「１ドル＝１４３円７６銭」

２４日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に下落しました。１２時時点は「１ドル＝１４３円６５〜６７銭」と３連休前の２０日１７時時点と比べて３銭の円安・ドル高でした。２４日午前の日経平均株価の上昇で円売り・ドル買いが出て一時は「１ドル＝１４３円９０銭」まで下落しています。

一方、四半期末を控えて国内輸出企業などによる実需の円買い・ドル売りが入ったとみられ、相場を下支えしています。

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の利下げ開始で米経済のソフトランディング（軟着陸）予想が増えています。２３日の米ダウ工業株３０種平均は連日で最高値を更新しています。投資家のリスク選好姿勢が強まるとの見方が円売り・ドル買いを促しました。

円相場は上昇に転じる場面もありました。節目の「１ドル＝１４４円」が迫りますと「高値でドルを売りたい国内輸出企業などの実需筋が円買い・ドル売りを入れた」とされ、１１時すぎには前週末から２４銭円高・ドル安の「１ドル＝１４３円３８銭」近辺まで上昇でした。

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