曇り空の1日、こんな日はシットリお茶を愉しむのが一番すな。 本日の茶葉は、戴いたものの試す機会がなくて未開封のモノ。 福建省「漳平水仙」 ナゼ試さなかったかと言うと、実は「水仙」にあるっすよ。 青茶(烏龍茶)の最高峰、岩茶の品種のひとつに「水仙」があるっすよ。 岩茶飲みのあっしとしては、自分の好みが既にハッキリしているから、「大紅袍」「肉桂」を飲みたい(良いやつを)ワケっすよ。 「水仙」は、まぁ、美味しいんだけど・・・・なんか、せっかく愉しむのには地味というか、イマイチぴんと来ないんすよね。同じ岩茶でも。 なワケで、なかなか開封しようと思わなくて・・・・ 今日は何となく呼ばれた気がしたから、躊躇なくイザ開封! そしたら、茶葉が岩茶じゃない!! 「餅茶(ブロック状の形態)になってるぞ? 焙煎も入ってないし?」 とりあえず淹れてみて、抽出待つあいだにGoogle師範に聞いてみた。 すると、中国本土でも極めて珍しい茶葉である事が判明! しかも、かの乾龍帝に端を発するストーリーが。そして「水仙」の由来は岩茶の水仙じゃなくて、人名! ・・・・そうなんだ。スマン、知人よ!浅はかだった。 貴重な茶葉をくれたのだな・・・・(苦笑) 味わいは、花(金木犀)系の香りがたち、渋味は皆無。スッキリとした喉越し。 台湾烏龍茶に近いかな。でも高山烏龍のようなサッパリでもなく。何となく舌に絡むコクがある。 たまにはこういうのも美味しいすな。