《襍木草・/・古往今来55》半鐘蔓のその後

こんな場所に佇むと、森の奥深くに居る錯覚に陥る。
「森林浴・緑浴」
人々の声が聞こえる場所だが、高木の緑に隠れて、薄暗い。
綿毛が飛ぶと・・・種子が顔を出すが・・・どこ!?!
ハンショウズルの「綿帽子」(果実)、花姿からは想像もできない。
が、 センニンソウやボタンヅルの仲間、 テッセンもそっくりだ。

4月30日誌に半鐘蔓を掲載した。
植物愛好者でなければ通らない蜘蛛の巣を避けながらの道。
そこは雑木林の奥深い所ではない。
5メートルと離れていない所に散策路が通り、人通りも結構ある。
樹々で隠され、死角にひっそりと姿をみせる半鐘蔓。
おおよそ1ヶ月間に数度、拝しに行った。

社寺林、里山等と称されているが、かつては、生活地と里山の間に草地があった。
それが自然植物社会であり動物社会との共存環境だ。
動物が人間生活地に下りてくる、自然環境を考慮せず開発したのは、人間の業である。

東北震災後の復旧でこうした自然環境を取り戻すべく努力・方向性を目指せる期で在ると思う。
防波堤には自然な樹木を用いるのが、木の文化を象徴する日本的処置ではあるまいか!!


5月24日誌「4/29~5/23大和市・泉の森」
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