旧幡豆郡一色町(現在は西尾市)の諏訪神社の大提灯まつりです。 大提灯祭りの起源は今から遡ること450年。 初秋になると毎夜海魔が現れ、人畜農作物を荒ら していました。そこで村人たちは諏訪神社のご神前 に魔鎮剣(ましずめのつるぎ)を奉り、大篝火を 焚いて悪魔退散を祈ったところ被害が無くなったと 言われています。 100年ほど神事として篝火を焚くことが続き、 寛文年間(1661~1672)に提灯を献灯する 祭りになっていったようです。そして天下泰平の 世となった江戸中期には、経済的な余裕も生まれ、 提灯の上部に覆いが付けられたりと華美なものに なっていき、どんどん大きくなり現在の姿へと 変わっていったのです 。 大きくなる過程で、柱が2本から3本になり、 提灯の骨の材質が竹から桧に変わりました。しかし 現在も諏訪組の提灯だけは竹の骨でできています。 ※諏訪神社縁起より