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波猫まち子の日記

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お掃除に来てもらえる有難さ

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過去に住んでいた2軒の家では、メキシコ人のKという女性に隔週でお掃除に来てもらっていました。最初に住んでいたUniversity Heightsの家に、当時うちのNと同じ1歳だった長男をストローラーに乗せて「お掃除必要ありませんか?」とセールスに来たKのことを昨日のことのように覚えています。「そんなに大きな家じゃないし、お掃除を頼むまでもないわ…」と思った私に反し、その場に居た夫は「ぜひ頼もう」(笑)。あれから11年。うちにはMが生まれ、彼女にも次男が生まれ、Point Lomaに引っ越してからも引き続き来てもらい、うちにはHが生まれ、3年前に今の家に引っ越してきました。

ところが、新居の改装にと~~ってもお金がかかってしまい、お掃除を頼む余裕がなくなってしまうという(涙)。泣く泣く彼女とお別れすることになりました。この3年間は、3人の子育てで忙しい上にそんなに掃除が得意でない(好きでない?)私のこと、家の中は常に片付かない状態でしたね しばらく前から夫に「Kに連絡しろ」と言われていたのですが、「いや、私がやるから」と変な意地を張って、躊躇していた私(全然できてないのに )。

実は私、少し前に友人の会社の手伝いで、2回ほどお掃除の仕事をさせてもらいました。何か働きたい、と考え始めていた時で、むか~し昔、学生時代にハウスクリーニングのアルバイトをやっていたことがあって、経験もあったので(掃除好きじゃないんだけど、お給料の良さ+人のお宅を拝見する面白さ+一緒に働く主婦の人たちとの交流が楽しかった)。でも、久しぶりに働いてみて、4時間ノンストップで家を隅々まで掃除するのは想像以上にハードでした。(ちなみにKは、休憩を15分くらいしか取らないでぶっ通し6時間、たった一人で掃除してくれていました。改めて尊敬 )

家って、掃除してもすぐ汚れちゃいますよね。でも、2週間に一遍でも部屋がピカピカになるってやっぱり気分的に違うんですよね。別に夫は、私が掃除しないことを批判しているわけじゃなく(多分)、2週間に一遍でもそういうふうにスッキリした気分を味わいたいんですね。しかも、定期的にしっかり掃除することで、普段の掃除もしやすくなる(はず)。消して我が家の経済状態がすごく良くなったわけではないのだけれど、お掃除を頼むことの意味を再確認したところで、Kに連絡を取りました。

なんとKにも3人目の赤ちゃんが生まれていて、今9ヶ月だとか 次の日早速、来てもらいました。以前は、夫に「Kにもっとちゃんと指示して」とよく怒られていた私。人に頼んだり、ああしてこうしてって指示するのがほんと苦手なので。でも、自分が仕事を始めたこともあって、仕事ってボランティアじゃないって(当たり前だけど)改めてわかった。働く側の気持ちがわかったっていうか。お金に見合う仕事をするべきだし、逆にここまでだったらできますよ、って提示する権利もある。自分が掃除の仕事を経験したことで、この仕事の大変さを改めて理解したのも良かった。今回久々に会って、値段や仕事内容の交渉など、以前は漠然と頼んでいたところを、明確に意思を伝えることができ、向こうの意見も素直に聞くことができたと思う。

ということで、改めてお掃除に来てもらえることを、以前にも増して有難く感じているわけです。

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