《襍・/・画  “ 冬景(13)”  ❖ ’23-121 ❖》

ハマナデシコ(浜撫子)  ナデシコ科 (Caryophyllaceae)
学名:Dianthus japonicus Thunb.
別名:フジナデシコ(藤撫子) 
(西伊豆松崎)
以上、画像は、全て借り物。
《 忘備録(12月にも咲く〝野生・草花〟)!?! 》
 茎は下部が木質化し堅い。上部は直立して無毛、茎高は、50cm程になる。
若い個体では、根生葉を出してロゼット状を形成する。
葉は対生、厚くて光沢がある。葉の基部は、合着し葉の縁に毛がある。
花は6月頃から咲き始め、紫紅色の美しい花を初冬まで次々と花を咲かせる。
花は密に集まってつき、花弁は5個。萼は、筒形、5歯があり基部に3対の苞がある。
花が終わる頃になると、綺麗に紅葉することもある。蒴果は筒形で先端が4裂する。
海岸沿いで咲く花はピンク色(紅紫色)に近い由。岩場、礫地、草地などに生える。
ハマナデシコは本州から琉球(沖縄)に自生している多年草だが、首都圏では見ない。
*     *     *     *     *
海辺環境は、自然淘汰されるだろうが、人間が干渉してもいる。記録しないと。 

「令和伍年(皇紀2683年)12月03日、記」

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《襍・/・画  “ 冬景(12)”  ❖ ’23-120 ❖》

ヒョウタンボク(瓢箪木)  スイカズラ科(Caprifoliaceae )
学名:Lonicera morrowii A.Gray 
別名:キンギンボク(金銀木) 
キタカミヒョウタンボク。
学名:Lonicera demissa var. borealis
環境省絶滅危惧IA類 (CR)
ヒョウタンボクの実。
2つずつ!!
中に瓢箪形にそっくり!!
以上の画像は全て借り物。

《 忘備録(12月にも咲く〝樹花〟)!?! 》
高さは1.5m内外で若枝は淡緑色で軟毛を密生する。落葉低木。
自生・野生の開花時期は、春~初夏だが、12月に咲く事もある由。
古枝は灰褐色となり、樹皮は縦に裂ける。葉は、対生で全縁広楕円形。
葉腋から花柄を出し白く細長い花が2個付ける。
2つの花は同時に開花し、上下に2裂し、下部で子房が繋がっている。
花色は咲き始めは白で、後に黄色になるので、キンギンボク(金銀木)。
赤い果実が2個合着して瓢箪型になることでヒョウタンボク(瓢箪木)。
赤く熟す実は、綺麗だが猛毒なので注意すべきだ。
*     *     *     *     *
身近で出会ったことは無いが、出会ってみたく忘備録に加える^^)。

「令和伍年(皇紀2683年)12月01日、記」

ワオ!と言っているユーザー

《襍・/・囈  “ 今日は、何の日”  ❖ ’23-119 ❖》

小西六写真工業「Konica C35AF」
〝しおり〟こんな表現、今は見掛ない。上記カメラのものではない。
仕様もシンプル記載。
《  忘備録(11月30日って!!)。!?!  》
今日は、カメラの日だそうだ。半世紀もお付き合いしているカメラ。
初めは、父親のカメラをこっそり拝借していた。
高校生になって、写真部に入った。
きっかけは、自宅にあった寫眞誌を観たり写真展で感動したこと。
中1の時、父に連れられ土門拳さんの展覧会で御本人に会った衝撃。
以来、師の生き様を見聞きして写真にのめり込んでいった。
1977年(昭和52年)に小西六写真工業(当時)が発売した自動焦点カメラには驚いた。
世界初の自動焦点(オートフォーカス)カメラ、コニカC35AFが発売された。
「ジャスピンコニカ」呼ばれ、人気を博していたのを思い出す。
高度な撮影技術を不要とする技術、今流に言えばコンデジの原点か。
カメラの普及に大きく貢献したオートフォーカスカメラの登場を記念して、
11月30日が「カメラの日」とされる。カメラの機能向上を振り返る一日である。 

「令和伍年(皇紀2683年)11月30日、記」

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《襍・/・画  “ 冬景(11)”  ❖ ’23-118 ❖》

シロダモの実(かたまって!!)。
シロダモ(白だも・白梻・白椨)   クスノキ科(Lauraceae)
学名:Neolitsea sericea (Blume) Koidz. var. sericea
別名:ウラジロダモ, タデ, タモ, シロタブ, タマガラ, オキノミノキ 
日陰側だと迫力が況して見える。
花の後期。
ほぐれかけた丸い蕾と、先の尖った楕円形の冬芽(葉芽)。
中々出会えない姿。ラッキー。
神代植物公園にあった解説文。


《 忘備録(11月に観た〝樹花と実〟)!?! 》
常緑高木で宮城・山形県〜沖縄の暖地の山野の比較的湿潤な所に生える。
高さ10〜15mになる。樹皮は緑色を帯びた暗褐色。丸い小さな皮目が多い。
新枝には黄褐色の毛が密生する。葉は互生。枝の先に集まってつく。
葉身は長さ8〜18cm、幅4〜8cmの長楕円形または卵状長楕円形で、全縁。
若葉は垂れ下がり、両面黄褐色の絹毛に被われるが成葉になると表面は無毛。
裏面はロウ質に被われ灰白色。多少絹毛が残る。雌雄別株。
葉のわきに黄褐色の小さな花が集まってつく(華やか)。
散形花序に小さい黄褐色の花が固まってつき、総苞片は広惰円形。
花柄は無く、小花柄は長さ3~6㎜。花被片は4個、平開する。
雄花は雄蕊6個。雌花は雌蕊1個、柱頭が白色。仮雄蕊6個。
クスノキ科の特徴、葯に弁がある。雄花にも雌蕊があるが結実しない。
雌花には雌蕊が1個と仮雄蕊が6個ある。花被片は、4個で平開する。
葯のない棒状の仮雄蕊と黄色い腺体がある。
果実は液果。長さ1.2〜1.5cmの楕円形、翌年の晩秋に赤く熟す。種子は球形。
雌株の花、1年掛りで熟し花と実が、同時に見られる。
造園樹として重用、材は建築・器具材に。昔は種子から油をとり燈油とされた由。
*     *     *     *     *
身近な里地・里山な泉の森にも初冬に楚々とした姿をみせる(数年前像)。
忘備録として整理記録に加える^^)。 


「令和伍年(皇紀2683年)11月28日、記」



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《襍・/・画  “ 冬景(10)”  ❖ ’23-117 ❖》

モチツツジ(黐躑躅)       ツツジ科(Ericaceae)
学名:Rhododendron macrosepalum Maxim.
(地味なモチツツジの葉)

《 忘備録(11月に観た〝紅葉葉〟)!?! 》
高さ約1mの低木。葉の長さは4-7cm、幅1-3cm。
花は花頂に1-5個出て散状に付く。花冠は淡紅紫色。径約5cm。
画像は、栽培園芸品種のモチツツジの葉。
モチツツジを含めてツツジの多くは隔年開花の傾向があるようだ。
花後に種子が出来ると新芽伸長が弱くなり、花芽分化できるまで成長しない事が原因。
そのために花後はすみやかに花殻を取り除き、新芽の伸長を促す。
モチツツジの花殻は粘性が強く指にくっついて始末が悪い。それ故、あまり手入れしない。
樹皮は暗灰褐色。 葉は互生、 花、萼、枝の腺毛から出す粘着液で昆虫を防御する。
それが「鳥もち」に似ていることから命名された。
面白い昆虫がいある。モチツツジの腺毛に住み着く「モチツツジカスミカメ・カメムシがいる。
秋、茶赤色に紅葉した後、冬芽周りの葉以外が落葉する。地味な色合いの紅葉葉。
*     *     *     *     *
身近な小公園で結構みられる。忘備録として整理記録しておこう^^)。 

「令和伍年(皇紀2683年)11月27日、記」

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《襍・/・画  “ 冬景(9)”  ❖ ’23-116 ❖》

キクタニギク(菊渓菊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Chrysanthemum boreale (Makino) Makino  
別名:アワコガネギク(泡黄金菊)、アブラギク(油菊)
※以上の画像は、各地のもの仔細略。全て借り物画像m(_ _)m。


環境省の資料より。
《 忘備録(11月に観たい〝自生の野生花(3)〟)!?! 》
岩手県以南の東北地方南部、関東・中部地方・近畿地方、九州北部に分布する。
群馬県南西部~長野県東部に多い。環境省評価:準絶滅危惧 (NT)。
山地の谷間のやや乾いた崖に生える。根茎を長く伸ばさない、多年草。
茎は叢生し高さ1〜1.5mになるものもある。そして多く分枝する。
葉は有柄で、葉身は長さ5〜7cm、幅4〜6cm、やや薄く、羽状に深裂し、
裂片の先はとがり、基部は切形またはやや心形。
頭花は黄色で、やや散房状に多数つき、径1.5cm、花が終わると点頭する。
総苞は長さ4mm、総苞片は3〜4列で覆瓦状、外片は線形または狭長楕円形。
1990年代以降、法面緑化に使われたヨモギの種子に交じり外来キクタニギクが、
自生分布域以外の地域で発見された。自生野生種の保全を如何にしたら!?!
アワコガネギクの名は、黄金色の頭花が泡のように密集してつくことから。
キクタニギクの名は、京都円山の菊渓(菊谷)にちなむ。
*     *     *     *     *
実際に観たのは、若い頃の丹沢山地塔ヶ岳山麓。元気にしてるだろうか?
忘備録として整理記録しておこう^^)。 

「令和伍年(皇紀2683年)11月26日、記」

ワオ!と言っているユーザー

《襍・/・画  “ 冬景(8)”  ❖ ’23-115 ❖》

ハマギク(浜菊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名: Nipponanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Kitam. 
別名:ニッポン・デージー(Nippon daisy)
崖上に咲くハマギク(浜菊)(上記3画像)。
崖後方の岩場に群生するハマギク。
上画像4枚、茨城県の海岸線某所(借り物画像)。


宮城県南三陸町にはこんな群生地もあるようだ。借り物画像。

《 忘備録(11月に観たい〝自生の野生花(2)〟)!?! 》
日本の野生菊で最も大きな頭状花をつけるハマギク(浜菊)。
花径約6cmの大きな白花(頭状花序)をつける海洋植物。
海食崖では2-3mの懸崖作りとなったり、丸い盆栽状にもなり、満開時は、見事。
日本特産の一属一種のハマギク属となった。
最小の染色体に付随体があるのが特徴的。
ハマギクは青森県~茨城県の太平洋側に自生するハマギク属日本固有種である。
亜低木、高さ02~1m。茎は木質化し、太く、地下茎は横に帯びない。
葉は互生し密につき葉柄は無い。葉身はへら形~披針形、質が厚く光沢がある。
葉の上半部に波状鋸歯~粗い鋸歯があるが、ときに全縁。
頭花は枝先に上向きに単生し、白い舌状小花と黄色い筒状からなる。
総苞は、半球形~椀形。総苞片は4列につき、わずかに微毛がある。
総苞外片は竜骨が無く、縁が膜質、幅は総苞内片の幅より広い。
花弁に幅があり、野生味が見て取れる。
臭いがあるらしく虫等が集まって来るらしい。地下茎で増殖する。
*      *      *    
研究者ノート;筑波大実験植物園・松本定。
ハマギクは野生菊としては径約6cmと大きな白花(頭状花序)をつける海岸植物。
青森県から茨城県まで分布。
学名にはクリサンテム・ニッポニクムが使われることがあり、
これは「日本の菊」の意味。
海食崖(かいしょくがい:波などの侵食でできた切り立った崖)では2~3mに垂れ下がって咲いて、
畑に植えると1mほどの丸い盆栽状になり、満開に咲いたときはみごとです。
クリサンテムム属を細分して、日本特産の一属一種のハマギク属とする場合もあり、
科博ではハマギク属(ニッポナンテムム)を用いています。
いずれにしても染色体基本数は9ですが、最小の染色体に付随体があり、特徴的です。
ハマギク属は、日本固有種。ハマギクだけの単一種属(monotypic genus)。

>&< 

随分と昔、八戸市の種差海岸で観た気がするが曖昧な記憶。
北関東・太平洋岸で観られるらしいが、実際に観たことが無い野草。
忘備録としておこう^^)。 

「令和伍年(皇紀2683年)11月25日、記」

ワオ!と言っているユーザー

《襍・/・画  “ 冬景(7)”  ❖ ’23-114 ❖》

チャノキ(茶の木) ツバキ科(Theaceae)
学名:Camellia sinensis O.Kuntze 
別名:別名チャ(茶)
(借り物画像・ツバキ科らしい感じ)。
陽の明かりによって別物に見える。
(借り物画像)。
野生的・・花姿がおもしろい!!
(借り物画像)。
《 忘備録(11月に観たい〝自生の野生花〟)!?! 》
チャノキ(茶の木);
幹は株立ち状で、高さ2m程になる。樹皮は灰白色で平滑。
本年枝は淡褐色で、斜上する短毛がある。葉は互生。
葉身は長さ5〜9cm、幅2〜4cmの楕円形。先端は鈍く基部はくさび形。
縁に波状の細かい鋸歯。薄い革質で、表面は光沢がある。
裏面は、初め長い伏毛があるが、のち無毛。葉柄は長さ3〜7mm。
枝先の葉腋に直径2〜3cmの白い花が下向きに咲く。
葉身は、楕円形。先端は鈍く、基部はくさび形。
縁には波状の細かい鋸歯。薄い革質で、表面は光沢がある。
花弁は5〜7個。ほぼ円形で先が凹む。
雄蕊は長さ8〜13mmで多数あり、基部でわずかに合着する。
雌蕊は1個、花柱は上部で3裂。萼片は緑色で長さ3mm位で5〜6個、内側ほど大きい。
花は直径2~3㎝の白花。花柄は湾曲し、長さ1.2〜1.4cm。
果実はさく果。直径1.5〜2cmのほぼ球形、浅い溝が3個あり、熟すと3裂する。
種子は長さ1.5cm前後のほぼ球形で、各室にそれぞれ1〜2個入っている。
片側は平たい。表面は褐色〜帯赤褐色で滑らか。
ツバキに似た花で、ツバキより雄蕊の塊が大きく、花弁が反り返る。
茶というと、5月の新茶を思い浮かべるが、花は 10-11月に咲く。
伊豆半島や九州の一部に野生化していると聞き及んでいる。
「チャノキ」の植物としての正式名称は 「カメリア・シネンシス」。
厳密に「茶」とは、茶の木から取れる葉や茎、芽を使った飲み物を指す。
ツバキ科の栽培植物での「チャノキ」は、「中国種」と「アッサム種」。
カテキン・カフェイン・テアニン」という主要なお茶の成分・含有バランス、
栽培種のチャノキは、野生自生種より劣るという結果を見聞すると、!?! 

>&< 

かのシーボルトが持ち帰った紫陽花や他の植物、現在日本では見られない種類もある。
以前、フランスのコレクターが保存、株分けされたものが里帰りした事があった。
浜名湖で開催された花博のおりの事、お里帰りした紫陽花の1種。
又、フロラ・ヤポニカ(日本植物誌)に載っていながら実物を発見できず、
幻の花と言われていた紫陽花、「七段花」が1959年に六甲山で発見された。
フロラ・ヤポニカには、植物目録・433の植物名がある。
アジサイ属では、アジサイ、ベニガク、フイリベニガク、
ガクアジサイやアジサイの園芸品種。
その他ツバキ、カザグルマ、クサボケ、フヨウ、カノコユリ、
シャクヤク、サクラソウ、チャノキ。中でも興味深い花が、チャノキ(茶の木)。
詳細なメモではないが、両親のメモ。だが我が家の温室で観た記憶がない。
メモによれば静岡で観察した、とあったが場所が不明。忘備録としておこう^^)。 

「令和伍年(皇紀2683年)11月23日、記」

ワオ!と言っているユーザー

《襍・/・画  “ 冬景(6)”  ❖ ’23-113 ❖》

ヒロハテイショウソウ(広葉禎祥草) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Ainsliaea cordifolia Franch. et Sav. var. maruoi (Makino) Makino ex Kitam. 
(画像は、借り物)

《 忘備録(11月に観たい〝自生の野草花〟)!?! 》
ヒロハテイショウソウ(広葉禎祥草);
海岸沿い低山地に自生する茎高30-60cmの多年草。
テイショウソウの変種(日本固有種)。
茎は、初めのうち褐色の毛で覆われているが、後に無毛となる。
葉は、テイショウソウと比べてみると広く卵円心形である。
葉形は、東の方で観られるのは広卵形、西で見えるものは円形に近い。
 葉は、基部に集まり長柄があり、基部は心形で欠刻状の鋸歯が見られる。
ヒロハテイショウソウは、花付きが良く、瀟洒に映る。
穂状花序に白色の小さな頭花を多数つける(神奈川では未見→私)。
頭花は30cm位に花茎を伸ばし、総状にやや偏って多数付く。
頭花にはごく短い柄があり小花3つからなり花弁15枚、総苞は筒状で外片ほど短い。 

>&< 

詳しい解説は、両親のメモには見当たらない。我が家の温室にあったか不明。
メモによれば静岡で観察した、とあったが場所不明。忘備録としておこう^^)。

「令和伍年(皇紀2683年)11月22日、記」

ワオ!と言っているユーザー

《襍・/・画  “ 冬景(5)”  ❖ ’23-112 ❖》

カラフトアカバナ(樺太赤花・Epilobium ciliatum Raf.)の種子??
アカバナ属(赤花属、赤葉菜属)種子;アカバナ科(Onagraceae)
学名:Epilobium ciliatum Raf.
* 画像は、借り物 *


《 忘備録(11月に観たい〝野草の種子〟)!?! 》
アカバナ属(genus Epilobium)は、多年草、又は1年草、ときに亜低木。
花粉は黄色、4つ組で落ちる。花柱は1本、直立。柱頭は全縁又は4裂裂。
果実は細長い蒴果、4室があり胞背裂開。
種子は多数、絹毛の頂部の種髪をもつ[又はまれに種髪を欠く。
世界に約165種あり、山地、寒帯や北極地方に分布する。
(ノダアカバナ) Epilobium ciliatum subsp. ciliatum 
カラフトアカバナ(ノダアカバナ)Epilobium ciliatum Raf.樺太赤花=上記画像??
北海道、本州の中部地方以北に自生していると言われている。
標高(700~1200m)の小川、道路脇の側溝、斜面等の湿った所に生える。
多年草で直立し小さな葉のロゼットをもつ。茎は、よく分枝している。
まれに単純で伏した小剛毛と腺毛があり、下部はまばらに毛があるか無毛。
葉柄の縁から沿下する伏した小剛毛の線が隆起する。
上部の葉は無柄、下部の葉は1~3㎜の葉柄をもつ。
茎葉の葉身は披針形~狭卵形、
伏した小剛毛のある縁と脈を除いてほぼ無毛、基部は円形、まれにほぼ心形。
縁には各側に10~30 個の小歯を持ち、先は鋭形~ほぼ尖鋭形。
柱頭は棍棒状~円筒形、全縁。花序と花は直立する。萼片に竜骨がある。
花弁はピンク色、白色、稀にローズパープル色のも見受ける。
蒴果は長さ約5㎝、まばらに伏した小剛毛と腺がある。
小花柄は長さ0.5~0.8㎝。種子は褐色、長さ0.8~1.2㎜、
平らな縦の隆起がありパピラ(病原体防御壁)が融合し卵帯の襟は長さ0.08~0.1㎜。
種髪(coma)鈍い白色で、容易に離れる。
※(注)柱頭が棍棒状で、茎に稜線があるものカラフトアカバナ Epilobium ciliatum Raf. subsp. ciliatum 
茎の高さは25-90cmになり、稜線上に曲がった短毛があり、枝を分け、
葉は線状披針形、卵状披針形から長楕円状披針形。
柱頭は棍棒状になる。山野のやや湿った裸地に生育する。※

>&< 

我が家の温室にあったと記録がある野草だが僕は観ていない。
普段、お目にかかれない珍しい花だ。
今でも何方かが育てておられるか??
探しに行くのも楽しみだ。鑑賞行脚を目指したい。
忘備録に加えたい野草である。

「令和伍年(皇紀2683年)11月21日、記」

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