LANケーブルケスターの勉強会のために、不良ケーブルを作成しています。 外観からはひと目でわからない様にするために作成しなければなりません。 断線やロケーションミスは作りやすいのですが、短絡は馴れが必要です。 短絡・断線・クロス・スプリット・ミスロケーションを最低4組作らねば なりません、良品を作るより手間がかかります。 説明: LANケーブルは既成品がほとんどですが、VEGAのようなネットワーク工事会社では既成品の使用比率は少なく、ほとんどは現地加工で対応します。 この現地加工時にミス配線を防ぐためにテスターを使用しますが、ミスは 実例を見る機会が少なく、不良の意味も分からない場合があります。 実際の現場で、最も発生するのはミスロケーションで、これは照度が足りない場合や、芯線の着色が不鮮明な場合に多発します。 断線は明らかに熟練度不足で、このミスを犯す加工者は必ず再トレーニングが必要です、なぜならその場は合格しても、経年変化でエラーになる加工は 99%、この加工者が絡むからです。 短絡は加工にもよりますが、意外なのはプラグの成形不良で、これに絡むと熟練者でも短絡します。 そのため、あえて不良品を作成し、勉強会の資料を作るのでです。