“早春の樹花(3)!!”《森羅・/・万象19-30》

ベニコブシ(紅辛夷) モクレン科(Magnoliaceae)
学名:Magnolia praecocissima Koidz.cv. Rosea
(花も瀟洒だが、枝ぶりは、渋く輝いている)

《時節・_・襍感⇔“里山も春めいて(3)!!”》
ベニコブシ(紅辛夷);
シデコブシ の変種で、花びらの裏側に赤の筋が入り、紅白の模様が見られる。
ベニコブシの花は、艶やかなピンク色で花びらの裏側に赤い筋が入るのが特徴 。
長枝と短枝があり ともに枝先につぼみが付く。前年枝はの樹皮は 濃い小豆色。
蕾みを包む芽鱗は、葉の基部に付く 小さな葉的な器官「托葉」に由来し長い毛に覆われている。
花芽は昨年のうちにでき、初めは何枚もの芽鱗があるが、花芽が大きくなるにつれ落ちていく。
花芽の中には 托葉に対応する「葉」があり、ベニコブシは、1枚~3枚の小さな葉が展開。
後から伸びる枝に付く「普通葉」と同じように、秋まで残り 花弁の裏側が 色が濃い。
サーモンピンクの小さい萼は、先が湾曲し雄しべも 白の先端附近が桃色となっている。

朝晩は、気温が下がり寒いが、昼間は春風が漂って来た!!
「泉の森2019/03/23」




#植物

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“早春の野草花(4)!!”《森羅・/・万象19-29》

レンプクソウ(連福草) レンプクソウ科 Adoxaceae
学名:Adoxa moschtellina L.
別名: ゴリンバナ(五輪花)

《時節・_・襍感⇔“里山・地味な草花も春めいて(4)!!”》
レンプクソウ(連福草);

枝が根のように地下を這って伸び、この枝を掘り起こしたら、
フクジュソウ が一緒についてきた、とか、その逆というのが名前の由来。
緑色の花が数個、茎の頂に固まり、上向きの頂花は4数の花びらで、周りは5~6枚。
花が、5個付くことから、ゴリンバナ(五輪花)とも呼ばれ、1属1種の固有種。
他の花を撮っていて、帰宅してから画像を見て気付いた。
「泉の森2019/03/17」


#植物

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“早春の野草花(3)!!”《森羅・/・万象19-28》

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Delphinium anthriscifolium
横から見ても複雑な構造だが、面白い姿だ。

《時節・_・襍感⇔“里山・草花も春めいて(3)!!”》
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草);
植物名の由来は、葉が セリ の葉に、花がツバメの姿に似ていると云われるが!?!
きんぽうげ科デルフィニウム属の1年草「デルフィニウム(Delphinium)」
又は「ヒエンソウ(飛燕草:ラークスパー)」といわれる品種群に似ているものがある。
Delphinium(デルフィニウム)は、ギリシャ語の「delphis(いるか)」に由来する由。
花の蕾に似ている!?!中国が原産で明治期に渡来、道端・雑木林の縁などで見られる。
茎高15~40㎝で茎には長い毛と短い毛が混じり沢山生えている。
葉は、2~3回、羽状に深く裂け各裂片はさらに羽状に深裂してセリの葉を思わせる。
花は淡い紫色で直径は2cm位。長い柄があり2~3個、多くて5個程度の花がつく。
細長い花びらのように見えているものは萼片で萼片は5枚。
その中の1枚、上向きの萼片は、後ろの端が尻尾のように長く突き出た「距(きょ)」になっている。
花弁は4枚、上の2枚は小さくて白っぽく、付け根の方は「距」の中に包まれ、
花の中央上よりの付近で角みたいに突き出している。
下の2枚は、萼片と同じ色で花びらの先はちょっと切れ込みがある。複雑構造だ。
雄蕊は10本程度あり、先の葯の部分は黒っぽい。下から見ると沢山の雄蕊が見られる。
「泉の森2019/03/17」
#植物

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“早春の野草花(2)!!”《森羅・/・万象19-27》

カタクリ(片栗)    ユリ科(Liliaceae) 
学名:Erythronium japonicum Decne
群生するカタクリだが、まばらに咲く姿の方が可愛い!!
アップすると楚々。しっかりと探さないと見過ごしてしまう。

《時節・_・襍感⇔“里山・草花も春めいて(2)!!”》
カタクリ(片栗) ;
鱗茎は長さ5~6㎝の筒状楕円形、地中深くにあり片栗粉が取れる。
葉柄は長さ3~4㎝。発芽から1年目の葉は糸状。7~8年目で漸く花がつく。
花がつく株の葉は普通2個つき、長さ10㎝前後で幅は長楕円形。
基部は楔形、厚くて柔らかで淡紫色の班紋がある。
茎頂に下向きに淡紫色の花を1個つけ、花被片は6個、披針形で上へ反り返る。
花は夕方に、又、雨では閉じてしまう。暖かい日が多くなると咲き出す。
花糸は淡紫色。花柱は長い雄しべとほぼ同長かやや短い。柱頭は3岐。
白花のものは、シロバナカタクリ( form. leucanthum) という。
種子にはエライオソームと呼ばれるアリが好む物質が付いており、アリによって運ばれ散布される。
春を告げるスプリング・エフェラメルの1つとされている。
りん茎から良質のでんぷんがとれるため片栗粉の材料とされたが、
現在市販されている片栗粉はじゃがいもやとうもろこしのでんぷんである。
「泉の森2019/03/17」
#植物

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“早春の野草花(1)!!”《森羅・/・万象19-26》

シュンラン(春蘭)      ラン科 (Orchidaceae)
学名:Cymbidium goeringii (Rchb.f.) Rchb.f.
別名: ホクロ(黒子)ジジババ, オジーオバー

《時節・_・襍感⇔“里山・草花も春めいて(1)!!”》
シュンラン(春蘭);
別名は、唇弁の濃紫色の斑点をホクロに見立てた。良い香りがあり、食用にも供される。
葉は線形で長さ20~50㎝、縁に細鋸歯がある。葉柄はなく、基部には膜状の鞘がある。
根際から花茎を立て直径3~5㎝の淡黄緑色の花を付ける。普通は1茎に1花。
萼片は披針形、黄緑色。側花弁2個は萼片と同色。唇弁はやや白色、紅紫色の班紋がある。

※筑波大・遊川知久氏の解説※
地下には太い根が何本ものびている。この根は菌根と呼ばれ中に菌糸という細い糸のようなものがあり、これと栄養のやりとりをして生きる。
葉は濃い緑色で固く、ふちに小さな鋸歯がある。花は薄緑色で、真ん中にある唇弁は白く、紫色の斑点がたくさんある。
そのため、別名ホクロという。またの名をジジババとかオジーオバーという。
花を横から見ると、真ん中から雄しべと雌しべがひとつになったずい柱がつき出ている。ずい柱のすぐ下に唇弁がある。
ずい柱はおじいさん、唇弁はおばあさんで、2人が抱き合っている姿に見える。おじいさんの頭に髪はなく、背中が曲がっているように見えるだろう。
里山の春を告げるシュンラン。セミのような、ちょっと変わったライフスタイルをご存じでしょうか。種子は発芽しても、葉を出しません。
地下に潜ったまま、イモムシのような節る茎を伸ばし続けます。
光のない地下で育つのは、生育に必要な栄養を、茎に入り込んだ菌からもらっているからです。
そして数年後、満を持して初めての葉を地上に広げるのです。
日本全国、そして朝鮮半島、中国、台湾の、明るい落葉広葉樹林やアカマツ林に見られます。
「泉の森2019/03/17」


#植物

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“早春の樹花(2)!!”《森羅・/・万象19-25》

モミジイチゴ(紅葉苺) バラ科(Rosaceae)
学名:Rubus palmatus Thunb. var. coptophyllus (A.Gray) Kuntze ex Koidz.
別名: キイチゴ(黄苺)
花が下向きに咲くので、枝を持ち上げて撮影。
花や実の後、葉が黄色に色づくとモミジそっくり。しかし、枝に鋭いトゲがある。

《時節・_・襍感⇔“里山も春めいて(2)!!”》
モミジイチゴ;別名: キイチゴ(黄苺)
葉の形がモミジに似ているので、モミジイチゴ(紅葉苺)という名が付いた由。
東日本の山野では、ごく普通に見られ高さ2m位になる落葉低木。
枝に棘が多く、葉は互生、卵形で葉柄は長い。
葉身は長さ10㎝前後の卵形~広卵形、掌状に5裂し、基部は深い心形。
中央の裂片は余り長くならないが、葉の形や鋸歯は変異が多く、切れ込みも様々。
葉裏は緑色。花は単生し、直径約3 ㎝の白色5弁花、葉の下に、下向きにつく。
花の後、 6月頃に果実は橙黄色に熟す。別名の黄苺名の由来である。
野イチゴは食べられる。野山の散歩の折、黄苺を見つけて食べるのは楽しかった。
中でも美味なのが、モミジイチゴ。熟した実はふわふわで野生イチゴの醍醐味。
だが静かに取らないとばらばらになってしまう。又、中に黒い小さな虫がいることがある。
果実は葉の下につき、直径1~1.5㎝。甘さはクサイチゴに劣るが、酸味があり美味しい。
「泉の森2019/03/17」
#植物

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“早春の樹花!!”《森羅・/・万象19-24》

ウグイスカグラ(鶯神楽) スイカズラ科(Caprifoliaceae)
学名:Lonicera gracilipes Miq.
別名・別読み: ウグイスノキ(鶯の木)
光線の具合で表情が色々と変化する。
雌蕊が突き出てるのがはっきりわかる。
肉眼では判別できないほど小さい花だ。

《時節・_・襍感⇔“里山も春めいて!!”》
ウグイスカグラ(鶯神楽);ウグイスカズラとも記される。
が、つる性ではない事でウグイスカグラ(鶯神楽)が正解だろう。
ウグイスの意味;鶯の鳴く時期で、神楽は「鶯隠れ」が変化したとの説が有力。
幹は灰褐色で樹皮が縦に裂けて剥がれる。葉は対生し広楕円形、葉裏は緑白色。
葉柄(葉を支える柄の部分)の付け根に2枚の葉柄が冬芽を取り囲むようにつき、
拓葉(葉柄につく葉状片)のようになっている。ウツギの仲間である。
花は、小さく目立たないが。枝先の葉腋に花を1~2個つける。
花冠は、漏斗形で先が5裂して平開、雄しべ5個。雌しべ1個突き出る花柄は長さ1~2㎝。
葉や花冠に毛が殆どないものをウグイスカグラ 、毛が多いものをヤマウグイスカグラ
と区別もされるが、区別は難しい。ミヤマウグイスカグラは萼に腺毛がある。
落葉低木で春、その年の花柄を出し、淡紅色の花姿、慎ましい、今年は、開花が遅い。
昨年は、2月4週頃に沢山の花を咲かせていたが、今年は、3月10日頃に咲いていた。
「泉の森2019/03/17」

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“風・香り!?!”《襍観・/・凡声19-3》

上野公園で見かけた郵便ポスト。なんとなく春めかしい!!

《時節・_・襍感⇔“やぶにらみ^^)2!?!”》
桜・・・花見の季節近し\(^o^)/、下見に!!ではなく「メッカ」の近くに出掛けた。
久し振りの上野、知人を「国博」へと案内して、その後周辺をぶらぶら散歩した。
周辺の桜の樹々、未だ蕾状態だったが、家族連れが・・・!!とってもおおい。
上野動物園からの帰りか!!案内した知人は、辺りの「桜」に関心を示す!?!
北欧からの客人だが、しばらく東京に逗留し、その後、浜松市でお仕事するとか。。。

桜・・旧東ベルリン郊外のヴリーツェンに眠る日本人医師、肥沼信次博士の桜の逸話。
チフス菌と戦い自らも発症したが、自らは薬を服用せず、患者に与え多くの人命を救った。
母国日本では、余り知られていない。そんな彼の地に移植された桜のエピソード。
僕も知人もこの眼で見ている。「ヴリーツェンの桜」のこと感慨深く振り返った。
湯島天神にお参りして、甘味処「みつばち」であんみつをご馳走した(大いに気に入ってくれた)。
茶を飲みながら「和の文化」、とりわけ着物・和装に話がおよぶ(北欧では人気があるらしい)。
そこで近くの池之端にある帯締め・組紐の専門店へ参ることにした。
案内した客人(フィンランド女性)は、トナカイ皮のノートPCバッグ用に組紐を注文。
すると、福豆形の香袋(「亥」の華猪文長班錦)、嚢衣香共々頂戴した。贅沢なおもてなし。
その後、アメ横を観て、夕食は、日本的な「とんかつ」を頂くことにして。。。!!
上野とんかつ御三家(『蓬莱屋』『ぽん多』『双葉』)の一つ蓬莱屋に行った。
ここ蓬莱屋は、ロースがなくヒレカツで勝負する老舗《(創業は大正元年(1912)》。
日本で初めて豚ヒレ肉を使ったとんかつを作った店と言われている。
切妻屋根の木造モルタル2階建てを今でも構えていて、昭和の雰囲気を持つ貴重な店。
異国人は、椅子ではない座敷が苦手のように思うが、珍しく楽しいらしい。
時を忘れ日本的洋食を堪能して頂けたようでちょっと鼻高々であった。
どことなく春を感じる散歩であった。
「2019/03/08東京・上野公園周辺」
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“思いでの湿地花!?!”《森羅・/・万象19-23》


《時節・_・襍感⇔可愛い湿地花》
ユリワサビ(百合山葵) アブラナ科(Brassicaceae/Cruciferae)
学名:Eutrema tenue (Miq.) Makino
別名: ハナワサビ
雪解けの頃、山間部の湿原に見られる。下山途中でみつけ里に持ち帰った。
山菜として、おひたしなどで食べた。独特の風味(辛味)があり結構、美味しい。
根茎は、あまり発達しないのでワサビの代わりにはならない。
ワサビに似た葉と花姿、根に小さなユリのような球根ができ、ユリワサビとなった由。
ユリの名は、葉が枯れたあと柄の付け根の部分がユリの根のようになることに由。
根茎は、ワサビのように太くならない。根生葉は直径3cm前後の円形で、基部は心形。
葉縁は波状の鋸歯があり、長柄がある。茎葉は互生し、上部ほど小型で、長卵形。
花は総状花序につき、直径約1㎝の白色4弁花、萼片4個。雄しべは6個。
ユリワサビに近似のオオユリワサビは、ユリワサビより大型で根茎が太い。
「2019/03/05泉の森」
#植物

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“非春!?!”《襍観・/・凡声19-2》

このつるし雛、以前掲載したものだが今の我が驚き、そのものだ。
眼は、ものを言う!!
我ら“日本人”拉致被害者を救いたい。

《時節・_・襍感⇔“やぶにらみ!?!”》
寒桜・河津桜、そして玉縄桜、あちこちで楚々と咲き誇っていると聞く。春の気立つ。
ここ二三日は雨でより寒く感じられた。気候だけではなく、世論にも寒けを覚える。
米朝のトップ会談が行われ、報道では悪しき方向に向かったと言われているが??
したたかな感覚で時間稼ぎをしているだけではないか??と隣国の若き権力者を観てしまう。
“静観”していて良いはずはない。外交的な我が国の立場、真相を世界に向け発信すべきだ。

*     *     *     *     *

国会は、始まったがその内容・施策に呆れる。議論順位、内容にも目・耳を疑う??
今、何をすべきか!!野党の問題意識が、低すぎる。隣国の“非礼”を野放しにしている。
国の尊厳は、何処に言ってしまった??歴史の再検証の上に真摯な対処を議論すべきだ。
北朝鮮による拉致被害者救出問題は、今回の米朝会談結果も大いに影響するだろう。
国内の自衛隊問題、韓国との諸問題、おまけに沖縄問題、と難問山積である。
国の威厳・尊厳を傷つけられても、野党と言われる国会議会人は、何も表明しない。
政情・政局だけの政府批判だけの表明、党利党略だけで国民の代弁者と言えるだろうか?
春を彩る行事の一つ、ひな祭り。伝統的和の衣装、あの美しさ優美な淑やかさ。
あの衣装に泥をかけられた様な・・・!!隣国の代表的議会人の言動は、許せない。
黙って見過ごせば、国際的に、日本は非を認めた、と解釈されかねない。
慰安婦に関する銅像設置を思えばわかるはずだ。国会の総意で外国に表明すべきだ。
国内で起こっている大災害、その度々で全国から支援が寄せられている。
拉致被害者問題は、日本のマスコミが総意で“救出”を表明すべきだ。
NHKは、その先頭に立ち、対応すべき!!“受信料”は、全国民に強制してるのだから。
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