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心の痛みを減らす方法

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ちょっと長くなりますが、「質問」をつかって気持ちを整理するお手伝いをする事で、誰かのせいにすることなく、辛い事を前向きに乗り越えようとする心が生まれる。
という出来事のお話をシェア。

数週間前、愛犬を安楽死させました。

子どもが生まれる前からいた犬で、今10歳の我が子三人にとっては、
生まれた時からすでに家族の一員として存在していた犬です。

あとちょっとで13歳というところでしたが、半年前くらいに癌の腫瘍が発見されて、手術やワクチン治療をしたけれど、間に合いませんでした。
(この普通なら高額な治療ができたのも、実はまわりの人たちの暖かいヘルプのお陰です。ご縁の話し、話しが長くなるので、これについてはまた後で。。。。)

私の叔母2人、癌で他界しています。
母も癌の手術をして闘病中です。
子ども達にとって「癌」という病気は、治るというより、近い将来死んでしまうのでは。
というコンセプトのようです。

癌と診断されても、まだまだ普通に元気にしている犬でしたので、
癌のことは伏せていました。
「おじいさんになってきて、だんだん弱って寿命だったね。」
というのが私達夫婦のシナリオでした。

なので、普段から、
「おじいさんになって、走れなくなったりご飯たべられなくなったら、天国の方が楽しくって幸せかもね〜。」
「体が年とってくると、色々なところが古くなって、動けなくってつまらないから、きっと神様が天国に招待してくれるんだよね。」
と、普段の会話でちょっとずつ、天国に行く事をポジティブに話す様にしていました。

三度の手術の術後経過も良く、ワクチンの治療も効果があるように元気にしていた我が家の犬。
ところがある日、突然後ろ足が動かなくなり、症状は急に悪化しました。

金曜夜:
症状がかなり酷くなった金曜の夜、子ども達に「そろそろ天国に時間かもね。」
と伝えました。
子ども達も、なんとなく準備しているようでした。

土曜夜:
もう普通に歩く事も、ご飯をたべるのも至難の技になってきました。
子どもの目にも、とっても痛々しく映っていたと思います。
娘は犬にハロウィーンの衣装を作っていました。
「ハロウィーンまで、いてくれるのかなあ。。。」
そっと、衣装を犬のクレートの上に置いていきました。

日曜日:
「もう安楽死させた方がいいと思う。」という私気持ちを子どもに伝えました。
普通に歩く事も、ご飯を食べる事ももうできません。
このままでは、苦しんで、数日で餓死すると思うよ。とも伝えました。

そして、質問。
「今日、天国に行かせてあげるのと、あと数日まって自然に天国にいくのと、どっちがいいと思う?」

愛犬にできるだけ長くいて欲しい子ども達は、「今日、いっちゃうのは嫌だ〜。」と泣いています。

「皆の気持ちは、天国に行って欲しくない。一緒にいたい。だよね。じゃあ、犬の気持ちになってみようか。皆が犬だったら、どうしたい?」

ここで、ちょっとはっとした三人でした。
しばらく三人で話し合っていましたが、
娘の一人が、「今日、天国に行かせてあげようよ。」

このあと、三人の意見が一緒になるまで「自分の気持ち」と「犬の気持ち」について、質問をしました。
もちろん、このプロセス中は、私の意見は挟みません。

一時間後、「今日、天国に行かせてあげることにした。」と伝えに来ました。

そして、次の質問。
「じゃあ、いつ病院に連れて行く?」

はじめは、「夜にしようよ〜。」
もちろん死んで欲しくないので、長引かせたいわけです。

「バイバイしたら、とっても悲しいけど、そのまま夜になって寝ないとならないよ。それってどんな感じかな?」と質問。

また三人で相談して、「2時に行く」と決めました。

2時まで、3時間余。
三人は、犬の絵をかいたり、犬に手紙をかいたり、自分なりにその3時間をこころを込めて使いました。

2時になりました。
息子が、「じゃ、行こうか。」

週末なので、担当医が旅行中。
担当医の紹介で、30分ちょっとかかる病院まで家族全員で行きました。

病院でまた質問。
「安楽死させる最期の瞬間までいる?それとも、お父さんと他の部屋で待つ?どっちでも、自分が良い方でいいよ。」

なかなか決められない三人。

「じゃ、最期まで一緒にいたら、どんな良い事と悪い事がある?」
「じゃ、最期まで一緒にいなかったら、どんな良い事と悪い事がある?」

「どっちの良い事を選ぶ?」「どっちの悪い事を選ぶ?」

三人は、結局、最期まで一緒にいる事にきめました。
子ども三人が最期まで一緒にいるのはとても珍しいらしく、獣医さんも、丁寧に子ども達にプロセスを説明してくれました。
そして、子ども達をずっと応援して褒めてくれていました。(感謝です)

もちろん、とても悲しいイベント。皆沢山泣きました。
10年しか生きていない三人にとって、この出来事は、人生で一番悲しい出来事だったわけです。
「こんな悲しいことが自分に起こるなんて信じられない。」娘の一言

でも、「自分で良く考えて、自分で納得して、自分で決めた事。」
しっかり悲しみを受け止めているようでした。

帰り道、娘が「ママ、犬のいないお家に帰るのは寂しいから、どこかに寄って。」

近所のスターバックスで、暖かいココアを飲みながら、皆で犬の話しをしました。

「ママ、獣医さんとナースにお礼をしようよ。すっごく頑張ってくれたり、優しくて、大好きでいてくれたから。」

癌だったことは知らない子ども達。
お医者さんが治してくれなかった。って文句を言う事もできたけれど、獣医さんも頑張ってくれてた事が分かってたようです。

パンプキンが大好きだった犬のために、パンプキンパイをその夜沢山焼きました。そして、翌日、犬がお世話になった方、大事にしてくれた方に配りました。

これも子ども達の考えた案です。

こうやって色々行動することで、心の痛みがちょっとづつ癒されていったようです。

心の傷や、悩み、辛い出来事。
人生では避けて通れない事ですよね。
でも、「自分で考え」「自分なりの答えを出す」ことが癒しに繋がるのかもしれません。

そして、そのプロセスのお手伝いができるのが「質問」です。
自分で自分に質問するのは結構難しいですが、
親として、子ども達に投げかけてあげる事は出来そうです。

子どものためを思って、「正しい答え」を子どもにおしつけるよりも、
親にとっては間違った答えでも、子ども自身の「答え」を見つけてもらえたらいいな、と思います。

<答えをだすために、どんな質問をプレゼントしますか?>
#子育て

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