記事検索

フリースペース

【編集指針】ご訪問ありがとうございます。 ■当サイトはEBMを意識しながら薬剤師が関わる地域医療をテーマにその実践記録や医学文献の紹介を目的としています。一定の学術的見解または治療方針を示すものではありません。 ■当サイトが提供する医療情報は医師の診療や薬剤師の日常業務を支援する目的で発信しているものを含みます。 ■当サイトが提供する情報の最新・正確な内容につきましては原著論文等でご確認頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。 ■当サイトの内容は管理者個人の意見であって、所属施設の意見や立場を代弁もしくは表明するものではありません。 ■EBMや医学論文に関する基本的な解説は日経DI オンライン:「症例から学ぶ 薬剤師のためのEBM」(要無料会員登録)に掲載させていただいております。合わせてご活用ください。

【おすすめWEBサイト】 CMEC-TV/TOPページ 地域医療ジャーナル 地域医療日誌 by COMET 地域医療日誌 栃木県の総合内科医のブログ 地域医療のための総合サイト hidex公式ブログ『はぐれ薬剤師のココロ』 ■旧ブログ Blogger版 地域医療の見え方 薬剤師の地域医療日誌 薬剤師のケースレポート日誌 エビデンスの見え方 ■薬剤師のジャーナルクラブ JJCLIP公式フェイスブックページ当ブログの記事検索 ■英語論文執筆者のための英文校正サービス エナゴ

ブログスレッド

  • カルシウム拮抗薬と薬剤性パーキンソニズム[地域医療の見え方.2017.Jan.27;3(78) ]

カルシウム拮抗薬と薬剤性パーキンソニズム[地域医療の見え方.2017.Jan.27;3(78) ]

スレッド
薬剤性パーキンソニズムというと、強力なドパミン受容体遮断作用を有する抗精神病薬が有名ですが、その臨床症状は、特発性パーキンソン病と非常に類似しており、しばしば誤診されていると言われています。
(Mov Disord. 2008 Feb 15;23(3):401-4. PMID: 18067180)

そのため、薬剤性パーキンソンニズムの正確な有病割合やその発症率はあまり明確ではないようです。しかしながら、いくつかの疫学的研究では、パーキンソニズムの原因として薬剤性が第2位に挙げられています。
(Mov Disord. 2003 Mar;18(3):267-74. PMID: 12621629)
(Mov Disord. 2006 Jun;21(6):800-8. PMID: 16482566)

なお、50〜89歳の男性および女性における運動障害の、実に5分の1が薬剤性であるとの指摘もあります。
(Lancet Neurol. 2005 Dec;4(12):815-20. PMID: 16297839)

薬剤性パーキンソニズムのリスクファクターとして最も明らかなのは年齢であり、また性別では男性に比べて女性でリスクが高いことが示唆されています。これはエストロゲンがドーパミン受容体の発現を抑制に関連しているとことが原因だと考えられています。
(Am J Med. 1995 Jul;99(1):48-54. PMID: 7598142)
(Arch Intern Med. 1989 Nov;149(11):2486-92. PMID: 2684075)
(J Neurol Neurosurg Psychiatry. 1988 Jun;51(6):850-4. PMID: 2900293)

また、ドーパミン受容体遮断薬を服用している患者のすべてがパーキンソニズムを発症するわけではないために、遺伝的要因も発症に関与していると考えられています。
(Mov Disord. 1989;4(2):121-8. PMID: 2567491)

抗精神病薬は、薬剤性パーキンソニズムの最も一般的な原因ですが、一部の消化管胃腸運動促進薬や抗てんかん薬、そしてカルシウム拮抗薬でも薬剤性パーキンソニズムを起こし得ると言われています。

カルシウム拮抗薬とは個人的には少々意外でしたが、これは特に片頭痛予防に用いる薬剤のようです。
(J Clin Neurol. 2012 Mar;8(1):15-21.PMID: 22523509)

確かにロメリジンの添付文書には「パーキンソニズムの患者」が慎重投与となっており、副作用に錐体外路症状が挙げられています。しかしながら、実はアムロジピンの添付文書にも、副作用の項目に錐体外路症状の記載がしっかりあるんです。
薬剤性パーキンソニズムは、原因薬剤を中止することで、多くの場合、可逆的ではありますが、症状が完全に解消するには数カ月かかることもあり、一部の患者ではそれが長期間持続することさえあると言われています。
(Postgrad Med J. 2009 Jun;85(1004):322-6. PMID: 19528308)

アムロジピンなど、カルシウム拮抗薬でも降圧薬として用いる薬剤は、プライマリ・ケアの領域でも使用頻度が非常に高く、長期間の投与が必要となるため、もし仮に薬剤性パーキンソニズムが誘発されるのだとしたら、これはなかなか軽視できない問題だと思います。この記事ではカルシウム拮抗薬と薬剤性パーキンソニズムについてエビデンスレビューを行いました。

続きはこちらで
カルシウム拮抗薬と薬剤性パーキンソニズムに関するレビュー
https://note.mu/syuichiao/n/n4665372115cc

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ