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サウスベイ マネジメント セミナー( Southbay management seminar )は月一回のセミナーを中心に勉強し、時々に親睦をする、乃ち「よく学び、よく交友する」そのような会です。 トーランスのニューガーデナホテルが会場になります。

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  • 2015年3月 アメリカではぐくまれる和太鼓文化 講師:加藤トシ氏

2015年3月 アメリカではぐくまれる和太鼓文化 講師:加藤トシ氏

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日時:' 2015年3月11日(水)、6:30PM - 8:30PM
会場: ニューガーディナ・ホテル
講師:加藤トシ氏
講演録担当:佐伯和代
講師略歴:
加藤太鼓/オーナー 
  1973年 春:渡米
1974年 SF City College に入学、卒業。
1979年、米西海岸の観光ブームにのり、友人3人とミニバスカンパニーを設立。
1985年、観光業の下火から、庭師の職に就く。
1990年頃、初めて太鼓を製造。
1993~4頃、長男(12)と娘(8)をSF太鼓道場へ。以後、2人はプロの太鼓プレイヤーとなる。
2003年、太鼓コンフェレンスにて初めて太鼓販売をし、完売。それを機に太鼓販売を始める。
2005年、加藤太鼓を設立し、現在に至る。
  http://www.katotaiko.com/#
講演内容:

加藤太鼓

なぜロサンゼルスで太鼓を作っているのか。
2年前、創業400年、日本、世界で一番大きな太鼓の製造、販売会社である浅野太鼓が米国進出するにあたり、サンフランシスコ(コンコード)にいた加藤さんに白羽の矢があたり、製造、修理、販売などを任され、今に至ります。

経歴
1973年に渡米。その際は学生として渡米した。その当時は西海岸への旅行が盛んで、友人と共にミニバス会社を設立したが、旅行ブームが下火になり、パートナーシップが壊れて、会社を辞める。 その後、庭師として働いたのですが、毎年年末に餅つきをしていた仲間が、88年に鏡会という餅つきグループを設立し、餅つきという日本文化の普及を図る。そして餅つきをするときに、リズムが欲しいと思うようになり、和太鼓との餅つきのコラボが生まれた。当時また、息子さんと娘さんが和太鼓の興味を持ち、毎週SF太鼓道場に通うようになる。
コンコードに太鼓のグループを設立。
また和太鼓の製作を見学しに行った際、ワインの樽を使って和太鼓を作っているのを知り、興味を持ち始める。
今から25年ほど前に初めての和太鼓をワイン樽で作成。
UCLAに息子さんが入学しKYODO DAIKOという太鼓グループに入団。そして日本(一橋大学)に入学を果たす。ところが、息子さんはとにかく和太鼓が好きで、浅草や八丈島など、様々なところで和太鼓を学び日本での生活を終える。 本当のメジャーはエアロスペースエンジニアだったのを、メジャーをアートに変更し、卒業後。太鼓プロジェクトのオリジナルメンバーにも選ばれた。
その後、娘さんも太鼓プロジェクトに入団。
三菱のエクリプスという車の米国CMで大太鼓を叩いているのが、娘さん。 こんな経緯でどんどん太鼓に家族でハマっていった。 そして、娘さんも結婚をされたのですが、お相手が、浅野太鼓の息子さんだった。 これがご縁で、浅野太鼓US内に加藤太鼓設立。
太鼓製造

内ではほとんどの太鼓がワインの樽から作られている。(90%以上)
プレーヤーは70%が女性
太鼓の種類
大きく分けると2種類。 鋲で打つもの。紐でひっぱり革を張るもの
鋲で打つもの

太鼓:小、中、大太鼓(日本では直径90cm以上 米国では24インチ程度のもの。)

浅野太鼓USに2,000万円程の大太鼓が練習用としてあります。
平胴太鼓:同上
紐でひっぱり結び固定
締め太鼓
桶胴太鼓
その他
団扇太鼓、鼓、
昔は子供達は太鼓を練習する際、車のタイヤを使って練習をしていた。
鳴り物
チャッパ(チャンチキ)
あたりがね(ドラのようなもの)を“しゅもく(鹿の角で製造)“というもので叩く
キャノン
長胴太鼓の材質はケヤキの木が基本。木目が非常に綺麗。木が硬い。
ケヤキのほかには、せん、たも、などがありますが、ケヤキはなかなか手に入らないので、アフリカのカメルーンの木を使うこともある。
浅野太鼓は大太鼓を作るのが得意ですが、岐阜の高山にある博物館に世界で一番大きな長胴太鼓を作って欲しいというリクエストがあり、10尺2寸、9尺9寸、7尺2寸の大きな太鼓を3台製作し、収めた。
桶胴太鼓:大太鼓としても作られ、最大のものは14尺4寸(4mくらい)のものがある。東北地方にあるそうです。
和太鼓の歴史(日本)
胴に皮を貼る打楽器、太鼓様な物は世界にもあり、いろいろな形があります。 太鼓はもともと日本では神社仏閣での使用、また戦の時に使う陣太鼓だった。しかし、その後芸能色が入り、雅楽、能、狂言などで使用されるようになります。
江戸時代になると、歌舞伎でも使われ、三味線、鼓など他の邦楽の楽器とともに演奏用に使われるようになった。
今よく見る、大勢での太鼓のパフォーマンスは、戦後のスタイル。昭和25年以降から発達したもので、非常に新しいスタイル。
舞台興行の目的では1950年。『福井豊年太鼓みどり会』(福井県) 太鼓のプロとして世に出たのが、1966年、大阪。王将太鼓。しかし、知名度がなく、9ヶ月で解散。 その後太鼓ブームが起きた。
小口大八(長野)
1951年 お諏訪太鼓 代表曲:飛竜三段返し、阿修羅
ジャズドラマーだった小口氏に、ある方が譜面を持ってきて、その解明を頼まれた。それが和太鼓の譜面でそれがきっかけで太鼓の道に入る。
「複式複打法(組太鼓)」の基礎を作ったのが、小口大八氏。サンフランシスコでも公演。2008年他界。
助六太鼓
1968年、東京で和太鼓グループが発足。現在もメンバーのうち3名が現役 石倉氏、小野里氏、石塚氏、小林氏
解散後、1982年、小林正道氏が大江戸助六太鼓を設立
四段打ち
斜めに太鼓を置くスタイルは助六太鼓から発祥。斜めに太鼓を置くためにどうしたらいいのか熟考を重ね、今でも置き台を「助六台」という。
田耕(でん・たがやす)氏
永六輔氏、横尾忠則氏などを相談し、世界に羽ばたく太鼓グループを作りたいということで、鬼太鼓座を設立。 大太鼓の打ち方の基本を作ったのが、林英哲氏。しかし、彼はもともとはデザイナーで太鼓を打ったことがなかった。
鬼太鼓座:
1975年。ボストンマラソンを走り終わった後で太鼓演奏を行うなどのパフォーマンスで有名になった。
アメリカを3年かけてマラソンで横断し、最後にはNYのカーネギーホールで演奏。 結局、解散に至ったが、その後、鼓童が生まれ、林英哲氏も鼓童で活躍。鼓童(1981年)
米国での和太鼓の歴史
1965、6年 サンフランシスコの桜パレードを見ていた人が物足りなさを感じ、太鼓を入れたいと思うようになった。その後、生まれ故郷の長野県に行き、小口大八氏の弟子となり、米国に帰国。そして、1968年サンフランシスコ太鼓道場を設立。これが米国での第一弾の太鼓練習場。
米国での太鼓の神様・先生:田中誠一氏 現在72歳。
太鼓を米国で学んでいる人が知らない人はいない。全米から教えを請う人が後を絶えず,1969年。Kinnara(緊那羅太鼓)、LA で結成
やすお こたに氏 :LAの寺の住職。
          この方がワインの樽で初めて太鼓を作ったと言われています。
Roy & PJ平林氏:サンノゼ太鼓設立。(1973年)
この3つがアメリカの老舗太鼓グループ。
その後デンバー太鼓(あいこきむらさん)、NY僧太鼓(アラン岡田氏)など発足。 UCにはほとんど和太鼓グループが存在しています。

現在、米国には250〜300以上の太鼓グループがあると言われています。 日本では、約1万5千グループと言われています。
太鼓プレイヤーのユニフォーム:映画「無法松の一生」の富岡松五郎が、映画の中で人力車をひく仕事をしており、その彼の職業ユニフォームである藍染の股引、腹巻きなどが、今の太鼓プレイヤーにも受け継がれている。
日本の地方の太鼓 :地方によって太鼓の叩き方が違います。
小倉祇園太鼓:太鼓は胸のあたり、両面を二人が踊りながら乱れ打ちのような感じで打つ。
御陣乗太鼓(石川):一台の太鼓を、鬼の面を被った数人が乱れ打ち
八丈太鼓(八丈島):2面で打つ。一面はリズム、もう一面はアドリブ
男打ちと女打ちがある。
三宅太鼓(三宅島):地に太鼓を置き、打者は大股を開いて腰をすえて、叩く。本来はこの叩き方ではなかったそうですが、津村明男が考案。LAでも1年に一回、津村氏の息子さんがお越しになり指導。
秩父屋台囃子:屋台をひっぱって、屋台の中でプレイをする。狭い中でのプレーで、プレイヤーは腹筋をしているかのようなスタイルで叩く。

江戸囃子:東京でのお祭りで流れているのがそれ。浅草の三社祭。
鐘、笛、締太鼓など、非常に軽快な音楽。
現在、プロの太鼓プレイヤーもたくさん活躍しています。
日本:鬼太鼓座、鼓童,志多ら、倭(やまと)、TAO、あまのじゃく、大江戸助六太鼓
米国では、サンフランシスコ太鼓道場、サンノゼ太鼓、オン・アンサンブル(LA)、太鼓プロジェクトなどが活躍
日本の老舗 2大太鼓  
宮本卯之助商店(1861年)
浅野太鼓:前田利家が、兵庫の皮屋さんを石川に連れてきて作られた。1609年 でん・たがやす氏が太鼓一式をオーダーし、これがきっかけになり、プロの太鼓プレイヤーが使用し始め、今ではその90%が使用。
年間8000台を販売。 1日にして22台の太鼓を販売。
2010年、楽器のNAMM Showで楽器店創業400年表彰された。
米国ではマーク・ミヨシ氏が初めて太鼓を作り、No.1に。
樽太鼓のプロの職人は米国では2人。
しかし、ほとんどの太鼓グループが自分たちで太鼓を作る。(たる太鼓)
太鼓製作
ワイン樽をたて、作る太鼓のサイズによって、高さを切って調整。
ビィスケットという穴を開ける。これは糊などによって完全に埋まる。
樽を分解。その際には番号を振っておく。
漂白剤を塗って干す。(ワイン樽なのでかびが中には生えている)
オーダーによって、サイズや角度を調整。
上部を切断し、本体の内側にはめ込む。そうすると、上部が2重になり、外の部分をけずって形を整える。
樽の中には60度に削った木材を貼る。 これは日本の太鼓を見習って行っているが、太鼓を打った時のバイブレーションを考え、樽の内側を掘るのではなく、付け加えることを考案。
打つ面にはもう一工夫。
皮を貼るときは、2t?3tの力がかかるため、樽が歪まないように、リングをさらにつける。
ベルトサンダーというマシンを使い、樽を回し、樽を仕上げる。
加藤太鼓はワイン樽から日本の和太鼓に近づけるため、湾曲をしっかりと整え、樽の強化も考えた製法。
皮は99%が牛の皮。
ミルウォーキーの方から仕入れた皮 フルサイズ 6feetx 8 feet ドライにして送ってもらう。
24時間水に浸けて、柔らかくし、太鼓に合わせた円に切り、太鼓に合わせて耳をつけ、合わせる。その際、皮と樽の間に木をはさみ、早く乾くようにする。
皮は片面1週間、乾かす必要があるため、皮はサイズごとに作り置きをする。
上部だけを水につけ、ひっぱる作業。
ロープをツイストしてギリギリまでひっぱる。その後、ジャッキでさらにひっぱる。
皮を乾かすのに半日、その後、革貼りは音を聞きながら行う。
また、太鼓の上の乗って、踏んで皮を伸ばす。繊維を切る。 そうすると、茶色い皮が白くなる。またその後音の調整を行い、鋲をうつ。

Q&A
Q:太鼓の寿命は?
  胴はLife Time Warranty 皮は会社によって違いますが、3年です。
Q:太鼓はいくらぐらい?
  18インチ 1400ドル?  (加藤太鼓)             日本ではこのサイズは4000から5000ドル。
Q:バチにも種類がありますか? 
  いろいろあります。ヒノキ、オーク、メープル、竹、ほうなど。また、太鼓の種類によってもバチの種類があります。
桶胴太鼓はバチが曲がっています。(首からぶら下げるため)
  竹はパンパンという音を出すため、フラットに仕上げます。
  特殊なものとして、大きな平太鼓を叩くため、バットバチというものもあります。   25?30種類のバチを販売
Q;同じように作っても同じにはならない? 
 はい
  3歳メスの黒毛牛で子供を2回か3回産んだ経験のある牛の皮が素晴らしいと言われています。ですが、米国でそれは無理。皮は研究がまだまだ必要で、体の部位によって、皮の性質が違うので、皮ひとつひとつに対し、一生懸命性質を見ながら製作。
Q:ラスベガスのシルクド・ソレイユで使用している太鼓はどこの?
    浅野太鼓です。
    日本から社長がきて、皮の張り替えをしたんですが、4、5年すると皮の調整が必要。皮を使用し柔らかくなるといい音になりますが、破れやすいので、破れる寸前が本当は一番いい音。
Q:製作期間は?
  一ヶ月?一ヶ月半程度が目安。
Q:米国で太鼓を購入する人はどんな方? 
  ほとんどの人が太鼓を自作しますが、やはり皮の貼り方で問題が出てくるため、   ちょっと立派な太鼓が欲しい個人の方、またグループ。
Q:欧州でも太鼓は人気ですが、米国では、何に魅力を感じて太鼓を習うとおもいますか?
  初めて太鼓を叩く方が浅野太鼓を多く訪れますが、一度叩くとやめられない魅力があるそうです。
  また、健康にもいい。 汗を流し、体を動かす。
  そして、フラストレーション解消で夫婦仲も良く(?)なります!
現在120人くらいの生徒さんがいます。
Q:皮の張り替えはおいくらですか? 
   サイズごとによって違います。400?500ドルくらい。でも作業によって違います。
以上。

参考: 太鼓を習いたい方はこちらで http://taiko.la/
#2015年セミナー

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