埼玉詩祭の第一部・埼玉詩人賞贈呈 受賞 詩集『魚の影 鳥の影』(土曜美術社) 川中子義勝 おめでとうございます! 受賞者の紹介・清水 茂 (元日本詩人クラブ会長)の言葉より 「川中子義勝さんという人間は、対象物を知ろうとし、歩けないライオンの足に入った棘を抜きとるような優しさを持つ詩人」と。
死ぬまで毎日 詩は書いているのだろう そう思っていた そのこだわりは つまらなく感じたのである 今日は 一作も詩を書かなかった 途切れた時 何かが起きるんだ そう思っていた ごはんを一日食べなかった それぐらいのことだった たいしたことはない 一日 詩を書かなくても 私という作品は 途切れることなく毎日 磨けばそれでいい