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もの言う牧師のエッセー 傑作選 第45話

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もの言う牧師のエッセー 傑作選...
「 ほんとにあった怖い話 」

       フジテレビで1999年から毎年夏に放送されている、通称「ほん怖」が今年 も8月18日に放送され、見事に視聴率16%を稼ぎだし絶好調だ。しかも今年も昨年に続いて“土曜プレミアム”枠での放送となった。

過去の同番組枠には、大ヒットドラマ「電車男、最後の聖戦」や、超人気映画「踊る大捜査線 THE MOVIE」をはじめ、格闘技の「K-1グランプリ決勝戦」や、バラエティの「松本人志のすべらない話 ザ ゴールデンSP」などの超人気番組が並ぶことからも、改めて「ほん怖」の人気ぶりが伺えよう。

一体なぜ日本人はこれほどまでに怪談が好きなのか。おそらくそれは、科学では良く理解出来ない“神秘的“なことだからなのかも知れない。しかし実のところ、人が幽霊を理解出来ないのは当たり前の話なのだ。なぜなら、幽霊は “霊” だからである。ちょうど3次元の物体を2次元の手段で表現するのに限界があるように、我々物質的世界で”霊的世界”を説明するのは難しい。 が、実は世界最古の本である聖書は

「 神は霊である」ヨハネの福音書4章24節            と明言する。そして
  
「神の霊以外に神のことを知る者はいません。私たちがこれについて語るのも、人の知恵に 
 教えられた言葉によるのではなく、霊に教えられた言葉によっています。つまり、霊的なも 
 のによって霊的なことを説明するのです。自然の人は神の霊に属する事柄を受け入れませ 
 ん。その人にとって、それは愚かなことであり、理解できないのです。霊によって初めて判 
 断できるからです。」              1コリント2章11‐14節:共同訳

とある。実は聖書には幽霊や霊媒、さらにはUFOもどきの話まで出て来る。おまけにキリスト自体が幽霊に間違われたりもしている。まず神を信じ、神の霊を頂き、良い霊と悪い霊を見分けよう。          2012-9‐9
    

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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA 第9話

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牧師、バイカー、鮨職人として。...
「洗礼第一号」 シゲコさんシリーズ part 4

これまで1年にわたり交わりやBS(バイブルスタディ)などミッションをして来たが、ついに正式に独立し礼拝を中心とした教会が発足。通常アメリカでは地名などコミュニティの名が教会につくが、私たちはすでにかなり広範囲の人たちと関わっていたので思い切ってLAからSD(サンディエゴ)までを表す「南カリフォルニア(略して南加:在米日本人が使う当て字)聖書教会」と名付けた。なお英語表記では”Southern California“ の愛称で これまた略語でもある“SoCal”となり「So Cal Bible Church」、「ソーカル・バイブル・チャーチ」と発音する。

シゲコさんが夏に救われてから何も出来ぬまま12月になってしまった。久しぶりにトムに電話するとかなり怯えた様子。結局 彼女が出席できる教会は見つからず、そうこうしてるうちに体調がさらに悪化しベッドにふせったままと言う。何かあるとは聖霊に示されていたがここまでとは。急いで訪問したら彼女は又してもボケーっとこっちを見てる。祈りつつ話してると急に「あ!フルバヤシさん!」と思い出し笑みがこぼれた。これで夏の頃の状態にリセットしたことを確認、神に感謝した。

とりあえずトムに私たち夫婦が自給伝道を志し独立して教会を始めることを告げ、来月から正規礼拝を開始、シゲコさんの所へは「俺が通う」と伝えた。また、病床洗礼に向けてBSも兼ねて受洗クラスも始まり、往復100キロを行き来し地道な交わりを続けた。いっぽうで、私とトムには一抹の不安があった。それは「彼女が自分のしていること、学んでいることを理解しているかどうか」だった。そんなある日、詩篇23篇を朗読した際、彼女は一節の”主“を見て「Is this Jesus?(これイエスさま?」と聞いてきたのでビックリ!「あれっ、シゲコさん、イエスさまをちゃんと分ってるじゃない!大したもんだ。と言うか、今シゲコさん 英語で喋ったよね?英語も思い出したんだよね!」。彼女と2人きりの病室で、神の恵みにただひれ伏した。

それからしばらくして彼女がいる施設「敬老ホーム」の一室を借り病床洗礼を執り行った。図らずもこれが当教会受洗者第一号となった。ミッションを始める前、私はてっきり教会に導かれるのは私のようなガラの悪いオッサンか兄ちゃん、或いはレストラン関係者だと思っていたので本当に驚いた。周辺の日本人教会の牧師たちも「85歳の女性に洗礼を施すとは! しかもこれが初めての洗礼の奉仕だとは!」と驚き、神を賛美していた。その後、彼女はすっかり英語を思い出しトムさんとも会話できるようになり、さらには歩けるようにもなった。まさに奇蹟の街道を進む日々であった。

「人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。
こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまで、
あなたがたが満たされますように。」 エペソ人への手紙3章19節
                   つづく。。。

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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA  第8話

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牧師、バイカー、鮨職人として。...
第8話「独立伝道開始」

  めでたく茂子さんは救われたが予想通り色々問題が出て来た。入居施設へは遠く毎週の礼拝への出席は叶わない。しかも彼女は単独では外出できず常にトムさんが付き添わないといけない。無理して来れたとしても献金や奉仕が出来るわけではないし、洗礼するにも先に学びをしないといけない。当時の私は小さな教会で伝道師をしていたのでとりあえず主任牧師に事の次第を話したところ、彼は茂子さんの救いを喜ぶどころか「その施設にはチャプレンがいるはずだからその人に任せろ」と言う。牧師というのは”自分の教会へ来てくれる人”には優しいがそうでない人には冷淡な場合が多い。

いっぽう、その施設のチャプレンは常駐しておらず、礼拝もなく、仕方なくトムさんは周辺の日系教会の門を叩き始めた。実は施設はリトルトーキョーの近所なので周辺に10件以上の日系教会があるが、どこも日曜の朝以外は空っぽ。50キロ離れたOCで日曜礼拝を守っている彼は誰とも接触できなかった。さらに私自身は鮨屋をクビになったのをきっかけに1日十数時間かけて神学生として猛勉強中で余裕がなく、何も出来ないまま時間が過ぎ焦りは募った。

しかしある日、ひょんなことからモヤモヤを吹き飛ばす奇蹟が起こる。何と私のオヤジが約50年前にテキサス州のダラス神学校で学んでいた時の“日本人クラスメート“がこのLA在住であることが分かった。リトルトーキョー近くのLAバプテスト教会引退牧師の山田和明師である。親父より一回り上の80過ぎの見知らぬ爺さん。会いに行ったら私には初対面だが彼には”再会“で、私がダラスで生まれた時、彼は私を腕に抱いてくれたそうだが私はそのことを全く知らなかった。その時の赤子が今ガラの悪いオッサンになって50年ぶりに突然バイクで現れたわけだが、彼は大声で「神よ。あの時の赤ちゃんが今、目の前に主の僕として現れてくれたことを感謝します!」と主を称え、2人で神の不思議な導きを分かち合えたのだった。

彼に今回のシゲコさんを巡る教会の問題などを打ち明け これからの進路などについて聞いたところ、「君は単立教会の出身だろ?じゃあ“単立の神学”を継ぐべきじゃないのか?!」とはっきり言われた。大きな衝撃を受けた。当時の私は伝道師として小さな教会の”お手伝い“であり、独立して開拓する気など全くなく、その度胸もなく、ましてや日本にいたころ私の両親は自宅を使って開拓教会を始めたために散々な目に会い言わば「単立教会なんかこりごり」だった。それにどうやってアメリカで教会を一から始めるのだろうか?

などと一瞬考えたが、次の瞬間、怒涛のような聖霊の波動を感じ「そうか!」と我に返った。困っている人が目の前にいるのに何もしない牧師、施設の名ばかりで役に立たないシステム、いつも空き家の教会。これらの問題を解決するにはまず自分が動けばよい。なのに私は矢面に立つことを恐れ中途半端な働きしかしていなかった。考えてみれば私は教会から給料を貰わず自分の経費で動いているので端からもっと自由に行動できたのだ。今更ながら自分の器の小ささと不信仰を恥じた。「独立しよう!」 腹は決まった。これからは“教会のボランティア”ではなく教会の矢面に立ち、十字架を担ぎ、持てる全てを使って主にお仕えしよう。

「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。」
                     ヨハネ15章16節
                           つづく。。。

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