“こどもの日^^)”《凡声・/・囈‘18-04》

新潟県内で見られる三角粽(ちまき)と草団子。

《時節感慨・・呟記・・》
「こどもの日」って、なんとなく日本に相応しい、とかんじる。
端午の節句だが、子供全般を祝う「童(わらべ)の日」って表現したい。
僕の幼少期(小学五・六年ころまで)は病弱で自宅で過ごすことが多かった。
その頃の「こどもの日」は、我が家に友達が集まって、柏餅を食べたものだ。
庭に吹流し親子鯉を上げ、門には日の丸を掲げていた(旗日⇒祭日はいつも)。
ごく普通に見られた光景だと思ったが、最近は日の丸国旗を見ない。

高校1年の5月の連休時に越後駒ヶ岳に連れて行ってもらった。
どこの駅(当時国鉄)で降り、どんなルートで登ったかは忘れてしまった。
が、美味しい食べものは、覚えている。それが、画像の三角粽(ちまき)と草団子。
梱包方法が、見事だ。これは「用と美」を併せ持つ日本文化のひとつって思う。
日本各地には、こうした郷土文化が沢山のこっている。大切に継承して頂きたい。
*   *   *   *   *
-_-以下、資料より-_-
新潟県産コガネ餅100%餅米の甘さが生きています。
良質の新潟県産のコガネ餅を使用し、
一つ一つ、笹を手で巻き、丁寧に湯で上げます。
餅米の美味しさを十分に引き立てた新潟のちまきをご賞味ください。
上杉謙信が戦に備えた!?『三角ちまき』
承平年間(931~938)の記録に米を植物の葉で包み、
これを灰汁で煮込むという製法が載せられています。
灰汁の持つ殺菌力や防腐性を用いた保存食が、その後、
各地で改良され受け継がれたものです。
餅米を笹の葉で三角にまき、お湯で煮た「三角ちまき」が今に伝えられます。
甘くしたきなこをまぶして食べるので、おやつとして子どもにも人気です。
端午の節句の祝い菓子に使われたり、お土産に。
郷土の風情懐かしい三角ちまきです。

新潟日報にて「笹団子で厄払い」という記事が掲載されていた.
今はおやつ程度にしか思えない笹団子や粽(ちまき)は
昔、贅沢な行事お菓子、厄除けの縁起菓子だったのです。
東京の浅草橋にある天王社(現・須賀神社)は江戸時代から「団子天王」と呼ばれて親しまれた。
明治以後、祇園牛頭(ぎおんごず)天王を祀る天王社の名は廃止されましたが、
人々に親しまれた「天王さん」「祇園さん」の呼び名は健在です。
京都の祇園さん(現・八坂神社)の祭りには、厄除けの粽が授与されます。
粽といっても今は食品ではなく、粽のかたちをした守りです。
それが江戸の天王社では、粽ではなく団子、それも笹団子が厄除けの縁起ものでした。
その笹団子は新潟のようなものではなく、
笹竹の枝に小さな団子や餅をつけたものでした。
旧暦6月満月の頃、厄除け祈願として笹団子をつくり、天王社へ奉納したようです。
奉納に向かう人が、ささげ持つ枝に群がって
笹の枝には団子がついてないようなこともあるほど人気だったとか。
誰かが持ち去るという事にも、厄を祓う(はらう)、
厄を落とすという意味合いがありました。
現在では参詣者へ授与するため、氏子達が神社で作ることで行事が続いています。
ですので、落ち着いて祭礼に出かけ、笹団子をいただいて帰る事ができます。
笹団子は、「笹団子守」ともいわれ、護符ですから、
病にかかった時は、煎じて飲んだそうです。
今のような薬がない時代に、白米でつくった団子は、米の精霊によって、
厄を祓うことができると信じられていたのです。
新潟の笹団子も、オオヤマボクチやヨモギを入れること、
笹の葉で包むこと自体に、厄除けの意味があったわけです。
こうした菓子をつくることができた新潟県は、本当に豊かだと思います。
その豊かさは、先人たちの丹精込めた米づくりや、災害との戦いのおかげです。
豊作を祈る行事も、あらゆる節目に繰り返し行われました。
ですから、新潟県は稲作に結び付く護符や縁起菓子の宝庫でもあるのです。

*   *   *   *   *

現代社会は、休み・祭日の過ごし方が多様化され、伝統行事も余り重要視されていない。
がしかし、コンピューター社会にあっても書籍・活字媒体が重宝されている。
同様に、伝統文化もより表に出てきてよいやに思う。
西洋文化が、日本人の衣食に大きく・深く入って来たのに比べて。
とりわけ和服・和装習慣が薄れてきた。利便性かも知れないが。。。!
昔の越後駒の登山口辺りの農村集落では、“もんぺ”姿しか見れなかったと想う。
今、農作業以外で“もんぺ”を着用してる人は少ないのでは!?!
話はかわるが、全国各地に外国人観光客が増え続けているようだ。
先般の冬期オリンピックの帰国の途、日本に立ち寄った西欧の知人達。
僕の体調不良で、家族が代わって案内したが、1ヶ月余り各地を訪ねた。
観光目的だから日本的土産を求めるのは当然かも知れないが、、、。
和服古布やもんぺ・はんてんを好んで求めていた婦人がいた由。
西欧では、人気があるらしい、和装品が。
先日、知人の一人が鯉のぼりと、兜を送って欲しいと連絡してきた。
家族が探して送ったのだが、、、お孫さんからお礼のかわいい手紙が届いた。
日本の伝統文化を再認識した、端午の節句。各地に旅したくなった。

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