警察官が拳銃を奪われ、その銃で殺される事件が発生。犯人は、同じ京都府警の刑事だと断定されるが、逃走。
被害者の息子<隆司>と容疑者の息子<伸人>は親友だったが、この事件を契機に決裂してしまいます、
この事件を境にそれぞれの家族は、悲惨な生活を強いられますが、<伸人>は映画撮影の小道具係として人生を歩み、<隆司>は事件の信じ湯を求めて警察官のなっています。
事件の真実がわかり、免罪事件だとわかったあとも、<伸人>の父は闇の組織から命を狙われていて息子との再会がかないません。
それぞれの苦難をのりこえながら、真の友とは何かを問う重たい内容でした。
入院している立場として、気になるタイトルとして読んでみました。
多くの現場の声を取り上げているルポだけに、現実感を伴って現在の状況が、よくわかりました。
本書の帯には、「まるで姥捨て山」と表示されていますが、あながち外れてもいない現状におののきを感じてしまいます。
患者おきざりの病院経営と看護師の現状を知るだけで、病院と関わりたくない気持ちが膨らんでいきます。
<伊坂幸太郎>ですので、ミステリー作品化と思いながら読み進めましたが、まったく異色のファンタジー物語でした。
鉄国という国境を接する敵国に戦争で負け支配される城壁の国「夜の国」です。その夜の国に住む人間たちと猫たちの恐怖を描きながら、動く巨大な樹「クーパー」を絡めた話しが語りかけられていきますが、着地地点の見えない進行のなか、最後に伏線が生きてくる構成は、さすが伊坂ワールドでした。
『JUNO ジュノ』の<エレン・ペイジ>が主演を務めたヒューマンドラマ『タルーラ 彼女たちの事情』が、Netflixで2016年7月29日から配信されます。
無軌道な車上生活を送る女性「タルーラ」(エレン・ペイジ)は、姿を消した恋人「ニコ」を捜し、彼の母「マーゴ」が暮らすニューヨークへ向かいます。
しかし「ニコ」は長い間「マーゴ」と連絡を取っておらず、「タルーラ」は追い返されてしまいます。食料を求めて高級ホテルに忍び込んだ「タルーラ」は、彼女を客室係と勘違いした女性「キャロライン」に子守を押し付けられます。
「タルーラ」は育児放棄する「キャロライン」を見て、彼女の子どもを衝動的に誘拐してしまいます。行くあてのない「タルーラ」は再び「マーゴ」の家を訪ね、「ニコ」と自分の子どもだと嘘をついて転がり込みます。
「マーゴ」を『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』の<アリソン・ジャネイ>、「キャロライン」を『インビテーション』の<タミー・ブランチャード>がそれぞれ演じ、監督な< シアン・ヘダー>が務めています。
日本では
『あやしい彼女』 (2016年・監督:水田伸生)、中国では『20歳よ、もう一度』としてリメイクされて話題を集めた韓国製コメディ
『怪しい彼女』 (2014年・監督: ファン・ドンヒョク)のベトナム版『ベトナムの怪しい彼女』が、2016年7月31日より全国で公開されます。
ひょんなことから20歳の姿に若返った70歳の毒舌おばあちゃんが巻き起こす騒動を、ベトナムの文化や歴史を盛り込みながら描いています。
若い頃に諦めてしまった歌手になる夢を実現させるべく奮闘するヒロインを、歌手としても人気を集める女優<ミウ・レ>が演じています。
<新・古着屋総兵衛>を連続して 12巻目の
『死の舞い』 まで読みましたので、気分を変えて、第一次世界大戦が勃発(1914年)し、関東大震災(1923年)が発生、激動の10年間に発表された作品が、11作品納められている第1巻を手にしてみました。。
副題として、<日本文学100年の名作>とありますので、続巻として、これから数が続きそうなシリーズになりそうです。
<荒畑寒村>、<宮地喜六>、<長谷川如是閑>など、普段接する機会のない作者の作品などがあり、改めて日本文学の原点を知る上で貴重なシリーズになりそうです。
病院内にいますと外の気温も感じることなく、空調された環境になれてしまいます。
本日の神戸は、朝の最低気温が「24.8度」、最高気温予測が「31.6度」でした。
お昼ご飯のあと、看護師長さんから、山梨県甲府市に本社がある<シャトレーゼ>の「シューアイス」の差し入れが、入院患者皆さんに配られました。
久しぶりに食べる冷たい嗜好品、おいしくいただきました。
『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)以来12年ぶりに東宝が製作したオリジナルの「ゴジラ」映画『シン・ゴジラ』が、2016年7月29日より全国で公開されます。
総監督・脚本は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の<庵野秀明>が務め、『のぼうの城』・『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の<樋口真嗣>が監督、同じく『のぼうの城』・『進撃の巨人』などで特撮監督を務めた<尾上克郎>が准監督をつとめています。
14年のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』に登場したゴジラを上回る、体長118.5メートルという史上最大のゴジラをフルCGでスクリーンに描き出しています。
ある時、東京湾アクアトンネルで崩落事故が発生。首相官邸で開かれた緊急会議では、地震や海底火山の噴火など事故原因をめぐって議論が紛糾します。そんな中、内閣官房副長官の「矢口蘭堂」は、海底に正体不明の巨大生物が生息し、それが事故の原因ではないかと推測するのですが。
「矢口」役の<長谷川博己>、内閣総理大臣補佐官「赤坂秀樹」役の<竹野内豊>、米国大統領特使「カヨコ・アン・パタースン」役の<石原さとみ>をメインに総勢328人のキャストが出演し、狂言師の<野村萬斎>がゴジラのモーションキャプチャーアクターとして参加しました。
ビール党、しかも昔からのキリンビール派としては、おもわず手に取りました「講談社α新書」の一冊です。
東京本社から、売り上げの低迷する高知支店へと左遷された著者が、視点の営業マンの意識改革に臨む奮闘記ですが、随所に出てくる消費者側の意見「なぜ、キリンラガービールの味をかえたのか?」は、わたしも疑問に感じ続けているだけにもう少し明快な記述がほしかったところです。
営業マンの参考書というよりは、長年のキリンビール派が気になり手にした人が売り上げに貢献した本書ではないでしょうか?
2015年・第28回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門の作品賞受賞作。ロッテルダム国際映画祭などで上映された2011年製作の短編『ケンとカズ』を、<小路紘>史監督が自身のメガホンにより長編初作品として再映画化した『ケンとカズ』が、2016年7月30日より全国で公開されます。
悪友である「ケン」と「カズ」は自動車修理工場を隠れみのに覚せい剤の密売で金を稼いでいましたが、「ケン」は恋人「早紀」が妊娠したこと、「カズ」は認知症である母親を施設に入れるため金を必要なことを言い出せずにいました。2人は密売ルートを増やすために敵対グループと手を組みますが、元締めのヤクザに目をつけられ、次第に追いつめられていきます。
出演は、「ケン 」に< カトウシンスケ>、「カズ」に< 毎熊克哉>、「早紀」に< 飯島珠奈>が扮しています。
l<新・古着屋総兵衛>シリーズとして、
『八洲探訪』 に次ぐ、第12巻目が本書です。
長崎伊王島沖合に二百年も前のガリオン船が現れ、仮面をつけた戦士たちが、船上で怪しげな舞いを続けています。江戸では、一番番頭の<信一郎>と<おりん>の祝言に合わせて新居の建設が順調に進む中、五回目の大古着市の準備が進んでいました。
ガリレオ船の仲間たちか、大黒屋周辺にも怪しげな舞いを舞う者たちが現れ、総兵衛の婚約者<さくら>の母親<九条文女>を誘拐されてしまいます。
相手方は、禁断の領域に踏み込んできただけに、次巻の総兵衛の反撃が楽しみです。
<キアヌ・リーブス>が製作・主演を務めるクライムスリラー『エクスポーズ 暗闇の迷宮』が、2016年7月25日より全国で公開されます。
ニューヨーク市警の刑事「スコッティ」は相棒「ジョーイ」を何者かに殺害され、犯人の行方を追いはじめます。しかし「ジョーイ」には悪い噂があったため同僚たちの協力を得られず、捜査は難航します。
「ジョーイ」が撮影した写真に写っていた謎の美女を手がかりに捜査を進める「スコッティ」でしたが、次第に深い闇の中へと迷い込んでいき、やがて驚くべき事実にたどり着きます。
謎の美女「イザベル」役に『ノック・ノック』(2015年・監督: イーライ・ロス)でも<キアヌ・リーブス>と共演した<アナ・デ・アルマス>が演じ、その他の共演に『誘惑のアフロディーテ』(1995年・監督: ウディ・アレン)の<ミラ・ソルビノ>が出演しています。監督は、<デクラン・デイル>が務めています。
新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(2016年7月16日~8月19日)上映作品です。
これまでにも何度か映像化されてきた<江戸川乱歩>の名作『屋根裏の散歩者』を、同じく乱歩原作のエロティックサスペンス『失恋殺人』(2010年) ・ 『D坂の殺人事件』(2015年)を手がけてきた<窪田将治>監督が新たに映画化しています。
『ちょっとかわいいアイアンメイデン』(2014年・監督: 吉田 浩太)の<木嶋のりこ>と『甘い鞭』(2013年・監督: 石井 隆)の<間宮夕貴>がダブル主演を務め、フルヌードの大胆なベッドシーンにも挑戦しています。名探偵「明智小五郎」(草野康太)のもとに、大病院の令嬢「黒木直子」(間宮夕貴)から婚約者の「遠藤」の浮気調査をしてほしいとの依頼が舞い込みます。「明智」の妻で助手の「松代」は「遠藤」の身辺調査を開始し、「遠藤」が同じ下宿の東栄館に暮らす女子大生「大内照子」(木嶋のりこ)と肉体関係にあることを突き止めます。
一方、東栄館に住む心に傷を負った青年「郷田三郎」(河合龍之介)は、下宿の屋根裏に忍び込み、天井の穴から他人の生活を覗き込むことに楽しみを見い出していました。
l<新・古着屋総兵衛>シリーズとして、『異国の影』に次ぐ第11巻目が本書です。
文化二年の正月も、平穏な中幕を開けましたが、一年振りに帰国した<信一郎>と<おりん>の祝言と新居話、次の貿易航海に向けての宣団長の人選に苦慮している最中、武州・上州など関八州の田畑が荒れ、無宿者が増えているとの情報で、<影>からの命令で、さっそく総兵衛は、上州高崎へと向かいます。
実情偵察で賭博場に足を向けた総兵衛は、用心棒として異国の者が付いているのに驚きます。
問題が大きくならないうちに芽を摘む、総兵衛一行でした。
テレビシリーズ『ゴシップガール』の、ブレイク・ライブリー>が人食いサメと対峙するサーファーを演じるサバイバルアクション『ロスト・バケーション』が、2016年7月23日より全国で公開されます。
監督は『フライト・ゲーム』(2014年)の<ジャウム・コレット=セラ>が務めています。
サーファーで医者の「ナンシー」は、休暇で秘境のビーチにやって来ました。時を忘れ、日が暮れるまでサーフィンを楽しんだ「ナンシー」は、海中で突然何かに攻撃され、足を負傷してしまいます。なんとか近くの岩場にたどり着いた「ナンシー」は、岩の周囲を旋回するどう猛で危険なサメが自分を狙っていることに気がつきます。
岩場から海岸までの距離はわずか200メートルですが、時間とともに潮が満ち、海面が上昇。足下の岩場が沈むまでの時間は、わずか100分しか残っていませんでした。
味気ない病院食が続く中、できのいい娘が差しいれてくれました、「ミニヒレかつバーガー」(237円)です。
神戸大丸の地下食品街にあります「まい泉」ですが、一介の主婦<小出千代子>が、1965(昭和40)年に東京にて創立したとんかつ・揚げ物で有名なお店のバーガーだけにうれしかったです。
胡麻のかかったバンズに柔らかいヒレかつとソースを挟み込んでいて、小ぶりながらしっかりとした味わい、おいしくいただきました。
<壇蜜>主演の『私の奴隷になりなさい』(2012年)を手がけた<亀井亨>監督が、愛し合う2人の女性の激情や奈落へと転落していく様を描いた『アルビノ』が、2016年7月23日より全国で公開されます。
配管工会社に勤める「屋島」は、自身が女であるということに違和感を抱えたまま生きていました。そんなある日、仕事である家を訪ねた「屋島」は、その家の若い娘「九」の粘りつくような視線に気付きます。視線を絡め合い、体が触れ合った2人は、それをきっかけに激しく互いを求めるようになっていきます。「九」と肉体を重ねることで、初めて自分の中の「女」を受け入れることができた「屋島」でしたが、ほどなくして「九」と「九」の父親の見てはならない場面を目撃してしまいます。
「屋島」役に<不二子>、「九」役に<真上さつき>が扮しています。
<新古着屋総兵衛>シリーズも、前作の
『たそがれ歌麿』 に次ぐ、十巻目が本書です。
このシリーズもどこまで巻を伸ばすのか、気になるところですが、本巻も総兵衛の身の回りに次々と新しい展開が繰り広げられます。
深浦の舟隠しを監視していたおこもの<忠吉>から、松前藩とイギリス海軍測量船がちょうさをしているという連絡が入ります。
また、「だいなごん」を巡る幕府鉄砲玉薬奉行井上家の暗躍に目を光らせ。イマサカ号と大黒丸が1年ぶりに外航路唐帰還、無事に戻った<信一郎>と<おりん>が挙式をあげるとともに、新居の建設がはじまりました。
文化元年、二度目の古着大市は滞りなく開催されたようです。
これまで数々の短編作品を発表し、国内外の映画祭で高評価を得てきた<手塚悟>監督の長編デビュー作『Every Day』が、2016年7月23日より全国で公開されます。
音楽家<haruka nakamura>(34)の楽曲『every day』に着想を得た<手塚監>督のオリジナル脚本作品で、何気ない日々の積み重ねの中で人が何を思い、生きるのかをテーマに描いています。
ある朝、「晴之」の目の前に、交通事故で昏睡状態になったままのはずの恋人「咲」が現れます。「咲」は「1週間だけ時間をもらった」と言います。
主演は劇団「ヨーロッパ企画」の俳優<永野宗典>(38)、共演に映画やCM、舞台等で活躍する<山本真由美>(32)。作品誕生のきっかけとなった<haruka nakamura>が音楽を担当しています。
お笑いのせかいだけでなく、今や映画監督としての知名度の高い著者ですが、毒舌家としても一流だと思います。
芸人としての日常は、弟子である<水道橋博士>が、取り蒔きの弟子たちを含め
『芸人春秋』 に詳しく描かれています。
一般人が打言えばヒンシュクを買いそうなことを、自由気ままに一刀両断に切り捨てて持論を展開、開き直った彼の人生論が楽しめました。
ひょんなことから悪魔を召喚してしまったヘビメタ少年たちの壮絶な戦いを、ゴア描写満載で描いたニュージーランド製スプラッターホラー『デビルズ・メタル』が、2016年7月22日より全国で公開されます。
田舎町に引っ越してきた冴えない少年「ブロディ」は新しい環境になじめずにいましたが、大好きなヘビーメタルを通じて同年代の少年「ザック」と親しくなり、バンドを結成することになります。
ある日、敬愛するメタルスターの隠れ家を偶然にも発見した「ブロディ」たちは、不思議な力を持つという楽譜を譲り受けますが、その楽譜は、古代の邪悪な悪魔を呼び出すものでした。
『アベンジャーズ』 ・ 『ホビット』シリーズなどに特殊効果で参加した<ジェイソン・レイ・ハウデン>が長編初監督を務めています。
新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(2016年7月16日~8月19日)上映作品です。
l転校生の<修司>は、風変わりな司書<馬渡>に、奇妙な「霊感検定試験」を受けさせられ、三級の認定を受けます。バイト代が必要な<修司>は、<馬渡>の高額なバイト代に魅かれ霊感に関する事件にかかわるようになっていきます。
霊感のある高校生を中心として成仏できない女子高生たちを救おうと、彼らの活躍を中心に、思わない難事件にも遭遇、帯の宣伝文句にあるように「癒し系青春ホラー」が楽しめた一冊でした。
『イカとクジラ』(2005年)・
『フランシス・ハ』(2012年)の<ノア・バームバック>監督が、ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、世代の異なる2組のカップルの交流と友情を描いたハートフルコメディ『ヤング・アダルト・ニューヨーク』が、2016年7月22日に公開されます。
8年間も新作が完成していないドキュメンタリー映画監督の「ジョシュ」と、妻の「コーネリア」。40代になり、人生にも夫婦にも何かが欠けていると感じるようになったある日、「ジェイミー」と「ダービー」という20代のカップルと知り合います。時代に乗り遅れたくないとSNSに縛られる日々を送る自分たちに比べ、自由でクリエイティブに生き、レトロなカルチャーを愛する若い2人に刺激を受けた「ジョシュ」と「コーネリア」は、再び活力を取り戻していきますが。
ミドルエイジの夫婦を演じる<ベン・スティラー>&<ナオミ・ワッツ>と、20代のカップルを演じる<アダム・ドライバー>&<アマンダ・セイフライド>が共演しています。
巨大地震と津波、そして福島第一原子力発電所の事故をもたらした東日本大震災が起きた2011年3月11日からの5日間を、原発事故の真相を追う東京中央新聞記者「鍋島」(北村有起哉)を中心に、当時の政権や官邸内部、東京や福島で暮らす市井の人の姿を対比させて描いた『太陽の蓋』が、2016年7月16日より全国で公開されます。
2011年3月11日午後2時46分。東日本大震災が発生し、福島第一原発は全電源喪失という事態に陥いりました。冷却装置を失った原子炉は温度が上がり続け、チェルノブイリに匹敵する最悪の事態が迫っていました。
想定外の状況と情報不足で官邸は混乱を極め、市民たちは故郷から避難を余儀なくされていきます。震災当時の菅内閣の政治家を全て実名で登場させ、当時の状況をリアルに再現しています。
東日本大震災から10年後となる2021年には、90分に再編集されたバージョンで再公開される予定です(2016年公開版は130分)。
『それでも夜は明ける』 (2013年・監督: スティーヴ・マックイーン)の<マイケル・ファスベンダー>と『モールス』(2010年・監督: マット・リーヴス)の<コディ・スミット=マクフィー>が共演したイギリス・ニュージーランド合作西部劇ドラマ『スロウ・ウエスト』が、2016年7月17日より全国で公開されます。
19世紀後半。スコットランド貴族の青年「ジェイ」は、姿を消した恋人「ローズ」を追って渡米し、コロラドへとやって来ます。荒くれ者に襲われて窮地に陥ったところを賞金稼ぎの男「サイラス」に救われた「ジェイ」は、「サイラス」を用心棒として雇い一緒に行動することになります。やがて、「ローズ」とローズの父の首に多額の懸賞金がかけられていることが発覚します。
サンダンス映画祭2015ワールドシネマ部門でグランプリを受賞した作品です。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(2016年7月16日~8月19日)上映作品で、監督は、<ジョン・マクリーン >が務めています。
拿捕した船が、大阪本願寺で籠城している一向宗の仲間に兵糧を届けることだと知った<景>は、陸の戦というものに興味をもち、<織田信長>軍と、泉州淡輪の海賊<七五三兵衛>たちを中心としての攻め合いに首を突っ込んでいきます。
この第二巻は、全篇戦の描写でしめられており、迫力ある戦場状況に圧倒されました。
2011年7月23日に27歳の若さで死去したイギリスの歌手<エイミー・ワインハウス>のドキュメンタリー『AMY エイミー』が、2016年7月16日より全国で公開されます、
第88回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞。2006年発売のセカンドアルバム『バック・トゥ・ブラック』は全世界で1200万枚以上を売り上げ、2008年の第50回グラミー賞では5部門を受賞するなど、世界で人気を集めた<ワインハウス>でした。
しかし、歌手として成功する一方、過激な発言などでプライベートも注目され、スキャンダルも多く報道されました。そんな<エイミー・ワインハウス>の知られざる真実を、未公開フィルムやプライベート映像も交えて映し出していきます。
監督は、<アイルトン・セナ>のドキュメンタリー『アイルトン・セナ 音速の彼方へ』(2010年)が高く評価された<アシフ・カパディア>が務めています。
著者のさくひんとしては、
『忍びの国』 ・
『のぼうの城』 など、読みやすい文体で楽しめましたので、今回も本屋大賞第1位ということで読んでみました。
瀬戸内海の島々を治め、大きな勢力を誇示する<村上武吉>の娘<景>を、主人公に据え、彼女は、男勝りで海賊働きに明け暮れ、地元では嫁のもらいてがありません。
そんな彼女が、偶然乗っ取りを仕掛けた船が、大阪本願寺に籠城する一向宗の門徒とかかわりあうことから物語は始まります。
テレビシリーズ『ウォーキング・デッド』の「マギー」役で知られる<ローレン・コーハン>主演の『ザ・ボーイ~人形少年の館』が、2016年7月17日より公開されます。
人形のベビーシッターとして雇われた女性が想像を絶する恐怖に見舞われる姿を予測不可能な展開で描いています。
過去と決別するためアメリカからイギリスにやって来た「グレタ」は、老夫婦と暮らす8歳の少年のベビーシッターを引き受けることになります。しかし、その少年「ブラームス」は、人間サイズの人形でした。
「ブラームス」を溺愛する老夫婦は、世話する際の「10のルール」を徹底して守るよう「グレタ」に言いつけ、旅行へと出かけます。やがて「グレタ」がルールを破ったことをきっかけに、人形に奇妙な現象が起こりはじめます。
共演に<ルパート・エバンス>。<ウィリアム・ブレント・ベル>が監督を務めています。
『プリズンホテル』シリーズも、本書でひとくぎりです。
個性豊かな登場人物たちのドタバタ劇でずいぶんと楽しませてくれました。
ヤクザ作家の<木戸>も、大きな賞を受賞し、母親のトラウマも解消、<花沢>支配人の息子も、フロントマンの道を歩み出す予感、大親分の秘めたせつない恋話も色を添え、楽しめたシリーズでした。
「春夏秋冬」の順番でなく、「夏・秋・冬・春」と順番を変えた心憎い計算に、してやったりという意気込みと上手さを感じます。
「サッカーの王様」として知られるブラジルの英雄で元サッカー選手の<ペレ>が、いかにして伝説の選手となっていったのかを描いた伝記映画『ペレ伝説の誕生』が、2016年7月8日より公開されます。
プロデューサーには、『ビューティフル・マインド』などで知られるハリウッドの名手<ブライアン・グレイザー>らと並び、<ペレ>本人も名を連ねています。
1950年、優勝確実と言われた自国開催のFIFAワールドカップで優勝を逃したブラジル代表。スラムで育った少年「ペレ」は、母国チームの敗退にショックを隠せない父の姿を見て、いつか自らの力でブラジルをW杯で優勝させることを誓います。
そして1958年のW杯スウェーデン大会。プロチーム入団からわずか18カ月後の17歳の「ペレ」は、当時史上最年少でのW杯出場を果たし、崩壊寸前だったブラジル代表を優勝へと導いていきます。監督は、<ジェフ・ジンバリスト>と< マイケル・ジンバリスト>が務めています。
『はじまりのうた』・『ONCE ダブリンの街角で』の<ジョン・カーニー>監督の半自伝的作品で、好きな女の子を振り向かせるためにバンドを組んだ少年の恋と友情を1980年代ブリティッシュサウンドに乗せて描いた『シング・ストリート 未来へのうた』が、2016年7月9日より全国で公開されます。
大不況にあえぐ1985年のアイルランド、ダブリンで、14歳の少年「コナー」(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)は、父親が失業したために荒れた公立校に転校させられてしまいます。
さらに家では両親のケンカが絶えず、家庭は崩壊の危機に陥っていました。最悪な日々を送る「コナー」にとって唯一の楽しみは、音楽マニアの兄と一緒に隣国ロンドンのミュージックビデオをテレビで見ることでした。
そんなある日、街で見かけた少女「ラフィナ」(ルーシー・ボーイントン)の大人びた魅力に心を奪われた「コナー」は、自分のバンドのPVに出演しないかと「ラフィナ」を誘ってしまいます。慌ててバンドを結成した「コナー」は、ロンドンの音楽シーンを驚かせるPVを作るべく猛特訓を開始するのでした。
夏の終わりに非公認教習所に通うハメになった大学生とヤクザの組員が、教習所に集ういわくつきの人々とともに過ごしたひと夏を描いた<真造圭伍>による同名コミックを、<野村周平>と<賀来賢人>の主演で映画化した『森山中教習所』が、2016年7月9日より公開されます。
ある日、免許を取ろうと思い立った大学生の「佐藤清高」は、ヤクザの「轟木」が運転する車にひかれてしまいます。「轟木」が無免許運転だったため、事件抹消のために組長を乗せた車にそのまま引きずり込まれた「清高」が連れていかれた先は、非公認の教習所でした。
さらに、そこで「清高」と「轟木」が高校の同級生であったことが判明します。
マイペースな大学生「清高」役に<野村周平>、クールなヤクザ「轟木」役に<賀来賢人>が演じ、<岸井ゆきの>、<光石研>、<麻生久美子>らが共演しています。監督は<豊島圭介>が務めています。
第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞した<櫛木理宇>の同名小説を、<中山優馬>主演で実写映画化した青春オカルトミステリー『ホーンテッド・キャンパス』が、2016年7月2日より全国で公開されます。
怖がりなのに幽霊が見えてしまう青年「八神森司」は、一浪して大学に入り、そこで高校時代に片思いしていた後輩「こよみ」と再会を果たします。憧れのキャンパスライフに期待をふくらませる「森司」でしたが、成りゆきから「こよみ」と一緒にオカルト研究会に入ることになります。
ひと癖もふた癖もあるメンバーが集まるオカルト研究会には、謎の怪奇現象に悩む人々が次から次へと訪れてきます。「森司」は仲間たちと共に、呪われたキャンパスの謎を解くべく奔走します。
<中山優馬>は映画初出演で主演を務め、主題歌も担当。「こよみ」役に『劇場霊』(2015年・監督: 中田 秀夫)で映画主演を務めた「AKB48」の<島崎遥香>が扮するほか、オカルト研究会の個性的な仲間たちにも『黒執事』(2014年・監督: 大谷 健太郎、 さとう けいいち)の<大野拓朗>、『リアル鬼ごっこ』(2015年・監督: 園子温)の<高橋メアリージュン>、「ジャニーズJr.」の<安井謙太郎>らが出演しています。 脚本は、<徳尾浩司>が担当。監督は、<竹本聡志>が務めています。
『プリズンホテル1(夏)』 の続編です。
当日の予約を見てエリートフロントマンの<花沢>は、驚きます。ヤクザ仲間の大曾根一家と、安いというだけで宿泊を決めた酒癖の悪い警視庁青山警察署一行と重なっていました。
それにもまして、売れない旅回りの元アイドルとそ愛人が宿泊です。
悪い<花沢>のよかんどおり、笑いと涙のドタバタ劇がたのしめる内容です。
牧師でもあり映画製作者としても活躍する<アレックス・ケンドリック>が弟<スティーブン・ケンドリック>とともに手がけたヒューマンドラマ『祈りのちから』が、海外では先行して2015年11月27日にj公開されていますが、日本では2016年7月9日から全国で公開されます。
老婆「クララ」(カレン・アバクロンビン)は家を売却するため、不動産業者の「エリザベス」(プリシラ・シャイラー)を呼びます。「エリザベス」は夫「トニー」(Tー.C.ストーリングス)や幼い娘と幸せな毎日を送っているかに見えましたが、実は彼ら家族はある問題を抱えていました。
その問題に気づいた「クララ」は、祈りの部屋として使用している自宅のウォークインクローゼットに「エリザベス」を案内します。「クララ」から勧められ渋々ながらも祈りはじめる「エリザベス」でしたが、祈り続けるうちに不思議な出来事が起きはじめます。
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