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くまごろうのひとりごと

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柚子

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収穫した柚子の一部 ゴルフボー... 収穫した柚子の一部
ゴルフボールよりはずっと大きい。
2014年春に手に入れた柚子の木はその年の秋には実がならなかった。冬の間室内に移して育てた甲斐あって2015年秋には15個の実をつけた。日本の柚子に較べればゴルフボールより少し大きい程度の小ぶりだが、香りは立派に柚子そのものである。冬の間室内に移すのはやや過保護ではないかと思い、その年の冬は鉢の外側に断熱材をぐるぐる巻きにしてそのまま大きな鉢に入れ、風が当たらず日当たりの良い場所に置いて越冬させた。春には若葉が育ち無事シアトルの寒さに耐えた様子で2016年秋にも20個程度の収穫があった。この年も前年同様断熱材ぐるぐる巻き作戦で越冬させ、今年はなんと30個以上の収穫であった。

わがやの柚子作戦は2010年正月に遡る。埼玉に住む兄が庭に植えた柚子がたくさん実を付けたとのこと、その実を使った柚子料理や柚子湯の写真を送ってきたのがきっかけだ。シアトルでは宇和島屋に行けば何でも日本食の材料が手に入る、と思っている人が多いが、柚子はほとんど手に入らない。一時期柚子が店頭に並んだこともあったが、1個$20では手が出ない。それで柚子の木を買って自分達で育てることにしたが、少しだけ実をつけても越冬出来ず、既に4本枯らしてしまった。柚子は耐寒性がある数少ない柑橘類で病気にも強いとの情報を信じたが、樺太並みの緯度であるシアトルで寒風にさらすのは厳しすぎたのかもしれない。

2014年に入手した柚子は初年度こそ過保護にしたが、翌年から冬の寒さにさらし、少しづつ鍛えてきた。今年9月には鉢を置いているところに大きめの穴を掘り、プラントソイルをたっぷり入れて柚子の木を地面に植えた。これから幾久しく秋に収穫をもたらしてほしい、と祈っている。

収穫した柚子は冬の間、お吸い物に入れたり、柚子味噌にしてふろふき大根や大根と鶏肉の柚子味噌煮にして楽しむつもりだ。
#園芸

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