令和4年7月30日(土)、31日(日)に「防災ボランティアコーディネーター養成講座」を開催しました。この講座では、大きな災害が起きた際、本会が設置する災害ボランティアセンターの運営を支援していただける方を養成しています。 ※防災ボランティアコーディネーターとは…災害が起きた際、「被災されて助けが必要な方」と「支援に駆け付けたボランティア」をマッチングする方をいいます。 今年度は22名の申込みをいただき、20名の方が修了証を受け取られました。1日半の長丁場となりましたが、ありがとうございました。また、学生の方や親子での参加も多くいただくことができました。 当日は、常時換気、こまめな手指消毒など感染防止策にもご協力をいただきありがとうございました。 【講座内容】 ・災害からの復旧・復興、地域の回復力について 講師:一般財団法人日本気象協会 新井伸夫様 生活するうえで欠かせないインフラ設備が、災害時にどのような被害を受けるのか、復旧までにどれくらいの期間がかかるのかを分かりやすく説明していただきました。 それを踏まえて、マンダラチャートを用いて自身の生活を見直し、災害に見舞われた際に優先順位を考えながら通常の生活に戻していくための手法を教えていただきました。 ・市の防災体制について 講師:一宮市危機管理課長 村上様 市の災害対応を説明していただきました。ボランティアとの関連についてもお話しいただき、講座の趣旨に沿うよう災害ボランティアセンターと市災害対策本部の連携にも焦点を当てていただきました。 ・ボランティアについて 実際に被災地支援で活躍しているボランティアの方からお話をいただきました。災害ボランティアに赴く際の心構えや、具体的な作業内容について教えていただきました。その後、グループワークでボランティアについて考えを深めました。 ・DIG演習 一宮駅周辺の大きい地図を見ながら、災害が起きた際の被害状況を考察しました。災害に強いまちを考えることができました。 ・災害ボランティアセンター立上げ演習 「一宮市災害ボランティアセンター設置・運営マニュアル」を基に、ロールプレイによる演習を行いました。実際の立上げの流れを体験することで具体的なイメージを持つことができました。 講座を修了された方は、防災ボランティアコーディネーターとして本会に登録されます。 災害ボランティアセンターが設置された際、運営協力を依頼しますので、学んだことを活かし、災害を生き抜いていただきたいと思います。 本講座は毎年この時期に開催しています。一宮市の広報7月号で募集をいたしますので、関心のある方はぜひご参加ください。 地域福祉グループ