※ ※ ※ ※ ※ ※ トキワツユクサ(常磐露草) 元もとは、観賞用に輸入されたらしいが今は野生化している。 傾伏する茎に多数の無性芽をつけて栄養繁殖を行う。 愛知県では自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例により 条例公表種(平成23年3月30日公表)とされ、野外へ放つ事は禁止である。 一般的に見られるのは全体がほとんど緑色で種子ができないものと、 茎や花柄、葉裏などが紫色を帯びるものの2タイプがある。 最近、全体が緑色のものをミドリハカタカラクサと呼び、 紫色を帯び結実するものを狭義のノハカタカラクサとされてるようだ。 我が家のは、ミドリハカタカラクサか?? 茎が枝分かれし腐葉中を根茎状に横に這い、先が斜上している。 節はやや膨らんで斜上している。這う茎の節の上には葉身のない筒状の鞘がある。 斜上する茎上部の鞘には葉身がつく。 茎の上部の葉にほぼ対生して、葉鞘の中から長さ約1㎝の花序柄が出て分枝している。 茎の色は緑色、下部の細く、這う部分の茎は赤紫褐色を帯びている。 葉はほ2列に互生し、花のつかない茎の葉が大きい、葉縁には微細な縁毛があった。 花序は頂生又は上部の葉に対生して花序枝を出し、先に苞(総苞)がつく。 苞は仏炎苞状、2個が接してほぼ水平につき、基部が距のように膨らむ。 花は、結構長期間、咲き続けている。花序に1~2個ずつ花が付いている。 ドクダミ(毒痛み、毒溜み) 強い臭い、毒と付く名前のせいか、毛嫌いされる植物と言えよう。 本来は、解毒や痛み止めの薬という意味の「毒痛み」か「毒溜め」からきていると言う。 花びらのように見えるのは総苞片で、淡黄色の突起に雄しべと雌しべがある。 この花が咲くと愈々梅雨がやって来るのかって思う。 仲間には八重咲きの ヤエドクダミ、赤黄色の腑が入るフイリドクダミがある。 民間薬としても有名で薬効が10種もあることから十薬とも言われている。 特有の臭いだが、乾燥すると臭いは消え、ドクダミ茶になる。 ハルジオン(春紫苑) 普段、見かけているのは白色花だが、ピンク色のハルジオンの花もあるらしい。 大正時代に園芸鑑賞用として渡来、今や雑草と呼ばれている。 ハルジオンと良く似た花にヒメジョオンがある。 ハルジオンの蕾は下向、対してヒメジョオンは上向き。 ハルジオンの茎は中空で長い軟毛が生えてる。根生葉は、花期にも残っている。 葉は長楕円形(へら形)、葉柄に翼があり茎葉の基部は茎を半分ほど抱く。 花は、白色~淡紅色。春先から咲いており花期は長い。 よく似たヒメジョオンは秋まで花が見られ茎は中実で舌状花の冠毛がない。 ハルジオンの葉は基部が茎を半分ほど抱くが、ヒメジョオンの葉は、茎を抱かない。 ※ ※ ※ ※ 《時節感慨》 関東地方も梅雨入り宣言をした。 身辺の西洋紫陽花も開花し始めている。 隠居!?!宣言をして身の回りも整理出来つつあるって感じていたのだが、、、! 諸々の事情が出てきて、紫陽花鑑賞に行く暇が持てそうにない。 動き・・頭を少し使うのは、老いを防止するのに良いかって嘯いている。 近間で花々を探すのも一幸か。元気に梅雨を乗り越えよう。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※