記事検索

腹黒

スレッド
知らねえなっ
俺がどんだけ腹黒いか
日々の吐き出したら吐露吐露的な
黒いモノがどんどん
溜まっていること

まあ、俺がどんだけ腹黒いか
って、話だ

因みにその黒いモノ
って、書痴の未熟な
文字の集合体って、ところかな

えっ、何を言っているか、だって

そりゃ、成長の出汁が
俺を腹黒くしている
って、ことだよ

わかるだろ?

へえ、わからねえ、って

#詩

ワオ!と言っているユーザー

生徒諸君に寄せる/宮沢賢治

スレッド
中等学校生徒諸君
諸君はこの颯爽たる
諸君の未来圏から吹いて来る
透明な清潔な風を感じないのか
それは一つの送られた光線であり
決せられた南の風である

諸君はこの時代に強ひられ率いられて
奴隷のやうに忍従することを欲するか

今日の歴史や地史の資料からのみ論ずるならば
われらの祖先乃至はわれらに至るまで
すべての信仰や特性は
ただ誤解から生じたとさへ見へ
しかも科学はいまだに暗く
われらに自殺と自棄のみをしか保証せぬ

むしろ諸君よ
更にあらたな正しい時代をつくれ

諸君よ
紺いろの地平線が膨らみ高まるときに
諸君はその中に没することを欲するか
じつに諸君は此の地平線に於ける
あらゆる形の山嶽でなければならぬ

宙宇は絶えずわれらによって変化する
誰が誰よりどうだとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言ってゐるひまがあるか

新たな詩人よ
雲から光から嵐から
透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ
 
新しい時代のコペルニクスよ
余りに重苦しい重力の法則から
この銀河系を解き放て

衝動のやうにさへ行われる
すべての農業労働を
冷く透明な解析によって
その藍いろの影といっしょに
舞踏の範囲にまで高めよ

新たな時代のマルクスよ
これらの盲目な衝動から動く世界を
素晴らしく美しい構成に変へよ

新しい時代のダーヴヰンよ
更に東洋風静観のキャレンジャーに載って
銀河系空間の外にも至り
透明に深く正しい地史と
増訂された生物学をわれらに示せ
おほよそ統計に従はば
諸君のなかには少なくとも千人の天才がなければならぬ
素質ある諸君はただにこれらを刻み出すべきである

潮や風……
あらゆる自然の力を用ひ尽くして
諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ

ああ諸君はいま
この颯爽たる諸君の未来圏から吹いて来る
透明な風を感じないのか





『春と修羅』(1922)より
#詩

ワオ!と言っているユーザー

炊事の詩

スレッド
風は強し
身体を揺らしながら帰宅

もう誰もいないリビングの
テーブルにiPadを置く

鍋の蓋を開けると
昨夜に仕込んであったカレーが
すでに底が見えそうだ
ココナッツミルクをたくさん入れ
やさしい味になっていた
好評でなにより
こんなことで炊事父さんは嬉しい

私はカレーライスと
昨夜のおでんを突っつく
おでんはイマイチ不評なのか
明日の朝もおでんを食べることにしよう

そして明日はラーメン
汁を六人前煮込んで
キャベツともやしをひき肉とあえて炒め
おまけにニラと長ネギも入れ
具も硬めに仕上げておく
夏なら作り置きすると
冷蔵庫に入れないと腐ってしまうが
冬は蓋をして放置だ
寒いことも良いことがあるもんだ

明日も私は帰宅が遅いから
残されて家族でラーメンを楽しんでくれ
ご飯もタイマー予約で炊いとくから
冷蔵庫にある明太子とかつまんでくれ

そして山になった汚れた食器
これを洗うことが私を成長させてくれる
愛は惜しみなく綺麗にして
明日のささやかな喜びに繋げる
父さんのもうひと頑張り

横になりiPadを両手で持ち
さらさらと夕飯作りの詩なんて書いている

やはり詩だけを書こうとして
詩は書けやしない
夕飯を作ったり食器を洗ったり
生活の証がそこにあって

今晩も炊事の詩を書けることに
幸せを感じながら
もう床が添い寝をしているのだから
私は眠ってしまいそうだ

#詩

ワオ!と言っているユーザー

今日は晴れるって

スレッド
二月のどんより空
朝のゴミ出しに風がご挨拶
まだまだ寒いでしょ
と、冬の口からはき出され

天気予報では
今日は二十度まで気温が上がるとか
雲の切れ間さえわからない空
ほんとうだろうか
疑いの朝を晴らしてくれ
寒さに気負うことも忘れるから

あれれ
また布団の中に入って
どんより空を思い出しては
グレイな重さや
寒さを少し楽しむ自分発見したりする

学校をサボりたい子どものように
仕事をサボったらなんて考えてみれば
ちっとも変わっていない自分を発見したりする

あと五分
あと五分

どのタイミングでどんより空へ
また向かって行くのだろう

他人ごとのように考えながら
どんよりに支配されたくて……

ほんとうに今日は晴れるのだろうか

#詩

ワオ!と言っているユーザー

詩/初

スレッド
初の詩人会へ。
初めて詩人たちに会う。
そして、初めて人前で自作の詩を朗読。

まあ、読めた。
たぶん詩の内容は伝わったと思う。

会が終わり、トイレへ。
便器の隣りに貫禄ある詩人。
「良かったよ、詩」
初めて口頭で詩を褒められた。

「出だしの2030年、っていうのがいい。
みんな過去ばかり詩にする。
ああ、俺も未来の詩を書くんだよ」

詩人たちの打ち上げに初めて参加。
前、右、左、後ろ、みんな詩人。

「俺は詩の話なんてしない」
と言っていた詩人、だが、ほとんど詩の話だった。
初めて聞く詩人の詩の話。

なんだかんだ言って、みんな詩が好きみたいだ。

いるんだ、詩人。
いたよ、詩人。

そして、四月に『詩の虚言朗読会』へ。
初めて聞く詩のライブを楽しみにしている。

詩人との交流、めちゃ楽しいぜ。

#詩

ワオ!と言っているユーザー

拒絶の詩

スレッド
伝えたいことを
伝えるようとする
靄がかかっていても
詩表現の景色ごと
覗くことができればよい

詩は自由に表現してこそ
文藝の世界だとは思うが
最近、妙に引っかかる

クイズのような詩が
俺に拒絶を膨らませては
溜息をつかせている

#詩

ワオ!と言っているユーザー

追いかけて来る

スレッド
村に偏見のある時代
俺はいつも追いかけられていた
泥を投げられ、石を投げられ
人間の底の底

村で何か起きれば
全て我々家族が悪くて
違うなんて言えない
頭を下げることで受け容れれば
我が家になんとか仕事は与えられる

子どもの頃は
毎日のように村人に追われ
俺は頭がイカれたふりをして反発せず
なんとか生きていけた

いつも追いかけられ
現実も夢の中でも
村人が俺を追いかけて来る

ある日、村で火事があった
村人は俺が犯人だと追いかけて来た

腹を括った
「俺がやった!」

これで俺は村人にやられ
やっと死ねるんだと
しかし、犯人は誰かだということは
村人は知っていたのかもしれない

俺は死ねなかった

村人は追いかけて来る
陸にいる限り追いかけて来る
村人が追っては来れぬところに行こう
そう考えるようになった

大人になった、時代も変わった

俺は漁師になった
海には村人が追いかけて来れないと考えたから

やっと自由になった
と、思った途端に不安が襲って来た

追いかけられた中に
安心を育んでいたことに気づく

俺はもう追われていなければ
生きてもいられない人間になっていた

追って来る者のいない恐怖
正常な社会を知らぬ俺は
もう生きている場所が見えなくなった

今、船は揺れ
波が俺を誘っている

さあ飛び込め、楽にしてやるぞ

海が追いかけて来る
どこまでも海が追いかけて来るが
俺はまだ生きている



(先日、ある方の話を聞き詩にしました。内容は少し違うモノになっています)

#詩

ワオ!と言っているユーザー

ふあふあ

スレッド
ちょうど真ん中あたりにいるようだ
それもなんとなく、そんな感じで

私は良い人なのか悪い人なのか
ちっともわからないけど
まあ、どうでも

右へ進んでいるのか、左へ進んでいるのか
それとも進んではいないのだろうか
まあ、どうでも良いことはどうでも良い
そういうことでどうでも良い

何のための何さえ思い出せず
何となくふあふあしている

ああ、わかっていることがあった
ふあふあしている

わからないことばかりだけど
それが今はどうでも良さそうな感じ
ふあふあ、ふあふあ、ふあふあ

ふあふあしている……

……あれれ、誰かが何か言っている

「お客さん、終点ですよ」

#詩

ワオ!と言っているユーザー

超越の微笑み

スレッド
二十五年前のこと
母が入院して抗がん剤治療をしていた
介添えのために病室へ顔を出すと
苦しい筈なのに息子の私を見て微笑む

私は入院で必要な物品を買いに
地下の売店へよく行った
その時に両足のない青年が
車椅子で来店する姿を目にした
太ももには包帯が巻かれている

彼は店員さんに
「こんにちは」と言って微笑んでいた
とても足を失ったばかりの表情ではない
自分にさえ憫然たる心もちであろうに……

自分がその状況だったら
あの振る舞いができるだろうか
いや、そんなことは到底無理だ


それから四ヶ月が過ぎた……

母の抗がん剤による副作用は凄まじいものだった
髪の毛は抜け、爪はボロボロになり
口の中は荒れて穴があき
痩せこけて震える手でご飯を食べれば
涙のように零れていた
母は死に物狂いで抗がん剤と闘っていた

そして、彼を久しぶりに売店で見かけた
ああ、また入院しているんだ
そう思った矢先に気付く

車椅子に乗る彼の右手は切断されていた

現実はこんなにも残酷なのか
彼が何をしたって言うんだ

それでも左手一本で病室から車椅子を漕ぎ
地下の売店まで自力で来ていたのだ

店員がお買い物袋を差し出すと
「ありがとう」
その声は可哀想という言葉も
寄せ付けない明るさをもって微笑んでいた
いったい何がどうすればこうなるのだ

私はもう自分の存在すら怪しくて
生きていることが恥ずかしくて狼狽え……


母は抗がん剤治療を半年間耐え抜き
地獄のような日々に終止符を打つ
どれだけの苦しみの山だったのだろう
本人でないと越えた辛さは分からないが
私も退院の日には自ずから涙が流れた

母の入院を通し確信したことがある
綺麗事を言っていると罵られてもよい

人間は強くて美しくなれるんだ

苦しみに立ち向かいながらも
微笑みのある逞しさ
それは超越と出会う出来事だった

今も八十歳になる母は生きている
彼もきっと何処かで生きているに違いない

あの美しい微笑みたちは
優しく永遠の輝きを放ちながら
私に生きている意味を明証し続けている

#詩

ワオ!と言っているユーザー

詩人会 現代詩サロン

スレッド
詩人会 現代詩サロン...
行って参りました。埼玉詩人会の現代詩サロンへ。

まず小林 稔さんの講演会で「萩原朔太郎の詩的闘争」というお題でした。小林 稔さんはたぶん詩の世界では著名な方なのでしょう。昨日、図書館へ行ったら何冊か出版されていることを知りました。朔太郎の話ではないのですが、なぜ詩の批評が必要なのかという内容のお話が大変勉強になりました。「詩は新しきを考えなくてはいけない。自分の居場所、位置を確認。先人たちの詩を考察することによって見えてくる」と、おっしゃっていて、ほお〜と頷いて。

公演の後に質問タイムがあったので、先陣を切って私が質問させて頂きました。
「感情の詩と感覚の詩で、内側に走るベクトルがあるものが感情、外側に走るベクトルがあるものを感覚と小林先生がおっしゃっていましたが、朔太郎は感情の詩ということで、なんとなくニュアンスはわかりますが、感覚の詩というものが想像できなかったので、そこをお聞かせください」と。小林 稔さんはめちゃくちゃ考えて答えてくれました。嬉しい限りです。

そして、自分の詩の朗読。私の隣りの方が緊張して手を震わせているのをみて、なぜか私の緊張はほぼなくなり下手くそですが、それなに読めたと思います。よかった、よかった。

打ち上げ。飲みながたくさんの詩人と話すことができました。みなさん、詩が好きなんだなあ、と感じることができ、楽しくコミュケーションをとれて嬉しかったです。

いや〜、詩人会を楽しんできました。




《追記 、雑記》

「新会入された齋藤から自己紹介などをお願いします」打ち上げの時に突然、振られました。

「えーと。齋藤純二と申します。十二月にこちらの詩人会に入会致しました。今日は三つの初めてがありました。詩人さんに会ったこと、詩の講演会を拝聴したこと、心臓をバクバクさせた朗読。刺激的な一日でした。ここへ来るまで、詩人とはもしかしたら宇宙人みたいな存在のような気がしていましたが、こうやってみなさんに会ってみますと普通に人間でした。でもこれから話を聴かせていただくと、もしかしたら宇宙人の方がいるかもしれませんね。こんな私ですが、今後とも宜しくお願いします」と。
#雑記

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
    現在 1/42 ページ
  1. <<
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5
  7. 6
  8. 7
  9. 8
  10. 9
  11. 10
  12. 11
  13. >
  14. >>