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Fukushima Daiichi Requiem

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WHの破産法申請、遅すぎた原発事業への決別

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3月も大詰めとなった29日、東芝はWHの破産法適用申請を正式承認した。
これでWHは法的整理され、米国原発建設遅延による損失から切り離される。
だが、最後にWHへの債務保証として約7,900億円もの損失が追加される予定だ。

半導体事業を切り捨ててまで、原発を抱え込み続けるのかと言われたが、
ついに世界へ原発を売り込むためのカードも捨てる事になった。
東芝に残るのは、国内原発処理事業と社会インフラ事業くらいしか無くなった。
あと2日しかない今期末には債務超過も確定し、一部上場の旗も降ろす事になる。

福島原発事故から6年、世界のはっきり見えていた潮流を見ず、原発に固執した。
明らかに遅すぎる原発との決別は、経営判断上の過ちだったと断定していい。
そして東芝と共に事故後も原発を推進する政府や行政もまた誤っていると言える。

原発は、もう過去の遺物であり、巨大な負債の塊である。
東芝のWHと同じく、過去の全てを清算処理すべき時に来ている。

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大阪高裁判決で、高浜原発差し止め取り消し

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28日大阪高裁にて、高浜原発3・4号機の運転差し止めを取り消す判決が出された。
昨年3月に、大津地裁で同原発の運転差し止め仮処分決定により止まっていたが、
約1年後に真逆の判決が出た格好となった。
住民側は最高裁に不服申し立てしないとの事から、これが最終決定となる。

だが、この1年に起こった様々な出来事を考えると、
原発再稼働容認のこの判決は時代遅れのものと言わざるを得ない。

判決では新規性基準は合理的で、原発の安全性は欠如していないとしている。
また、連続して発生した九州熊本の地震にも言及しているが、
そのような地震はほぼありえず、あっても原発の安全は確保されるとした。

地震の想定が机上の理論だけなら、この話を聞く人もあろう。
だが、ありえないとされた地震は実際に起きている。
今では「ほぼありえない」という仮定自体が、机上の空論だ。
発生確率の低いものを、ありえないと除外した結果が福島の現状なのだ。

関電は、再び原発の稼働を目指すと言う。
しかし、もし再び過酷事故が起こった時にどう責任を取るというのだろうか。
次の大惨事には、もう誰も、どこの国も、哀れみの目は向けてくれないだろう。

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止まる石炭火力の新設計画

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先週、東燃ゼネラル石油と関電は、千葉県に計画していた石炭火力発電所の新設を断念した。
東燃ゼネ側が、事業の収益性が低いとして計画中止を協議した結果だった。
環境省も、昨年発効したパリ協定目標の達成のため、建設断念を歓迎した。

石炭火力のコストは、現時点では他の発電方式に比べてかなり割安である。
そのため、収益を求める電力会社は、石炭火力に頼りたがる。
だが将来は、排出される二酸化炭素に重い税金が課せられる事も考えられる。

諸外国は、既に脱石炭火力に動き始めている。
未だに石炭火力新設計画を多数抱えているのは、日本を含めても十数か国しかない。

今安いと言って飛び付けば、後で必ず痛い目に会う事だろう。
10年か20年後、そう遠くない未来に「石炭火力は安い」という名を失う事になるのだから。

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避難指示が大幅に解除される福島の地

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原発事故の放射能影響で避難指示が出ていた区域が、今春半分近く解除される。
3月31日に解除されるのは、川俣町、飯館村の大部分、浪江町の一部。
4月1日に解除されるのは、富岡町の大部分。
放射線量の高い帰宅困難地域は、引き続き避難対象となる。

避難指示が解除されても、生活が戻るかというのは別の話である。
そもそも避難の発端となった福島第一原発の事故処理終了目処が立ってない。
県民の大部分が廃炉を要請している福島第二原発の議論は置き去りのまま。
まだ地震が多発する中で、事故再発時にはどうするのか。
これらを決定するのが先ではないのか。

帰宅を決意した人々にも、困難が付きまとう。
病院・商業施設・教育施設・仕事場など、生活に係る基盤はほぼ無い。
公共交通機関も限られ、車を運転できなければ移動ができない。

子供を連れた家族が安心して戻れる環境にはまだなっていない。
誰にも、避難指示を解除したから安心、などと言わせてはならない。

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福島県発表の現在の避難者数8万人、実際は10万人越え

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NHKは今月、福島県が原発事故の避難者数を少なく公表していると指摘した。

現在、福島県が公表している避難者数は、約8万人。
だがNHKが調査したところ、避難後に仮設住宅から公営住宅へ移動したり、
避難先で住宅を取得した、約2万4千人の人が含まれていない事が判明した。

原発事故の放射能で我が家に帰れないため、避難先で一時的に住宅を持つ。
そうすると、安定した住まいを得たと言い、避難者から除外する。
この様なやり方で、実際には未だ10万人越えの避難者を少なく数えている。
無理やり故郷を追われ、仕方無く仮の住居を得た人も避難者と数えるべきだろう。

原発事故という人災に阻まれ、故郷に帰れない人の何と多い事か。
これ程多くの人の苦しみを知れば、原発を推進しようなどと言える訳がないのだが。

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東芝子会社の米WH、破産法申請へ

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米原発事業における7,000億円以上の損失で債務超過となる東芝が、
その元凶である米ウエスチングハウス(WH)を、米連邦破産法で法的整理する事を決めた。
破産法を適用した場合、今後のWHによる損失リスクからは解放されるが、
東芝には、さらに3,000億円程度の追加損失が生じるという。

この穴埋め費用捻出のため、儲け頭だった半導体メモリー事業を分社化し、
その株式を銀行融資の担保として差し出す考えだ。
事業は実質、銀行の管理下となり、儲けは銀行の借金返済に消えていく事になる。

原発という巨大な不良資産を抱えて沈みゆく東芝の姿は、
同じく今後不良資産となっていくであろう多数の原発を持つ、
日米の大手電力会社の明日の姿でもある。

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福島第一原発1号機の調査、続報3

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23日に、東電は福島第一原発1号機のロボット調査速報を1件公表した。
23日資料:3月23日 1号機PCV内部調査進捗(22日調査速報)
18日から22日の予定だったロボット調査は、今月はこれで終了となる。
来週早々に、今回の一連のロボット調査結果について正式発表される予定だ。

最終日調査は、今までの調査地点のおさらいという感じで新情報は無かった。
核燃料デブリと思われる物質は、何も見つからなかった。
調査によって謎が深まったと言えるだろう。

調査目的が達成されなかった事で、廃炉計画の見直しを迫られる事になるだろう。
廃炉計画の甘さが、現実の調査が進むにつれて露わになる。
その結果、計画が見直され、費用も上乗せされる。
今年も、昨年までと同じような状況が繰り返される事になるに違いない。

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福島第一原発1号機の調査、続報2

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22日、東電は福島第一原発1号機のロボット調査報告を2件公表した。
資料1:(特定原子力施設監視・評価検討会)1号機原子炉格納容器内部調査について
資料2:1号機PCV内部調査進捗(21日調査速報)


水中調査地点が増え、撮影データは増えた。
しかし、やはり核燃料デブリは見つかっていない。

核燃料デブリがあるだろうと見込まれるのは、格納容器中央にあり、
ペデスタルと呼ばれている圧力容器を支える円筒構造物の中である。
このペデスタル下部の開口部に、核燃料デブリがもれ出ていると思われていた。
だが、この開口部付近の水中調査でも、白っぽい沈殿物があるのみだった。

今までの結果を見ると、
核燃料デブリが格納容器中央の底を突き破っている可能性が強くなってきている。
デブリ取出し方法の決定の為にも、
何とかして格納容器中央ペデスタル内下部の調査も行って欲しいところだ。

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春分の日の報告は無し

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福島第一原発1号機のロボット調査だが、今日の進捗報告は無かった。
春分の日はロボットも休みなのだろうか。

昨日までの進捗報告で気になるのは、核燃料デブリの位置だろう。
2015年宇宙線ミュー粒子を活用して圧力容器内部を撮影調査した結果、
そこには核燃料は残っていなかった。
昨日の調査では、格納容器の足場部分にもデブリらしきものはなかった。
果たして、デブリは格納容器の底に貯まっているのだろうか。
明日こそ、新しい報告を待ちたいと思う。

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福島第一原発1号機のロボット調査報告

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19日、福島第一原発1号機ロボット調査の続報が出た。
東電サイト:東電報道配布資料ページ
19日資料:3月19日 1号機PCV内部調査進捗(18日調査速報)


2号機と違い、1号機の格納容器内部には高放射能塵の山積は無い。
容器下部の水面近くの放射能測定値は毎時7.8シーベルト。
底に溜まっている水中では毎時1.5シーベルト。
水は意外に澄んでおり、目的の水中も撮影され公開された。

核燃料デブリはどこへ行ってしまったのだろうか。
想定していたより汚れの少ない格納容器内部は、逆に謎である。
さらなる調査を待ちたい。

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