台風19号災害で甚大な被害を受けた長野市へ向けて、支援のためボランティアバスを運行しました。 年末に向かって寒さが厳しくなっていく中、現地で活動するボランティアの人数は減少していました。そこで、稲沢市社会福祉協議会と一宮市社会福祉協議会で災害ボランティアバスを企画、12月13日(金)から14日(土)にかけて実施をいたしました。 参加申込開始初日で定員を満たし、最終的に43名の参加を得ることができました。 当日初めてお会いする方もみえましたが、全員が長野市のために何かしたいという熱い思いを持っていることが分かりました。 13日(金)22時に一宮市を出発し、ボランティア活動は12月14日(土)に行いましたが、天候にも恵まれ、最大限の活動ができたのではないかと感じています。また、事故やケガなどもなく安全に活動を終了できたことも、参加された皆さんのおかげだと思います。ありがとうございました。 活動内容は、個人宅の裏手にあるリンゴ畑などから、流れてきた石やガラスや不純物を取り除き、きれいな土に戻すというものでした。 土を浄化するということで、途方もない作業に感じましたが、大勢のボランティアで一斉に行うことで作業は目に見えて進んでいき、家主の方にも大変喜んでいただくことができました。 今回ボランティアバスを運行するにあたって、バスの借上費用は愛知県にご負担をいただいています。宿泊を車中泊とすることで、参加者の方の費用負担もなく、実施することができました。 災害が風化し、支援の輪が切れてしまうと、現地の復旧には大きな遅れが出てしまいます。12月14日(土)の長野市災害ボランティアセンターでの活動者は1,100名(速報値)となっており、ここ最近の週末と比べてかなり多くの方が参加されたことが分かります。 これは被災地からの積極的な発信があり、それに応えるボランティアの方がいるということに他なりません。まだまだ復旧には時間かかると思いますが、全員一丸となって応援していきたいと思います。 この度は、多くの方の支援を受け、被災地の支援を行うことができ、「支援の輪」というものを改めて体感することができました。被災地を支援する方、支援する方を支援する方、様々な支援があることが分かりました。 今後も何らかの形で災害支援活動に取り組んでいきたいと思います。