が実現されるのだと思います。
そのためにも経営者、特に中小企業の社長さんには、カタカナ言葉を毛嫌いせず「パーパス経営」をぜひ標ぼうし、実践して欲しいです。

(4)一方私の方も、お客様と対話する際には、ぼんやりと曖昧にしか伝わらない英語表現ではなく、日本語で明確に、内容をきちんと伝えていくことが必要だ、と改めて感じました。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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