もの言う牧師のエッセー 再投稿
第371話 コロナは警告する ①「 マシになった世界 」
3月18日、カリフォルニアにロックダウンが宣言された。思った通りマシな世界が現出した。日頃混み合う町や道路から車の往来が激減し全米ワーストクラスのスモッグがなくなった。イタリアではベネチアの観光客が減り、日頃ゴミだらけの運河がきれいになり魚や海藻が肉眼で見えるようになった。南アフリカのケープタウンでは交通渋滞を引き起こす名物のペンギンが、車がなくなったので自由に海岸と巣のある場所を行き来しているという。
また世界最悪レベルの汚染で知られるインドでは、あまりにひどい大気汚染の深刻さから“ガス室”とも呼ばれたが、過去20年で最良の状態となり、北部パンジャブ州ではこれまでスモッグでかすんでいたヒマラヤ山脈が「はっきり見えた」とのこと。工場からの排水もなくなり、ヒンズー教徒の聖なる川で知られるガンジス川の水質も改善した。
まだある。私の地元ロスアンゼルスでは、凶暴な麻薬カルテルの資金が例年の倍のペースで次々と押収され司法関係者を喜ばせている。ロックダウンで銀行やオンラインのシステムが閉鎖されたためマネーロンダリングが出来なくなったからだそうな。ヤレヤレ。
もうお分かりいただけただろう。コロナは神からのメッセージだ。「立ち止まってよく考えよ」と。かつてイスラエルは神の忠告を無視し、やりたい放題の限りを尽くし、巷は暴力で満ち、土地はやせ衰えた。神はそんな彼らを嫌ってついに投げ捨て、バビロン帝国の手に渡し、70年間の長きにわたって人々は奴隷となった。なぜか?
「これは、エレミヤにより告げられた主のことばが成就して、
この地が安息を取り戻すためであった。
この荒れ果てた時代を通じて、
この地は七十年が満ちるまで安息を得た。」
第二歴代誌36章21節。
これがその答えである。なお、イスラエルが神を信じる人々であったことも覚えよう。彼らは「知っていながら」神に逆らったので罰も大きかった。我々人類がアホなせいで地球と社会が悲鳴を上げていることは誰でも知っている。まずキリスト者である我らが共に神に悔い改めよう。そして世にイエスの福音を知らせよう。さもなくばもっと大変なことになる。 2020-6-1
もの言う牧師のエッセー 傑作選
第97話「 ハーレー・ダビッドソン 」
それにしても月日がたつのは早い。あれほど派手に100周年記念で大騒ぎした2003年からあっという間に10年がたち、今年もまたレイバーデーの三連休を皮切りに創立110周年記念イヴェントをスタートさせるハーレーダビッドソンである。
ハーレー(以下H.D)はその名が示す通り、1903年に北東部はウィスコンシン州の片田舎で当時僅か23歳のウィリアム・ハーレーと、一つ年下のアーサー・ダビッドソンが設立したが、ほどなくしてアーサーの少し年上の兄であり、カンザス鉄道で見習工をしていたウォルターが合流、彼らはその鉄道会社の鋳造所や機械を使ってプロトタイプを作り上げた。そして大工であるダビッドソン兄弟の父ウィリアム・C・ダビッドソンが自宅の裏に小屋を建て中古の旋盤やボール盤を設置し、アーサーが2台目のマシン作り、これが正式にH.D第一号となる。H.Dの法人登録は1907年だが、この後にダビッドソン兄弟の長男であり、当時すでに37歳でシカゴ・ミルウォーキー&セントポール鉄道の修理工場で工具室主任をしていた“大人”のウィリアム・A・ダビッドソンが加わり、ここにアメリカンヒストリーとして名高い、“小屋の前に立つ4人の男“が揃う。
しかし、見ての通りダビッドソンだらけにもかかわらず、なぜかハーレーの名が先に来る。 それは呼びやすさに加え、ハーレーが心臓部であるエンジンを最初に開発したからである。 とは言うものの、彼はその後しばらくしてオートバイに興味を示さなくなり、もっぱら釣りをして過ごした。さらに21世紀の現在に至るもハーレー家の人間はH.Dの経営には一人もいない。いっぽうでウィリアムの孫ウィリー・G・ダビッドソンは経営陣の一人だし、その娘カレンも有名人であるが、彼らは ダビッドソンではなく”ハーレー” を先に置く。それを見る時、単に“4人の仲良し創業者”というばかりでなく、H.Dがその長い歴史を通じてアメリカの企業標準を上回る労使関係を保ってきた訳が分かる。ズバリ「愛」だ。 キリストは言う。
「私があなた方を愛した様に、あなた方も互いに愛し合うこと、
これが私の戒めです。」 ヨハネの福音書15章12節
とある。愛とはひとことで言えば、まず相手のことを考える「自己犠牲」である。実はそれを徹頭徹尾実践したのがキリストであった。聖書では、その様な者がトップに立つことも示しているが、かつて典型的クリスチャン労働者であった彼らの会社が現在に至るも隆盛を誇っているのは、正にその証拠といっても過言ではあるまい。キリストの愛は最強であり、永遠に不変のものなのだから。 2013-9-5
闇は闇を追い払えない。ただ光だけが出来る。
憎しみは憎しみを追い払えない。ただ愛だけが出来る。
マーティン・ルーサー・キング Jr.
わたしは、わたしの勝利を近づける。
それは遠くはない。わたしの救いは遅れることがない。
イザヤ書46章13節
もの言う牧師のエッセー 傑作選
第99話「 ウルトラマン 」
「♪光の国からぼーくらのために♪、来ーたぞ~我ら~の♫ウールトーラマーン♩」。 特撮で有名な円谷プロが設立50周年を迎えた今年、奇しくもウルトラマン・シリーズが、最も多く派生シリーズが作られた番組としてギネス世界記録に認定され、東京都内の映画館 で9月12日、認定証授与式が行われた。
円谷プロの創設者である円谷英二は実にユニークな人物だ。邦画初の全米公開作品ゴジラのヒットなどですでに“特撮の神様“ であったにもかかわらず、スタジオでは若いスタッフの仕事ぶりを後ろからニヤニヤと見てるような好々爺だった。大変な酒豪で、編集作業をしながら深夜まで飲んでいた。三味線をこよなく愛し仕事場でもよく弾いていた。機械好きの彼は 手先が器用で当時流行の洗濯機を分解して組み立てたり、スタッフの時計の修理をして喜んでいたという。
実は彼はクリスチャンである。従ってシリーズの中で彼が関係したウルトラQからセブンまでの三作の中には、聖書人物や地名に関係した怪獣名が多く登場する。怪獣アロンやゴモラ、ペテロ、カナン星人、サロメ星人、怪鳥リトラなどがそれだ。しかし何と言っても極めつけはウルトラマン自身が「光の国から来た」ことである。
「この方に命があった。この命は人の光であった。
光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。
全ての人を照らすその誠の光が世に来ようとしていた。」
ヨハネの福音書1章4,5,9節
と聖書にある様に、“光源”であるキリストは、この世の闇の中にいる人々を救うためにやって来られた。ウルトラマンも普段は人として生活し、人を助け、3分間という限られた中で戦ったが、キリストも神でありながら人として限られた中で生き、罪の闇の中に沈む人類を自らの命を投げ出し、光を当て救ったのである。そして十字架での死後、復活しまた光の国へ帰った。それだけではない。今も聖霊を通して我らの心に希望の光を照らしてくださる。 2013-9-24
先日の写真の続きです。快晴、カミさんニコニコ感謝!
カミさんが1年半ぶりにバイクに乗れました!
事故以来初めてです。 神さまに感謝!
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