地獄の一丁目どころか、地獄の果て。危ない!モーニングショー司会者も。
5月
8日
古いリゾートマンションを買うのは、地獄の1丁目です。
いえ、「地獄の果て」への直行列車です。
マンション管理費11億円横領事件があったのは「ツインタワー石打」(549戸)でした。
ひまわり不動産のサイトで、たびたび見ていました。これが、今でも出ている100万円のマンションです。
モーニングショーの司会者が、数十万円で買えますといったら、脇の出演者が「ひとり10万円づつ出せば、毎年スキーに行けて、ホテル代もいりませんよね」というようなことを言っていました。
その番組を見て、危機感を持ちました。私が軽い気持ちで言っているようなことを全国に放送しているのです。
地獄の一丁目どころか、地獄の果てです。
ゆったり、温泉気分を楽しめると思っているのですね。温泉とプールの管理費、建物の修繕は、何十億円という単位です。
プールもある豪華な施設です。管理費と修繕積立金で7万円をマンションが朽ちるまで払い続けるのですね。これに固定資産税も永久に。所有権の放棄はできません。
ここで、バスケに興じるのもいいでしょう。スラムになったX年には、594分の1の「土地の権利」は、放棄できても、「建物の所有権」は放棄できません。
法令でそうなっているのです。
さびれたマンションには、管理費修繕費を払う人間が少なくなり、新たな負担を求められるかもしれません。
買い手がなくそのままだと、固定資産税や管理費、修繕積立金を永遠に払わなければなりません。
危険なほど老朽化したリゾートマンションの末路は、どのようなものでしょうか。
マンションが廃墟になる日 ~所有権は放棄できない~
「所有権の放棄」と「相続の放棄」について次回に書きます。