“種・髭”《襍感・/・野華‘17-22》

センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis terniflora DC. var. terniflora

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センニンソウ(仙人草);
果実に白い毛のようなものがあるので仙人草の名前が付いた。
つるで他の植物にからみつき大繁殖し、びっしりと花を咲かせる。
その清楚な白い花後みせる、立派なひげに見えるセンニンソウの種子。
この毛によって種子は風で遠くに飛ばされる。
つる性植物で陽向の低木林や林縁によく見かける。
良く似た植物にボタンヅルがあるが、葉は、3出複葉、雄しべが萼片と同長。
蕾の先は丸く、そう果は紡錘形で短毛が密生する。
センニンソウの葉は長柄があり、卵形または卵円形、まれに大きく切れ込む。

*   *   *   *   *  
《時節感慨・・ひとりごと・・》
衆議院選挙が始まり「平和安全法制」問題も議論される、って思ったが??
やはり党利党略の姿勢しか見えなくなって来た。
安全保障体制の再構築と憲法改正は、今回選挙で国民が選択するものでもあろう。
だが世論の感覚に変化が見られ始めている事も実感する。

7月の沖縄・那覇市の市議会選挙で民意の変化が見れたのは、私的に嬉しかった。
オール沖縄とか言う翁長県政に陰りが見えてきたことだ。
任期満了に伴う那覇市議選で翁長雄志沖縄県知事を支持する勢力が、
改選前の20人から18人に後退し、過半数を割った。中でも注目するのは、
「オール沖縄」の牙城に風穴開けた沖縄県外出身で、元自衛官の当選である。
「反自衛隊」感情が根強い土地柄だ。奇跡が起こったと思った。
沖縄県にも“地殻変動”が起きていると言っても過言ではあるまい。
冷静に物事を、現実を直視された結果だと感ずる。
衆議院選挙にして然りだ。現実を直視して、思想信条に沒れない。。。!
真っ当に現実社会を議論できる与野党になってほしい。
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“高原の秋花”《襍感・/・野華‘17-21》

リュウノウギク(竜脳菊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Chrysanthemum makinoi Matsum. et Nakai var. makinoi
Chrysanthemum japonicum (Makino) Kitam.
特徴的なリュウノウギクの葉。

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リュウノウギク(竜脳菊);
山懐に秋を感じる頃に見える野菊の一種(日本固有種)。
地下茎は細長く、のちに木質になる。茎は、40~80cmで白毛がある。
葉の上面には細毛があり、下面には灰白色の密毛がある。
頭花は径3~4cm。舌状花は紅紫色を帯びるものもある。
日当たりのよい山地で見れる多年草で福島県・新潟県以南に自生している。
地上部を採り浴剤として使うと冷え症、腰痛、リュウマチに良いとされる。
新芽や若葉・花は、食用になると言われている。
茎や葉に含まれる揮発油の香りが竜脳に似ていることから命名された由。
キクは同属でよく似ている。花の色は、多様で香りも強い。
*   *   *   *   *  
《時節感慨・・ひとりごと・・》
愈々、国政・衆議院選挙が始まった。。
「改憲」か「護憲」か!!とりわけ「平和安全法制」の見解を鮮明にして欲しい。
現行憲法の懐疑性、平和条項と対となるべき安全保障条項の欠如を如何に説明されるのか。
自衛隊の合憲性を鮮明にすべき時だろう。
全世界にあって国防条項を欠く憲法は存在しないほど重要な項目を真摯に検討すべきだ。
自衛隊を誇りある国防軍とスべきではあるまいか。
安全保障体制の再構築と憲法改正は、表裏一体であろう。選挙戦で各党は、鮮明にして欲しい。
他党批判の前に自党、自分の立ち位置をはっきりと明示してもらいたい。
誹謗中傷的論法をやめ、本質を真正面から論じ合ってほしく期待する。
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“湿地の花”《襍感・/・野華‘17-20》

ゴキヅル(合器蔓) ウリ科(Cucurbitaceae)
学名:Actinostemma lobatum Maxim.
近づいて見ると、瀟洒に映る。

ゴキヅル(合器蔓);
日当たりの良い水辺、河畔、溜池畔などに生えるつる性の1年草植物。
茎は細く5稜あり横に這うとか、巻きひげを巻きつけ他の植物等に這い上がる。
葉は長さ3~10cmで、細長い三角形から、基部が広がるものも混ざる。
質は薄くてやわらかく、無毛。花は、葉腋から花序が出て沢山の雄花と根元に雌花が咲く。
花冠は5つに分かれるが、顎も同じ形なので、10枚の花弁があるように見える。
地味な花で見過ごしてしまうことがよくある。

*   *   *   *   *  
《時節感慨・・ひとりごと・・》
愈々、国政・衆議院選挙が始まろうとしている。
野党の再編・理合理散で政治哲理的には、少しすっきりした。
新たな党名「立憲民主党」は、いただけない。
最近、思うに言葉の定義がなおざりにされてる??
「立憲」と謳うなれば、現憲法を否定することになる。
「護憲」でしょ彼等の主旨は!!
なんとなく語る・・・精査などしていないのでは。
「立憲民主党」を外国語に翻訳するのに???
英語に堪能なブログル諸氏に教えを請いたい。


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“庭の花暦10/01”《襍感・/・点描‘17-26》

マーガレットコスモス  キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Steirodiscus euryopoides
別名:ユリオプス、イエローエンジェル
タイワンホトトギス?? 交雑園芸種か??

《時節感慨・・ひとりごと・・》
一昨日、昨日と久しぶりにPCとニラメッコしていた。
眼の疲れを回復させるべく遠くを見たり、草花!?!を眺めたり。
手入れをしていない庭にユリオプス(マーガレット・コスモス)が顔を魅せている。
園芸種なのだろう、年中無休の様にしっかりと咲いている。
その脇でタイワンホトトギス(台湾杜鵑草)も顔を見せていた。
西表島に自生していると聞き及んでいる、一度自生を見てみたい。
庭に見えるは、日本固有種のホトトギスとタイワンホトトギスの交雑種か??
自生のものは、絶滅危惧ⅠA類 (CR)になっている。
台湾には他にvar. grandfloraとvar. glandosaの2変種がある、と本で見た。
植物探訪に台湾を訪ねてみたい。
*   *   *   *   *
愈々、国政・衆議院選挙に向かって、各々の政党が戦いを開始している。
陣容的掛け引きが、騒々しく繰り広げられているが!?!
しっかりとした政治理念・政策で議論して欲しい。
東京都の都知事選・都議会選挙の結果を踏まえると。。。!
人気投票であってはならない、と痛感する。
食欲の秋、清々しく選挙を終えて・・・美味しいお米を食したい。
神奈川県に特A米が現れた。その名は、「はるみ」!!



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“海岸の花”《襍感・/・野華‘17-19》

ハマギク(浜菊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Nipponanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Kitam.
種差海岸・葦毛崎展望台からの眺め。
「ハチノヘトウヒレン(キク科)[八戸塔飛廉]」

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ハマギク(浜菊);
関東北部から北海道の太平洋側の海岸付近の砂浜やガケなどに見れる花。
野生菊で最も大きな頭状花をつける。径約6cmの大きな白花(頭状花序)。
学名の様に日本固有種「日本の菊」である。
うみねこの繁殖地として有名な青森県八戸市蕪島近くの種差海岸。
秋を感じる頃、ハマギクが見頃を迎える。
寒さに強く、厳しい気候の海岸沿いの岩場などに楚々と白い花を咲かせる。
「逆境に立ち向かう」という花言葉で知られるハマギク。
東日本大震災の被災地でもある八戸、ハマギクに復興への思いが、、、。
葦毛崎展望台から見下ろすと、断崖の岩場に白いハマギクの群生が見られる。
種差海岸は、四季折々、幾種類もの植物がリレーのように次々と華やかに。
*        *       *
「ハチノヘトウヒレン(キク科)[八戸塔飛廉]」八戸市の海岸にだけ見られる花。
ナンブトウヒレンと思われてきたものが別種であることが判明、生育地名で名付けられた。
2008年に門田裕一氏によってナンブトウヒレンとは別種であるとされ、
新称ハチノヘトウヒレン「Saussurea neichiana Kadota」とされた。
種小名は八戸市在住の植物研究家根市益三氏にちなむ。
海岸沿いの風衝草原や林縁に生える多年草で、茎は高さ0.3-1.2mになる。
茎には発達した翼があり、鋸歯縁となることがある。
根生葉は長卵形で花時には枯れている。葉は深緑色で革質の長卵形。縁に鋭い歯牙がある。
茎の中~上部の葉は上のものほど小さく、葉柄に広い翼があって茎に流れる。
花柄は短く、頭花は直径2cmほどで、総状につく。総苞片は8列で鋭角的に斜上または圧着する。
総苞外片は長卵形で先はとがる。ナンブトウヒレンの総苞片は6列。

*   *   *   *   *  
《時節感慨・・ひとりごと・・》
来月の国政・衆議院議員選挙は、戦後(大東亜戦争後)、最も重要かつ注目の選挙だろう!?!
良くも悪くも政権を問う選挙だ。党利党略もあるが、代議士の人間性を重要視したい。

「希望の党」小池代表が、「日本をリセットする」寛容な改革保守目指す!!と設立会見。
党の綱領には「立憲主義と民主主義に立脚し、寛容な改革保守政党を目指す」
「情報公開を徹底し、しがらみ政治からの脱却」
「平和主義のもと、現実的な安全保障政策を展開」など6項目を掲げた。
「改革をする精神のベースにあるのは、これまでの伝統、文化、日本の心を守る保守の精神」として、
保守の立場で改革を進める意向を示した。
設立会見と言う最も重要な会見なのに小池代表は公務(都知事)のため約20分ほどで退席した???
二足の草鞋の弊害だ。党綱領が、抽象的で「寛容な改革保守政党」の内容は何か、全くわからない。
「ワイズ・スペンディング」等々横文字を用いての小池百合子氏の説明はいただけない。
小池氏の「しがらみのない政治、大胆な改革を築いていく新しい政治のために、
日本をリセットするために党を立ち上げる」との宣言、東京都政と同様甚だ懐疑的に映った。
小池都知事は、都政にしても「情報公開」しているのか???
「ワイズ・スペンディング(賢い支出)」をしておられるのか、聞いて見たいものだ。

勢い、マスメディアの偏向報道等々情報は、しっかりと得て、賢明に選択したい。
思想信条は、個人の自由だが、時の政権選択は慎重・冷静で有りたい。
以前の政権のツケを現政権は、何とか善処してきた。又、以前に戻る???
団塊世代の責任は、重い。爺としては、、、個人としては如何ともし難い。
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“庭の花暦9/25”《襍感・/・点描‘17-25》

ホソバノツルリンドウ(細葉の蔓竜胆)リンドウ科(Gentianaceae)
学名: Pterygocalyx volubilis Maxim.
シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)

学名:Lycoris x albiflora Koidz.

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ホソバノツルリンドウ(細葉の蔓竜胆)リンドウ科(Gentianaceae)
学名: Pterygocalyx volubilis Maxim.

ホソバノツルリンドウはツルリンドウに似ているが茎は細く紫色を帯びず、
葉は被針形で先が長く尖り、裏面が紫色にならない。
花は葉腋にふつう1個つく。萼筒は長さ5~20mmで4条の翼がある。
花冠は筒状で長さ30~35mm、白色で淡紫色を帯び先は4裂し副片はない。
蔓は緑色で細く長さは1m程度になる。
絶滅危惧種B類に指定されている。生育条件が揃わないと育たない珍しい花。
難しい生育条件があるのに庭の隅に咲いた!?!

今年は、白花の彼岸花も顔を見せてくれた!?!
シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)と呼ぶほうが似合ってる。
ヒガンバナの白花種。ヒガンバナとショウキズイセンとの交雑種。
わずかにクリーム色がかった所は、黄色のショウキズイセンの面影か。
花被片が反り返らない。葉も幅が広い。

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《時節感慨・・ひとりごと・・》
戦後、初めてと思える「群雄割拠」的衆議院選挙が行われようとしている。
而して、憲法問題を検討模索すべき人選の為の選挙と思って止まない。
だが気になる部分もある。保身・自己保身だけの立候補者が散見できること。
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“里山の初秋”《襍感・/・点描‘17-24’》

ヒヨドリバナ(鵯花) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Eupatorium chinense var. oppositifolium(E. makinoi)

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ヒヨドリバナ(鵯花);
ひよどり(鵯)の鳴く頃に咲くというのが名前の由来だが、鵯は一年中鳴いてる。
ヒヨドリバナは、山地に普通に見られる多年草で1~2mになる。
茎には曲った毛が密生し、林縁では茎が傾いたり、曲ったりすることが多い。
葉は対生し、卵状長楕円形、不揃いな鋸歯縁。
葉の両面に縮毛があり、葉裏には腺点が密にある。散房状に筒状の頭花を多数つける。
ヒヨドリバナは変異が多く、分類が難しい。サワヒヨドリなどとの雑種もある。

*   *   *   *   *  
《時節感慨・・ひとりごと・・》
国政が、動乱の様相を呈してきた。選挙は、戦いだが!?!
花の世界も人間模様も「良く良く」我が心に入ってきて欲しい。
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「大和市・泉の森」

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“秋に向かって!”《襍感・/・野花‘17-17’》

タマアジサイ(玉紫陽花)アジサイ科(Hydrangeaceae) 
学名:Hydrangea involucrata Siebold var. involucrata
沢筋ガレ場わきの平場に立派な玉紫陽花の樹が見事に花々を咲かせていた。
極小数の人間に魅せてくれている。
園芸種・人に依って植林されたものとは比べようもない強さを漂わせている。
自生・自然環境は、大切にしないと、って改めて感じた。

※ ※ ※ ※ ※ ※
タマアジサイ(玉紫陽花)、蕾みが開き花弁や萼が顔をだしている。
開ききると覆っていた殻は落ちてしまう。タマアジサイらしい瞬間。
タマアジサイ名は、丸い玉状のツボミの中で花を育てていることから。
谷川沿いや登山道わきの湿った所に自生している。
晩夏~初秋に咲く落葉低木。高さは約2m前後。
茎、葉に短毛が密生する。葉は対生し、葉柄があり、長楕円形。
縁に牙歯状の細鋸歯があり、鋸歯の先が芒状になる。
葉の両面はざらつき、葉の基部は円形、葉先は尖る。
蕾は苞に包まれ、球形、可愛い姿である。
開花状態だとヤマアジサイと間違えてしまう。
がヤマアジサイは葉幅が狭く、細鋸歯。花は白色が多い。
*  *  *  *  *  *  *
《時節感慨・・ひとりごと・・》
先日、思い立って滝を見に表丹沢鍋割山麓に出向いた。
手軽に見れる滝って結構の人混みになる。
大昔、見たことがあった「黒竜の滝」を思い出した。
特別印象に残っているわけではないが、麓自体がどうなったか、と!?!
その昔は、最寄りの駅から砂利路を歩き徐々に山の雰囲気を味わったものだ。
今は、狭いが舗装した林道路を行くと「表丹沢県民の森」入り口迄、車で行ける。
駐車場にに車を置いて、沢(四十八瀬川支流の沢)に下った。
しっかりと階段状になった道を降りると対岸に滝が見えた「黒竜の滝」である。
落差15m程、水量は程々にあったが控え目ッて感じであった。
誰も居ないその環境は、当に沢登り途中にある滝、と言った感じ。
紅葉・黄葉の頃に再訪したくおもって早々に引き上げた??
というのもこの周辺、ヒル(蛭)がとっても多い場所なのだ。
紅葉の頃には、蛭に出会うこともないだろう??
更には、1時間半位登ると「ミズヒ大滝」も見れる。林道が整備されているのだ。
表丹沢でも主稜から外れ登山者が少ない、静かな場所でもある。
丹沢の林道は殆どが舗装されている。かつては半日がかりだった所が、気楽に行ける。
年寄りでも、登山の準備をせずとも散策できる。便利になったものだ。
でも沢筋に下りて行くと昔の沢登りを思い出すほど自然は生き活きとしていた。
そんな沢脇に立派な玉紫陽花の古樹を観た。自生してる強さに感じ入った。

「秦野市三廻部」
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“秋の風味!?!”《襍感・/・点描‘17-20’》

クズ(葛)       マメ科(Fabaceae/Leguminosae)
学名:Pueraria lobata (Willd.) Ohwi subsp. lobata
英名:Kudzu, Japanese arrowroot
葉っぱに圧倒されてる!!
花をアップしてみると、かなり妖艶!?!

※ ※ ※ ※ ※ ※
クズ(葛);
クズのデンプンはかって葛湯や葛粉として、根は葛根湯として薬用に用いられた。
蔓で繁殖、都会の空き地やフェンスにも絡みついているのが、あちこちで見られた。
邪魔者あつかいのクズであったが、秋の七草の一つである。
茎の基部は木質になるが、よく伸長し他の植物に巻き付いて長さ10mになる。
甘い香りのする紅紫色の花を多数つける。
全体に黄褐色の粗い毛がある。
*  *  *  *  *  *  *
「研究者ノート」(筑波大・奥山雄大)
荒れ地や路傍と、どこにでもある厄介な雑草ですが、
可憐な花を咲かせることはよく知られています。
でも花の香りを嗅いだことはありますか?何ともブドウのような甘い香りです。
この香りで花粉を運んでくれるクマバチを呼び寄せているのだと考えられます。
実はこの香りの主成分、アントラニル酸メチルと言って、飴や炭酸飲料、
清涼飲料水のブドウ風味の香りをつけるのに用いられている物質そのものなのです。
まだまだ残暑の厳しい中、クズの花を思い浮かべながら、
ブドウ味のジュースを飲んでみるというのはいかがですか。
*  *  *  *  *  *  *
かつて大和国(奈良県)吉野川(紀の川)上流の国栖(くず)が葛粉の産地であった。
8月のおわり頃から9月にかけて房状の花を咲かせるが、花は葉群の下になって目立たない。
伐採跡地や放棄畑、道路端などに繁茂し、大群落を形成していることも多い。
盛夏には1日で1m程も伸びると言われるほど成長し、太い茎を伸ばして繁茂する。
(観察すると、24時間で25cm、ほぼ1時間に1センチの割合で伸びた!!)
さらに、3枚1組の大きな葉で太陽のエネルギーを一杯に吸収する。
クズは何かに絡まって伸びていくので、茎を太くする必要がない。
その分、葉に栄養が廻り他の植物を枯らしてしまうほど葉を茂らすことができる。
クズの根を秋から春にかけて、地上部に残った茎をつたって、掘り採ります。
十分に水洗いし乾燥しやすいように外側の皮を取り除く、
板状、又はサイコロ状に切ってから天日で乾燥させる。これを生薬名で葛根(かっこん)と言う。
漢方薬の葛根湯(かっこんとう)、桂枝加葛根湯(けいしかかっこんとう)などに配合され、
漢方薬に最も多く配合される薬草のひとつである。
葛根(かっこん)は主に漢方処方の葛根湯の主薬となり、
葛粉で作る葛湯(くずゆ)は、風邪などに用いると効く寒気や下熱、喉の渇きや下痢止めにも効果ある。
食にも供する。葛のツルの新芽は、コクがあって美味しい!葛蔓のみそあえ(たらの芽より美味?)。
葛の芽のてんぷら(マメ科特有のコクがあり珍味)、葛新芽のおひたし、葛のおひたし。
日本では、 秋の七草として慣れ親しんできたクズだが、米国を始め海外の各地に進出するに及んで、
国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来生物ワースト100」植物に指定された。
その猛烈な繁殖力から「植物界のエイリアン」と言われている。
クズは、真夏に一旦成長を中止する、そして葉をたたんで水分の蒸発を防ぐ。
(古来から歌に詠まれた「裏見草はクズの別名である)
我が国の夏草の大部分は真夏までに成長をやめるが、クズはあきらめない。
秋の雨に遭う頃からクズは再び成長を開始し、2段ロケットのように茎葉を広げ、
今度は一転して光合成した栄養分を地下の塊根に貯め込むことに専念するのでる。 
このライフサイクルを観察したアメリカの学者が、
「クズは成長と己のシェアー拡大以外は眼中にない植物である」と評したと言う。
それはバブル期以前の日本の商社に冠せられた言葉と似ている。
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“青い手鞠・花”《襍感・/・点描‘17-18’》

ルリタマアザミ(瑠璃玉薊) キク科 (Asteraceae/Compositae) 
学名:Echinops ritro
別名:ウラジロヒゴタイ(裏白平江帯)
蜜もあるのか!?!
これもルリタマアザミか??
画像だけでははっきりと識別できない??

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ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)
ルリタマアザミの蕾みは、蕾みを包むガク片の中でもすでにトゲトゲの丸姿。
花が開き始めた直後に近づいて見ると、
5枚の花弁を持つ小さな花が集まって球状になっていることがわかる。
ヨーロッパや西アジア原産で、日本には園芸用や薬用として渡来。
日本原産のヒゴタイやテラオカアザミにそっくりだが、
これらはキク科ヒゴタイ属で、こちらはキク科アザミ属。
葉の裏側に白い毛が生えるので、別名はウラジロヒゴタイ。
解熱や解毒、炎症止めの薬草としても栽培される。
リトロ〔E. ritoro〕(和名:ルリタマアザミ)は、
庭植えや切り花やドライフラワーに利用される。草丈は、1m前後になる。
葉は長楕円形で深く切れ込みが入り縁にトゲがあり、アザミに似ている。
夏に咲き、淡いブルー、もしくは白色の小さな花がまとまって咲く。
直径4cm~5cmの真ん丸な球形(頭状花)姿、故ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)の和名がある。
日本にはヒゴタイ〔E. setifer〕が自生しているが、その自生地は極端に減少している。
ヒゴタイは環境省のレッドデータブックで、
絶滅危惧IB類(近い将来絶滅の危険性が高い種)に指定されている。
名前はギリシア語のエキノス(ハリネズミ)とオプス(似る)から。
※   ※   ※   ※   ※   ※
《時節感慨・・ひとりごと・・》
北朝鮮は、北海道上空を通過した29日のミサイル発射について、
中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練であることを表明した。
米韓合同軍事演習への対応措置、そしてその序幕にすぎない、と述べている。
米トランプ政権に突き付けた挑発行為なのか。
驚いたことには、「日本が慌てふためく大胆な作戦を練った」とし、
1910年に日本による朝鮮統治が始まった韓国併合条約の公布日、
8月29日に合わせ、実施した点を強調した。
火星12は、順安(スナン)飛行場から発射、「首都で初めての発射訓練」とも発信。
ミサイルの性能が完璧なものになった、と強調している。
周辺国の安全にいかなる影響も与えなかったとも主張した。
*  *  *  *  *  *  *
朝鮮統治に遡っての主張となれば、第二大戦後の拉致問題、日本側の対処は、困難を極める。
日本国民、世論の大きな声が必用、、、と思える。マスメディアのキャンペーンを望みたい。
※   ※   ※   ※   ※   ※


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