昔、新入社員教育で証券会社でトップの成績であった遠藤健一講師から、
「人生で成功したいなら、正直・親切・熱心であること」だと教わりました。出来れば、その3点が備わっており、しかも上に「馬鹿」がついたら100%と保証すると言われました。
3つ備わっていなくとも、3つの内、一つでも良いとも言われましたので、私は「馬鹿親切」で行こうと思い頑張ってきました。あれから60年。色々な事がありましたが、
そのお陰か、人様からの親切に恵まれて今日があると思っています。やはりこの世の中一人では生きていけません。
ですから「ちょっぴり他人に対する思いやり」は絶対必要、やるべきです。感謝、感謝、感謝です♪
久しぶりに帰国して、コンビニエントストアーに買い物に行った時のことです。
お金を払うとしたら、店員が対応しているのにも関わらず、機械で支払わなくてはなりませんでした。機械での支払い方を聞くと「書いてある通りやってください」と言われ、その傍観的な態度に呆れました。しかし、隣のレジでは、同じように困っている高齢者に店員が丁寧に教えているではありませんか・・・親切に教えてくれれば、それ以降はスムーズに出来るのにと思いました。 ちょっぴりでも思いやりが欲しいですね。
また、何か新しいことを申し込むときには米国同様、身分証明書が必要です。私は日本の運転免許証がないため、パスポートを提示したのですが、それでは不十分で、住民票も要求されました。しかし、パスポートを取るためには住民票が必要なのです。何でそんなに複雑にするのでしょうか?そのために2度手間を強いられるのです。こうした事が多々ありました。合理化という名目なのでしょうが、相手への思いやりがなく残念に思いました。これから益々、高齢者は生きづらい世の中になっていくことでしょう。
そう思うと、今必要なのは合理化ではなく、『他人に対する、ちょっぴり親切』の気持ちをお互いが持つことではないかと思います。
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