24日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、前場は前日比22円98銭(0.08%)高の2万8821円35銭で終えています。
前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを受け、東京市場でも買いが先行しました。買い一巡後は戻り待ちの売りが上値を抑えています。
24日午前に政府が過去最大規模となる2022年度予算案(107兆5964億円)を閣議決定しています。市場では、菅義偉政権から持ち越していた内容もあり織り込み済みで材料視される向きは少なく影響は出ていません。
米株式市場が、24日クリスマスで休場となる週末とあって機関投資家の市場参加者が限られるなか、国内独自の新規の手掛かり材料に乏しく、前日までに3日続伸していたことから戻り待ちの売りが出て上値は重く、午後に東京都で新型コロナウイルスの「変異株(オミクロン)」に市中感染したとみられるケースが確認されたと伝わり、感染状況が悪化すれば行動制限の強化などにつながるとの警戒感から売りが出ています。
終値は小幅に反落し、前日比15円78銭(0.05%)安の2万8782円59銭で取引を終えています。