記事検索

詩は元気です ☆ 齋藤純二

https://jp.bloguru.com/shoboter99

フリースペース

⚪︎ X (旧Twitter) 齋藤純二
https://mobile.twitter.com/@shoboter123

⚪︎リンク 🔰初心者向け詩の掲示板
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear

⚪︎リンクㅤネット詩誌『MY DEAR』
http://www.poem-mydear.com/

⚪︎MY DEAR 詩の仲間たちツイッター
https://mobile.twitter.com/mydear2000s

“ # ” のついたタイトルはツイッター詩(140文字以内)

虹の作業員 2 (全10編)

スレッド
≡ 2 ≡



作業員が雲の上に来て一ヶ月
百三色の虹がひとつ
百十色の虹がひとつ
百十八色の虹がひとつ
百二十色の虹がひとつ
つくることができた

百二十色の虹は三十年ぶりのことであった
下界からは拍手が竜巻にのって舞い上がって来た
作業員はその拍手を聞いて、雲の上を走り回り大喜び

「こんなにうれしいことは初めてだ! わたしはここへ来てよかった!」
作業員は叫びながら、雲でつくられた高台に立っている班長のもとへ走った
「班長様、下界の拍手を聞きまし……?」
「…………」
「どうして班長様は、涙を流しているのですか?」
「…………」
「今、本社の人間が来ている。お前を事務所で待っているから、行け!」
班長は涙さえ拭けずにいた
「はい」
作業員は「失礼します」と言って、班長の涙を拭き事務所へ向かった

事務所に入ると、背広を着た本社の人間がいた
「君がここの作業員だね?」
「はい、そうですが……」
「えー、先週我が社で発売した百二十色の虹が、
下界では評判となり誰が水蒸気を集めたのか、問い合わせが殺到した。
だから、君には下界で記者会見に応じてもらうことになった」
「えっ、私がですか? それなら班長様が記者会見に行くべきだと……」
「なにを何を言っているんだ、君は! あいつは口しか動かない三十年後の君だろ。
もう辞めてもらうことは本社で決まっている!」
「……えっ、それはどう言うことなのでしょう?」
「んー、聞かなかったことにしてくれ。
雲の上では未来のことを話してはいけないことになっている。
そんなことより、君を下界の記者会見会場に連れて行く。
はやく、あの雲に乗りなさい!」
本社の人間は小舟のような雲を指さした
「……私は班長様で……班長様が私……、どうなっているんだ……」
「いいから、早く乗りなさい!」
「は、はい」

作業員がその雲に乗ると、夜空には一番星が輝いた



続く。。。

#虹の作業員 #詩

ワオ!と言っているユーザー

虹の作業員 1 (全10編)

スレッド
私はひとつの想像をしました
雲の上にいる友人は虹をつくっていると



≡ 1 ≡



水蒸気をバケツで集め、休む暇もない
虹の作業員は近頃忙しい
雲の上ですってんころりん
笑って楽しい雨を降らせている
たまに威張って指示する班長に叱られながらも
あっち行って、そっち行って、水蒸気を追いかける

「班長様、あなたも水蒸気を集めを手伝ってください」
「バカを言うな、俺は班長だぞ!」
「そうでした。あなたは班長様、失礼しました。
でも、汗をかくって気持ちいいですよ」
「俺はもう疲れたんだよ。口しか動かないんだ!」
「苦労されたのですね……」
「わかればろよしい」と、直立不動の班長は言った
「えーと、班長様に訊きたいことがひとつあるのですが?」
作業員は恐る恐る班長の顔を覗き込んで言った
「お前は虹の作業員だろ。喋る暇があったら水蒸気を集めろ!」
「はい」
班長の大きな声に作業員はすってんころりん
雲の上に仰向けになると太陽がぽっかり浮かんでいた
作業員は班長から叱られるとドキドキしてしまうので
すぐに立ち上がり、また水蒸気を集めはじめた

「おい、太陽が出ているだろう。作業は終わりだ」
「はい」



続く。。。

#虹の作業員 #雑記

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
ハッピー
悲しい
びっくり