友人のネパール人シェフが作るネパール料理。 店で出す料理と、自宅でふるまってくれる料理には少し味付けに変化がある。 そして、そのどちらにも理由があり、そのどちらも最高に美味い! 物には、良い悪いという判断基準と平行して、必ず「好み」という要素がつきまとう。 食には特に、そして常に。 場合によっては「好み」の守備範囲が「コスト」により決定付けられる。 因みに、「コスパ」を口にするヒトとは、多分ボクは友達にはなれない。 いろんな価値基準はあるだろうけど、断言できる。 彼の料理は、美味い! そして、完全に好み! なかなか、無い。 料理は愛情、という決め台詞があるけど「美味しくなーれ」という、家庭料理的まじないの意味合いだけじゃなくて、食材を適切に扱い、食す人々を納得させる技術は、広義の意味で愛情だと思う。 その彼も、いよいよネパールへ帰投すると言う。 お気に入りの味が気軽に食べられなくこと、これは激しい損失になる。