4PearPoEの結線図が入手出来ました、約100wの電力を50wX2で送電し、 PD側でパラレル接続しています。 これは、LANケーブルでの電圧降下を少しでも減らす狙いでの構成ですが、 そのLANケーブルの伝送路直流抵抗値にばらつきがあると、期待する結果が 得られません。 FLUKE社の最新型のケーブル試験機は、この部分が検出出来るような構造 となっています。 4pearPoEは、4ペア(8本)のケーブル芯線をすべて使い送電するので 芯線ごとの抵抗値、これは芯線自体ではなく、プラグ内のカシメでの 抵抗値やピンの形状などでの接触抵抗が問題となってきます。 ただし、PoE100wでの使用でなければ、この部分の検査値は、根本的な 知見をお持ちでない方には「迷い」が生まれるデータとなります。 AutoテストでのPass/Failのみでケーブルを判定してはなりません。 Passであっても、マージンのチェック、Failならどのテストで不合格 で、その内容は使用目的に対して重要か否かの選別が出来ないと、この テスターを使うのはかえってマイナスになる場合があります。