コロナは警告する ③「 暴かれた人間性 」
危機に際して本性が出るのが人間だが、それにしてもコロナは様々な厄介な問題を浮き彫りにした。いや、「分かっていながら無視して来たこと」を暴露した。在宅しても家事や育児をしないパートナー、コロナ離婚とコロナDV、感染症対策を根性論で乗り切ろうとする経営者たち、テレワークで部下を監視だけして仕事をしない上司などに始まり、掛け声ばかりで殆ど国民を助けない政府、郵送より遅いオンライン給付金申請などなど。
世界を見渡しても かつてのグローバリズムは露と消え、それぞれの国が自国本位丸出しで互いに「来るな、来るな」と牽制し合う始末。 元はと言えば己のミスなのに、強権による医療集中とITによる国⺠統制で国内感染を封じその成果を自賛する中国や、ロックダウン解除を巡り国民そっちのけで共和党と民主党、大統領が三つ巴の議論に明け暮れる米国など枚挙に暇がない。聖書が言う
「義人はいない。ひとりもいない。悟りのある人はいない。神を求める人はいない。全ての人が迷い出て、みな、ともに無益な者となった。善を行なう人はいない。ひとりもいない。彼らの喉は、開いた墓であり、彼らはその舌で欺く。彼らの唇の下には、まむしの毒があり、彼らの口は、呪いと苦さで満ちている。彼らの足は血を流すのに速く、彼らの道には破壊と悲惨がある。また、彼らは平和の道を知らない。彼らの目の前には、神に対する恐れがない。」
ローマ人への手紙3章10‐18節、
とは正にこのことだ。「全ては、その人がどういう人間であるかにかかっている。」と言ったのは ナチスのアウシュビッツ収容所の生存者で、実存分析(ロゴセラピー)の創始者である著名ユダヤ人心理学者ビクトル・フランクルだが、彼は「人生の意味を見出すことが苦しみに耐えることが出来る道」と結んだ。要するに神を信ぜず、人間は偶然で生まれと信じ、出たとこ勝負の打算と運で歩む人間は、目前の危機に恐怖し 自己保全に汲々とするだろう。言い換えれば、神を心から信じるキリスト者は、神が目的をもって人を創造し、さらには罪から救う為に御子さえも差し出したことを知っているので苦難への耐性があり、これが平安を生む。前述の聖書は続ける。
「今は・・・神の義が示されました。すなわち、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、それはすべての信じる人に与えられ、何の差別もありません。」同21-22節、
と。人間の罪が暴かれた今こそ 我々各人がその罪を悔い改め、神の正義が現れることを心から祈る。 2020-6-15
俺は黒人側には立たない。白人側にも立たない。
俺は神の側につく。
祝、父の日:
天のお父さんへ、
いつも私の手を引いて、行くべき道を示してくれて ありがとう。
コロナは警告する ②「 愛か? エゴか? 」
コロナ危機は我々の不正や欺瞞 、偽善を余すところなく暴露した。マスクの買い占めや高額転売にはじまり、自粛警察、感染者叩き、県外ナンバーの車への嫌がらせ、タクシーの乗車拒否や保育所による拒絶、医療従事者や物流を担うトラック運転手への偏見・差別、コンビニ店員に八つ当たりする客など、人々はエゴをむき出しにして問題百出、社会は“愚行の博覧会”の観がある。
いっぽう それに抗い愛と寛容さを示す人たちもいる。
山梨県の中学1年の滝本妃さんは、マスク約600枚を手作りし県庁に寄付。「お母さんと薬局に行った時に、高齢者の方がリュックを背負って歩いて、薬局を何軒も回ってもマスクを買えずに困っている姿を見て、何か出来ないかと思い」お年玉をはたいて作ったそうな。米国オハイオ州の小学3年生のタラン君と6歳の妹カリオペちゃんは、自宅隔離を要請された隣人ヘレナさんを慰めてあげようと彼女の自宅の軒先で“チェロ・コンサート”を披露。ヘレナさんは「本当に楽しかった!」 イタリア北部カスナイ村の神父、べラデリさんはコロナにかかり重篤に陥ったが、信者さんが彼のために持参した人工呼吸装置を見ず知らずの若者に提供し亡くなった。72歳だった。
約5万人が死亡した英国では、医療者⽀援のボランティアに24時間で何と50万⼈が応募。⻄部コーンワルの⼥性は「何か⼿伝いましょうか」と記したハガキを作って近所に配り、この「ハガキ運動」は全英に広がった。スーパーの店員がお年寄りの買い物を⼿伝い、学校に通えない⼦に⼤学⽣がインターネットで無料家庭教師をする。トルコ⼈家庭から消毒液、中国⼈家庭からマスクをもらった人もいる。
66巻ある聖書の最終書には、未曽有の世界的危機に際して全く神の前にへりくだらず、それどころか神に罵声を浴びせ、金にしか興味がなく、人を人とも思わないエゴむき出しの人間が大勢登場する。
そして最終章には
「不正を行なう者はますます不正を行ない、汚れた者はますます汚れを行ないなさい。正しい者はいよいよ正しいことを行ない、聖徒はいよいよ聖なるものとされなさい。見よ。わたしはすぐに来る。わたしはそれぞれのしわざに応じて報いるために、わたしの報いを携えて来る。」
ヨハネの黙示録22章11₋12節、
とある。言うまでもなくこれはキリスト者への勅令である。イエスに従うか? それとも我が身だけ大事か? コロナが教えてくれた。何が本当に大事なのかを。。。 2020-6-12
新 もの言う牧師のエッセー 第371話
コロナは警告する ①「 マシになった世界 」
3月18日、カリフォルニアにロックダウンが宣言された。思った通りマシな世界が現出した。日頃混み合う町や道路から車の往来が激減し全米ワーストクラスのスモッグがなくなった。イタリアではベネチアの観光客が減り、日頃ゴミだらけの運河がきれいになり魚や海藻が肉眼で見えるようになった。南アフリカのケープタウンでは交通渋滞を引き起こす名物のペンギンが、車がなくなったので自由に海岸と巣のある場所を行き来しているという。
また世界最悪レベルの汚染で知られるインドでは、あまりにひどい大気汚染の深刻さから“ガス室”とも呼ばれたが、過去20年で最良の状態となり、北部パンジャブ州ではこれまでスモッグでかすんでいたヒマラヤ山脈が「はっきり見えた」とのこと。工場からの排水もなくなり、ヒンズー教徒の聖なる川で知られるガンジス川の水質も改善した。
まだある。私の地元ロスアンゼルスでは、凶暴な麻薬カルテルの資金が例年の倍のペースで次々と押収され司法関係者を喜ばせている。ロックダウンで銀行やオンラインのシステムが閉鎖されたためマネーロンダリングが出来なくなったからだそうな。ヤレヤレ。
もうお分かりいただけただろう。コロナは神からのメッセージだ。「立ち止まってよく考えよ」と。かつてイスラエルは神の忠告を無視し、やりたい放題の限りを尽くし、巷は暴力で満ち、土地はやせ衰えた。神はそんな彼らを嫌ってついに投げ捨て、バビロン帝国の手に渡し、70年間の長きにわたって人々は奴隷となった。なぜか?
「これは、エレミヤにより告げられた主のことばが成就して、この地が安息を取り戻すためであった。この荒れ果てた時代を通じて、この地は七十年が満ちるまで安息を得た。」
第二歴代誌36章21節。
これがその答えである。なお、イスラエルが神を信じる人々であったことも覚えよう。彼らは「知っていながら」神に逆らったので罰も大きかった。我々人類がアホなせいで地球と社会が悲鳴を上げていることは誰でも知っている。まずキリスト者である我らが共に神に悔い改めよう。そして世にイエスの福音を知らせよう。さもなくばもっと大変なことになる。
2020-6-1
地元のFB友のミチオさんがインフィニティG35を教会のために寄付してくださいました。ちなみに彼と実際に会うのはこれが初めてでした。24年にわたり乗って全損となったマスタングに代わり次の車が与えられるよう祈ってまいりましたが、本当に神さまの信じられない恵みとミチオ兄の愛に感謝です。晴れるや!
Dear my Christian friend. I got a big news.
I have been looking for our new car since my Mustang got totaled after 24 yrs owned though, my local FB friend Michio donated his Infinity G35 for our church. I really thank my God's incredible grace and Michio's love. Hallelujah!
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