アムールヒョウ「トライ」(画像:神戸市立王子動物園)
「アムールヒョウ」は、野生下で100頭余りしか生息が確認されていない絶滅危惧種です。神戸市立王子動物園では、公益財団法人日本動物園水族館協会によるアムールヒョウ管理計画に基づき繁殖に取り組んでおり、2019年7月29日に「アニュイ」(オス・10歳)と「セイラ」(メス・4歳)の間に 「スク」(メス)「ラム」(メス)「トライ」(オス)の3頭が誕生 しました。
この度、アムールヒョウ管理計画に基づき、神戸市立王子動物園の「トライ」(オス・0歳)が、1999年4月24日開園の「よこはま動物園ズーラシア」(横浜市旭区上白根町1175ー1)に、6月30日(火)移動することになりました。前日の6月29日12時~14時が王子動物園では最後の展示となる予定です。
「アムールヒョウ」は、食肉目ネコ科ヒョウ属ヒョウの一亜種。ヒョウの中では最北の極東ロシアに生息します。密猟や森林伐採により個体数が減少し、絶滅の危機に瀕しており、野生下の生息数は近年やや回復したもののわずか100頭余りが確認されているだけです。IUCNレッドリストによる分類は、ごく近い将来絶滅の危険性が極めて高いとされる「絶滅危惧IA類(CR)」。
神戸市によりますと、国内での「アムールヒョウ」飼育状況は、2019年12月31日現在、9園館18頭(オス8頭、メス10頭)となっています。
1926年(大正15年)創業の老舗文具メーカーである「関西ノート」(神戸市長田区)は、1952年(昭和27年)から販売する学習帳 「神戸ノート として知られるB5版の学習帳シリーズで「方眼紙ノート」を新たに発売します。同社がノートの新製品を発売するのは、同じくB5版の学習帳「国語帳」の表紙デザインを改めて以来およそ40年ぶりとなるそうです。表紙にはジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」、裏表紙にはライオンの手前がメスの「サクラ」、奥がオスの「ラオ」と、神戸市立王子動物園(神戸市灘区)の動物がデザインされています。
店頭では6月中旬ごろから順次店舗での販売が始まる見通しです。今回発売したのは、縦横に5ミリメートル間隔で直線を引いた方眼紙。小学校高学年では従来の横ケイ線が入った算数帳の代わりに、方眼紙ノートを利用するケースが増えていることに対応しています。
今回の方眼紙ノートは限定品ではなく、基本的にはデザインを変えずに販売を長期間継続する予定とあって、ジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」の中国返還 後も王子動物園の人気者である「タンタン」に親しんだ神戸の子供たちの記憶をつなぐノートになりそうです。
メーカー希望小売価格は(180円・税別)。神戸市内を中心とした文房具店など小売店で販売され、王子動物園の売店での販売は未定といいます。
せんだってカナダの「カリガルー動物園」が、パンダが食べる笹の調達が困難になったために 2頭のジャイアントパンダを中国に返還 するという報道がありました。
神戸市は19日、市立王子動物園で飼育している24歳の雌のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」を中国に返還すると発表しています。阪神大震災からの復興を願い2000年に中国から繁殖目的で借り受けましたが、今年7月15日が契約期限でした。
返還後、国内で飼育されるパンダは上野動物園(東京都台東区)の3頭と、アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)の6頭のみとなります。
「タンタン」は2008年に人工授精で出産に成功しましたが、直後に赤ちゃんは亡くなっています。つがいだった雄の「コウコウ(興興)」が2010年に死んでからは、王子動物園での飼育は1頭だけでした。パンダの寿命は20~30年とされ、「タンタン」は「高齢者」の年齢に達しています。
カナダ西部のカルガリー動物園で飼育されているパンダ2頭が、予定より早く中国へ返還される見通しとなっています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、パンダが食べる笹の調達が困難になったためだといいます。
動物園の発表によりますと、パンダの「二順(アルシュン)」と「大毛(ダーマオ)」の餌になる笹は、これまで中国から空輸されていました。パンダは新鮮な笹を1日に平均40キロ食べますが、新型ウイルスの影響で直行便の運航が止まり、供給が滞るようになりました。園はほかのルートを探しましたが、そちらもいつ途絶えるか分からない。そうなれば餌が全くなくなってしまいます。
2頭は2014年に中国からトロント動物園に貸し出され、2018年にカルガリー園へ移動しました。返還は2023年の予定でしたが、感染拡大の第2波に備えて前倒しされることになりました。
同園は現在、同ウイルスの流行を受けて閉鎖されており、パンダたちとのお別れを一般公開することはできないとしています。
水色の「ニホンアマガエル」(画像:長崎バイオパーク)
長崎県西海市大瀬戸町の松島で水色の両生綱・カエル目(無尾目)アマガエル科アマガエル属「ニホンアマガエル」が見つかり、動物園・植物園「長崎バイオパーク」(同市西彼町)に持ち込まれました。
「長崎バイオパーク」によりますと、4月29日夕方、住民の女性が自宅前の植木鉢の手入れをしていた際に見つけたようです。
体長約3センチ。新型コロナウイルスの影響で同園は今月31日まで臨時休園の予定になっています。再開後に展示されるようです。
カエルなど両生類を研究している専門家によりますと、黄色の色素が欠けた突然変異の個体とみられています。目立つため鳥などの外敵に狙われやすく、「時期的に冬を乗り越えた個体で、(長く生きているのは)珍しい」とのこと。
色素が欠けた突然変異のカエルは、黄色(金色)の、「トノサマガエル」 が見つかっています。
スマトラトラ「パンプ」(画像:神戸どうぶつ王国)
神戸市中央区のポートアイランドにある神戸どうぶつ王国に4月25日(土)より「スマトラトラ」が新たに仲間入りします。
「スマトラトラ」はインドネシア・スマトラ島に生息し、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧IA類(絶滅寸前)に分類されており、国内では9園館18頭しか飼育されていません。トラの中で最も小さな種類の一種ですが、それでもその大きさは全長は150~180センチ、体重は100~150キロあります。また、トラの仲間の中で最も南に生息し、唯一島に生息。森林内に広大な縄張りを持って生活しており、ネコ科としては珍しく水を嫌わず、泳ぎも上手く、木登りもでき、オスは頬の毛や首筋のタテガミが長く伸びるのが特徴的です。
同園にやってくる「スマトラトラ」は、先日惜しまれながら閉園した「みさき公園」(大阪府)から転園。現在3歳のオスで名前は「パンプ」です。なお、神戸どうぶつ王国では一番大きい本格的な大型猛獣となります。
王子動物園70周年記念ロゴマーク「Ojizooの仲間たち」(画像:神戸市)
神戸市立王子動物園は、1951年(昭和26年)3月21日に開園し、来年度の2021年3月21日には開園70年を迎えます。70周年に向けて入園者の投票の結果、「王子動物園70周年記念ロゴマーク」が発表されています。
ロゴマークは神戸芸術工科大学に作成を依頼し、作成された4点を2020年2月17日から3月17日まで入園者に投票してもらい、一番投票数が多かった「Ojizooの仲間たち」(365票/583票)に決定しています。
「アズ」(雌)(画像:神戸どうぶつ王国)
神戸・ポートアイランドの神戸どうぶつ王国(神戸市中央区港島南町7)に20日、世界最古のネコとされる丸顔やふわふわの長い毛並みが特徴の「マヌルネコ」が登場しています。新型コロナウイルスの感染拡大により、1週間遅れで一般公開がスタートしています。
「マヌルネコ」はモンゴルやイランなど中央アジアに生息し、約600万年前から存続しているためネコ科で最も古い種とされています。感染症に弱いため飼育が難しく、国内では王子動物園(同市灘区)や上野動物園(東京都)など7園にしかいないといいます。個体数が少なく、準絶滅危惧に指定されています。
寒い場所に生息しているため外見は毛が長く密集しており、ずんぐりとした体型に見えます。また、瞳の光彩は他のネコ科のように縦に細くならず、丸い形のまま縮小することも特徴です。
公開が始まった2匹は、姉妹園の那須どうぶつ王国(栃木県)で2019年4月22日に誕生した「エル」(雄)と「アズ」(雌)です。
「ナナ」(画像:おびひろ動物園)
北海道帯広市のおびひろ動物園(北海道第二の動物園として1963年7月に開園)は5日、1月から起立不能になっていた雌のゾウでは国内最高齢のインドゾウの「ナナ」(59歳)が4日22:00に、死んだと発表しています。
同園によりますと、「ナナ」は1月19日から立ち上がれず、獣舎内に横たわったまま衰弱が進んでいました。人間でいうと90歳を超える高齢だといいます。帯広畜産大で解剖し詳しい死因などを調べます。
「ナナ」は1961年にインドで生まれ、1964年4月に来園。半世紀以上にわたり同園の人気者でした。
「キボシイワハイラックス」の母親と2頭の赤ちゃん(画像:埼玉県こども動物自然公園)
埼玉県東松山市岩殿の県こども動物自然公園で、ハイラックス目(イワダヌキ目)ハイラックス科の「キボシイワハイラックス」の赤ちゃん2頭(性別不明)が誕生しています。
国内で飼育・展示しているのは同園だけで、日本では初の繁殖といいます。
この動物はアフリカ東部、南西部のサバンナ、低木林、森林に生息。体長32~56センチ、体重1.3キロ~3.6キロ。昨年9月にオープンした小動物舎「eco(エコ)ハウチュー」で飼育、展示していた日本初公開の3種類のうちの1つになります。妊娠期間は約200日間。
赤ちゃんは今月11日に誕生。順調に育っており、元気に動き回る姿が見られるといいます。
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