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BCA土曜学校のコラムVol.38 〜「拝」と「はい」〜

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BCA土曜学校のコラムVol....
● BCA土曜学校のコラムVol.38●

「拝」と「はい」

 
 先生が出席をとる時の「はい」。授業中の問いかけに、手をあげて「はい!」。先生の指示に「はい」。説明が理解できた時の「はい」。土曜学校の教室ではたくさんの「はい」がとび交います。
 授業以外の普段の生活の中でも、「そのようにします」「わかりました」「任せて下さい」「承知しました」「その通りです」などの意志を伝えるときに使う「はい」はいろいろな使われ方をしています。
 
 中髙部の皆さんと文法の学習をしましたが、「はい」は感動詞でしたね。短い単語ですが、あらたまってまたは承諾の意を表して応答する語。注意をうながす語。ややへり下ったり、言葉を確かめる気持ちを言葉の末尾に添えたりする大事な言葉です。

 「はい」の語源は、「拝」が「はい」という丁寧な答えの言葉になったとする説、中世から江戸時代前半にかけて「はい」と同じ場面で使われていた「あい」や「えい」の語が訛って「はい」に変化していったという説、承諾順応の意志を表す「唯(い)」に「は」という接頭語をつけたという説などがあります。
 
 一つ目にあげた「拝む」という漢字が語源だという説に注目してみました。
 拝み受け止めるのが「はい」だとすると、「丁寧に敬礼する」「有難く受ける」と言う相手を敬う気持ちが含まれているということです。「拝」の語意を念頭に置き、相手の呼びかけを感謝して受け取り「拝聴」させて頂きます。心から有難うございますという思いで「はい」と答えるとコミュニケーションも豊かに円滑になりますね。

 家庭でも学校でも「返事」は大切と教えられて、様々な場面で使っている「はい」ですが、日本では最近「はい」の言えない人が増えてきていると言われています。
肯定を表す「ええ」も丁寧な言葉ですが、「はい」よりは口語的です。「うん」は俗語的で、目上の人に対してや公の場では使いません。
 
 言葉をかけてくれる相手に対して「はい」の返事が素直に言えるか否かで人間性が伺い知れるとも言われます。
 相手や場面や状況に応じて上手に使いこなすことを意識し、何か聞かれたらさわやかに明るく「はい」と返事をしていきたいものですね。

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