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676. 流産させる物質の測定(TNF-α)

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676. 流産させる物質の測定...
30年ぐらい前より注目されていた物質が、
やっと高感度で簡単に測定できる
ようになりました。

当院では、早速7月より検査開始します。

それは免疫細胞が放出する
炎症性サイトカインのひとつで、
腫瘍壊死因子(TNF-α)という物質です。

1989年に、ラットの生体実験で、
TNF-αは胎盤を壊死させ流産させたことが
報告されています。(Am J Pathol)

米国では、最近、TNF-αを抑える治療が、
不育症の新しい治療法として
臨床研究され、注目されています。



#同種免疫

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675. のんびりしたい

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675. のんびりしたい 675. のんびりしたい
コロナ恐怖とコロナ不況で、
今までの日常が遠い昔のようです。

3密により、
人との交わりを敬遠するようになりました。
いつも何かギスギス、
ピリピリしています。

自由にのんびりしてみたい。

何も考えず、歩いてみたい。

いつも
晴れた日には、
無意識に空を見ています。

のんびりした時間が
少しの間、
戻ってきます。


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674. 自然妊娠の不育症治療成績

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674. 自然妊娠の不育症治療...
当院はコロナ対策のため、
4月は時短、
5月は初診を中止していました。

6月から通常診療を再開しましたが、
各種コロナ対策以外に、
診療時間を10時~17時と変更しました。

また、初診後の受診回数を減らすため、
できる範囲で電話対応も取り入れました。

さらに、
現在までの不育症・着床障害の
情報を整理していますので、順次、
その内容を
ホームページにアップしていきます。

まずは、一部先行発表として、
当院の
「自然妊娠の場合の不育症治療成績」
を整理しましたので、
読んでみてください。



不育症の検査の特徴は、
流産を予防するための検査ですから、
原則的には自費検査になります。

不育症と関係する病気に対しては、
疑い病名により保険で検査できますが、
それは不育症の検査の一部です。

流産を予防するための治療も
原則的には自費治療になります。


上に示した図は、
体外受精による妊娠ではなく、
自然妊娠による不育症の方の、
過去の流産回数別の
当院の11年間の治療成績です。

対照は、1980年と1981年に、
名古屋市立大学産婦人科を受診された、
すべての患者様の
過去の流産回数別の出産率です。

1981年までは、
世界的に不育症を専門的に診たり
治療したりすることがなかったので、

この対照データは
本当の無治療症例として、
非常に貴重なのです。

なお、この対照データの調査値は
統計的手法(非線形回帰)によっても、
その妥当性が裏付けられています。

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673. ストレスによる炎症

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673. ストレスによる炎症
心理的ストレスを受けると、
血小板が固まりやすくなることは
以前よりわかっていましたが、

心理的ストレスを受けると、
免疫細胞も増加して、
炎症性サイトカインが発生してくる
こともわかってきました。

たとえば、
心理的ストレスを感じていると、
脳細胞にも、炎症が起きるようです。
過剰な炎症により、
脳細胞の機能障害が起き、
うつ病になる可能性が指摘されています。


本来、炎症性サイトカインは、
身体の異常を修復するために、
炎症を起こしているのですが、

こころの異常に対しても、
何らかの原因で炎症を
起こしているようです。


炎症性サイトカインが
異常にたくさん分泌されている状態
になったら、
それは組織障害を
起こしてしまいます。

#妊娠ストレス

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672. コロナ、免疫、怖い

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672. コロナ、免疫、怖い
新型コロナウイルスの脅威の中、
サイトカイン・ストーム(免疫の暴走)
という医学用語がよく聞かれ、
免疫の異常が問題視されています。


サイトカインとは
身体の組織に異常が起こったとき、
その異常を治すため、
免疫細胞から放出される物質です。

サイトカイン等により炎症反応が惹起され、
組織の異常が修復されていきます。


ところが、
サイトカインの中でも、
炎症性サイトカインと言われる
インターフェロン(IFNγ)、
腫瘍壊死因子(TNFα)等が
大量に放出され過ぎると、
そのサイトカイン等が
全身の血管壁等も障害してしまうのです。

この状態がサイトカイン・ストームです。


不育症・着床障害の方においても、

子宮内膜組織に異常があると、
同じように、
そこに炎症が起こり、

その結果として、仮に、
インターフェロン(IFNγ)や
腫瘍壊死因子(TNFα)等が
異常に高値になっていれば、

それが胚や胎児側組織に障害を
起こすのです。


当院では、
3種類以上の同種免疫検査をして、
その結果に基づき、
ステロイド免疫抑制治療と、
ピシバニール免疫刺激(調節)治療、
さらに免疫に関係を及ぼす精神療法も
併せて行っています。


当院のステロイド治療と
ピシバニール治療は、

その使用量と治療方法、
さらに、その管理方法において、
私の40年以上の研究実績と
治療経験に基づいており、
当院オリジナルのものであります。



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671. 卵子提供による着床障害

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671. 卵子提供による着床障...
多数の体外受精不成功を経験し、
すでに高齢となり、
それでも強い希望があり、

海外で
卵子提供による体外受精を受け、
(着床前胚染色体異数性検査は正常胚)
それでも不成功が連続して、

当院を受診された方が
現在までに、
数十名いらっしゃいます。


そのほとんどの方には、
共通して、

「強い生殖ストレスと
同種免疫異常による
不都合な子宮内環境」

という原因が
存在していました。


その治療方法として、
当院では、

「生殖ストレス検査」 
に基づいた
支持的精神療法
(必要により精神薬物療法)
と、
「3種類以上の同種免疫検査」
に基づいた
ピシバニール免疫調節療法、
あるいは
ステロイド免疫抑制療法
(必要により
ステロイド子宮内洗浄療法)

併用治療を行っています。


現在までに、
17症例の出産報告を
いただいています。

当院治療後、
その後の妊娠帰結が
不明な方もみえますので、
正確な成功率はわかりませんが、

推定、約50%の方が
当院の治療により、
出産されています。



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