記事検索

フリースペース

サウスベイ マネジメント セミナー( Southbay management seminar )は月一回のセミナーを中心に勉強し、時々に親睦をする、乃ち「よく学び、よく交友する」そのような会です。

2020年2月 令和に語る日系社会

スレッド
2020年2月 令和に語る日系... 2020年2月 令和に語る日系... 2020年2月 令和に語る日系... 2020年2月 令和に語る日系... 2020年2月 令和に語る日系... 2020年2月 令和に語る日系... 2020年2月 令和に語る日系...
約120年の日系コミュニティーの歴史を見守り続けている西本願寺ロサンゼルス別院。宗教としての役割以上に日本人移民のための文化センターやコミュニティー・センターの役割を果たし、かつて強制収容所に送られた日系人の家財道具などを収容しておく場所にもなりました。
令和の今もその存在は日系コミュニティーの中で変わらず日本人の心の拠り所であり続けています。
2009年の引退以降も日系社会を見守り続け、また関わり続ている松林ジョージ忠芳氏がリトル東京の西本願寺を中心とした日系社会の歴史やその移り変わりをお話しくださいます。

講師:松林ジョージ忠芳 (まつばやし じょーじ ちゅうほう)氏

〔プロフィール〕
西本願寺ロサンゼルス別院 元輪番
ハワイ生まれ
島根育ち
1960年 本派本願寺ハワイ別院 開教師
1970年 米国仏教団 開教師
1976年 ベニス本願寺別院 開教師
1999年 西本願寺ロサンゼルス別院 輪番
2009年 引退
***************************************
米国西海岸には、ロサンゼルス,シアトル、サンノゼ、この3箇所に西本願寺があります。
今回は私がシアトルにいた時に書いたものを最初にご紹介します。
母川回帰:人間はどこか帰るところがあるというのが大切ではないかと思うのです。
ロサンゼルスは136年前に日本人街がスタートしました。
リトル東京にある風月堂が今も残る一番古いお店
そして、1969年、西本願寺は今の場所に移転しました。
それまでは、現在:全米日系人博物館のある場所にありました。
2019年9月4日、息子(Mr.Dean Matsubayashi)が49歳で他界しました。
彼はリトル東京サービスセンターのExecutive Directorとしてリトル東京のための仕事を7年間にわたって務めてきましたが、脳の癌になり、それでも薬を飲んで癌と闘っていました。
彼は亡くなる前に、亡くなった後、小東京に戻ってきたいと、彼の妻に告げていたそうです。
1999年、みんなでリトル東京にある壁画を作成しました。
そこには「小東京はわれわれの心の故郷です」と書かれています。
私も作成にあたり、その一部を担当させてもらいました。
今、リトル東京では、「IBASHO」という活動が行われています。
これは、居場所=溜まり場=帰る場所という活動です。
いただいた命は、皆さんのお力添えをいただいて生きておるということ。
西本願寺には建設された当初、お盆には3000人位の人たちが訪れる場所でした。

西本願寺の納骨堂がある場所には、以前、共同貿易がありました。
そして、共同貿易の創設者の金井紀年氏が亡くなった後は、やはり「帰りたい」というご希望から、
リトル東京にある西本願寺の納骨堂にお入りになりました。
LAの日本人、日系人の帰る場所が、リトル東京なのです。
アーカンサスの収容所からのご遺骨も西本願寺の納骨堂に特別廟室というものを設け、無縁仏として納めさせていただいています。
また、この無縁仏の中には赤ちゃんのご遺骨も多くあります。
これはLAで疫病が流行った時に亡くなった赤ちゃんがほとんどです。
中には日本にお送りした遺骨もあったのですが、受け取り人がおらず、返送され、今もリトル東京の納骨堂に安置されているというものもあります。
人間は縁があるからこそ、生まれて来るのです。
この無縁仏というものはとても悲しいことです。
親鸞聖人が90歳で亡くなる際、このような言葉を仰いました。
我が歳きわまりて、安養浄土(あんにょうじょうど)に還帰(げんき)すというとも、和歌の浦曲(わかのうらわ)の片男浪(かたおなみ)の、寄せかけ寄せかけ帰らんに同じ。
一人居て喜ばは二人と思うべし、
二人居て喜ばは三人と思うべし、
その一人は親鸞なり。
 我なくも法(のり)は尽きまじ和歌の浦
あおくさ人のあらんかぎりは

意味
間もなく親鸞、今生の終わりが来るだろう。一度は弥陀の浄土へ帰るけれども、寄せては返す波のように、すぐさま戻ってくるからな。一人いる時は二人、二人の時は三人と思ってくだされ。
うれしい時も悲しい時も、決してあなたは一人ではないのだよ。いつもそばに親鸞がいるからね

第二次世界大戦時
収容所に連れて行かれる日本人たちが、収容所には遺骨を持って行けないということから、西本願寺に遺骨を預けて収容所に行かれました。
戦後、1945年、西本願寺の門がまた開かれました。
当時、収容所から戻った日本人は帰るところがなく、西本願寺にしばらく滞在されていたということもありました。
またロサンゼルスの仏教会の建物は、臨時ホテルとしてだけでなく、情報交換の場といったコミュニティーセンターとしての役割も果たしていました。

今回はサウスベイ・マネジメントセミナーということで、自分の命をマネジメントするという意味でもお話をしますが、羅府新報に「いただきますと言っていますか?」という記事がありました。
これは、日本で学校の給食費を払っているという親が、子供達に「いただきます」と食前に言わせるのはおかしいという内容のクレームが学校に対してあるのだという永六輔さんのコラムでした。
「いただきます」というのは、生き物の命をいただいて、私たちが生きている、その感謝を表す言葉です。
私たちはいろいろなものによって、生かされているのです。
生きていこうとしても、生きていけないこともあるのが人間。
しかし、こうして「今」生きていられるというのは、本当に感謝したいことなのです。
私の好きな日本一短い母への手紙
○かあさん、褒めて欲しいよ 今日初めてお母さんの五目飯の味が炊けました
○お母さん、お母さん、遠くで見てると懐かしい 近くで見ると腹が立つ でもお母さん大好きだよ
日本人が一番使った言葉で、今は使われる数が減っていると言われている言葉。
「おかげさま」「もったいない」「ありがとう」
私は、この3つの言葉が日本人の指針となっていると思います。
子供達にこれらの言葉を教えて行かないと、親の命も子供の中に生きて行かないと思うのです。
皆さんのおかげで私も今日ここに来て、お話をする機会をいただきました。
本当にありがとうございます。
お声がかからない、必要とされないということはとても悲しいものです。
こうして、お声をかけていただき、やはり人間は周りのいろいろな人に生かされていると思います。
西本願寺はリトル東京にあります。
また皆さんお時間ありましたら、西本願寺にお参りにお越しください。
本日はありがとうございました。
#2020年セミナー

ワオ!と言っているユーザー

2020年5月中止となりました。 「OFUKU in USA:最高のビジネスパートナーが生み出したものとは 」長谷川高志&阿久津五代子氏

スレッド
長谷川高志氏 長谷川高志氏 阿久津五代子氏 阿久津五代子氏
タイトル: 「OFUKU in USA:最高のビジネスパートナーが生み出したものとは 」

〔概要〕
日本のブライダル会社が社内プロジェクトの一環として、短編映画を制作!
これまで1年に一作品というペースで、短編映画シリーズ「OFUKU」の制作をはじめ
2020年には5作品目を公開。
この短編映画は日本に先駆け世界から公開され、ここLAでも5月にそのプレミア上映が行われる。結婚、出産、離婚、そして最高のビジネスパートナーとなったお二人の紆余曲折の人生、会社経営、そして、映画「OFUKU」についてお話しいただきます。

講師:長谷川高士(はせがわたかし)]氏 プロフィール
株式会社ハセガワエスティ代表取締役会長。1963年千葉件千葉市出身。第一種大型店総合家具販売会社の三代目として育ち、中央大学商学部で経済を学んだ。30歳のころから、ノウハウやサービスを提供するブライダル事業に方向転換し、2000年にブライダル専門会社(株)ハセガワエスティを設立。司会部門の他、音響部門、映像部門を生み出した。現在司会部門は、年間1万7000件以上を受注する国内最大手。2018年、NYチェルシー映画祭でOFUKU-mother-が「BEST ACTRESS」主演女優賞を受賞。http://www.st-narrator.com/staff/2018/01/post-68.htm

講師:阿久津五代子(あくつさよこ)
20代後半まで、美術品商社の社長秘書を務め、その後司会業に転身。
1997年から株式会社ハセガワエスティ取締役となり、結婚式を中心とした総合プロデュースを展開。
2001年映像部門の子会社、株式会社エスティビジョンの代表取締役に就任
2004年株式会社ハセガワエスティ代表取締役に就任
ウエディングプロデュースの部門に加えて、芸能事務所、映画TV制作プロダクションの
事業部をグループ内に立ち上げる
2016年からは「OFUKU」の 監督・脚本・演出・プロデューサーとして
様々な国の映画祭にも出品を続ける。

* 開催日:5月13日(水)
* 時 間:  6:00 p.m. ― 6:30 p.m. (ソーシャルタイム)
        6:30 p.m. ― 8:30 p.m. (セミナー)
* 場所:   ニューガーデナ ホテル   
         1641 W. Redondo Beach Blvd., Gardena, CA 90247

* テーマ:  「 」
* 講 師 :  長谷川高士氏&阿久津五代子氏
* 連絡先: 太田光子  Info@sbmseminar.org   
* 締 切 :  5月11日(月 ) 5:00 p.m.
* 参加費: 会員無料 非会員 $20

出欠登録状況により会場の手配等をおこないますので、必ず登録をお願いします。
参加登録して頂きますと確認のメールが届きます。
http://www.sbmseminar.org/page/registration
SBMSのホームページ : http://www.sbmseminar.org
#sbmsセミナー情報

ワオ!と言っているユーザー

2020年4月中止となりましt。「包丁一本で渡米 / 米国・寿司学校ビジネス」アンディー松田氏

スレッド
2020年4月中止となりましt...
タイトル: 「包丁一本で渡米 / 米国・寿司学校ビジネス」

〔概要〕
現在、世界には15万4000件ほどもあると言われる日本食料理店。
今回のセミナーでは、日本伝統の寿司の技術を学校システムとしてを米国LAで伝承しているANDY Matsuda氏をむかえます。 昨年 2019年には農林水産省より日本食の普及親善大使を授与され、日本食、和食、日本食品の普及に尽力注いでおられます。日本を知らない、文化や食生活が全く違う人々に日本食をどう教え、また彼らはどんな風に学んでいるのかなどのエピソードや、世界中の人々が乗り込む大手豪華客船での寿司、和食提供のアドバイザーとして、毎年数回クルーズに乗り込み、日本産食材の素晴らしさをシェフやお客様に伝えているその体験談を話頂きます。

講師:Andy 松田(Andy Matsuda)氏 プロフィール

兵庫県出身
1975年   大阪の名店 「源八」 で5年間の見習修行。
1979年   家業の日本食料理店の事業拡大に従事。
1981年   渡米 カリフォルニア州ロサンゼルスを中心に寿司場や
     10年以上有名ホテルで働く。
1992年  結腸がんと診断され、4年間の治療を行う中、食物と健康、
     人と環境の関係を学び人生大きな転換期となる。 
2002年  寿司職人の養成学校「Sushi Chef Institute」を設立。
2011 年  学校をトーレンスに移転し学校以外に、寿司デモ、
     日本食イベントなどの毎日。
2019年 農林水産省より「日本食普及の親善大使」に任命される
2020 年 卒業性は1800人を超し、多くの有名シェフが世界に育っている。

* 開催日: 4月8日(水)
* 時 間: 6:00 p.m. ― 6:30 p.m. (ソーシャルタイム)
       6:30 p.m. ― 8:30 p.m. (セミナー)
* 場所:   ニューガーデナ ホテル   
       1641 W. Redondo Beach Blvd., Gardena, CA 90247

* テーマ:   「包丁一本で渡米 / 米国・寿司学校ビジネス」
* 講 師 :   アンディー松田氏
* 連絡先:  太田光子  Info@sbmseminar.org
* 締 切 :   4月6日(水) 5:00 p.m.
* 参加費:  会員無料 非会員 $20

出欠登録状況により会場の手配等をおこないますので、
必ず登録をお願いします。
参加登録して頂きますと確認のメールが届きます。
http://www.sbmseminar.org/page/registration
SBMSのホームページ : http://www.sbmseminar.org
#sbmsセミナー情報

ワオ!と言っているユーザー

2020年3月中止となりました。「日系アメリカ人の歴史: 資料の収集・保存・利用」奥西陽子氏

スレッド
2020年3月中止となりました...
タイトル:
日系アメリカ人の歴史: 資料の収集・保存・利用

概要:
大学の図書館。最後に訪れたのはいつでしょうか。
図書館に所蔵された膨大な資料や書物は、私たちが触れることで呼吸をし、
多くのことを教え続けています。
特にサウスベイエリアでは、後世に伝えて行くべく米国での日本人の奇跡が多く所蔵されている図書館があります。
今回のセミナーでは、図書館に所蔵された米国における日本人の軌跡の紹介と、図書館の活動という視点から日系アメリカ人の歴史資料について、
またカリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校大学図書館とCSU Japanese American Digitization Project (CSUJAD) についてお話しいただきます。

講師:奥西陽子 (Yoko Okunishi)

〔プロフィール〕
三重県津市出身
三重大学人文学部卒業
ハワイ大学大学院言語学部修士課程修了
同大学大学院図書館情報学修士課程修了

2002-2005: 日系人博物館ヒラサキ・ナショナル・リソースセンター勤務
2006:   南カリフォルニア大学東アジア図書館勤務
2007-2014: カリフォルニア大学ロサンゼルス校東アジア図書館勤務
2015-現在: カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校大学図書館
  アーカイブ・スペシャルコレクション部・
       テクニカルサービス部
* 開催日: 3月11日(水)
* 時 間:  6:00 p.m. ― 6:30 p.m. (ソーシャルタイム)
        6:30 p.m. ― 8:30 p.m. (セミナー)
* 場所:   ニューガーデナ ホテル   
         1641 W. Redondo Beach Blvd., Gardena, CA 90247
* テーマ: 「日系アメリカ人の歴史: 資料の収集・保存・利用」
* 講 師 :  奥西陽子氏
* 連絡先: 太田光子  Info@sbmseminar.org
* 締 切 :  3月11日(水) 5:00 p.m.
* 参加費: 会員無料 非会員 $20

出欠登録状況により会場の手配等をおこないますので、必ず登録をお願いします。
参加登録して頂きますと確認のメールが届きます。
http://www.sbmseminar.org/page/registration
SBMSのホームページ : http://www.sbmseminar.org

#sbmsセミナー情報

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ