旋盤工で小説家の小関さんが、自書で旋盤技術を野球に例えて書いておられた。 「野球」とひとくちに言っても、そこには草野球からメジャーリーグまで幅があるように、旋盤ひとつとってみても、作業としてはただ「削る」という一見単純な加工だけど、奥が深くて、まさに技術が問われる。 それこそが旋盤工の腕、という事になるっすな。 あっしも、強くそう感じる。 何でも軽く「おれでも出来る」って聞くと、浅はかだなぁ。 と思うし、悲しくなってくるっすよ。 どんな事でも、突き詰めるのは奥が深いのだから。