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岩魚太郎の何でも歳時記

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酔談

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現代国語辞典(三省堂)で、「酔態」を引いてみると、(ひどく酒に酔ったありさま)(酔態を演じる)とある。
ちなみに「酔談」を見ると、その単語の記載はない。
Webの検索も意味不明である。

しかし「酔談」という単語はないが、この文字の意味は推察出来る。
「酔」は、酒をたしなむ人にとっては「酒に酔う」の意味に直感的にとる。
間違っても「車に酔う」の意味には解釈しない。
「酔談(すいだん)」私の解釈では、まさしくは酒に酔った談話、すなわち会話である。

酔っ払っての会話は、時として、「酔」でない人が聞くと、言語正確なれど意味不明の内容が多い。
特に、いきつけの居酒屋で、気心の知れた仲間同士の会話なんぞ、新味がない。
勢い、世の中の変化とか動きの会話になる。

「酔談」の主な会話
1. 仕事の話
2. 政治の話
3. 野球の話
4. 事件の話
5. 異性(男女)の話

等々、「酔談」内容は、同じ項目であっても、その物差しは、千差万別であることが多い。
自己主張過多だと、それを容認出来ない酔客と、容認出来る酔客、そんな事はどうでもいい酔客と、概ね三通りに分けられる。
「酔」の状態に達しない場合は、互い相手の様子をそれとなくうかがう。

ある酔客の事例である。
特定の電力会社名の悪口を言うと、断然ご機嫌が悪化、その常連客がいると店に入ってこない、叉はその常連客が来客すると勘定を済まして店から出てしまう。
異様の「酔客」の78歳の老人である。

その店の気心を知れた常連が、複数人同席の機会はあるが、本音で「酔談」が出来る人と出来ない人がいる。大なり小なり「酔談」は、本音がちらつく。
しかし、絶対本音を明かさない酔客もいる。

「物言えば唇寒し秋の風」

松尾芭蕉の「座右の銘」にある句である。
意味は
人の欠点を批判したり自分の長所を自慢したりした後は、必ず言わなきゃよかったという思いにとらわれるものである。また、そうしたことによって余計な災難を自ら招くこともある。 口を開くと秋の冷たい風が唇に触れて、寒々とした気分になることから。
この句の前には「人の短をいふ事なかれ己が長をとく事なかれ」とある。

松尾芭蕉は、人の評価は心に秘め、黙して語らず、差し障りのない対応を、していたのであろうか?そのことが、幕府の隠密と言われる所以なのかも知れない。

冗談の意味で言っても、冗談として理解出来ない人のもいる。
本音の意味で言っても、冗談として理解する人もいる。
意に反する嘘を言っても、本音を言っていると理解する人もいる。

この文書も「酔談」ならぬ「酔筆」だが、言葉の本心は、語る側にあるのではなく受け取る側にあることだけは、確かのようだ。


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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2014-05-10 09:58

場の空気を察して離さないと、
だいたい何か摩擦がありますね・・・。

酔っていても会話は基本要注意ってことですね・・・。

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岩魚太郎
岩魚太郎さんからコメント
投稿日 2014-05-10 22:08

気を遣いますね。
特に初対面の出会いには、互いに様子伺いですね。

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dote
doteさんからコメント
投稿日 2014-05-10 10:13

言葉は難しいですね
時として誤解を招きます、酔った時は特に

ワオ!と言っているユーザー

岩魚太郎
岩魚太郎さんからコメント
投稿日 2014-05-10 22:11

気兼ねなく本音を話す勇気がほしいです。
子供の心のように。

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