“夏花野草五(狐)”《襍感・/・点描‘18-43》

キツネノカミソリ(狐の剃刀) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Lycoris sanguinea Maxim. var. sanguinea
キツネノマゴ(狐の孫) キツネノマゴ科(Acanthaceae)
学名:Justicia procumbens L. var. procumbens
Justicia procumbens L. var. leucantha Honda form. japonica (Thunb.) H.Hara

《時節感慨・・呟記・・》
キツネノカミソリ(狐の剃刀);
地味なオレンジ色のためか、ヒガンバナと比べ、あまり話題にならない。
キツネノカミソリの名前は、芽ぶいた直後の葉の形が剃刀に似ているから。
他方、面白いことにタヌキノカミソリ(ヒガンバナ科で別名リコリス)がある。
ヒガンバナの仲間だが、真夏の暑い時期に花を咲かせる。
花が咲く頃には葉が枯れてしまうという、変わった植物。在来種(日本固有種)。
ヒガンバナと同じく有毒植物。花はヒガンバナよりオレンジ色が強い。
地下にヒガンバナとよく似た直径3~4㎝の鱗茎(球根)がある。
春出た葉は夏には枯れ、その後に花茎が出て花が咲く。
茎頂に花を3~5個つける。花被片は6個、長さ3~4㎝、橙色~黄赤色、反り返らない。
雄蕊6個、花被とほぼ同長。雌蕊1個。蒴果は、扁球形。種子は黒色で扁平。
ムジナノカミソリ は、九州と対馬の湿った場所に自生。雄蕊は花被片より短い。
オオキツネノカミソリは、花被片がそり返り、雄蕊、雌蕊が花から突き出ている。

「研究者ノート」(筑波大;遊川知久)
夏、何もない地面から突拍子もなく花が現われたかと思うと、
また地上から消えてしまい、春にようやく葉が出てきます。
地下にはチューリップのような鱗茎が埋もれていて、栄養や水を貯えています。
私たちはヒガンバナ科の進化の道筋を、DNAの塩基配列を調べて明らかにしました。
キツネノカミソリなどヒガンバナ属の起源はアジアの西の乾燥地にあって、
さらに時代を遡ると地中海沿岸が故郷のスイセン属など同じグループだった可能性が高いのです。
どうやら、ヒガンバナ属が鱗茎を作って夏に休むライフサイクルは、
夏の乾きがきびしい地中海性気候に適応した先祖の性質を、そのまま残したもののようです。
「春植物」と呼ばれるカタクリなども、夏に地上部が消える点でよく似ていますが、
これは夏に暗くなってしまう落葉広葉樹林の林床に適応した進化で、
キツネノカミソリとは異なった原因で成立したのだと思います。


キツネノマゴ(狐の孫);
キツネノゴマ(狐の胡麻)ではなくキツネノマゴ(狐の孫)。
小さな花と低い背丈で目立たないが、名前が面白い。
ハグロソウと間違えやすいが、こちらはくちびる形。ハグロソウは2枚の花びら。
花の根元に密集している細いガクのような穂が、狐の尻尾に似るという説があるが、孫の意味は不明。
茎高10~40cm。葉は対生し卵形。花は淡紅紫色の唇形花(穂状に密集)。萼片や苞の縁に白い毛がある。
雄蕊2個。葯は2室で上下につき、下の葯のほうが大きくて基部に突起がある。
「2018/7/22泉の森」

*    *    *    *    *

未だ7月というのに、西日本の雨災害、今度は台風災害。各地の皆さんお見舞い申し上げます。
今回の台風、神奈川の西方から静岡熱海市のホテルで大きな被害が出た。
大事に至らなかったが135号線の車の立ち往生では、車が高波を被った。
この道は、真鶴・湯河原・熱海・伊豆方面に行くときよく使う道だ。
夜分・台風ということで通行利用者は、それほど多くなかったと思える。
だが、昼間、地震での立ち往生、更には、津波等と想像すると怖い。
海岸線の風光明媚な道路である。道のあちこちに防災警告が提示されているが!?!
改めて、日頃よりの防災意識を持たねばって痛切に感じた。
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“夏の風物詩”《襍感・/・点描‘18-42》

ヒマワリ(向日葵) キク科《Asteraceae (Compositae)》
学名:Helianthus annuus L
別名: ニチリンソウ(日輪草)、ヒグルマ(日車)
(この会場は、ハイブリットサンフラワー(Hybrid Sunflower)種が植わっていた。
画面だけではないが10万本は、壮観である。
裏側から観ると、なんとなく「太陽」をイメージできた。
迷路とか遊べるスペースもあったみたいだ。

《時節感慨・・呟記・・》
ヒマワリ(向日葵);
茎のまだ柔らかい時期に、太陽の動きに合わせて花の向きを変えることから名が付いた。
だが、若い茎頂や蕾が少し太陽の方向に傾く程度(但し同じ方向に花は向いている)。
茎は直立し高さ2m前後にもなり粗い毛が生えてざらざらしている。
葉は、ハート型で長い柄があり、縁には粗鋸歯があり、互生する。
花は、大きな1つの花のように見えるが、頭状花序(花が集まって1つの花の形を形成)。
外輪に黄色い花弁をつけた花を「舌状花」、内側の花弁がない花を「筒状花」と呼ぶ。
ヒマワリの栽培品種は用途別に多数あり、ハイブリッド種(F1)も多い。
花の大きさも色々。花色は、黄色・赤色・橙色・白色・黒色などもある。
種子(痩果)は食用のものは大きく油糧用や観賞用のものは小さ、油糧用は、黒色で縞がない。
巨大なヒマワリもあり、最も高いものは高さ5m以上に達し、頭花は直径80㎝以上になる。
「農林水産省品種登録審査基準」ひまわりの代表格は、Sunflower(Helianthus annuus L.)。
「2018/7/22座間市ひまわり畑」

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毎日、猛・酷暑です。熱中症が心配、今年は暑さが厳しすぎる。
西日本のみならず各被災地の皆さん、そして我々自身も体調を気をつけよう。

扨、さて、、、
酷暑といえども己の体調を考え外気に触れろって悪友が誘ってくれた散歩。
今回は、恒例の「座間市ひまわり畑」イベントを見に行った。
座間市の花「ひまわり」は、平成5年から農協青壮年部が中心となって荒廃地、
遊休農地対策の一環として、向日葵の景観植栽を行い「向日葵広場」として公開している。
1994年(平成6年)には「かながわの花の名所100選」にも選ばれた。
年々規模は大きくなり、「座間市ひまわり推進協議会」が発足、
今では総面積5.5haを超える規模に拡大した。
こんな「ひまわり畑」を久しぶりに訪れた。実に盛大なイベントになった。
約10万本のヒマワリ《ハイブリットサンフラワー(Hybrid Sunflower)》は、圧巻。
ひまわりまつり会場では、模擬店、農作物の販売等をも行っていた。
夏を代表する花、ひまわり。目の前の花々は、景観形成作物として開発された園芸種。
短棹で耐倒伏性が強い品種。また、焼酎、ひまわり油、蜂蜜など農産加工品作りのほか、
バイオディーゼル燃料(BDF)としての栽培も増加している由。
リン酸吸収を促進する効果もあり、緑肥作物としての活用も可能と言われている。

猛暑の中、被災地では懸命の復旧作業が行われている、それを思うと少々後ろめたい散歩。
そんな中で先日、災害地の倒壊建物の下からワンチャンが警察官によって救出された!!
災害日から1週間もたっての救出だった由。現地での地道な援助活動、活躍を物語っている。
ホッとした嬉しい話だが、炎天下での作業は、関係者総ての健康が心配です。

気候変動もさることながら、自然界自体も変化してる様に思う。
住まい近くで「蝉」の声が聴こえない、否、非常に少なくなっているやに感じる。
暑い中、ヒマワリ見物をしながら周りを観ると若い親子連れが多く見受けられた。
子供の頃、汗をかくことは、夏当たり前って思っていた。汗が夏の証って楽しんだ。
だがこのところの気温は、高すぎる。身体にどんな影響が在るのだろう??
「枕草子」に「汗の香・・・」などという表現が出てくるが、汗自体が、危険!?!
冷房を効かせる環境は、不可欠な時代に入ったのか??屋外の夏行事が、中止に。
今の気温気候が今後も続くなら「オリンピック開催」が危険、と思えてくる。




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“夏花野草・四”《襍感・/・点描‘18-41》

コバギボウシ(小葉擬宝珠) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Hosta sieboldii (Paxton) J.W.Ingram form. lancifolia (Miq.)H.Hara
Hosta albomarginata Ohwi form. lancifolia Ohwi
別名: フジギボウシ、イブキギボウシ、アオバオモトギボウシ、ハカマギボウシ。

《時節感慨・・呟記・・》
コバギボウシ(小葉擬宝珠);
オオバギボウシと比べ、葉が小さいのが名前の由来。ミズギボウシ同様、湿った草原に見える。
根茎は横に這い、葉は斜めにたち美しい。花は紫色で花茎は40cm前後。花は1日花。
花の長さは4~5?。花被片6個、内面に濃い線がある。雄しべ6個、先が上向きに曲がる。
雌しべは1個、長く花被片の外に突き出し、上向きに曲がる。苞は緑色、先が尖った狭い卵形。
葉は、狭卵形で先は尖り基部が次第に細くなり葉柄へと続く葉脈が縦に窪み、はっきり見える。
在来種(日本固有種)である。白花のものは シロバナコバギボウシと呼ばれている。
似た花に大型のトウギボウシがある。
和名の由来はつぼみが橋の欄干に付けられる擬宝珠(ギボシ)に似ているから。
オオバやキヨスミに比べ茎の細さが際立っています
似た種はオオバギボウシ、カンザシギボウシ、キヨスミギボウシ、ミズギボウシなど。  
「2018/7/21泉の森」

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毎日、猛・酷暑です。やはり気になるのが、西日本のみならず各被災地の皆さん。
重ねてお見舞い申し上げます。

扨、さて、、、
災害地の全容がわかってきた。懸命な復旧活動も進んでいる由。
徹底的な予防措置検討は、国家レベルでも各自治体でも行われているだろう。
だが、被災地の全容が見えてこないのは何故なのだろうか??
更には、野党側からの提案等も聞こえてこない。代議士の役割ってなんだろう。
党利党略に大災害を利用するのも結構だが、地元の現状を鮮明にする必用もあろう。
被災地の正確かつ緻密な現状把握を公表することも大切ではないだろうか。
マスコミ、特にNHK、全体的そして各地の災害現場取材を丁寧に報道すべきだ。
放送局の画像は、素通りだ。対して新聞は、見返せる。役割分担があってよい。
しかしそのどちらも、話題性を求めて映像を流し、紙面もバラエティ化している。
何処で何が不足してる、どの地域の支援が遅れてる等々、正確な情報を発信すべきだ。
メディア取材地が、偏っているゆえに、ボランテァも偏って集まってしまうのでは??
災害が起こるといつも思うことだ。公平に支援できる体制・組織づくりを望みたい。




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“夏花野草・参”《襍感・/・点描‘18-40》

ヘクソカズラ(屁糞蔓/屁臭蔓) アカネ科(Rubiaceae)
学名:Paederia scandens(Loureiro) Merrill
Paederia foetida auct. non L.
別名:ヤイトバナ、サオトメカズラ。
「2018/7/17居所」
花の変化が見て取れる。微妙で不可思議。
「2018/7/20居所」

《時節感慨・・呟記・・》
ヘクソカズラ(屁糞蔓/屁臭蔓);「屁糞蔓」の名前は有名。
色々資料を見ると匂いの凄さが強調されてる。が花には匂いはない。
葉や実をすり潰したときに臭いがするが、乾燥するとさほど臭わない。
茎は、左巻きで他の木や草等に絡まって長くのび、基部は木質化する。
葉は対生し、楕円形、細長い卵形で先はとがる。葉柄基部には、三角形の鱗片がある。
葉腋から短い集散花序をだし、灰白色の花をまばらにつける。
花冠は長さ約1cmの釣鐘状で先は浅く5裂して平開する。のどと内側は紅紫色。
お灸をすえた跡に似ていることから、ヤイトバナ(灸花)とも呼ばれる。
蔓が枯れてもそのまま冬まで形を残す。リース作りの材料として用いる。


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ブログル、日本在住の、そして異国在住の皆さんお暑うございます。
酷暑、重ねてお見舞い申し上げます。

扨、さて、、、
災害地も少しずつ回復に向かっておられるようです。
しっかりとした復興計画を立てて頂きたいと祈り希します。
陸や海でも懸命に尽力してくれてる自衛隊・消防・警察官の皆さん感謝です。
国会等議会人、行政官僚の皆さん、真摯に今を考えて欲しい、と念じたい。
現況・現実に基いて思うと、反安保などと言っておれない、と痛感する。
日本各地の様々な災害現場に在日米軍や軍人ボランティアの人々が支援してくれている。
この現実を真摯に考えるべきだ。余り報道されていないようだが感謝の声をあげたい。
今日も酷暑。被災地のみなさん、健康をお祈り申し上げます。


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“夏花野草・参”《襍感・/・点描‘18-39》

ノササゲ(野ささげ) マメ科(Fabaceae)
学名:Dumasia truncata Sieb. et Zucc.
別名:キツネササゲ

《時節感慨・・呟記・・》
ノササゲ(野大角豆);ツルマメやヤブマメの花が黄色になったようなマメ科の植物。
山野の雑木林に見える巻き付きながらよじ登る蔓草。茎は細く長さ1~3m位で無毛。
葉は、3小葉で互生する。頂小葉が、大きめで葉先が細くなった三角状長卵形。
夏、葉の腋から出る花序に長さ1.5~2㎝の淡黄色の蝶形花(筒状)を数個付ける。
タンキリマメやトキリマメも黄色花だが、小葉の幅が広く葉裏に腺点がある。
「大角豆」の漢字名は、平安時代の「倭名類聚抄」に「大角豆」として名がみえる。
「2018/7/13泉の森」

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西日本の広範囲で豪雨による甚大な被害がでてしまった。
被災地におられるかもしれないブログルの皆さん、重ねてお見舞い申し上げます。
而して、酷暑お見舞い申し上げます。

扨、さて、、、
災害地の知人から懸命な復旧活動の様子を聞いているも一爺には何もできない。
救援活動を国レベルで早急に検討に入って頂きたい。生活再建が大変だ。
心のケア、特に高齢者には慎重に配慮してほしい(東日本大震災で感じた)。
今回の災害で思うのは、インフラ整備の遅れ!?!
山間部の堤防、河川や橋の安全性検討が遅れていると思える。
「コンクリートから人へ」と転換していったのは、民主党政権時のことだが。。。
災害予測地図での安全・安心を基に国土を保安し、行政(市)レベルで予防対策を。
特に予防方法、批難通達の徹底的措置検討が、河川改修工事も含めて間に合わなかった。
地元住民や企業への事前予防訓練を今後徹底して欲しい。豪雨災害の予防が遅れてる。

立憲民主党等の野党は、災害対応を優先し国会審議を一時中断すべきと言っていたらしい。
だが、立憲民主の幹事長は、安倍首相の外国出張を「国会をさぼりたいために外遊するのか」
と批判していたのは、甚だ論旨矛盾しており、全く以て言いたい放題と思えてならない。
今という期こそ、腰を落着け政策を考え議論すべきだ。そのための国会議員で在るはずだ。
審議中断を言い出すのは、IR実施法案の審議を遅らせる口実にしているのか??
ここに至っても党利党略に大災害を利用しているとしか僕には映らない。
現安倍政権の落ち度は、多々在る。批判のみで良策を構築する姿勢に欠缺する野党は最悪だ。
マスコミにして然り。現場取材に終始する姿勢、バラエティ番組化している。
悲惨な現場に対応すべく良策を模索、提案する報道番組が余り見られない。
現場からの現実・現象を徹底的に洗い出し検証すべきが、報道機関の役割でもあろう。
素人の僕が言ってもどうにもならないが、国を模索する政治家が少ないのは遺憾である。
諸々起こっている事象に早急に対応すべく、政治家、行政者が一丸となって対処する時だ。

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“夏花野草・弐”《襍感・/・点描‘18-38》

ヤマユリ(山百合) ユリ科(Liliaceae) 
学名:Lilium auratum Lindl. var. auratum
oriental lily名で園芸店に並んでいることがある。

《時節感慨・・呟記・・》
ヤマユリ(山百合)は、ユリ科の在来種(日本固有種)。
つぼみで開花する直前はオレンジ、赤色がかっていて綺麗だ。
ユリの中で最も大きい直径20cm以上にもなる強い香りのある花。
地下に大福もちのような形の鱗茎があって成長する。
鱗茎は、茎の廻りに膨らんだ鱗片が集まった球根の一種で、直径10cm前後。
茎は鱗茎から1本直立し、葉は長さ15~20cm、幅2.5~5cmで先がとがる。
花は茎の先に1~6個、多いものでは20個もつく。花は6枚の花被片からできている。
そのうち3枚は少し細く、もともとのがく片が花びらのような姿に変わったもの。
幅の広い3枚の花被片は本来の花びらである。雄しべは6本、雌しべは1本である。
花被片は白く、赤紫色の斑点があり、中央に黄色い帯状の線が入る。
地方によっては、鳳来寺百合とよばれて親しまれ、よく庭に植えられている由。
夏の暑い日に、野山のあちこちで真っ白な花を見せる山百合の姿は立派だ。
おおよそ150cm位になる。山で見てこそヤマユリと言えるのかもしれない。

研究者ノート「筑波大・遊川知久」
日本は、世界でいちばんユリの美しい国といってよいかもしれません。
14種が北海道から沖縄まで、春から夏の山や野を彩ります。
中でもヤマユリは、豪快な花容とむせ返るほどの官能的な香りで、
梅雨明けを強烈に印象づける植物です。
日本固有の種で、青森県より南、近畿地方まで分布が知られています。
明治維新からしばらく、ヤマユリの球根が大量に欧米へ輸出され、
絹とともに外貨獲得の稼ぎ頭でした。自生地は、本州(近畿以北)。
北海道・北陸・中国地方・四国・九州に生えていた場合は野生化したもの。
庭植え、切り花として用いられ、根は古くから食用にされる。

*    *    *    *    *

西日本は、豪雨で甚大な被害がでているようだ。
戻り梅雨的豪雨、被災されたブログルの皆さん、重ねてお見舞い申し上げます。

扨、さて、、、
被災された知人より無事って連絡をもらっていたが、今、何もできづもどかしい。
毎年、台風等で被害が出ているのに、それらへの対策をもっと堅実にすべきだろう?
有事の際、最前線で活躍してくれてるのが自衛隊。国を守ってくれてる軍隊的組織。
防災もさることながら国防も大切だ。両方を検討すべき国会議員、何やってるんかい!
自民党の重鎮の一部に自己中心的行動しかしてない方々がいる、情けない。
一庶民ができることって・・議員の背中を押すことぐらいだ。自宅でイライラしていた。
それを察してか、悪友が散歩に引っ張りだしてくれた。
里山の休耕田を使って、市民田んぼとしてるらしい所。その周辺の散策路へ。
ここでも友に八つ当たり。里山を管理・整備しすぎる、と^^)。
見たい植物は、整備されていない所に在る。痛し痒しだ。
気になった花があった。画像のヤマユリ・・茎が細く花が横たわっている状態だった。
そんな光景が多く見られた。その周辺、今後、定期観察してみたい。
人が踏み入れない斜面にはキヨスミギボウシらしき花が豪快に咲いていた。
田圃奥の湿った所には、イヌヌマトラノオやキキョウソウが静かに咲いているのが見えた。
自然の中に身をおくと心静かで我を忘れるが、現実の事象に触れると憂鬱になる。

「2018/7/8横浜・寺家ふるさと村」



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“夏花野草・弌”《襍感・/・点描‘18-37》

セリ(芹) セリ科(Apiaceae/Umbelliferae)
学名:Oenanthe javanica (Blume) DC. subsp. javanica

《時節感慨・・呟記・・》
セリ(芹)の若葉は、春の七草として、又、食用として茎共々おなじみだ。
だが花は、意外と見る機会はないのではないか(意識していないから)。
湿地や溝、水田に生き地下茎を伸ばして成長、節から新芽を出して増え広がる。
若苗(若芽)は、七種粥に入れたり浸し物などで、美味しくいただける。
茎は角張り高さ20~80㎝、3~4綾で、葉は1~2回3出羽状複葉。小葉には粗い鋸歯がある。
葉と対生する花茎の先に花序を出し同長の大花柄の先に小花柄をつけ、白花を多数つける。
花弁は5個ありやや内側に曲がる。雄蕊は5個で雄しべが目立つのを雄性期の花という。
雄しべが落ちて、雌性期となり柱頭が目立ってくる。観察には時間と忍耐が必用^^)。

*    *    *    *    *

戻り梅雨的な豪雨。台風の置き土産!?!被災されたブログルの皆さん、お見舞い申し上げます。
更には、今後予想される危険地帯の皆さん、慎重に対処されんことを祈ります。

扨、さて、、、
英・米語のネイティブスピーカーや知識人が、朝日新聞電子版の英語報道は、
「慰安婦強制連行・性奴隷説」を流布する内容だとして、
東京・築地の朝日新聞本社を訪れ、約1万の署名とともに表現の修正などを申し入れたとの記事を見た。
朝日新聞が、慰安婦の説明で「forced to provide sex」と表現したことの訂正や
朝鮮半島で女性を「強制連行した」と虚偽を語った吉田清治氏の証言に基づく記事を撤回したこと、
これ等の英語発信を求めた。国内での訂正を世界に向かっても発信しないって、おかしくないか!!

今日は、七夕です。真実という短冊を掲げ、総ての事象が良き方向に向かうことを祈りたい。


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“野草の今”《襍感・/・点描‘18-36》

ツルニガクサ(蔓苦草) シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Teucrium viscidum Blume var. miquelianum (Maxim.) H.Hara

《時節感慨・・呟記・・》
ツルニガクサ(蔓苦草)ニガクサ似で名前が付いたと言われる。
つる(蔓)とあるが、つるは見えない。茎は、20~60cm高になる。
地下に細長い走出枝を出す故にツル(蔓)と名付いたのか??
葉は、対生、長さ1~2cmの葉柄があり茎中間の葉が最も大きく長楕円形で長さ4~10cmで全面に腺毛がある。
縁は不規則な鋸歯があり、葉先が鋭形、基部は広い楔形。葉の質は薄く、葉脈が窪んで深い。
花序は長さ3~5cm、密に総状的で淡紅色の唇形花をつける(花冠は長さ8~10mm)。
下唇は長くつきでて上唇は、3裂して中央の一片だけが大きい。雌蕊と雄蕊4本は花弁の外へ長く突き出る。
萼は全面に腺毛があり、5裂する。花期は7~9月の夏季。
又、コニガクサ(Teucrium viscidum)という種類が、は九州南部~沖縄等に分布・自生している。
萼に腺毛が密生し、葉が厚く、花序に総状淡紅色の唇形花に花が密集している。
更には、別種にニガクサ(Teucrium japonicum)があり葉の鋸歯が不規則で小さく数が多く葉脈はあまり窪まない。
ニガクサの萼には腺毛がなく、短毛。花は、大きく雌しべが雄しべよりやや長く突き出る。

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戻り梅雨的な豪雨。台風の置き土産。被災されたブログルの皆さん、お見舞い申し上げます。

扨、さて、、、
今週は、我々日本人を・・・又、日本の戦後を、而して国内の法制度を考えさせられる事があった。
国の安全保障って???  外交って、、、更には破壊活動防止法とは!?!  etc.

冷静に・・冷淡に見つめなおす必用が在るのではないだろうか。
破壊活動防止法は、昭和27年にできた法だが、半世紀もの間、活用されていない。
人権尊重、憲法改正問題、外交領土問題等々、難題は山積みだ。

今朝から「松本・地下鉄両サリン事件・一連のオウム真理教事件」の事で騒がしい。
平成7年5月の逮捕から23年もったった今、事件を知らない若者世代は、多くいるだろう。
犯罪史上類を見ない大事件、振り返ると「報道方法」に大いなる疑問を持つ。
マスコミ・報道者が、慎重かつ冷静に対応したか??未だに納得がいかない点がある。
拉致問題、慰安婦問題にして然りだ。間違った報道をしたならば、即、訂正すべきだろう。
昨今の事件報道にしても、偏った報道処方が多々見られる。真実、真相追求していないではないか。
報道という活字が、発せられてしまうと誤報であっても言葉は一人歩きしてしまう。
己の誤報発信を改める充分な措置を講じてるマスコミなどついぞお目にかからない。
それでも社会は、回っている。何とも情けない。如何ともし難い。
事象を見聞きしていると、真実、真相追求、否、判断は自分自身が慎重に見極めなければ!!
自分だけが良い、では済まされんこととおもうのだが。。。!
もう・・・何十年も前から報道機関に不信感を持っていた。ネットを垣間見るとそれを実感する。
良い点、悪い点、諸々あるだろうが、自分の良心に照らし合わせることができる。
時代は、良き方向に少しずつ動いてる、と感じる。。。きょうこのごろである。

「2018/07/04泉の森」




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“初夏の風!!”《襍感・/・囈‘18-6》

1926年(大正15年)、国画会に木版画作品「初夏の風」を出品、川上澄生版画を代表する作の一つ。
棟方志功に多大なる影響を与えた作品としても知られている。

《時節感慨・・呟記・・》
今年は、6月に梅雨明けしてしまった首都圏、こんな事過去にはなかった!!
梅雨明けしてしまうと、電気とか・飲水の事で不安がよぎる。戻り梅雨はあるか?
ギラギラした青空を見上げていると気分は良いが、身体には、暑さが辛い。
部屋にこもりがちな爺を気遣って、外に引っ張りだしてくれた仲間。
行き先も教えず、車で迎えに来た。東北自動車道を進み、鹿沼で一般道に。

この地には、僕の最も好きな版画家「川上澄生」さんの記念美術館がある。
《明治28年(1895年)4月10日生まれ、昭和47年(1972年)9月1日沒》
まさか・・・・・っと思っていたら黒川沿いの懐かしい並木を通過する。
やっぱり、哲人・詩人でもあった川上さんの作品のもとへか、一寸嬉しかった。
先に参っていた仲間たちは、宇都宮グルメを堪能したらしい。
余り体調の良くない僕を気遣って食行脚は誘われなかったのは良かったが、
久しく頂いていない餃子等々、食せなかったのは残念!?!
川上さんの記念館、大正・昭和初期の横浜異人館を想像させる建物である。
戦後、駐留軍専用の公園だった頃の横浜山下公園、その前の並木沿いにあった洋館。
それを彷彿させる記念館(建物外観)。我が青春時代頃を思い出せる。
後輩・仲間たちは、当時の事を僕に聞きたかったらしい。
横浜への思い入れに沸く作品を前にして、明治の文明開化期の詩的表現を改めて感じ取った。
素朴な彫り・懐古的な詩情は、川上美学そのもので、独特の世界だ。
すべての工程を一人で行う創作版画、版画絵本、詩情あふれる作品群、楽しいひとときを得た。
川上さんは『へっぽこ先生』を名乗って居られたが、その風貌に我が身もなりたいとねがう。






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