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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

https://jp.bloguru.com/zumix

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。
ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。

 おしらせ
 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。
 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。

148缶2回目 さっぱりして食べやすいツナ缶 ホテイ・ツナカルライト1/2の実食

スレッド
きはだまぐろを原料に国内工場で... きはだまぐろを原料に国内工場で製造したツナです。 オイルハーフタイプにすることで、ツナならではのおいしさとカロリーカットを両立しました。


ホテイ ツナカルライト1/2


きはだまぐろ油入り水煮フレーク・普及品

こんなツナ缶です


おねだん
ふつう(3缶400円前後)
魚の種類
キハダマグロ(ライトミート)
液汁の種類
油入り水煮(さっぱりタイプ)
身のほぐし方
やや細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
このツナ缶に関してはどうやって食べても美味しいので
自信を持って挑んで欲しい



☆解説:そのままで食べやすいオーソドックスな油入り水煮


 90年代に発売されたホテイの国産ツナ缶で、ヘルシー路線をゆく製品。油漬缶・ツナカル(No.84)とは、使用する油の量と下味の違いで差別化を図っている。
 油の量を半分にしているからツナカルライト1/2。2020年ころにマイナーチェンジして、由比缶詰所OEMになった。

 ヨドバシで購入できる。スーパーの実売価格は3缶298~398円程度だったが、最近(2022年上期)は498円をつけることもあった。
 マイナーチェンジの変更点として、原材料の組成が変わったのと、製造元が由比缶詰所になったのと、カルシウムの含有量をうたわなくなった。パッケージは瓜二つ。初出はFor Extremeで、148番を与えていたが、JANコードが変わってないためレビュー番号は148番を踏襲する。2021.6製造。
 

☆缶を開けたところ



 似た価格帯の油漬缶と同じような身の大きさ。開けた時の香りが引き立つ。
 油入り水煮ながらパサパサ感や生臭さとは無縁で、さっぱりした口当たりを持つ。シーチキンLフレーク(No.08-6)同様に単体で味が完結してるタイプのツナ缶といった趣き。
 
 加熱非加熱どちらの料理にも、単純な油漬缶のリプレースとして使える。油漬缶から入れ替えることで、全体的にさっぱりした印象を付加できる。
 ノンオイル青じそに和えると更にさっぱりさが際立って冷たい料理に際立つ。生臭さが厭らしくないこの一点で推す価値はある。

☆余談


 学生時代、まだツナ缶に関する知識も興味もなかったころ、この「ツナカルライト1/2」によって兵糧を支えられていた。
 恥ずかしい話だが、学生時代の私はあまりにも金がなかった。給料で家賃固定費学費を払えば、可処分所得(医療費もここから)は諭吉も残っていないような生活だった。切り詰めに切り詰めた中、ぜいたく品として最後に残ったのが「3缶198円で販売されるツナ缶」。
 貧乏学生にとって唯一のたんぱく源。その3缶198円のツナ缶でも味を求めて、様々な銘柄、様々な店舗を巡った結果、某店でたまに安売りされるツナカルライト1/2を指名買いし続けるようになった。シーチキンより一回り安く、そのまま食べる適性が高い。そのうえシーチキンになんら劣らない味がするツナカルライト1/2は、名実ともに救世主として台所に君臨していた。
 
 そういう時代があったのだ。2022年となっては国産ツナ缶を3缶198円で手に入れるなど到底無理な話、298円でも見つけるのに苦労するが、そういう時代があったのだ。
 この思い出が就職に伴う静岡引っ越し後に残っていたからこそ、静岡の有り余るほどに多様なツナ缶に目を奪われたのだと、私はそう考えている。
 

各種評価・スペック


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★☆☆☆ 2.8 #136円/個
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0 #私にとっての「普遍的な味」
・入手性  ★★☆☆☆ 2.0 #静岡ローカルスーパー、ホテイ直販、ヨドバシなど
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
118kcal/缶 食塩相当量0.6g 
原材料 きはだまぐろ、大豆油、鶏ガラスープ、食塩/調味料(アミノ酸等)
JAN:4902511009854 製造固有記号なし
販売者 (株)ホテイフーズコーポレーション(静岡県静岡市清水区蒲原4-26-6) 製品ページ
Tuna canning review No.148-2

ツナ缶スーパーリンク!!



(No.134)マルハMSCツナフレーク

→どこで売ってるの。

(No.102)ベージュのミヤカン

→かなりうまくて気に入ってるが、入手性に難。

(No.53)駒越食品ライトツナフレーク

→ながらく価格破壊のツナ缶として地元住人に親しまれてきたが、21年6月に価格改定。100円を切る価格は鳴りを潜めた。
#きはだまぐろ #ホテイフーズ #ヨドバシドットコムで買えるツナ缶 #定番のツナ缶 #油入り水煮

ワオ!と言っているユーザー

202缶 神戸物産・ライトツナフレークまぐろ油漬185g 

スレッド
大豆油と野菜エキス、塩をバラン... 大豆油と野菜エキス、塩をバランス良く配合し、まぐろの旨味を引き立てたツナフレークです。

神戸物産 ライトツナフレークまぐろ油漬 185g


T2号缶(ちょっと大きい缶) 廉価品

こんなツナ缶です


おねだん
159円が定価
70g換算60.48円なので、思ったより安い
魚の種類
マグロ(ライトミート)
液汁の種類
油漬(大豆油)
身のほぐし方
細かいほぐし肉に大きめの肉が少々

おすすめの食べ方
野菜炒めや焼きそばで美味しく伸びるが
サラダやサンドイッチも十分いける


解説:業務スーパーのおおきめツナ缶


 70g換算なら60.4円に迫る、T2号缶を使った大きめのツナ缶。
 以前販売されていた同じ名前・赤いパッケージのやつは1缶100円くらいで買えたらしいが、リニューアルにより本品は159円が定価になっている。2021.6製造。
 

☆缶を開けたところ



 一見大きい身が入ってるように見えるが、上の身をどかせば普通の輸入廉価ツナ缶の細かい身が詰まっている。
味は……普通だ。液汁ひたひたで可食部が少ない代わりに、(輸入廉価ツナ缶として見たら)ちゃんとした味になっている。国産ツナ缶やトップバリュのフタが赤い方(No.119)ほど良くはないが、数多ある安くて味の悪いツナ缶ほど酷くはない。

 加熱を前提に買ったが、生食でもおいしさに問題はないと思う。業務スーパーでは30円足すとシーチキンかつおチャンク(国産ツナ缶)になる点よく考えた方がよさそう。ここ最近の円安原料高によって、輸入ツナ缶のコストパフォーマンスが鈍くなっている。
とりあえず焼きそばにドーン! みたいな使い方に適している。
 
 廉価ツナ缶は修羅の道。
 円安原料高で値上げした分を中身のクオリティに転嫁できたのだろうか。できたのだろう。そうだと信じたい。

☆各種評価


・グレード ★☆☆☆☆ 0.5
・価格   ★★☆☆☆ 1.5 #149円/缶、70g換算60.48円
・味覚評価 ★★☆☆☆ 2.0 #(廉価品の中では)普通
・入手性  ★★★☆☆ 3.0 #業務スーパー各店舗
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 185g
436kcal/缶 食塩相当量2.5g たんぱく質29.4g
原材料 まぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス/増粘剤(加工でんぷん)、調味料(アミノ酸等)
JAN:4942355138945 製造固有番号TGFO LSFvH3AJPMJI
・ハラル認証あり ・同一ラインで小麦を含む製品を生産
輸入者 株式会社神戸物産(兵庫県加古郡稲美町中一色883番地) 製品ページ
Tuna canning Review No.202

☆ツナ缶スーパーリンク!!



(No.198)ドンキの十連パック

→中身の単価は同じくらい。

(No.119)トップバリュのフタが赤くて黄色いほう

→缶が小さいので単純比較できないけど、廉価ツナ缶の中でよくできてるツナ缶。
#スーパーpb #油漬

ワオ!と言っているユーザー

201缶 ネクストミーツ・Nextツナ 代替肉ツナ缶の実食

スレッド
100%植物性で低脂質コレステ... 100%植物性で低脂質コレステロールゼロ。なのにタンパク質もしっかり補給できます。

ネクストミーツ Nextツナ
代替肉ツナ缶・高級品


こんなツナ缶です


おねだん
そこそこ高い(400円弱)


魚を使用していません!
植物性の原材料です

身のほぐし方
細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
冷たい料理(サラダや冷やし中華)との相性よし
そのまま食べるのはおすすめしない


解説:ツナ缶に現れた代替肉



 「畑の肉」と呼ばれた大豆を加工して、肉の味に近づける──代替肉の試みはツナ缶の産業化より古く、1907年にJohn Hervey Kellog氏が小麦と牛乳の成分で畜肉っぽい食感を再現して特許を取り、09年にBeyond Meat社が肉らしさを先鋭的に進化させて代替肉のハンバーガー用パティを発売した。このように、代替肉はアメリカが世界を牽引している。
 
 大豆をはじめとした植物性の原材料でコンビーフの味を再現する先駆者がいて、ツナ缶も大豆で代替肉というと昔の映画やゲームに取り上げられた「完全な栄養食」としての代替肉が真っ先に思い浮かぶが、現状の代替肉は「食感の代替とアレルギー等への対応」の段階にある。将来的に完全な栄養食になるかどうかは未だ決まっていない。
 
 植物性原材料のみで作ることによって得られるメリットとして、
 ・原材料マグロの政治的な事情(ex.水産資源、不漁や豊漁)に影響されない
 ・マグロアレルギーへの対応
 ・ヴィーガン対応、ハラル対応が著しく容易になる
 ツナ缶すなわちマグロかカツオが必要、という常識を打ち破って、新たな消費者への、新しいアプローチが可能になるということだ。
 
 逆にデメリットは、
 ・代替肉はみんな高い。本物を使うほうが安いのはツナ缶も同じ
 ・大豆原料のGMO(遺伝子組換え)に新たなトレーサビリティが求められる
 ・加工の難しさから「数」を作れない(これは価格に転嫁されている)
 ・相対的に限られた流通経路(数を作れない、価格が高いという単純な二点と商品価値をはかりにかけて、ニッチになってしまった)
 
 名前こそ代替肉だが、様々な事情でマグロ・カツオを食べられない消費者にとって、唯一ツナ缶にアクセスできる手段であることは留意したい。

 なお、製造元の三育フーズはベジツナという製品を出していて(賞味期限2年)、NextツナのあとにOmniツナという代替肉ツナ缶が参入している。NextもOmniも入手が難しい製品のため、買って食べるのはけっこう大変そう。
 
 保守的だったツナ缶業界にこれら代替肉ツナ缶が入ることで、どのような波を起こすのか。ベルカ人に倣って「実食で確かめよう」。刻印が2024.1なので、たぶん2022.1製造。


 フタにべったりくっついている。ツナというよりはマヨネーズの香辛料のような香りを感じる。

 箸で掴むが、非常に硬い。カツオより硬い。噛んでほぐしてみると、火の通ったたまねぎのような味がする。もちょもちょして、ツナの肉の感触をやわらかくしたような食感。そのまま一缶で食べるのに適さない感じ印象を受けた。


 なのでツナサラダにした。野菜にNextツナを乗せ、そこにドレッシングをかける。
 
 ドレッシング、野菜、どちらとも相性が良い。だいぶツナっぽくなってきたし、冷たい料理でツナの代わりに使う分には有効活用できそう。温かい料理(とくに汁物)に使うと繊維が分離してしまう気がする。

 「ツナ水煮缶から覇気と動物性タンパク質を取り除いたやつ」。革新的なプロダクトは、本来のツナ缶はマグロやカツオの命の一部を頂くものだったのを強く実感させた。現状オーガニックな(つまり動物性原材料を使った)ツナ缶に味でかなわないが、すみわけは十分できていると思った。
 
 再度言うが、「様々な事情でマグロ・カツオを食べられない消費者にとって、唯一ツナ缶にアクセスできる手段である」。

 …たとえ代替肉ツナ缶だとしても、販売元がツナ缶を目指して製品化したのだから。私はツナ缶の一種に組み入れ、シーズン3の始まりを告げる「ツナ缶」として実食して、ここに筆をおくことにする。

☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 4.0
・価格   ★★★★★ 4.5 #390円/缶
・味覚評価 ★★★★☆ 2.5
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.3 #自社通販、一部の小売店
・原産国  国産

☆スペック
固形量70g/内容総量90g
219kcal/缶 食塩相当量1.45g タンパク質13.1g
原材料 粒状大豆たん白(国内製造)、植物油脂、粉末状大豆たん白、植物性粉末ブイヨン(小麦を含む)、香辛料、砂糖、塩、さとうきび抽出物/香料
※動物性の原料は一切使用しておらず、パームオイルや、牛骨炭を用いた白砂糖も使用していません。
JAN:4573534570296 製造固有記号なし
販売者 ネクストミーツ株式会社(東京都新宿区新宿一丁目 34-16 清水ビル2F) 商品ページ
製造者 セブンスデー・アドベンチスト教団食品事業部三育フーズ(千葉県袖ケ浦市浦拓1-1-65)
Tuna canning review No.201

■参考資料
・「令和元年度新たな種類の JAS 規格調査委託事業調査報告書」17-24p 日本能率協会 2020.3
https://www.maff.go.jp/j/jas/attach/pdf/yosan-25.pdf

・「代替⾁の開発と今後の展開―植物⾁と培養⾁を中⼼に―」国立国会図書館 調査と情報 No.1113 2020.9
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11538934_po_1113.pdf?contentNo=1




☆イベント参加予定



■委託参加
・8/1(月)~14(日)おもバザハンズ 静岡・広島
(静岡会場)東急ハンズ静岡店 新静岡セノバ3階
(広島会場)東急ハンズ広島店 広電立町電停そば
→ だいたい評論・情報ジャンルの本のストア販売イベントです
→ https://omobaza.com/

■直接参加
・9/25(日) 関西めしけっと6(たびちけっと5in関西)
(会場は京都)京都パルスプラザ第一会場 竹田駅からちょっと歩く感じ
→ 飲食ジャンルオンリー(二次創作可)と旅行オンリーの併催になった即売会です
→ http://meshiket.dojin.com/

・10/30(日) 九州コミティア6
(会場は小倉)西日本総合展示場AIM3階
→ 一次創作オンリーの即売会です
→ https://www.q-comitia.com/event/6_2022/

・12/29~31 コミックマーケット101
→受かったら
#めずらしいツナ缶 #ヨドバシドットコムで買えるツナ缶 #哲学 #気合の入ったツナ缶レビュー

ワオ!と言っているユーザー

65缶 マルハ・ツナフレーク油1/3

スレッド
“やわらかい食感と、魚臭を抑え... “やわらかい食感と、魚臭を抑えた配合が特徴です。美味しさとカロリーのバランスを考慮した、オイル低減タイプです。”

マルハ ツナフレーク油1/3
まぐろ野菜スープ漬フレーク・普及品

65缶 マルハ・ツナフレーク油...
☆コメント(2017.3実食)
 2010年4月発売。マルハニチロは2つのブランドでツナ缶を輩出しており、ひとつがあけぼの、もうひとつがマルハ。この2つを別会社と思っている人も少なくないが、販売元が同じなら製造会社も大きく変わらない。あけぼのブランドで油漬缶のツナフレークがあり、マルハブランドでは野菜スープ漬や味付け缶といった一癖あるツナ缶を国内企業にOEMしている。
 製造所固有記号SHCは静岡県焼津市にあるサスナが製造している。マルハニチロと非常に長い付き合いがあり、半世紀以上前にマルハから缶詰製造やらないかと提案されたところまで遡る。そうして資金ノウハウを供与され缶詰ラインを作り、ずっとマルハやあけぼのの缶詰を作り続けている。
 2016.7製造。2019年以降の販売は確認できていない。

 身がやや細かいが、十分な食感がある。水煮にありがちな生臭さはほとんど感じない。この辺は香辛料や油がうまく打ち消している。
 油の含有量を下げて油入り水煮より低いカロリーを実現し、水煮特有の生臭さも40キロカロリー程度を引き換えに克服した。パイの小さい野菜スープ漬だが、それがどういうカテゴリなのかをしっかり表現したツナ缶といえるだろう。
 
 (本記事は、ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.2(2017.5発行)の再録です。執筆後に終売した製品ですが、多様化と収斂を繰り返すツナ缶をありのまま記録する目的で改稿せず再録をおこないました。下線部をのぞく。)

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★★☆☆ 3.0 #172円/缶
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.1
・入手性  【EOL】
・原産国  国産

内容量 70g
95kcal/缶 食塩相当量0.7g
原材料 まぐろ、野菜スープ、大豆油、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:490901087155  製造所固有記号SHC
販売者:マルハニチロ株式会社(東京都江東区豊洲3-2-30)
#サスナ #マルハニチロ #油入り水煮

ワオ!と言っているユーザー

200缶 サスナ・おりづるソリッド(8年弱熟成) 日本にこれだけのツナ缶があるって、誰が知っていただろう

スレッド
200缶 サスナ・おりづるソリ... びん長まぐろの白身が輪切り状に... びん長まぐろの白身が輪切り状になっています。ボリューム感のあるお料理に。

サスナ SHC おりづる印 まぐろ油漬(2014)
(おりづるソリッド(ホワイトミート))
びんながまぐろ綿実油漬けソリッド・準高級品



こんなツナ缶です


おねだん
かなり(100円ちょっと)
魚の種類
ビンナガマグロ(ホワイトミート)
液汁の種類
油漬け(しっとり綿実油)
身のほぐし方
年輪状のかたまり肉(ソリッドタイプ)

おすすめの食べ方
感傷にひたりながら
白飯と一緒に黙々と


 

従業員向けの福利厚生・極


 関係者や近隣住民向けに直販されているおりづるシリーズのうち、最古参と思われる製品がこのおりづる印まぐろ油漬。通称「おりづるソリッド」。2022年現在、一箱24入で買った単価は200円を切り、ギリ200円超えの由比缶詰所をしのいで最安価のビンナガ綿実油漬ソリッド(小型缶/F3号)になっている。BtoCとして開かれた販路を求めていった由比缶詰所が価格へ転嫁できているのに対し、どこまでもBtoBを貫くことで価格を据え置いたサスナ。
 
 かつて、拙著「ツナ缶の本 The Unlimited」で同社へお手紙をしたためた際「他社にない製品」が同社の魅力であるとお答えいただいた。確かに、これは他社にない製品だ。黙して裏方に徹する、福利厚生を極めたツナ缶であるといえよう。

 今回はツナ缶レビュー200缶記念で、珍しく・おいしく・高品質な・スタンダードなツナ缶を食べたくて、ツナ棚から2014年製造のおりづるソリッドを持ってきた。EOフタのデザインに00年代を感じるし、賞味期限が新しい割にクラシカルな魅力に溢れている。
 そして。2014年の購入当初、やはり200円いかないくらいの金額だったような記憶がある。今も「200円いかないような金額」。送料は実費となるが、取り寄せると由比缶やシーチキンファンシー(F3)にない独特の魅力を感じ取れると思う。
 2014.7製造。製造から8年弱経過した、長期熟成品のおりづるソリッドを実食する。
 
 

缶を開けたところ


  
 年輪状の身が入っている。
四年置いていたことで油と身がよく馴染んでいて、とてもやわらかい。
 白飯に合う。新しい味は以前の由比缶詰所に近いと考えると、熟成はプラスに効いていたようだ。6年以上の熟成で味に精彩を欠くイメージを持っていたが、おりづるソリッドはきちんと味を保っていた。

 ……本記事が、静岡で最後のツナ缶レビューとなる。
 ツナ缶ブログも200缶を一区切りにして、休養期間を挟んでから、また月1~2缶くらいのペースで再開していきたい。戻る時期は未定で、もしかたら4月かもしれないし、年内に復帰できないかもしれない。一身上の事情が片付いて、落ち着きを取り戻したら、戻ってくる。それまで筆をおくことにする。

☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 4.4
・価格   ★★★☆☆ 3.8 #197円/缶
・味覚評価 ★★★★☆ 5.0
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.0 #自社通販、直売
・原産国  国産

☆スペック
固形量70g/内容総量90g
252kcal/缶 食塩相当量0.7g タンパク質18.6g
原材料 びんながまぐろ、綿実油、野菜汁、食塩、椎茸エキス、昆布エキス
JAN:4560253750023 製造固有記号なし
製造者 株式会社サスナ(静岡県焼津市中里824)
Tuna canning review No.200

~~

■Season1 No.001~No.100



・2013.11.04~2017.12.04 4年1カ月
・10,025g 23,344kcal/Season 27,507円
・国産ツナ缶比率 82%


■Season2 No.101~No.200



・2017.12.31~2022.03.31 4年3カ月
・国産ツナ缶比率 78%

■8年4ヵ月のうちにレビューした国産ツナ缶:

160缶




 ツナ缶は、次の季節(Season)へ。
#びんながまぐろ #めずらしいツナ缶 #サスナ #ソリッド #綿実油漬

ワオ!と言っているユーザー

199袋 想定外のおいしさにビビった トップバリュベストプライス・かつお油入り水煮パウチ

スレッド
片付け簡単なパウチタイプ 液切...
片付け簡単なパウチタイプ 液切り不要で、そのままサラダやサンドイッチなどに。


トップバリュ ライトフレークかつお油入り水煮
かつお油入り水煮フレーク・普及品


こんなツナ缶です


おねだん
やすい(100円ちょっと)
魚の種類
カツオ(ライトミート)
液汁の種類
油入り水煮(超あっさりのオイルタイプ)
身のほぐし方
細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
そのまま食べても十分おいしい
価格に見合わないツナパウチ



解説:パウチになったライトフレーク


 トップバリュのツナ缶が軒並みベストプライスになったころ(グリーンアイ(No.168)は除く)、突然現れたツナパウチ版のライトフレーク。
 きわめてシンプルな原材料構成と、内容量の割に高いタンパク質の多さが特徴だ。
 
 製造所固有記号(Lot No.)に 210925 の記述があり、本品が2021年9月25日につくられた…というのがわかりやすい。2021.9製造。
 

缶を開けたところ



 全量取り出した。出すのは苦労しないと思う。どうしてライトフレーク(缶)とくらべるとボリューム不足が否めない。
 食感はカツオの割にやわらかい。そして椅子から転げ落ちそうになった。
 
 生臭くないし、ほかの原材料で味を隠していない。ギトギトしてない。廉価ツナ缶の問題点はすべてクリアしている。
 そして個性の面。魚の味がダイレクトに響く中、たしかに「おいしい」のだ。ギフト同梱品シーチキンマイルドの味と比肩しうる……というか、それよりちょっとおいしい。

 これよりおいしいカツオというと、6点評価をした「黒潮町缶詰製作所・黒潮オイルのごろっとカツオ(475円・No.85)」か、400円の「焼津の綱本カツオ(No.107)」くらいしか思いつかない。
 ツナパウチで並べると、同じ価格帯のシーチキンSmileは余裕で打倒できて、国産普及品のSSK液切りしない~と肩を並べ、国産準高級品のSKOホワイトミートフレークと食べ比べてようやく味の差がわかるような印象だ。
 
 廉価ツナ缶は修羅の道。値段的に無理をしてないツナパウチだとは思っていたが、まさかのTier4の価格帯からTier1上位に匹敵する味とは……
廉価品の中から、(味の意味で)安心して食べられる読者が見つける道しるべとしてツナ缶ブログが役立つことを期待したい。

 

☆各種評価


・グレード ★★☆☆☆ 1.9
・価格   ★★☆☆☆ 2.0 #105円/袋
・味覚評価 ★★★★★ 4.6 #この値段でこの味はヤバイ
・入手性  ★★★☆☆ 3.5 #イオン、マックスバリュなど
・原産国  タイ

☆スペック


内容量 60g
92kcal/缶 食塩相当量0.4g タンパク質13.0g
原材料 かつお、大豆油、食塩
(大豆油(大豆):遺伝子組換えのものと分けて管理しています)
JAN:4549414212044(単品) 製造固有記号S210925N S60
輸入者 イオントップバリュ株式会社(千葉県千葉市美浜区中瀬1-4) 製品ページ
Tuna canning review No.199

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.119)ライトフレーク(旧パッケージ)

→ベストプライスに改称した、フタの赤いライトフレーク。レビュー当時からベストプライスに変わったほか、原材料の一部がコミットされた。それでも予算と味のバランスが良い、トップバリュの隠れた名作だ。

(No.63)ライトフレーク(旧旧パッケージ)

→ライトフレークのあゆみ。

(No.107)いちまる 焼津の綱本カツオ

→本品の4倍高いするかつお油漬缶。さすがにこれと比べたらいちまるのほうがおいしい、ってなるけど。値段差考えよう。

(No.139)SKOホワイトミートフレーク

→値段高い&ビンナガ油漬が比較対象になる時点で相当な製品だぜ。カツオのおいしさを再発見させてくれたのがTVBPパウチってことだ。
#かつお #スーパーpb #ツナ袋ツナパウチ #油漬

ワオ!と言っているユーザー

122缶 サスナ・おりづるフレーク(ライトミート)1箱東京~裾野くらいの金額で買えちゃう国産廉価ツナ缶

スレッド
きはだまぐろの白身をほぐした油... きはだまぐろの白身をほぐした油漬けです。一箱2260円と大変お得な缶詰です。

サスナ おりづる印 まぐろ油漬フレーク
(おりづるフレーク(ライトミート))
きはだまぐろ油漬けフレーク・廉価品

 

従業員向けの福利厚生・強


 サスナが2018年夏にローンチしたツナ缶で、おりづるフレーク(ホワイトミート)(No.36)の弟分。20年来付き合ってきたHPを突如リニューアル、それと同時に発売した。ついに阿部寛といい勝負してたHPデザインは缶詰会社から失われる運びとなった。
 2018年春発売の三洋食品プリンスキハダ油漬(No.108)と似たり寄ったりだが、こちらは6円を削る代わりに大豆油と印刷缶を起用した。あっちは白無地・こっちはフルカラー。見た目と値段でアドバンテージを得ている。
 国産ツナ缶で実売90円前半。スペックは調味液を構成する素材が多いくらいで、目立った特徴はない。

 兄貴と同じで相変わらず販路は狭い。自社通販・直売所のみの取り扱いとなる。
 これのためだけに焼津駅から中里まで歩いていくには往復60分と少し骨が折れる。値段のために全てを投げうったのだろうか。2018.6製。
 
 

缶を開けたところ


  
 同価格帯の輸入ツナ缶に比べ、身が大きい。生臭さもない。流通コストを減らした分で中身の味をパワーアップした、という印象。
 加工でん粉が入ってるはずだが、味からそれを想像するのは難しい。シーチキンLフレークと比べても、価格が一回安く、味もあっさりめ。
 
 子供の気持ちになったとして、激安ツナ缶の代わりにこれが毎日出てきたら親を見直すかもしれない。
 サスナらしい硬派さが前面に出た普及品グレードのツナ缶といえる。

(本稿は、2018年12月に発売した同人誌「ツナ缶の薄い本 vol.4」からの再録です。)

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★☆☆☆ 1.8 #94円/缶
・味覚評価 ★★★★☆ 3.9
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.0 #自社通販、直売
・原産国  国産

☆スペック


内容量 80g
229kcal/缶 食塩相当量0.8g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、野菜ブロス、食塩/安定剤(加工でん粉)、調味料(アミノ酸等)
JAN:4560253750054 製造固有記号なし
製造者 株式会社サスナ(静岡県焼津市中里824)
Tuna canning review No.122b

☆ツナ缶スーパーリンク!!



(No.108)プリンスキハダ

→お値段で競合していたが、本格発売にあわせて100円前半に値上げして被らなくなった。パッケージや油の違いはあれど、設計思想と味がよく似ている。

(No.129)ミヤカンブルー

→魚以外はよく似ているツナ缶。

(No.58)KOマートのまぐろフレーク

→目隠ししたら食べ分けられる自信がない。

(No.08-6)シーチキンLフレーク

→シーチキンの水先案内記事。魚種は同じだが、おりづるライトのほうが味の解像度が高い印象。
#きはだまぐろ #サスナ #油漬

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ツナ缶レビューブログで「瓶」を実食 宮古島の洋食てぃん・カツオビン

スレッド
宮古島近海で一本釣りしたカツオ... 宮古島近海で一本釣りしたカツオのオイル漬けの瓶詰めです。

洋食てぃん カツオビン(小)
かつお油漬けチャンク瓶詰・高級品

 

こんなツナ瓶です


おねだん
ものすごく高い(千円オーバー)
魚の種類
カツオ(ライトミート)
液汁の種類
油漬け(だいぶしょっぱい)
身のほぐし方
ブツ切りのようなかたまり肉

おすすめの食べ方
そのまま食べる。しょっぱいしあぶらっこいため、液汁の処遇はよく考えよう


宮古島発:とれたてカツオのツナ瓶


 東京からまっすぐ1800キロの南の島、宮古島。東京から1000キロ南の島・小笠原諸島父島より遠いが、空路の発達によって父島よりずっとずっと近い島になった。宮古島のすぐ近くに伊良部島・下地島があって、そこの滑走路を使ってLCC(格安航空会社)が東京と宮古島を(成田・下地島経由で)結んでいる。行こうと思うには遠い島だが、いざ行ってみれば精神的にあんがい近い島なのだ。
 宮古群島では伝統的にカツオの遠洋漁業が行われていて、立派なカツオをトビダイと呼ぶ。春のシーズンには伊良部島佐良浜でカツオの血肉が飛び交う祭り「オーバンマイ」があるくらい、カツオとともに発展してきた島だ。宮古島内においてもカツオ料理を出す飲食店は数多いし、現代は宮古・伊良部・下地島は道路でつながって一体的に観光できるようになった。
 その宮古島で、個人経営の洋食屋が作っている「カツオの瓶詰」が、このカツオビンである。宮古近海のカツオを使って、刺身のような大きさの肉を油・調味料とともに瓶に詰めた。見た目からして缶詰にない高級感と、カツオビンのラベルがレトロ調で異国情緒を演出している。
 
 スペックに着目しよ……食塩相当量とタンパク質が規格外だ! 食塩の3.6g・タンパク質の52.9g、いずれも一般的なツナ缶70g換算しても平均値の倍くらい。カロリーは誤字を疑ったが、瓶ラベルには一個あたり180kcalと書いてある。
 塩コショウとにんにくで味付け、ローズマリーで香味付けされている。化学調味料不使用、アレルギー27品目不使用。
 宮古島の洋食てぃん、下地島空港売店のほか、本州では焼津市のツナラボで購入可能。2021.9製。

 ☆瓶を開けたところ

 非常に大きなカツオの身が入っている。塩や香味が効いていて、身もほんのりやわらかい。とてもカツオを食べている感じがする。ごはんにあわせると、一切れ二切れ程度でおなかいっぱいになる。


 カルボナーラパスタに乗せて食べた。カルボナーラというといまいちツナとの相性がよくないとされるが、かたまり肉のボリュームとしょっぱさのおかげで良く個性が出てくれる開拓になった。カルボナーラのたまご感がカツオ感をつつみこむような印象。


☆各種評価
・グレード 【N/A】 ツナ缶ではない 評定不可
・価格   【 高 級 品 】 10.8 #1,080円/瓶
・味覚評価 ★★★★☆ 4.6
・入手性  ★☆☆☆☆ 0.5 #直売、本州なら焼津のツナラボ
・原産国  国産

☆スペック
固形量100g / 内容総量180g
180kcal/瓶 食塩相当量3.6g タンパク質52.9g
原材料 カツオ(宮古島産)、なたね油、オリーブ油、食塩、にんにく、カエンペッパー、ローズマリー(宮古島産)
JAN:4580080560022  製造固有記号なし
製造者 洋食てぃん(沖縄県宮古島市平良字西里397-1)
Tuna canning review No.X20211118
#xナンバー #かつお #めずらしいツナ缶 #チャンク #油漬

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198缶 二つ使ったらおいしいぞ ドンキの598円・情熱価格ライトフレーク かつお10缶パック

スレッド
驚き!!!の10缶パック!防災... 驚き!!!の10缶パック!防災用保存食としても最適です。

ドン・キホーテ 情熱価格 ライトフレーク かつお 10缶パック
かつお油漬けフレーク・超廉価品

198缶 二つ使ったらおいしい...

こんなツナ缶です


おねだん
10缶パック598円(税込645円)が定価
単価に直して驚安の64.5円/缶
魚の種類
カツオ(ライトミート)
液汁の種類
油漬(大豆油)
身のほぐし方
細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
野菜炒め、チャーハン、炊き込みご飯などへ
2缶まとめて ドーンといこう


解説:定価598円の衝撃


 2020年からツナ缶の値上げが続く中、確か2019年頃に発売されたドンキの「すさまじい値段の」ツナ缶。10缶598円税抜、国産品でこんな値段は無理だろう。当然のように輸入品。
 読者からけっこう引き合いの強い製品だったが、廉価品10缶も使いきれない……と長らく二の足を踏んでいた。そんな矢先、ドンキからなんでも一品20%引のクーポンが届き、まあ10缶516円税込ならいいかな……と観念して、ついにツナ缶レビュー入りを果たした。
 パッケージには
 買い置きに便利な
 10缶パックにすることで
 一缶ずつのラベルコストを省いた
 価格破壊ツナ缶
 ライトフレーク 70g×10缶パック

 と書いてある。

 スペックに着目しよう。この値段でカツオ使ってるのはプラスポイント。お値段が安いなら、マグロよりカツオのほうが(魚価が安い分)全体的に品質の底上げが図れるから。ただし、カロリーと内容量に対してタンパク質が少ないのが不安。
 ハラル認証付き。シュリンクに栄養成分と一括表示をして、缶自体にはskipjack in oilの旨と、賞味期限しか書いてない。なんの缶詰かわからなくなるので「ドンキかつお」などと油性ペンで書いておくのをおすすめする。2021.10製造。
 

☆缶を開けたところ



 少なッ!
 
 液汁ひたひた、身の量は明らかに80~90円台の輸入品より少ない。
 ちょっと生臭いが、廉価品なことを考えたら許容範囲。最低限「普通に食える」ツナ缶ではあるのだ。
 しかし、普通に食える・値段が安い……その分のしわ寄せは「クリーニング(けずり)の不完全と品質管理のブレ」「油で内容量を水増し」という点にあらわれている。カツオの色がちょくちょくにじんでいて、カロリーの割にタンパク質量が少ない。国産ツナ缶──同じカツオ油漬のシーチキンマイルドあたりと比べたら雲泥の差があるし、トップバリュのフタが赤い方(No.119)とも有意な違いを感じ取れると思う。
 
 なので、料理に使うなら、液汁をよくしぼって2缶まとめて使うのがおすすめだ。本末転倒に思える提案だが、これならしっかりボリューム出せるうえ(幸いなことに普通に食える味をしてるから)本品の欠点をあらかた克服できる。
 ダブルのうえで、チャーハンや炊き込みご飯など加熱系の料理に使えば、欠点はほとんど克服される。多くのご家庭において、このツナ缶のせいで不満が出ることはなくなるはずだ。

 廉価ツナ缶は修羅の道。本品もきわめて癖が強いし、「安さ」と「安さの代償」がわかりやすいツナ缶である。
 万人にすすめられる製品ではないが、 この値段で普通に食えるツナ缶になっているのは驚愕の一言に尽きる。「安さの代償」がなんなのか、それをどうしたらうまく付き合えるのか理解したら、ツナ缶生活の一助になる……かもしれない。

 私はリピートしない。生食したいから。
 廉価品・生食目的の条件で、フタが開けやすいライトフレークえらぶ。すごいとは思うけど、ごめんね。

☆各種評価


・グレード ☆☆☆☆☆ 0.2
・価格   ☆☆☆☆☆ 0.1 #51.6円/個(10缶516円)、定価は10缶645円
・味覚評価 ★★☆☆☆ 1.6 #これでも「普通に食える」のは感心
・入手性  ★★★★☆ 3.6 #どこのドンキにもあるはず
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 70g
235kcal/缶 食塩相当量0.7g たんぱく質11.1g
原材料 かつお、大豆油、野菜エキス、食塩、粉末タマネギ/調味料 (アミノ酸)
JAN:4549777400560(10缶シュリンク・ばら売りなし) 製造固有番号TOP-S 70 SKIPJACK IN OIL AND BROTH
輸入者 株式会社パン・パシフィック・インターナショナル(東京都目黒区青葉台2-16-10) 製品ページ
Tuna canning Review No.198

☆ツナ缶スーパーリンク!!



(No.131)ドンキの三連パック

→66円。カツオのツナ缶は。

(No.119)トップバリュのフタが赤くて黄色いほう

→80円ちょっと。お値段に応じて。

(No.171)ローソンセレクト

→100円ちょっと。少しずつ。

(No.180)シーチキンマイルド

→140円くらい。ここから国産ツナ缶。中身がよくなって。

(No.113)福島・海の宝

→150円弱。いきます。

(No.107)焼津の綱元カツオ

400円。そしてこれがカツオの最終形態。
#かつお #スーパーpb #哲学 #油漬 #激安ツナ缶

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161缶 さらば音代漁業 鰹 あらほぐしフレーク油漬の実食

スレッド
音代漁業 鰹 あらほぐしフレー...

音代漁業 鰹 あらほぐしフレーク油漬
(刺身用原料使用 一本釣りかつお使用)
かつお油漬けフレーク・準高級品



こんなツナ缶です


おねだん
終売品のため、購入不可
魚の種類
カツオ(ライトミート)
液汁の種類
油漬け(薄い目のサラダ油)
身のほぐし方
大きなほぐし肉

おすすめの食べ方
そのまま食べたい。わかめの酢の物に合わせるのもよさそう。



音代漁業のわすれもの


 音代漁業という会社を覚えている読者はいるだろうか。かつて二度ツナ缶ブログで取り上げたことがあり(No.04、No.19)、その際に品質で一歩先を行くツナ缶を輩出していた……と記していた。しかし、2017年に閉業、そして同社の幹部がオトスイという会社を立ち上げ現在に至っている。
 音代漁業だった頃も販路が非常に狭かったが、オトスイのツナ缶になったあとも、ヨドバシドットコムや清水駅の清水魚市場いちば館「ふかくら」に販路があった程度で、あまり広く販売されている様子はない。清水のツナ缶を蒐集してやまないドリプラからもスルーされているといえば、その影の薄さがわかるだろうか。
 
 そんな音代漁業には、ミドルレンジ「音代丸のツナ(現:オトスイのツナ)」と、ハイエンド「鮪・鰹(刺身用原料使用)」があった。
 前者はオトスイのツナとして現在もツナ缶市場に身を寄せ、後者はバローPBのVクオリティとして瓜二つのパッケージに引き継がれたが、2021年に見たころには真っ黒で音代漁業の面影は無くなっていた。

 本品は、純粋な音代漁業のハイエンドかつ、加工用でなく刺身用のカツオを用いることで、カツオ油漬の高級品を目指した、そして消費者の耳目にたどり着けなかった「わすれもの」である。
 表題の会社は解散した今、なんの根拠もないが、印字から駒越食品のような気がしてならない。2015.12製造。六年熟成するくらいには大事に思っていた。
 

缶を開けたところ



 「あらほぐし」と名乗るだけあって、身は大きい。カロリーから想像できるように油はやや少なく、油入り水煮ほどではないがさっぱりした食味。
 原材料の品質はよく、熟成によってさらにカツオらしさが際立っている。わかめの酢の物と合わせたくなった。
 
☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 3.7
・価格   ★★☆☆☆ 1.9 #99円/缶(3缶298円)
・味覚評価 ★★★☆☆ 4.0 #普通にカツオが強い
・入手性  【EOL】 #終売
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g
180kcal/缶 食塩相当量0.7g タンパク質14.5g
原材料 かつお、大豆油、野菜スープ、食塩、調味料(アミノ酸)
JAN:4580252445102 製造固有記号OTS1
販売者 音代漁業株式会社(静岡県静岡市清水区袖師町1974-39)
Tuna canning review No.161

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.180)シーチキンマイルド(とほぼ同じ)

→日本一売れてるカツオのツナ缶。カツオっていう先入観はまず捨ててほしい。

(No.113)JF福島 福島海の宝

→カツオ油漬で、だいぶキャラの近いツナ缶。こっちは福島水揚げのカツオを使うぞ。

(No.04)音代丸のツナあおラベル

→音代漁業のツナ缶をしずてつストアで捕捉していた。って……04番!?
#かつお #油漬 #音代漁業 #駒越食品

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